ガリぞうが4号機ジャグラーの立ち回りから現在にいかせるポイントを模索【収支日記#102:2022年2月8日(火)~2月14日(月)】 (1/3)

ガリぞうが4号機ジャグラーの立ち回りから現在にいかせるポイントを模索【収支日記#102:2022年2月8日(火)~2月14日(月)】 eyecatch-image

2022年2/8[火]~2/14[月]収支 2/8★休日 2/13★原稿 2/14★原稿 合計 稼働日:0日

 

今週の収支日記は2月8日~14日の1週間です……と言っても完全に自宅待機の療養期間だったので、当然ながら実戦記は書けません。解熱剤で下がる程度の発熱と軽い喉の痛み以外は特に症状も出ず、ただ自宅で身体を休めるだけの1週間でした。そんな訳で大変申し訳ないのですが今週も雑感コラムの3本立てです。

 

 

2月8日:打ち手の技量

 

療養期間が明けた後の半月をどう立ち回ろうか、様々なホールデータを集める事に終始した1日でした。私の稼働成績は年を追うにつれ悪化しています。ここ数年は出張案件が多すぎるという理由もありますが、1年フルで稼働したとしても20年前ほど稼げる自信はありません。それほどに時代もホールも私の年齢さえも変わり過ぎてしまいました。

 

変わった変わらないの話で言えば、5号機最初のジャグラー登場時のポスターに書かれた文字、「ジャグラーは変わらない」は今でも忘れません。行く先に誰もが不安を抱えていた5号機初期に、ジャグラーだけは5号機になっても変わらないという強烈な安心ワードを放り込んでくれました。4号機とは適合基準が違うので全く変えずに作るには無理がありますが、それでも最大の売りとなるGOGO!ランプやリール図柄・主なゲーム性に至るまで、大筋は変わりませんでした。この名文句も相まって初代アイムは5号機最大のヒット機種となりました。

 

実際、ジャグラーが変えなかったポイントは、スペックや制御ではなくイメージだったんじゃないでしょうか。4号機からほぼ変わらない7種類の図柄がリール内に配置され、目押しによる出玉率への影響も小さく、GOGO!ランプがペカればボーナス確定という分かりやすいイメージが変わらない事による安心感を武器に今も最たる人気機種として位置づけられていると感じます。

 

しかし、変わった事もあります。それは、ジャグラーではなく、ジャグラーを打つ客層。少なくとも20年前と今とでは、ジャグラーのシマに常駐する客層が雲泥の差です。当時はジャグラーのシマで小役狙いをしている者などほぼおらず、ガックン等の変更状況やシマ合算等を気にする人も皆無でした。今は大体どの店でも小役カウンタを使ってブドウを数えたり、データ機器とスマホを照らし合わせて緻密な分析をする者も珍しくありません。客層が変われば当然のように立ち回りや押し引きの判断基準も変わってしまいます。「お前がジャグラーの客層を変えた元凶やんけ!」そう言われれば身も蓋もありませんが、じゃあ私の立ち回りはどの程度変わったのでしょうか。


20年前を知らない方も多いでしょうが、幸い私は至るところで23年ほど実戦記を書かせて頂いているので、自身の古い文献が残っています。これを読み返す事で客層の変化を把握し、新時代の6号機に向けての温故知新としてみましょう。

 

まずは某サイトの原稿から(既に閉鎖されているのでその必要もなかったのかもしれませんが、当時の会社に確認を取り転載の許可を頂いています)。原稿ファイルの更新日時が「2006年12月」ですから、今から16年前の記事のようです。初代アイムの発売が2007年ですから、まだ4号機時代の原稿と思われます。この記事を読み返し、当時との違いから何かしら今のプラスにつながるポイントを探してみます。

 


