ガリぞうが機械割104％以上確定台を捨てる理由とは！？【収支日記#70】 (2/3)

収録ヒストリー『低設定の見切りと高設定の見極め』

今週の収録ヒストリーは数ヵ月前の実戦記です。104%以上が確定した台と105%or107%の可能性が高い根拠のどちらを優先すべきか。そんな苦悩が伝われば幸いです。ではでは……。

今日は福岡県で「プロスロ13」の収録です。この法人での収録案件は多く、チェーン店舗それぞれで色が違っていて面白く感じています。

よく呼んでもらっているのは同チェーンの2店舗。某A店は意外な機種が全だったり半だったり、末尾寄せや場所寄せ、そして何日も据え置いたり等、様々な設定状況が見られて非常に面白いです。その状況から遊び心が伺えて立ち回り甲斐があります。過去にツモれた機種は、Sアイム(推定5)・アイムEX-AE(推定5)・ハナビ通(推定5)・エウレカ3(推定6)・バジリスク絆2(推定6)・ディスクアップ(推定5)。ツモれている機種のラインナップを見ても普段の強い日通りの設定状況で、特に案件寄せ・演者寄せの傾向は見られません。

そして今日伺う某B店は、勝たせる為というよりも出玉をアピールしたくて高設定を使っている印象です。例えば角から3台並びだったり、同じ末尾だったり、青鬼に設定6を使ってみたり、ハナビ通に設定Hを使ってみたりと、「この店は高設定を使っているんだ」と広く伝えたいが為に設定を扱っていると感じられます。過去にツモれた機種は、アイムEX-AE(推定5)・Sアイム(推定5,推定6)。あくまでイメージですが、他の収録来店案件を調べてみても、案件寄せ・演者寄せが見られると感じます。

今日は前回成功した末尾7番狙いで攻めてみます。前回はカドのSアイムを掘るも確信を持てない中、末尾7番が綺麗に出ていたので、夕方に死亡気味で空いたアイムEX-AEに移動しての快勝でした。加えて案件寄せ傾向も考えるに、ジャグラー含むノーマルタイプの末尾7番を狙ってみて、後は状況と相談しながら進退を決めていきます。

入場抽選は263人中94番。微妙な数字ですが、何かしらは取れると思われます。

朝10時、入店。まずはマイジャグラーのシマから入りますが、末尾7番は全て取られています。続いてハナビを確認しますが、こちらも先客。隣のシマにあるひぐらし祭2は空いていたのでこちらを確保しつつ、他シマの空き状況も確認。Sアイムやゴージャグの末尾7番は全台空席なので、そこまで狙っている人も多くないようです。過去の実戦経験からこちらの店舗の当たり台は設定5,6と思われるので、しばらくは挙動と相談しながら粘ってみます。

※1.BIG後の数字はひぐらしボーナス中ハズレ回数。

※2.ART後の数字は「ARTゲーム数.累計ARTゲーム数.累計共通ベル回数.累計ハズレ回数」。

投資1Kで早々にオヤシロボーナスを引き当て、その後も軽いゲーム数で出玉を伸ばします。そして、本日2回目の富竹ボーナス消化中、キャラ紹介で公由夏美が出現。

※引用元：【プロスロ 第88弾 前編】ガリぞうが勝利目指してガチで立ち回る1日！

設定2以上確定です。これでフル攻略なら104%以上が確定しました。ひとまずは安心して打てそうですが、引き続き設定状況の把握には努めていきましょう。

順調に出玉を伸ばし、1000枚弱程度まで増えた所でデータをまとめがてら食事休憩へ。既に設定2以上が確定していますしART中の共通9枚役確率も悪くなく(1/16)、加えて他機種の末7を見ても悪くない台が多いので、まだ追っていて良いんじゃないかと思われます。ただ、アイムで1400G・REG=1等、末7には明らかに弱い台も散見されるので、盲信して追うにはまだ怖いようにも感じます。

また、取るに足らない事なのかもしれませんが、末7じゃないバーサスのボーナス獲得枚数履歴で309を発見しました。バーサスのBIG中ハズレは設定2以上が確定するだけなので気にするようなモノじゃないのですが、これが設定5,6なのだとしたら末7じゃない狙い方も考えておく必要があります。一応、このバーサスの台番号を確認しておくと、末尾は22番台。こちらの店舗特有の「目立つところに高設定」に基づいて考えるに何かしら規則性があるとするなら、末尾ゾロ目説も頭の片隅に置いておいて良いのかもしれません。

