【P 宇宙戦艦ヤマト2202 -ONLY ONE-】あらゆる点が正統進化!ファン待望の後継機を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回はP機で復活を遂げたシリーズ最新作「P 宇宙戦艦ヤマト2202 -ONLY ONE-」を打ってきましたので、実際打ってみてどうなのか? といったところをユーザー目線でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
盤面右側の構成に若干の不安要素
本機を一目見て最初に思ったことは前作「CR宇宙戦艦ヤマトONLY ONE」とそっくりであること。右サイドにある「パルスレーザー役物」、出現時は激熱の展開や大当たりとなる「波動砲役物」と、前作に搭載されていた役物は全て同じ位置に搭載され、役割も継承されています。そして今作では新たなカスタマイズ機能(後述)によりお楽しみ要素が増えた「ヤマト魂」と連動する「魂ランプ」も搭載され、ギミック面ではまさに正統進化といったところ。
しかし見逃せないのは盤面右側、出玉面に影響を及ぼすアタッカー付近の造りやゲージ構成です。こちらも前作と似た造りとなっていますが、オマケ入賞口が高い位置にあるため打ちっぱなしで消化するとラッシュ中の図柄揃いからアタッカー開放までや大当たり終了後などに多少の無駄玉が発生してしまうんですよね。昨今は打ちっぱなしでも玉減りの心配がほとんどない機種が多くなってきているので、ここが気になる方は少なくないハズ…ということで☆は3つ。
各ギミックの中でも「主砲役物」はかなりインパクトのある進化を遂げています。いずれのギミックも作品のファンが納得できる素晴らしい完成度ではないでしょうか♪
本機はアタッカーが最下部に位置する「Pダンまち」などと似た造りになっています。「ONLY ONE」のゲーム性は打ちっぱなしで消化してこそ最大の爽快感を味わえると思うので、ここは大胆に現代の流れを汲んだ造りに変更してくれればより嬉しかったですね。
「ONLY ONE」スペック!
本機は初当たり確率約1/199.8の一種二種混合機。前作「CRフィーバー宇宙戦艦ヤマト-ONLY ONE-」と比較して初当たり時のラッシュ突入率が約60%(前作は52%)に、そして上位ラッシュが搭載されたことによりトータル継続率は約93%(前作は約90%)へと上昇。唯一目立つマイナスの変更点は最大ラウンドの出玉が1000発(前作は1500発)と少なくなっていることですが、ラッシュ突入や継続率の上昇で十分バランスが取れているという印象です。むしろよりラッシュに突入やすく、上位ラッシュという新たな楽しみが搭載された本機の方が魅力的なスペック・ゲーム性といえるかもしれません。
ただ、前作が人気絶頂だった時期は超高継続率タイプや出玉スピードを全面に押し出した機種がほとんどありませんでしたが、昨今は継続率率90%を超える機種や「時速〇万発!」を売り文句とする機種が各メーカーから多数登場しており、あの当時と比べて「ONLY ONE」感は薄れてしまっています。とはいえ本機単体の評価に減点をする理由にはならないですし、前作を正統進化させたスペックに大満足なので☆5つです!
本機は前作より劣っているポイントというのはほとんど見当たらず純粋に前作よりパワーアップしたと感じるスペックなので、ライトミドルの中ではひときわ輝く存在になりそうな気がします。
カスタム搭載で通常時のゲーム性がより快適&魅力的に!
ここまで前作を踏襲しているという説明を行ってきましたが、通常時の演出に関してもそれは同じ。全体的な演出フローや「アニメリーチ」「ストーリーリーチ」「波動砲リーチ」といった構成、そして「ヤマト魂」や「金ヤマト」といったお馴染み演出も継承しています。とはいえ各リーチ演出のエピソードや映像は「宇宙戦艦ヤマト2202」を題材としたものに刷新されているので、ほぼ前作と同じ打感でありながら新鮮味も感じられるかなと。
また、個人的な推しポイントが演出カスタマイズ機能。「レバブルアップ」「一発告知アップ」「先読み熱モード」といったいつものビスティ(SANKYO)製機種でお馴染みの項目に加え、「Vコントローラーチャンスアップモード」という本機独自のカスタマイズ機能を搭載。これを活用すれば「ヤマト魂」のストック演出を今まで以上に楽しむことが可能になっています。前作のファンがそのまま楽しめるよう必要最低限の進化に留められた演出面、そしてより自由度の高くなったカスタマイズ機能を搭載…ここは文句なしの☆5です!
