ガリぞうが稼働できなかった3ヶ月。コロナ自粛期間中の出来事【収支日記#9】

ガリぞう プロフィール

北海道出身のパチスロライター兼パチスロ生活者。パチスロについての自作サイト運営から、漫画原作者およびライターに。漫画「プロスロ」は16年の長期連載。現在は実稼動経験と豊富すぎる知識に基づく勝ち方、打ち方で魅せる動画で多くの支持を集める。特にジャグラーに関して圧倒的なノウハウを持つ「ジャグ神」

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https://twitter.com/garizo2

順当に進めるなら今週は二月末から三月頭にかけての実戦記になります……が、皆様ご存知の通り世の中はコロナ禍による自粛化が進み、3月からは稼働もできない状況になっていきました。

 

先週の収支日記の記事でも書いた、マイジャグラー4の推定高設定を打った三日後。我が北海道では独自の緊急事態宣言が発令され、同時に私の稼働自粛生活も始まりました。その後、私のパチスロ生活で最も稼働しない三ヶ月が過ぎ、再びパチスロに触れ始めたのは6月10日から。その間はほぼパチスロライターとしての活動のみでした。

 

と言う訳で、約三ヶ月間も稼働できていなかったので、しばらく実戦記を書けません。今週から一ヶ月間の「ガリぞうの収支日記」は番外編として、今週は自粛期間中の出来事や活動・雑感についてお話していきます。

 

 

自粛期間中の出来事その1.業界を襲ったバッシング

 

4月半ばほどからパチンコ業界全体が激しいバッシングを浴びました。他業種が営業し続けている中、業界全体の98%以上にも昇るほど自粛率の高いパチンコだけが何故か激しいバッシングを受け、心を痛めた方も多いと思います。

 

偏向報道や魔女狩りとも呼べる不当なバッシングを止める策はないかと考え、営業自粛中の店舗を車窓から写真に撮り、自らのコラムに掲載して自粛率の高さを訴えたりしていました。また、店舗のみならず三名のホール経営者に取材もしてみたり。自粛に前向きだったAさん、偏向報道に巻き込まれてしまったBさん、自粛前に見切りをつけ廃業してしまったCさんと三者三様で、とても有意義な取材だったように思います。

(Aさんについては当ななプレスでも「営業自粛店舗を直撃取材」のタイトルで掲載して頂きました。)

 

「国全体に広がる不安やストレスを拭う悪役が必要だった」と言われる方もいます。確かにホール経営者達への取材の中で私もそう感じたりもしました。とある経営者さんへの取材では「開店前の並び時のソーシャルディスタンス用に工事現場で使われるコーンやポールを店舗の周囲に置いていたら、『自粛中と見せかけて営業している』と新聞社のネット記事で偏向報道された」と言う話を聞きました。すぐに経営者が新聞社にクレームを出して記事は削除されましたが、未だに謝罪文は掲載されていないようです。

 

ホール側の善意の行動が曲解され悪意で報道されてしまう事例を見ても、確かに悪役を担う事で一般市民の不安は多少緩和されたのかもしれません。ただ、こうしたバッシングが正しかった等とは微塵も思いませんし、こうした業界イジメが許される世の中には一切納得もしてません。

 

ただ、こうしたバッシングが起きた事で業界を守るべく取材記事を書きたいという気になれましたし、経営者達に聞かなければ知り得られない話も多く、良かった点もあるのかなと思っています。特に業界関係者のお子さん達がツラい思いをしている話(取材記事参照)は経営者本人に聞かなければ分かりませんでしたし、想像するだけで心が痛みました。未来ある子ども達には負い目を感じず育って欲しいですし、批判の刃が何処かで子供達を傷つけていないか一考できる世の中であって欲しいと切に願います。

 

 

自粛期間中の出来事その2.リモートブーム

 

ステイホームの名の下、外出自粛の空気感が四月・五月と二ヶ月ほど続きました。4月16日に全国に発令された緊急事態宣言が5月25日まで続き、ほぼ全てのパチンコ屋が営業を自粛していた期間は皆様の記憶にも新しい所かと思います。

 

巷ではインターネットを通じた交流が進み、一般社会でも会議がリモートで行われ、パチスロライターさん達にも各種ツールでの生配信ブームが広がりました。情勢がそうさせたのかwebカメラが高騰し、何処の電機屋へ行っても売り切れという事態が起きました。かく言う私も自粛期間中はYouTube Liveの生配信をしたり、営業自粛中のパチスロバーにある実機で四号機の試打動画を撮ったりしていました。

 

生配信についての内情を話すと、私を含む多くのライターさん達は、ノーギャラないし格安で出演されていた方が多かったようです。また、一般企業の厳しい業績もあってか、YouTubeの広告料も下がったようです。これは人により違いがあるのかもしれませんが、少なくとも1.4万人前後の登録者数がいる私のYouTubeアカウントでは、四月・五月と何度か生配信して数本の動画も上げて各3万~5万の視聴数を頂いても、アイムの5を一日打った方が儲かる程度の広告料(/月)しか入りませんでした。

 

とてもじゃありませんがこれで生活できるとは思えませんし、生配信でギャラを支払う各媒体も相当厳しかったんじゃないかと思われます。

 

