ガリぞうが本気で1週間立ち回ったら6600枚勝ちました【収支日記#47：2021年2月16日(火)～2月22日(月)】 (1/3)

今週の収支日記は、2月16日～2月22日の1週間です。ようやく腰痛も回復し、普段通りの稼働時間を取れるようになってきました。せっかく久しぶりの稼働過多な時期なので、しばらく見られなかった3本の実戦記をあげてみます。まず動画では見られない現場での私本来の立ち回りをギッシリ書いてあります。今週も長いので、お時間のある時に読み進める事をオススメします。

2月18日：本分

【本分】

その人として本来尽くすべき責務。

「学生の ―― をわきまえる」

皆様の本分とは何でしょうか。当然ながら人によっても違いますし、同じ立場でも考え方によって変わってくると思います。同じ会社・同じ部署に勤める方同士でも、「私の責務は会社の営利」と答える方もいれば、「何より夫として父としての責務を果たしてから」と考える方もいるでしょう。

パチスロライターや演者の方であっても本分と捉える対象は人により様々だと思われます。一般的には「パチスロの機種知識」と思われがちですが、それだけで商品価値として成就しきれない方はたくさんいます。人によっては「見た目の良さ」が最たる長所だったり、「面白さ」が武器だったり、「文才」が卓越していたり、「目押し技術」で勝負している方もいます。

私自身を客観的に見るならば、やはり「現場感」だと思います。昔から文才がなく、見た目も酷く、喋りも下手で面白味もない私が22年間パチスロライターという商品でいられているのも「現場感」の一点突破を続けてきたからだと思っています。今回は、そんな自分を見失いかけていた日の実戦記です。

今日の予定は通い慣れた某A店で調査実戦です。下見さえしておけば変更を見抜けるA店が最近は微妙な状況という話は先週までにも書いてきました。このA店が状況的に厳しくなったのか、打つべき日が変わった事に私が気付けていないだけなのか。まずは、その答えを知る為の実戦です。

今日のA店は新台入替初日。導入台は青鬼とバジリスク3だそうです。

いつも通り下見をしておき、朝イチも開店5分前に到着して先客ゼロを確認。勝負の準備は整いました。

入店してまずは変更状況をチェック。どうやら今日はアイムジャグラーEX-TPに1台、マイジャグラー3に2台の変更があり、それ以外は据え置きのようです。私が知る限り新台入替当日はART機のシマにも1台2台の高設定は存在していたのですが、やはり状況が悪化したのでしょうか。いや、新台初日の台なら変更は見抜けないので、そこに高設定が入っているのかもしれない？と言う訳で、まずは青鬼に着席。

1回じゃ確信は持てませんが、少なくとも設定6の可能性は薄くなりました。正解台は設定6の店で6を否定されて打ち続けるのも厳しいので、次はバジ3に行ってみましょう。

打ち始めて早々に当たったチャンスゾーンが駿府城とは。さすがに期待してしまいます。

しかし、その後はモード移行的な優遇が全く見られず、弱チェもひけず投資もかさみ、貯玉1000枚と18K(900枚)を失った所でヤメ。変更の確認を取れていない台を追って駄目なのだから、やはり正解への最短距離は変更台と見て良いんじゃないでしょうか。だとしたら、何故に打つべき日のハズの今日、ART機に変更台が1台もないのでしょう。

……あっ、なるほど。

前日から高設定が入っていての据え置きという事でしょうか。ならば、昨日もありそうなデータを探してみます。

ありました。

前日、直撃ラッシュを1回ひいていて、ボーナス当選4回とも300を超えていないまどか新編が。

※BIG後は「BIG.推定モード(台詞)」。

モード選択率は優秀なのですが、スイカ+チャンスゾーンが極悪で18回ひいてゼロ。加えてボーナス終了時の台詞も「なぎさは～」が6回中3回も出現していて弱すぎです(設定6の選択率は20.3%)。今も正解が設定6なのだとしたら、きっとこの台はハズレです。

ここで確信を持ちました。

やはりA店は相変わらず「変更台は下げた1or2か、上げた6か」の2択なのでしょう。ここ何度かの実戦で変更台が少なすぎたのは、打つべき日を私が見誤っていて今日は「ジャグラーにしか高設定を入れられない日」なのでしょう。

ならば、今日の変更台と思われるマイ3の2台とアイムEX-TPの1台は前日の死亡台ですし、まず間違いなく正解台です。マイ3の1台は動いていて、現在1600G・BIG=9・REG=9と絶好調。

そりゃそうでしょう、この店の正解台は6なのですから。

もう2台は空いていて、アイムEX-TPは738G・BIG=4・REG=3。

マイ3は1922G・BIG=6・REG=8。

どちらを打とうか考えること1分強。来月から再開される収録案件の為に勉強しておこうと、未だ実戦経験の少ないアイムEX-TPに着席です。

※*印はチェリー重複、#はレアチェリー重複の意。

アイムEX-TPでは自身初の中段チェリーの写真も捉えて気分良く打っていましたが、ここで我に返ります。

当たり台は設定6だと分かっている店で私は何をやっているのでしょうか。何故に私は設定6で111%超のマイジャグラー3じゃなく、107%のアイムEX-TPを打っているのでしょうか。私の本分は日々のパチスロで稼いで生活する事であり、パチスロライター業は片手間にしておきたいと常日頃から言っているのに、稼ぎの額を下げてまで「ライター業の為に勉強しておきたい」とは本末転倒です。しかも56Kも負けている状態で尚ライター業を意識するとか、自分で自分が情けなくなります。危うく自分を見失う所でした。

幸い空席のまま残ってくれていたマイ3に移動です。残り時間はパチスロライターである事を忘れ、せめて投資分の幾ばくかを回収すべくブン回すのみ。

夜22時ちょうどまで粘ってヤメ。

閉店まで45分も残してマイジャグ3の設定6を捨てるのは痛いですが、明日稼働予定の某B店の下見は必須なので、ここは泣く泣くヤメておきます。

出玉を流すと3087枚。投資が深かっただけに交換率も含めると負けていますが、まさかまさかの差枚数プラスで実戦を終了です。

最後にデータを取り、

「終了。明日行く予定の店を下見して下道で帰るので24時前後に帰宅予定です。」

と嫁にLINEを入れて退店。明日の稼働予定店の下見も無事に終えて帰路につきました。

誰にでも得手不得手があって当然であり、私の勝負スキルは「現場感」の一点のみ。パチスロライター業が二の次だと思えているからこそ見える事・出来る事を決して忘れず、これからも自らの「本分」に邁進していきたいです。