POKKA吉田がスマスロ導入初日の感想やそれに伴う業界動向を解説!
スマスロ初日を終えて
本稿は11月22日の午前中に書いている。
昨日21日がスマスロの初日ということもあって、既に読者の方も打った人も多いかもしれない。また、入替のための変更承認は必ずしも月曜とは限らず地域によっては金曜日まで可能性はあるのでトップ週で導入する店であっても今日、明日、明後日、明々後日ということもあり得るし入替店休の地域は本日が初日になるはずだ。また、スマスロを鏡を軸に導入しようという店もあって、そういうところは来月に導入ということもあり得る。今後、導入予定の店には徐々に設置されていく、という理解でいいだろう。
さて、昨日いくつか導入店舗を見て回った。実際にヴァルヴレイヴを打つこともできた。その上で感じたことを触れてみたい。
まず、基本的にはフル稼働しているのだが、ずっと待っていれば遊技することは可能な印象がある。とはいえ、導入台数が少ない店が多いため、10台導入で10人が粘ればずっと打てないこともありそうだ。私は視察した1店舗目でしばらく待っていたら店のスタッフが話しかけてきて「朝から見てるけど、1時間か2時間くらいでそこそこやめる方もいるので打ちたかったら待ってれば打てるかも」と言われた。実際には別の店でヴァルヴレイヴを打つことができたが、この機種は通常時、まあ小役が揃わないのでベースはかなり低め。その代わり純増スピードは多めということで、6号機としては性能特化系とも言えるがベースが低いことから一度当たるまで打って刺さらなかったらやめよう、ということになる人は多そうだ。しかし出玉は刺さると凄く、既に昨日、拙宅近隣(東武伊勢崎線から台東区くらいまでの日比谷線沿線)だけでも数店でコンプリート出現を直接聞いている。
バキとリノは打てなかったのでまだ打感等はわからないが、少なくともボーナス表示回数はヴァルヴレイヴよりもバキの方が全体的に多かった。これは確率や1回の当たりの出玉設計の話だとは思うのでこの辺も機種を選ぶときに影響しそうだ。なお、リノは又聞きだがバキもコンプリート出現を近隣だけで直接聞いている。
ヴァルヴレイヴを打ったとき1,200枚くらい出たので清算するわけだが、敢えてスタッフを呼んでやめたいけどどうしたらいいか聞いてみた。スマスロを初日に導入している店だけあって説明もこなれたものだったが、清算ボタンを長押ししなければならない。聞けばヴァルヴレイヴの場合、1万枚で1分ほどの時間でカードorコインにチャージされるという。これ、メダルの場合はスタッフを呼んで1分以内に万枚をジェットカウンターに流してレシートを渡せるケースはものすごく少ないと思うので、長く感じるかもしれないがかなりの時短になっていると思う。
注意点はいろんな店でアナウンスを強めていた。そもそもメダルがないためユニットにカードorコインを残して離席すると盗まれる可能性があることから、離席のときには一度清算してカードorコインを抜いて離れるように注意喚起している店が多かった。また、離席のときにメダルがないことから空台と誤解されないようにするための「離席中」などの札を各台に用意している店も多かった。今は秋から冬の始まりなので上着を着ていることから椅子に上着をかけておくなりして台確保は容易だが、上着のない夏場はどうするか、まだ私自身は考えてない。もっともメダルはないが下皿がある筐体では下皿部に荷物を置いておくこともできる。加熱式たばこ可の島ならアイコスとかを置いておけばいいか、くらいには思っているが私はこの1年くらい紙派なのでどうしようかと思ったりしている。もっとも来年の春から夏になる前にそういう立ち回り自体は勝手に身につくとは思う。
メダルがないことでの違和感は、打ち始めはしばらく感じた。が、慣れるとメダルを触らないことがとても楽にも感じた。ヴァルヴレイヴを打てたとき同じ店で友人がメダルの6号機を打ってて一緒にやめて飯を喰いに行ったのだが、友人はメダル有だから店を出る前に手を洗いに行った。この手間はスマスロの場合、確実に不要となる。
案外打てるが導入台数が少ないことから基本的にはフル稼働の店が多かった。見に行った店が新台入替に積極的なところばかりということもある。また低貸島としてスマスロを導入している店を見てはいないが低貸島でスマスロを打てたら面白いかもしれない。私はもう長いこと低貸島で遊技していないが、低貸島でマックス系を打つのは嫌いではなかった。スマスロは通常貸でも低貸でも楽しめそうではある。
