ガリぞうが考える正しいヤメ時とは?新コーナー「パチスロ一問百答」スタート【収支日記#68】 (1/3)
突然ですが今回は番外編です。各番組の収録と公開時期のタイムラグがこの記事配信のペースに追いつかない為、今週からしばらくの間、収支日記は番外編とさせて頂きます。項目は「5号機ヒストリー」、「収録ヒストリー」、「一問百答」の3本立てです。何れも喜んでもらえるよう進めていきますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。
5号機ヒストリー 『アクア・ハピジャグ』
もうすぐ5号機の時代が終わり、全ての設置機種が6号機へと変わります。そこで、私が打ち込んできた5号機達の思い出と、6号機でも流用してほしい面白い部分を振り返ってみたいと思います。題して5号機ヒストリー。皆様も当時を思い出しながら読み進めてみてください。
アクアビーナス(平和)
メーカーは違いますが、ハナ系にも似た先告知機種として5号機初期に登場したノーマルタイプです。私が知る限りは5号機で最初の「設定1でも100%系」としてポピュラーになった機種という記憶があります。先告知でハナが光ればボーナスという、今では某メーカーに怒られそうな機種ですが、その仕様は他機種と一線を画していました。ボーナスの主な当選契機はリプレイ重複。しかもボーナスが成立するとリプレイ確率が上がるので、通常時に約1/7.3で揃うリプレイの連続がアツい機種でした。
リプレイが揃う度、「ぽよん」・「ぽぷよん」と音が鳴り、連なるほどに期待感が増します。この音が3連・4連と続くと高音で期待感を煽り、リプ連からレバーONでの爽快すぎる告知音……あれは気持ち良かったです。ちょうどこの頃はネトゲ廃人から復活しかけの頃だったので、仕様的にもスペック的にも打ち手に優しい機種の登場はありがたかった記憶があります。
私が通っていた店では、不定期で「武蔵vs小次郎」というイベントを行っていて、アクアが良く武蔵の対象機種になっていました。武蔵も小次郎も設定示唆の暗喩で、武蔵は全台634、小次郎は全台526。つまり、良く武蔵対象になっていたアクアは全台設定3or4or6という意味になります。設定1でも100%系ですし競争率も低かったので、他であぶれた時の保険として重宝した記憶があります。BIG中のハズレ(設定1~6=1/1192~1/400)も割りと見られたのでガチだったと今でも信じています。
一度~二度リプレイが揃うと私は良く中押ししていました。リプレイが揃った次レバーONでも光らないと既にそのゲームでは当たらないのですが、何かしら小役が揃えば話は別。中押しで枠上~上段に7を狙い、その7が上段に止まればベルorリプレイなので、ボーナス告知されてなくとも1リールで次ゲームに期待感を持ち越せる事が確定します。
また、これも有名な話ですが、チェリー成立時はクレオフ告知チャンスでもありました。チェリー成立は1/655と低確率ながら約1/4でボーナス重複(しかもBIG確定)です。このチェリー成立ゲームでボーナスが重複している場合、クレオフにすると告知が発生するという裏技(?)がありました。告知が入れば1BETにできるのでほんの少しオトクという技でもあります。
可能ならばアクアビーナス2として純正復刻を、難しければせめてリプ重複主体のノーマルタイプを6号機でも希望します。
ハッピージャグラーV(北電子)
5号機ジャグラーシリーズの中では唯一の配列が他と全く違うジャグラーとして登場した「ラブリージャグラー」の意志を継いだ(と個人的には思っている)ジャグラーです。
登場は2010年。自身の時代背景と照らし合わせるなら、ちょうどネトゲ廃人から復活した頃で、4号機時代の一機種をとことんまで突き詰めるスタイルに戻りつつあった頃です。同じ機種ばかりを打ち込むスタイルは、このハッピージャグラーにも適用されました。ちょうど当時関わらせてもらっていた携帯サイト「パチスロマニアックス」が解析をすると言うので、担当者に「1BET時のブドウ確率も解析してほしい」と希望を出していたくらいでした。
ちなみに当時は本当に解析してくれて、ハッピージャグラーの1BET時ブドウ確率は65536分母の乱数分子が2400、つまりは1/27.3でした。思い返せば「そんなニッチな情報に面倒かけさせんなよ……」と思われていたかもしれないな……申し訳なかったです。そんな深堀りっぷりは当時の私のブログを読んでも我ながらに伝わってきます。
>>ガリぞうのパチスロBlog 2011年1月9日「重複率」
ちなみに、当時このブログでも話題にしていた重複率問題は、媒体により解析数値が違う事に起因していました。発表されているチェリー確率に2種類あり、片方は全てのチェリー合算が全設定共通1/55.5。もう片方は単独チェリーが全設定共通1/55.5で、ボーナス重複チェリーには設定差がある分、高設定の方がチェリー出現率が高いという数値でした。当時は伏せていましたが、実はこの部分もマニアックスの解析班に依頼して何度も検算してもらいました。その結果、全設定共通1/55.5が正解という確信を得られていました。
初打ちは導入から1週間後くらいだったと記憶しています。初手は順押しでしたが、そのリール配列とラブリーの系譜、そして小役確率と払い出し枚数から中押しを推奨手順として各記事に書いていました。全ての小役を獲得しようとした場合、順押し・中押しだと要ビタで逆押しだと2コマ余裕になります。しかし逆押しの場合はブドウやリプレイが成立する度に中リールでピエロの目押しが求められる煩わしさがあります。高い期待値を維持したままスピーディーに打つにはと考え、中リール上段or中段に切れ目7を2コマ目押しにたどりつきました。
この手順だと中リールの7を中段に押した場合に限りピエロを取りこぼしますが、当然ながら折り込み済みです。チェリーは角停止で4枚払い出しの成立確率が1/55.5なので、1Gあたりの期待払い出し枚数は+0.072枚。ピエロは10枚払い出しで成立確率が1/655.4なので、1Gあたりの期待払い出し枚数は+0.015枚。ベルは15枚払い出しで成立確率が1/655.4なので、1Gあたりの期待払い出し枚数は+0.023枚。つまり、取りこぼしが発生する役の内、優先すべきは1位=チェリー、2位=ベル、3位=ピエロとなります。7を中段に押してしまった場合のみ優先順位の最も低いピエロを取りこぼすという、期待値ロスを最小限に留めつつスピーディーに打てるのが中押しでした。
尚、私のガラケーのSDカードに最も多く収まっている写真はハッピージャグラーです。可能なら6号機でもそのまま復刻して欲しいです。
以上です。5号機登場当初はその不遇っぷりに「3号機時代の再来」等と言われましたが、終わってみれば内容は悪くなかったように感じます。ただ慣れただけなのかもしれませんが、これもメーカーの必死の努力あっての事だったのだと思います。なんなら復刻された5号機の方が前身の4号機より面白いと思える機種も山ほど登場しましたし。そんな思い出深い5号機をヒストリーとして今後もいくつか紹介しつつ復刻ポイントも提案していきますのでお楽しみに。
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