 

~~~以下、転載記事~~~

 

2006年12月 「おさらい」

 

今年も残り僅かとなりました。そこで、年末年始のジャグラー総括おさらいver.として、3週に渡って「4号機ジャグで勝つ為の全て」を要約してみたいと思います。まず今週は、数値関連と打ち方から入ります。(記載の数値は全て自作シミュレータの結果によるものです)

 

 

① スペック

 

設定値 出玉率 時給
設定1 100.14% +51円
設定2 104.48% +1613円
設定3 107.12% +2563円
設定4 111.09% +3992円
設定5 113.06% +4702円
設定6 115.50% +5580円

 

4号機ジャグラーが設定1でも浮きになるのは散々既出ですが、勿論これは通常時の小役狙いとリプレイハズシを怠らない場合であり、取りこぼしやハズシミスをする度に期待値はマイナス方向へと向かいます。

 

 

② コイン持ち

 

適当打ち
設定値 千円当りのG数
設定1 33.45G/K
設定2 33.50G/K
設定3 33.57G/K
設定4 33.61G/K
設定5 33.68G/K
設定6 33.74G/K

 

小役目押し
設定値 千円当りのG数
設定1 34.53G/K
設定2 34.69G/K
設定3 34.75G/K
設定4 34.88G/K
設定5 34.94G/K
設定6 35.09G/K

 

キッチリと通常時の目押しをする事で、どの設定値であっても1Gと少しの分、多く回る事が分かります。つまり、通常時の小役目押しは、金額にして千円当り60円程度の得という事になります。

 

 

③ 通常時の打ち方

 

まず左に「7・ベル・ブドウ」をビタ押しします。続いて右リールを適当に押し、ピエロorベルのハサミテンパイが無ければ中リールも適当に押します。ピエロorベルのハサミテンパイがあれば、中リールにも各々の役を狙います。100%全ての小役を獲得するにはコレだと役不足ですが、この簡易フル攻略と完璧打ちとでは、出率にして0.1%程度の差しかありませんので、時間効率も考えるとこの打ち方で十分と私は判断します。

 

 

④ BIG中の打ち方

 

1・2回目の小役ゲームは順押しチェリー狙いで消化します。3回目の小役ゲームは、まず中リールを適当に押して、その4種類の停止パターンで打ち分けます。

 

 

〈上段ブドウ停止の場合〉


上段受けブドウ成立or下段受けJACIN成立なので、どちらの場合であっても切れ目じゃない方の7を左枠二つ上辺りに押してやればOKです。

 

 

〈上段リプレイ停止の場合〉

 

上段受けJACIN成立or下段受けブドウ成立なので、どちらの場合であっても切れ目の7を上段付近に狙ってやればOKです。

 

 

〈中段ブドウ停止の場合〉

 

ほぼ、ブドウorハズレ(極稀にチェリー)ですので、左→右の順(←コレ大事)で適当にポチポチと押してやると勝手にブドウが揃います。

 

 

〈中段JACIN停止の場合〉

 

JACINorハズレですので、まず右を適当に止めてJACINテンパイラインによって左を打ち分けます。リプレイ上段or中段受けなら切れ目7を、下段受けなら違う方の7を左に狙いましょう。

 

以上、数値関連と打ち方だけを簡単におさらいしました。

 

~~~転載記事、終了~~~

 


 

当時の仕様を知らない方用に要約すると、

 

・4号機ジャグラーはフル攻略で設定1でも100%超
・当時は変更確認が強力な武器だった

 

でした。ガックンないし手持ち判別により設定変更が見抜けるという強力な武器が私をジャグラーで勝たせていたように思います。しかし、今はガックンによる設定変更が見抜きにくく、なにより全リセの店が圧倒的に増えたおかげで変更判別自体に効果を見られません。


また、当時は設定1でもフル攻略であれば理論上負けなかったジャグラーですが、6号機の低設定は100%を下回るので期待値的にも大きな差があります。ただ、ユーザーのスキルの向上にジャグラー側が合わせてきたと捉えるなら納得です。変わったのはジャグラーより先に打ち手のスキルなのだと。

 

続いては、前述の記事の約1年後となる某サイトの原稿です。こちらのサイトも既に閉鎖されていますが、一応当時のスタッフに転載許可を取ってあります。

 