このご時世、楽に過ごせている方など一握りでしょう。稼働もままならない私だって同じです。経済に未曽有の大打撃を与えた疫病が少しでも早く終息する事を心から祈っています。

 

 

自粛期間中の出来事その3.ホールの感染拡大防止対策

 

自粛明け後に私が確認した感染拡大防止対策の意識レベルでは、圧倒的にパチンコ屋さんが高いように感じています。これは決して身内びいきじゃなく、です。中でも、いちユーザーとして関心した感染拡大防止案や、こういう事態だからこそ気付けた対策手段を箇条書きにしていきますので、皆様も気に留めて頂けたら幸いです。

 

 

1.開店前のケア

 

入場抽選を受ける為の並び中、入念なまでのケアをされているホールがありました。

 

まず、私の前に並んでいた方がマスクを着用していなかったのですが、店員さんが近寄ってきて「マスク着用されていない方は抽選を受けられません」と伝えていました。するとその客は、行列から外に出て車に戻り、マスクを着用して戻ってきました。最初から着けてこいよと思う方も多いでしょうけど、これは店員さんが伝えくれたからこそ円滑に進んだ好例だと思います。客同士では言いにくいでしょうし、揉め事の発端にもなりかねないので、これは店側の素晴らしい対応だったと思います。

 

そして、抽選後の再整列時には、並んでいる方の抽選券の確認と合わせ、店員さんが一人一人の手にアルコールでスプレー消毒し、検温もされていました。前述のマスクの事例からも、発熱者は強制退場なのでしょう。

 

こうした店側の一連の徹底している姿を見せる事で、入場前の客達に安心感を与えられていると感じました。皆様の通うホールにも提案してみては如何でしょうか。

 

 

2.ボリュームとジェスチャー

 

パチスロ台のボリュームの基準値が下げられている店も見受けられました。最初は何故だろうと不思議に思っていましたが、店内がうるさくなければ声を張らずとも会話できるようになり、間接的に感染拡大防止対策になっていると知った時にはなるほどと思いました。確かに店内が静かであれば大声を出さずとも会話ができるし、それだけ飛沫の拡散を防げるのかもしれません。これを理解してか、意識的にボリュームを下げて遊技するユーザーさんも増えたように思います。

 

また、ボリュームを最小にしても大きな音が鳴ってしまう機種もあるので、店内がうるさくて会話できない場合もありますが、自粛明け後に打ちに行って気付いた事がありました。パチンコ・パチスロユーザーって、元々ジェスチャーでの意思疎通が多いですよね。

 

『箸でご飯を掻っ込む手振り、もしくは両手でタイムのTを作る』

食事休憩を店員に伝える

 

『店員が出玉を流す際、客に向かって両手の親指と人差し指で四角を作って見せる』

会員カードの所持確認

 

『店員を呼び、両手でバツを見せる』

ヤメるので出玉を流したい意思表示

 

会話が感染拡大の原因である事は周知の事実であり、こうしてボリュームを下げたりジェスチャーが多いと声を張っての会話も減り、間接的に防止策がとられているとも言えます。全国のホール様におかれましては、ボリュームの低下とジェスチャーの徹底を推奨します。

 

 

3.換気・手洗いの恒常化

 

元々、ほぼ全てのパチンコ屋は今年三月までタバコが吸える環境だった為、10分・15分おきの換気が当たり前でしたし、設備も整っているホールが多いです。こうしたハイペースでの換気が恒常化している環境はパチンコ屋くらいなんじゃないでしょうか。また、玉やコインは決して清潔と言えず、終日打つと手が真っ黒になる事もあるので、稼働中は必然と定期的に手を洗う習慣があります。こうして感染拡大防止に必要不可欠な換気や手洗いが元々恒常化している点も、パチンコ屋でクラスターが発生していない理由の一つなのかもしれません。

 

 

4.批判慣れ

 

夜の街やカラオケボックス等、クラスターが発生しても名前は出されませんが、感染報告のないパチンコ屋は実名で晒し上げられ近隣住民からのクレームに追われてしまうと嘆く経営者もいらっしゃいました。「だったら夜の街やカラオケボックスも晒してほしい」とは微塵も思いませんが、こうして実例から見た危険度と矛盾するバッシングを受け慣れているからこそ過敏になれているとは思います。アルコール消毒の徹底ぶりや各台を遮る飛沫感染防止用のアクリル板設置といった、どんな業種にも勝る準備の早さも普段から批判慣れしているからこそ動けたようにも思えます。

 

「ただでさえ批判されやすい業界なのだから」という意識が先立っての過敏対策なのかもしれません。しかし、理由が何であれ「クラスターを絶対に発生させてはならない」という意識は間違いなく正義であり、この業界における現状の徹底ぶりを誇りに思います。

 

以上、今週は番外編その1として、自粛期間中の出来事や活動・雑感についてお話ししました。自粛気味の生活は今も続いているので、これまでのような収支日記に戻せるまでの間、番外編にお付き合い頂ければ幸いです。

 

来週は私のパチスロライター生活においての珍しいお仕事をいくつか振り返ってみます。履歴書を一度も書く事なく21年間続けてきた異端なパチスロライターが、細かくは語ってこなかったニッチなお仕事をいくつかお話します。おそらく他に例が少ないだろう案件ばかりです。お楽しみに。

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