【Pとある科学の超電磁砲 最強御坂ver.】スペック・演出共に劇的な変化を遂げた「最強御坂ver.」を試打レビュー！

こんにちは！　ななプレス編集部のパン君です。

今回は注目の新台「Pとある科学の超電磁砲 最強御坂ver.」を試打してきましたので、スペックや演出はどんな感じだったかユーザー目線でレビューしていきたいと思います。

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

「Pとある科学の超電磁砲 最強御坂ver.」の解析情報はこちら

これが「最強御坂ver.」の筐体デザイン！

筐体デザインや搭載しているギミックなどは基本的に前作「Pとある科学の超電磁砲」を踏襲。しかし細部ではいくつか変更点が見られ、「最強御坂ver.」ということで全体的に「御坂美琴」を全面に押し出したデザインとなっています。

個人的に気に入ったのが特定の演出発生時などに出現するこちら。良い年したオッサンがこんなこと言うのもアレですが…めちゃくちゃかわええ。美琴ファンなら今作の筐体デザインにはきっと満足できるハズ！

続いて盤面構成。まずはアタッカーですが本機はダブルアタッカー構成。大当たりの種別によって開放するアタッカーが異なるのですが、どちらの場合でも打ち出した玉がほぼアタッカーへと到達するので非常に快適に消化することができました。

RUSH中は「Pとある科学の超電磁砲」と同じく普図抽選タイプ。「GO」の部分がスルー、黄色いプラ板が電チューとなっています。アタッカー含め盤面右側の造りは前作とかなり似ていますがスルー周辺の構成は少し変化しており、試打を行った感触的にはスルーでの溢しは前作より減っているように感じました。実戦するホールや台によって状況が異なる可能性もありますが、本機のRUSHは短期決戦タイプなのでよっぽどのことがない限り出玉が大きく削られるようなことはないでしょう。

「Pとある科学の超電磁砲」をベースに作られた機種ということで劇的な変化はありませんが、「御坂美琴」ファンには堪らない筐体デザイン、そしてスルー付近の構成など気の利いた調整が加えられていたのは嬉しいですね。☆は4つ！

前作にはなかった魅力が盛りだくさん！

まずは通常時のゲーム性について。前作では初当たり確率約1/239のライトミドルスペックでしたが、本機ではより当たりやすい約1/119.3という甘デジ帯での登場。そして前作では初当たりルートは図柄揃いのみでしたが、今作では通常時を規定回転数消化で突入するCZ「一撃チャンス」が追加されているのが大きな注目ポイントです。

「一撃チャンス」は「遊タイム」を活用したゲーム性。しかしチャンスゾーンと表現されるだけあってその性能は個性的で、まず「一撃チャンス」突入時点で2R大当たりor3R大当たりが実質確定。さらに1/3で連チャンモードである「最強御坂RUSH」突入となっています。ストレートに大負けするリスクを減らす救済措置かつ現実的な確率でRUSH突入に期待できる「一撃チャンス」は、甘デジに相応しい非常に魅力的な「遊タイム」の活用法だと感じました！

「一撃チャンス」の詳細はこちら

「一撃チャンス」ではないもう一つのRUSH突入契機…というかメインルートとなるのが初当たり後に必ず突入する「ライトニングブレイクチャンス（LBC）」。ここでは51回転の間に大当たりを射止めることができればRUSH突入というゲーム性になっています。演出面はその名称からもわかる通り「Pとある魔術の禁書目録」の「リミットブレイク（限界殺し）チャンス」を踏襲。シンプルな予告演出もいくつか搭載されているのでまるっきり同じではありませんが、ブラックアウトからの大当たり告知という快感は本機でも味わうことが出来ます。51回転というチャレンジ回数も長すぎず短すぎずでちょうどよく、初当たりさえ引ければこのドキドキの時間を毎回楽しめるのは非常に魅力的ですね。

