ガリぞうが閉店間際にハナビで追い銭した理由【収支日記#72：2021年7月13日(火)～7月19日(月)】 (1/3)

今週からは再び通常の収支日記に戻ります。期間は以前からの続きで、は7月13日～19日の1週間となります。

今回の2本の実戦記は何れも「パチスロで勝てている姿を人に見せる意味」に注視しています。何れも長文コラムになっていますので、お時間のある時にでも読み進めてみてください。

7月13日：傾向と数値の照合

パチスロで勝つ事だけが目的ならば、経験値が圧倒的な地元で稼働していた方が確実にツモりやすいですし好成績も残せます。わざわざ誰かに自らの読み筋や勝ち方をバラすなど、完全に百害あって一利なしです。自らの勝ち筋を誰にも内緒で毎日遂行するのみです。

しかし、それが収録であれば話は別です。特に「現場で培ったパチスロの勝ち方を伝える事」を生業にしている私にとっては、誰にも内緒などできるハズもありません。

「このハナビは確実に設定6だと信じているので何があろうと閉店まで粘りますが、その理由は一切教えません。」

これじゃただの勝ち自慢をする為だけに表に出ている事になってしまいます。勝てるスキルを見せ、その勝ち筋を解き、さらに自身の発信した情報を信じてもらわねば私の生業は達成できません。今回は、おそらくツモれているものの、そんな葛藤が最後まで続いた収録日の実戦記です。

今日は1年半ぶりとなる埼玉県の店舗で「プロスロ13」の収録です。

私が1年半前までに知り得たこの店の特長は、高設定を使う意味に置き換えられます。それは、使われる高設定の大半が、より多くの人に気付いてもらえるように見える事。例えば壁沿いに設置されているマイジャグラー4が全上・半上とか。円形シマのファンキージャグラーやバジリスク絆が強かったり。誰の目から見ても分かりやすいサザンアイズやバンバンクロスで設定Cを使ったり。1列20台のカド付近に設置される機種達に高設定が使われたり全台系にしてみたり。つまり、この店で高設定をツモるには、「その台に高設定が入っているとアピールになるのか」について考えてやると、必然とツモ率が高まります。

ここまで把握しているのですが、不安要素が2つあります。1つは、競争率が高いという事。私が埼玉で収録させてもらっている店舗の中では最も競争率が高いです。狙いどころがある程度決まっているだけに、抽選で弾かれると手詰まりになる場合もあります。もう1つの不安点は、今日の店舗が「プロスロ13」の収録店で唯一のマイナス収支である事。これは前述の競争率の高さに起因するところもあるのですが、何故かこの店ではツモっても結果を出せない日が多いです。こればっかりは運なので仕方ないところではありますが。

今日の本命は、まずシマのカドに1台だけ設置されているサザンアイズ。当然ながら設定C狙いです。サザンが取れなければ壁沿いのマイジャグラー4。悪くてもここは半456、良ければ全56と見ています。続いてはシマの目立つ所に設置されているバーサスで全台系狙いを。取れなければ同じくハナビの全台系狙いです。ハナビよりバーサスを優先している差はさほど大きくなく、単純に過去の個人的ツモ率の違いからです。これらも全て取れなければ、高設定が分かりやすい機種優先で目立つ所に設置されている台を狙っていきます。

という訳で本日も抽選から。並び人数174人の中、私の番号は106番。

※BIG後の数字は全て累計数で「BIG中ゲーム数.BIG中斜め風鈴回数_HC中ゲーム数.HC中ハズレ回数.HC中リプレイ回数#HG中ゲーム数.HG中ハズレ回数.HG中RTリプレイ回数」。

まだ打ち始めて間もない段階ですが、ハナビチャレンジ(HC)中、及びハナビゲーム(HG)中は優秀ながら通常時の小役がついてこず、少々不安にかられます。また、実戦しながらハナビのパネルに映る背後のバーサスのRT中をチェックしていましたが、内容がパッとしないようで不安に拍車をかけます。

こんな時は自らの読み筋の答え合わせに頼ります。席を立ち、まずはサザンアイズの状況確認。現在、BIG=0・CB=4で、今のところは設定Cっぽいです。続いてはマイ4の状況チェック。データを見る限り、半456どころか全56まで見えます。やはり最後の収録から1年半経った今も読み筋は当たらずとも遠からずなのでしょうか。再び席に戻ってハナビを続行です。

バケばかりで設定推測が進まないので、ここで一旦食事休憩に。

食事から帰ってくると、やはり私が打とうとしていた選択肢は何れも調子が良さそうです。サザンもしっかり設定C挙動でノリ打ちらしき2人が回し打ちしています。状況的には足りているので、後はRTリプ判で数字的な自信もつけられたら鬼に金棒でしょうか。

RTリプ判の数値が174G試行で1/4.41はさすがに強すぎます。ここで私はRTリプ判をヤメてこの台を高設定だと信じ、閉店までブン回す事にします。そこまで信じられる理由は以下の3つ。

・RTリプ判がここまで上側に振れて結果設定1でしたという実戦経験が私には一度もない

・私の台以外のハナビ計5台は全員漏れなくドル箱持ちになっている状況

・目立つ所に高設定を使いたがる1年半前の傾向が今も変わっていないように見える事

これらを踏まえても、おそらく私の台は高設定なのでしょう。この時点で既にどんなに負けても後悔しない自信があります。

……ただ、これが普段の稼働ならの話ですが。今日は収録日。勝てなければ高設定だと信じられない人もいれば、どんな展開であろうともBIG中ハズレが出なければ高設定だと思えない人もいるでしょう。今日は私だけが納得できれば良い稼働じゃないので、やはりプラス収支だったりBIG中ハズレという目に見えるキャッチーな絵が必要です。何れにしても今の私にできる事は回すのみ。

(以下、RT中はゲーム数のみ記載)

夜22時。総投資29Kまで追ってみるも、出玉は全てのまれてしまいました。しかも、これまでBIG中ハズレは出ず。他の数値は相変わらず全て高設定域ないし設定6以上を示していますが、ライトユーザーの方に対する説得力は持たせられないままです。せめて設定値に対する私の自信の表れを見せる為にもと、22時を回ってからも追い銭する事に。すると、追い銭1Kの総投資30Kで遅れからBIG降臨。

引用元：【プロスロ 第91弾 後編】ガリぞうが勝利目指してガチで立ち回る1日！

22時を過ぎても諦めずに挑んだ追い銭が報われました。RTリプ判により私自身は高設定を一切疑っていませんでしたが、これで観て頂いている方にも「出ないから低設定」じゃなく「高設定でも出ない事があるんだな」と信じられる方が少しは増えるハズ。

最後に各シマの状況をチェックして退店です。

流した出玉は354枚。投資は30K(1380枚)なので、約1000枚のマイナスです。「この店ではツモっても勝てない」が今日も立証されてしまいました。

こんな時、「ツモっても勝てないから何か裏があるっ！？」と考えるのは早計ですし負けに向かってしまっています。むしろパチスロで勝てる人の考え方は「高設定で負けるレアケースを経験できるほどツモれている回数が多い」です。今日は負けてしまいましたが反省点は特にないので、次回も今日同様の読み筋と粘り腰で高設定終日稼働できるように頑張ります。

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

>>【動画】プロスロ13 第91弾【前編】

>>【動画】プロスロ13 第91弾【後編】