本日6回目の富竹ボーナスを消化中、設定差特大の斜め揃いが降臨。

※引用元：【プロスロ 第88弾 前編】ガリぞうが勝利目指してガチで立ち回る1日！

斜め揃いは自身初です。設定2以上確定に加え高設定挙動まで見せられると信じてしまいたくなります。ただ、他の末7で圧倒的に設定1以下の確率を示す台が増えてきて、信じきるには足りません。末7の根拠を優先するなら私の台は設定2のようにも思えます。

加えて、同じひぐらし祭2の2つ隣の台で設定4以上確定演出が出現。台番号を確認すると、末尾11番台。ここでジャグラーの末尾ゾロ目台のデータを確認すると、ほぼ漏れなく高設定域のようです。弱い台でも精々設定1・2程度で、均せばどの機種も設定5,6の近似値になっています。圧倒的設定1以下の台も散見される末7説は、やはり全台と呼ぶに弱いと感じます。となると、やはり私の台は設定2なんじゃないでしょうか。

本日7回目の富竹ボーナスを消化後に各シマチェックしていると、Sアイムの末尾55番台の空席を発見。データは2800GでBIG=8・REG=11。しっかりREGは足りています。さぁ、究極の2択の時間です。

もしこれが収録じゃなく地元の稼働であれば選択肢は多いです。店内に知人がいるならひぐらしを譲っても良いですし、私が何でもやるタイプなら打ち子を雇って打たせても良いでしょう。嫁を呼んでアイムを打たせたって良い訳で。しかしこれは収録案件であり、日々の稼働で培った勝ち方を伝えるお仕事ですから、稼働収入よりも一般のピン稼働の人が参考になるような行動を優先したいです。ならば、ここは2択を選ばねばなりません。

末7の根拠を優先して座った台で設定2以上が確定するも、他の末7台は微妙なデータが増えてきた事。バーサスの2以上やひぐらしの4以上等、ゾロ目台には明らかなハズレが1台も見られない事。この2つから推察するに、この台移動は「104%から105%or107%に移動」の可能性がとても高いと判断しました。

このSアイムの末尾55番台を設定5,6と信じて台移動です。2以上確定のひぐらしを捨てた事実は変わらないので、例えどんなにハマろうとも心中する覚悟で回していきます。

※*はチェリー重複、#はレアチェリー重複の意。

意気揚々と打ち始めるも、出てはノマレを繰り返すSアイム。ただ、他の台は軒並み綺麗に出ているので、今さら疑う余地もありません。

しかし、ここから一向に当たらない時間に突入。ハマリが500G・600G・700Gと続き、ついには4桁(1000G)に到達。それでも「この台だけ設定5,6じゃないのでは……？」という不安よりも、「Sアイムは設定5,6でも1000Gハマるんだな」という気持ちの方が強いです。それほどにジャグラーのみならず他機種含め全てのゾロ目台の挙動が良いので安心してハマれます。

1000Gハマリ後は帳尻を合わせるかのように連打で当たり続け、気付けば本日のこの台の最高枚数で実戦を終えられました。出玉を流すと2407枚。投資は2台合わせて5千円(250枚)のみなので、+2000枚以上の浮きとなりました。

ブドウ確率も350回を超えた辺りから最後まで1/5.6前後で推移していましたし、他台のSアイムの逆算ブドウ確率を見ても末尾ゾロ目は全6に近かったと思われます。

私が捨てたひぐらし祭2はグラフがマイナス域にまで落ちてしまっていましたし、他の末7も完全に低設定だろうデータが散見されたので、やはり台移動は正解だったのかもしれません。

設定2以上が確定した時点でひぐらし祭2を終日粘る手も考えましたが、安易に満足しなかったおかげでステップアップできました。

やはりパチスロの高設定狙いにおいて、その台に高設定が使われている理由探しは大事だなと思わされた1日でした。これは全台系や末尾に限らず、例えば朝イチの変更挙動だったり店側からの示唆だったり天気や四季だったりと、様々な角度から捉えられる話です。「パチスロの高設定狙い」と真摯に向き合う事で、何か新しい事が見えてくるかもしれませんよ。

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

>>【動画】プロスロ13 第88弾【前編】

>>【動画】プロスロ13 第88弾【後編】