「Pとある科学の超電磁砲」を打っていた方が気になるであろうポイントは初当たりからのRUSH直行ルートが無くなったこと、そして引き戻し期待度が前作よりも低い（前作→約46％、今作→約35％）ことでしょうか。これらに関してはRUSHの性能を考えれば仕方のないことかなと思いますが、欲を言えばどちらかだけでも前作っぽさを残ししてくれると嬉しかったですね！

最後にRUSHについて。本機の「最強御坂RUSH」は前作からゲーム性を一新。2R（約200発）or3R（約450発）の出玉が矢継ぎ早に継続する超高速継続タイプのRUSHになっています。1回の出玉は控えめですがその継続率はなんと約95％。ざっくり計算すると少なくともRUSH突入時の期待出玉は約4000発以上と、その突入ハードルに見合うだけの十分な出玉力を秘めたRUSHとなっていますよ。しかし、いかんせん「Pとある科学の超電磁砲」の「RUSH EXTRA」が独創的であまりにも面白すぎた為あのゲーム性をこの確率帯で楽しみたかったという気持ちも捨てきれませんが…本機の「最強御坂RUSH」もコレはコレで爽快感があってとても面白いRUSHになっていますのでご安心を。

「Pとある科学の超電磁砲」の甘デジ版というより丸っ切り別物になった感があるので「ここは前作を踏襲して欲しかった」という声もあるかもしれませんが、初当たり時には必ず「ライトニングブレイクチャンス」で51回転のドキドキ感を味わえることや「一撃チャンス」の搭載など、甘デジに求められているものを実現した非常に満足感の高いスペック＆ゲーム性に仕上がっていると思いました。☆は5つで！

スペック違いとしては十分すぎるほどの進化

通常時の演出は前作「Pとある科学の超電磁砲」をベースに、演出バランスの調整＆新リーチ演出の追加＆新演出カスタマイズ機能の追加が行われています。

まずは演出バランスの調整に関してですが、初当たりの鍵を握る「4大演出」の信頼度を大幅に強化。その信頼度は「最強御坂ゾーン」が約93％、「超電磁ゾーン」「LEVEL5予告」「超電磁砲ボタン」の3種類はなんと出現時点で大当たり濃厚となる超激アツ演出に！　第一印象は「そこまでやっちゃう！？」でしたが、この確率帯での激アツ演出ハズレはかなり堪えますからねぇ…。甘デジならではのショックを軽減するこの大胆な調整は中々面白いなと思いました。「最強御坂ゾーン」がハズレてしまったらそれはそれでネタにできると思うので、出現時は動画を撮っておくのもいいかもしれません（笑）

「4大演出」についてはこちら

続いて演出カスタマイズ機能について。前作に搭載されていた「ノーマルモード」「ラッキーパトモード」「先読みチャンスモード」「プレミアアップモード」に加え、「先ローリングモード」「ラッキーエアー出現アップ」「激震アップ」「ブーケ保留アップ」といった新たなカスタマイズ項目を大幅に追加。「PストリートファイターV」を除けば、藤商事さんの機種の中でトップクラスに自由度の高い演出カスタマイズが可能になっているのではないでしょうか。

特にいわゆる「先バレ」的な「先ローリングモード」と「激震アップ」は現在もっともニーズの高い系統のカスタムなので、本機でも選択できるようになったのは多くのユーザーにとって朗報といえるでしょう。カスタマイズに関しては純粋に大幅強化です！

「演出カスタマイズ機能一覧と詳細」についてはこちら

最後に新演出について。搭載されている予告演出＆リーチ演出はほぼ前作を踏襲していますが、3期のアニメストーリーで構成された新リーチ演出を追加！　こちらはプレミアム演出的存在なのでそうそうお目にかかれるモノではありませんが、親機の焼き直しではなくしっかりと本機だけの新演出を追加していることは評価したいポイント。また、特に強い予告も出現せず図柄テンパイした際にいきなりギミックが作動しこちらのリーチ演出に発展するというパターンを確認したので、前作ではまずあり得なかった流れからの大当たりに期待できるようになっているのも嬉しいですね。

