ガリぞうが合算1/800の新ハナビを打ち切った理由とは?【収支日記#85:2021年10月12日(火)~10月18日(月)】 (2/3)
10月15日:信頼関係
当然ながらホール営業にとって客との信頼関係はとても大事だと思います。私を例に挙げるなら、信頼関係を築けていればどこまでもお金を入れますし、疑念が生まれてしまえば店に足を運ぶ事さえ激減するでしょう。
その昔、「シェイク2」を大量導入(40台)した店がありました。導入初日は12時開店の並び順入場だったので、私は2時間ほどの並びを入れてみました。20番手ほどだったので、新台初日のシェイク2は確実に取れますし、他機種の狙い台も確保できる可能性は高いでしょう。開店時間になり入場すると、ホール入り口の店員が大声で同じ言葉を連呼しています。
「本日、シェイク2が全6でーす!」
そんな事を言われたら打たざるを得ません。当たり前のようにシェイク2のシマに向かい、空いている1台をゲット。後から入場する人達も次々とシェイク2を確保し、一気に40台がフルゲートとなりました。これでフル攻略110%超を10時間ほどブン回せます。
しかし、打てども打てども出玉は伸びず、シマ全体を見ても全6感は見られません。新台で導入されたばかりの頃ですから解析も出揃っておらず、スペックにも不信を抱き始めた夕方を過ぎ。同じシマで打っていた顔見知りから驚愕の言葉を聞きました。
「今日のシェイク2、店員は全力って言ってたらしいよ。」
開店時の店員が叫んでいた言葉は「全6」じゃなく「全力」だったそうです。いやいやいや、そんな紛らわしいワードチョイスないでしょうよ。そもそも全力ってどういう意味ですかって話です。朝イチから打ちに来た人達全員に故意の紛らわしい情報を与える行為を見て、その日以来この店にはしばらく近寄らなくなりました。
勿論、この逆の話もたくさんあります。その昔、常連にのみ閉店後ないし後日に設定の答え合わせをしてくれる店がありました。我が嫁もパチスロコラムを書かせて頂いていた時期があり、その短い期間のみ私と一緒にパチスロを打っていたので、この答え合わせが可能な店へ2人で行ってきました。
私は設定に自信のある青ドン極で終日ブン回すも、+800程度のチョイ浮きで終了。嫁は設定不明の初代バジリスクで+9000枚。閉店後の答え合わせでは、私の青ドン極が設定6、嫁の初代バジリスクは設定2だったそうな。嫁の台は万枚近く出ているのだから、設定6だったと嘘をついても良いのに、わざわざ低設定だった事をバラすその正直さが信用を買いました。
その後、6号機への移行と共に店は潰れてしまいましたが、最後まで私はこの店を疑う事がなく、続行と判断できる日はどこまでもお金を入れていました。
こうして信頼関係は客の腰を重くも軽くもさせます。今回は収録案件で最も腰を重くできる、つまりは最も状況を信用できる店舗での実戦記です。
今日は福岡県南区の某A店で「プロスロ13」の収録です。A店では過去に同番組を9回撮っていて、成績は以下の通り。
過去9戦でおそらくあぶれた事はなく、トータルでも地元稼働並みの成績を残せています。数字だけを見るなら、A店は収録日に私が地元で日々狙っている店達と同等の甘さになっていると捉えられます。正直な話、どう考えても低設定しかなく朝イチの段階で店移動一択の状況でも打たざるを得ない収録店舗も存在する中、この環境で打てるA店には助けられています。店を疑う事なく信じた結果この成績を残せているので、その過程がA店で腰を重くできる一因になっています。
A店は特に取材もないので自ら調べた傾向を信じて立ち回るしかありません。その傾向も機種寄せ・場所寄せ・末尾寄せと多岐に渡るので朝イチの段階ではなかなか絞り切れませんが、私なりに自信を持てるA店での最たる読み筋は「何かしらの傾向が必ず存在すると信じられる事」です。
今日の入場抽選は211人。20スロが260台の店なので不安を覚えますが、引いた番号は20番。この店舗では初の早番です。ならば、普段のA店は後番ばかりで取れないジャグラーから行ってみます。過去に何度か機種寄せのあった初代ファンキーで、かつ過去に何度か見られた末尾5番狙いから入ります。
10時、入場。真っ直ぐジャグのシマに向かい、末尾5番のファンキーをゲット。しばらくはこの台の挙動と他ジャグの末尾5番の数字とで照らし合わせながら進退を決めていきます。