実は私が最も気にしていたのは初日のトラブル発生だったが、昨日はそのような話は聞いていない。実際にスマスロは今年の2月か3月頃から休眠店舗を利用して設置テストと耐久等のテストを長期間実施してきていたことから不安は小さかったが、それでも初日は心配になるものである。昨日は初日ということもあって、パチスロメーカーや日電協の幹部らとも主にLINEで連絡を取り合っていたが、この点、みなさん安堵していた。
既に昨日から万枚と言わずコンプリートも出ていることをみなさんよく知っているかと思うが、コンプリート機能については現在のところ、メーカー間の申し合わせで派手な表示をしないようになっている。が、店は販促に利用したいわけであり、「祝コンプリート達成!」のような札を用意しているところも多かったようだ。
このコンプリート。出現率をメーカー間で申し合わせて制限している。パチスロの場合は19,000枚であるが、この出現率が仮に0.1%だったとしよう。これは1,000分の1である。毎日打てば2年半くらいで一度は出現する低い確率となるが、向こう3軒両隣を入れただけで出現率は6倍。他店の数を含めるとさらに増えるしtwitterなどのSNSでの流布は一気に全店レベルにまで急増する。だから頻発しているように見えるのは当たり前だ。今後もおそらく毎日のようにコンプリートは出現していくことになるだろう。だが、俺が私が出現できるかといえば制限されたとても低い出現率を突破しなければならない。みなさんの強運を祈りたい。
既存のメダル島に設置されている店がほとんどであったが、メダルの島への悪影響は私は目撃していない。島としては回収をオートメーション化させているところが多く補給は手補給が多いというのが一般的な今の店作りなのだが(補給をオートメーション化させるとゴト被害に遭ったときに被害額が急増するため)、自動回収島に設置していてもメダルのパチスロの稼働について変な影響は出ていない。これもテストを繰り返して不安は小さかったがやっぱり不安だった点だ。これも今のところ無問題である。
スマスロはメダルがないことからフルウェイト遊技の割合がメダルのパチスロよりもかなり高くなる。そこにたまたま打てたヴァルヴレイヴのようなベース設計だった場合、通常時のカネ消費(メダル消費と言いたいがメダルはない)が激しく感じるものとは理屈であるが、体感的にはしっかりと感じるレベルではあった。一方出るときのスピードもかなり速いのはホッパーがないからでもある。パチスロは構造的にぱちんことは違って払い出しが終わってからでないと次遊技ができない。ホッパーは製造元によって性能は異なるが、15枚払い出しの時間も積み重ねるとばかにならないわけだ。これもないことから、短時間でもがっつり勝負できるような印象を持った。
個人的にはノーマルタイプのスマスロが楽しみである。ノーマルタイプは長時間だらだら考え事をしながら打つという人も多いのではないだろうか。ノーマルタイプを粘るときは、少なくともそれなりの設定を期待してのことだろう。高設定を確信したらあとは回すだけ。このときメダルがない方が時間効率は良いのは自明だから、是非、ジャグやハナハナ、パルサーのスマスロ化を期待したいと思う。
パッと見では、スマスロなのかメダルのパチスロなのかわからないようなものでもある。顔を覚えているから島でスマスロとわかるし店もスマスロとわかるような販促物を設置していることが多い。スマスロに全国の店や客が慣れてきたら、そのうちパッと見でわかるような店内販促や導線を採用しなくなるかもしれない。私は滅多にないが、時間つぶしに甘海を打って(打ったつもり)たまたま当たったら大当たり後にミドルタイプだと気づいたことがあった。そういうことも自然になるくらいに店や客が慣れると市場的には良いとも思っている。
まだスタートしたばかり。出玉結果のSNS等での流布やコンプリート情報に目が行きがちだが、とにかく楽で手が汚れない。そして遊技時間の効率がかなり良くなっている。出るか出ないかは結果だし面白いか面白くないかは人それぞれだから、今回の新機種+来月の鏡+今後の登場予定のスマスロ群の中で、いつもそれがあればずっと打ち続けるくらいに気に入った機種が登場することを願っている。私はひとまずバキやリノを一周してからどのように遊技していくか考えたい。
久しぶりに積極的に遊技するためにいくつもの店を周回していくつもりだ。みなさんも一度はスマスロを遊技してメダルのない楽さと時間効率を体感してほしいと思う。
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