通常時の注目演出は「金ヤマト」「沖田カットイン」「十ゾーン」「波動砲リーチ」の4種類。全体的な演出フローも前作同様となっています。
搭載されているリーチ演出も「アニメリーチ」「ストーリーリーチ」「波動砲リーチ」と前作同様の構成ですが、展開されるエピソードは「宇宙戦艦ヤマト2202」へと刷新。
「Vコントローラーチャンスアップモード」選択時は「ヤマト魂」獲得演出の発生頻度が下がり「Vコントローラー(ヤマト魂6個獲得)」演出の信頼度が飛躍的に上昇するので、「ヤマト魂」獲得にアツくなれるゲーム性へと変化します。正直なところ前作の「ヤマト魂」演出は「どうせ溜まっても疑似連だしな~」というパターンが多くあまり良い印象が無かったので、このカスタマイズは個人的にはめちゃくちゃ嬉しいですね。
ラッシュの進化も抜かりなし!
前作から継承された「超波動ラッシュ」に加え、主にラッシュ中大当たり時の一部で突入する上位ラッシュ「金ヤマトラッシュ」が搭載されゲーム性が大幅に進化。「超波動ラッシュ」自体が継続率約91%×オール1G連という刺激的な性能でありながら、「金ヤマトラッシュ」突入後は約78%で同モードをループ&転落時は「超波動ラッシュ」移行となっているため、ラッシュのトータル継続率は約93%へ上昇(前作は約90%)しております。
演出面では「追撃」や「〇〇コンボ」といった前作でお馴染みのゲーム性を継承した「ONLY ONEモード」に加え、「違和感演出発生で激アツ!」という新たなゲーム性を楽しめる「デスラーモード」を搭載。通常時と同じく基本的なゲーム性は前作を踏襲していますが、上位ラッシュや新たな演出モードが搭載されたことにより前作以上に打ち込み甲斐のある機種へと進化を遂げたといえるでしょう。☆は5つで!
「金ヤマトラッシュ」は初当たり時(ヘソ)の1%、ラッシュ中大当たり時(電チュー)の5%で突入。「金ヤマトラッシュ」自体の継続率は約78%なのでここだけでドカッと出ることは稀ですが、転落した後は再度継続率約91%の「超波動ラッシュ」へと突入。もちろんそこから再度「金ヤマトラッシュ」突入の可能性もあり、前作以上に強力な連チャン性能へパワーアップしています。
突入時の演出からラッシュ中の映像やBGM…なにからなにまで高揚感を味わえる秀逸な仕上がりです!
「超波動ラッシュ」中の新演出モード「デスラーモード」は「デスラー」の祝福を受けることができればラッシュ継続が濃厚! デフォルトパターンでも十分告知発生の可能性はありますが、「ワイングラス」を持っているパターンや「アナライザー」が通過する違和感パターンが発生すれば激アツ(今回の実戦では全て告知発生)となっています。高連チャンタイプの本機は他機種に比べラッシュ中の演出を繰り返し何度も見ることになるので、前作にはない楽しみを味わえる新モードの搭載は素直に嬉しいですね!
完成度は間違いなく前作以上!
全体的な演出フローやゲーム性は前作を色濃く継承しており、シリーズものにありがちな「改悪」と感じるようなポイントは試打を行った限りは未確認。「ONLY ONE」を愛していた皆さんがあの頃と同じ…いや、ラッシュの強化、「Vコントローラーチャンスアップモード」や「デスラーモード」といった演出面での新要素も考えれば、それ以上の楽しさを感じることのできる機種に仕上がっているのではないでしょうか。
しかし、止め打ちの必要性がある盤面右側の構成が少々気になってしまったのは事実…ということで、ここは☆4つで!
今回のレビュー結果
「金ヤマトラッシュ」中のBGMがマジで最高。あのイケイケ感は前作では味わえません!
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