 

~~~以下、転載記事~~~

 

2007年12月「引き出し」

 

15日、雪。季節はずれの雪で、体も財布も寒くなってホールからの帰路につく夕方。ふと昔よく通っていた店の前を通った時、「本日18時開店」の文字が目に飛び込んだ。この店の時間変則営業はアツいと昔から知っている。例えば、数年前の9時開店18時閉店の大晦日、閉店数時間前になって「実は本日全台6です!」なんてメールが届いた事も。

 

開店ギリで店内へと入り、まずは「スパイダーマン2」へ走ると、空席1台を残して若者軍団が全台押えていた。おそらく、この店での過去の全台6系を経験したノリ軍団なのだろう。しかし今日は本当に全台6なのだろうか。それが間違いなければ、この店の設置で打つべきは「おそ松くん」。それを確かめる為の立ち回りの引き出しとして、4号機ジャグラーは打ってつけ。千円投資でほぼ確実に設定変更がわかるのだから。

 

私がジャグのシマへ入っていくと、既にジャグを打っている若者たちが慌てだし、次々とカニ歩きでジャグを変判してゆく。どうやら素性が割れた模様。何も取って食う訳じゃなし、1台だけ変判かけさせてもらえば良いのに。とりあえずジャグの1台を打ってみると見事に据え置き。そうですか、今日は全台6じゃないですか。

 

この店の過去からの経験で、次に美味しい内容と言えば、「全機種に6投入」。さほど美味しそうに聞こえないが、この店なりの台の選択基準がとても簡単なので、これでも十分に美味しい。

 

さすがにスペックの甘さからか、4号機ジャグのシマは埋まってしまっているので、私が次に目をつけたのは「新世紀エヴァンゲリオン」。この店なりの選択基準で台を選び、コインを1枚投入。前日の液晶は知らないが、一応は第三新東京市ステージ。他台もチェックしてみると、最初に打った1台以外、全ての液晶が司令官ステージorMAGIステージになっている。(設定変更時は必ず第三新東京市ステージからスタート)誰かが前日に仕込んでいたのだろうか。という事は、私が1台目に触ったエヴァは、打つべき台ほぼ確定となる。

 

このエヴァで夕方までの負債を少し返して、満足の稼働終了。何が満足かと言って、高設定らしき台を確保できた事じゃなく、夕方までに5万の負債を抱えても、それに腐らず最後まで冷静に豊富な立ち回りの引き出しを使って高設定を追えた事。いつもコレができりゃ苦労しないんだけど。

 

~~~転載記事、終了~~~

 


 

時代背景を要約すると、

 

・時期は4号機と5号機の混在時代。
・当時は広告規制の緩さにより店側からの「全6です」等の告知が可能だった。
・私は当時から地元のパチスロ生活者達に顔が割れていた模様。
・店状況に詳しければ設定変更確認を取れるだけで安心して打てた時代。
・夕方までに大負債を抱えていても諦めないハングリー精神があった。

 

こんな感じです。まず、当時と違うポイントとして、今は朝イチの変更確認だけで安心できる状況が少ないという点です。これはジャグラーやユーザーと言うよりも、ホール側の対策スキルが向上したと考えるべきでしょう。また、今も昔も身バレが立ち回りに悪影響を及ぼすという事も変わっていないようです。

 

こうして2つの原稿を読み返すと、今以上に当時勝てていた理由の大半が現在は使いにくいと言わざるをえません。では、「当時は勝てていた理由」とは何でしょうか。

 

・店側からの設定状況の告知
・設定変更の把握

 

逆に言えば、店側からの設定状況の告知に置き換えられるほどのデータ集めと、何かしらの方法による設定変更の把握ができれば、当時に近い稼ぎを得られるんじゃないでしょうか。確かに客層は大幅に変わりましたが、5号機登場当初と今で機種スペックに大差はありません。今月の稼働のみ月間では、この2つに着目して稼ぎを伸ばしていきたいです。

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