※*印はチェリー重複の意。
BIGの連打で出玉こそついてきていますが、他の数字は弱く、同じ機種(初代ファンキー)・同じ末尾(5番)共に情勢も良くありません。お腹も空いたので食事休憩でcoco壱のカレーを食べながらサイトセブンでデータと睨めっこするも、状況は好転せず。中には正解らしき台も見受けられますが、それは毎月5の付く日のジャグ寄せだからのような気もします。
他のシマを見て歩くと、どうやら現段階ではハナハナ系が強そうに見えます。特にハナハナ鳳凰は空いている2台を除き全て高設定挙動を示しています。元々A店は金曜にハナ系を強くする特長もあり、本日も金曜日。滑り込むなら今でしょうか。
ただ、コインの大きさが違うので、手持ちの出玉をそのままハナハナには移動させられません。店員さんに確認してみると、会員カードに貯玉した出玉は持ち込めるようです。自宅から2000km以上離れた店舗ではありますが、ここは会員カードを作って一旦貯玉し、ハナハナ鳳凰へ移動してみます。
まだ500G弱程度しか回していませんが、この間でシマ合算のボーナス確率が1/150前後まで一気に落ちてしまったのでここでヤメ。これは「5の付く日でジャグラーの平均設定が高い」と同様に「金曜でハナハナの平均設定が高い」というだけで、ファンキーもハナハナ鳳凰も特に機種寄せという訳じゃないように見えてきました。
ヤメた理由はもう1つあります。他で打てそうな台を発見しました。機種は新ハナビで、5台シマ中、真ん中の3台が綺麗に設定6以上で当たっていて、右端の台だけが967G・BIG=1・REG=1という極悪な数字のまま放置されています。新ハナビに高設定が入る理由のないままこの状況は、ジャグやハナハナよりも機種寄せ感が見えます。これは前述の2台より粘れそうです。
※BIG後の数字は全て累計数で「HC中ゲーム数.HC中ハズレ回数.HC中リプレイ回数#HG中ゲーム数.HG中ハズレ回数.HG中RTリプレイ回数」。
打ち始めて早々に深いハマリをくらい、前任者と合わせて1600G・BIG=1・REG=1、合成1/800にまでハメてしまいました。持ち込んだ出玉も消滅し、追い銭で10本入れています。しかし、相変わらず私以外の台は綺麗に出ていますし、横目で見ていても中身が相当良さそうです。こうした状況で「私の台だけが低設定」と思わず機種寄せを信じて立ち回ってきた結果、A店で106.3%の成績を築けてきたので、当然ながらこの極悪なデータも続行一択です。
さほど当たりが軽くなる訳でもなく、さらにはREGの連打に見舞われ再び追い銭6本。BIGを引けないと設定推測が進まない中、このREG連は正に地獄です。それでもシマ状況は絶好調。傾向を信じた結果が106.3%ですからキツいけど続行です。
これまで個人では2733Gを回し、BIG=4・REG=13。やれないアイムを打たされている気分です。消化のしんどいREGの連打にゲンナリさせられるだけじゃなく、試行は少ないながらRTリプ判も弱いので、そろそろ心が折れても良い頃合いです。それでもシマ状況は絶好調。傾向を信じた結果が106.3(以下略
夜19時を過ぎた辺りから始まったBIGの連打で出玉は一気に回復。ジャグやハナハナで入れた分も回収し、弱日当を得られたところで時間切れです。出玉を流すと1725枚。投資は18K(900枚)なので、+825枚での実戦終了となりました。
前任者と合わせて1600Gでボーナス確率1/800になった時はさすがにアウトと思っていましたが、それでも個人成績では設定5の近似値にまで回復してくれました。あまりに遅すぎましたが最後には数字もついてきてくれましたし、今日は推定5(と言うか全5)を打てたと思っておきます。
明確な取材が入っていない状態での押し引きの基準は人によって様々です。「今日はガセなんじゃないか」「今日は信じて良いんじゃないか」その判断力は過去のデータとどれだけ真摯に向き合ってきたかで決まると思います。収録案件のホールの中だとA店は個人的に百点満点に近いと思っています。こうしてホール別での信頼関係を数値化しておく事で今まで以上に上手な押し引きができるかもしれません。
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