演出バランスの調整やカスタマイズ機能の追加、極めつけは前作では見ることのなかったアニメ3期のシーンを採用したリーチ演出を搭載！　スペック違いとしては十分すぎるほどの進化を遂げていると思いますので、☆は5つで！

高速継続機でありながら原作ファンが満足できる新要素を搭載

最初の項目ではゲーム性に関してさらっとご紹介したのでここではより詳しくレビューしたいと思います。「御坂美琴RUSH」はロングST的なゲーム性だった前作の「RUSH EXTRA」とは異なり、2R（約200発）or3R（約450発）の大当たりが矢継ぎ早に訪れる高速継続タイプのゲーム性。1回あたりの出玉こそ控えめですが継続率は約95％と現行機トップクラスの数値となっており、「いったいどこまで続くんだ…！？」という興奮を味わえるのが最大の魅力でしょう。

「最強御坂RUSHの詳細と専用演出」の詳細はこちら

RUSH中の抽選システムとしては内部的に電サポ回数3000回 or 1回転の状態が存在しており、3000回の場合はRUSH継続が濃厚。電サポ1回の場合はその1回転で約1/1.07の実質大当たり当選を目指すゲーム性で、この際に大当たりを引けなかった場合にRUSH終了となります。今回試打を行った限りではおそらく大当たり中に「NEXT超電磁砲ボーナス」が表示された際は電サポ3000回に突入だと思われるので、非発生時は電サポ1回の可能性が高くなりそう。

とはいえその場合でも継続期待度は約95％とそう簡単に終わるような確率ではないので、「NEXT超電磁砲ボーナス」が発生せずとも期待感は削がれないのが好印象でした！

続いて演出面ですが、基本的にはカウント0までに図柄揃い発生で大当たり＆RUSH継続。図柄揃い非発生時は「ラストチャンス」へ…という同タイプのゲーム性では王道の演出構成。ゲーム性を考えれば仕方のないことですが、前作の「RUSH EXTRA」に比べると演出面での楽しみが減ってしまったのは残念なポイントです。

しかしそこはメーカーさんもしっかり意識してくれているようで、RUSH中は前作になかったプレミアム演出を大量に搭載！　中でも注目はこちらの一枚絵演出で、今回の実戦中だけでも10パターンくらいは確認…と相当な数が用意されているようです。ゲーム性の変化に伴い演出面は少々淡白になってしましましたが、こういった今作でしか味わえない楽しみを用意してくれているのは原作ファンとして嬉しかったですね。一枚絵含むプレミアム系の発生頻度も高すぎない（大当たり時の半分程度？）ので、何もなくとも大当たりに期待できる点もGOOD！

先程の項目でも述べた通り「RUSH EXTRA」を甘デジで楽しみたかった…という思いは僕だけではないと思いますし、特に原作ファンの方であればもっと演出を楽しめるRUSHが良かったという気持ちは強いでしょう。しかし甘デジとしては破格のRUSH性能、そして本機でしか見れない大量のプレミアム演出も搭載とこのゲーム性の中では原作ファンに対する最大限の配慮をしてくれていると感じましたので☆は4つで！

甘デジ界の頂点に立てるポテンシャル

各項目で何度も触れた通り前作とは大きく異なる点がかなり多いので、前作をそのまま甘デジにしてくれれば良かったのに…という声も少なくないでしょう。しかし初当たり時は必ず「ライトニングブレイクチャンス」を楽しめることやチャンスゾーンの「一撃チャンス」を搭載しているなど、甘デジとして非常に完成度の高いスペックだと思います。そして演出面においてもアニメ3期を採用したリーチ演出やRUSH中のプレミアムなど、原作ファンの方が満足できるようにとの思いを感じる出来でした。

個人的には甘デジで今一番楽しみな機種、そして甘デジ界の頂点に立てるポテンシャルを感じましたので…ここは☆5つで！

今回のレビュー結果

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推しキャラである「食蜂操祈」と「婚后光子」の一枚絵出現に期待しながらRUSHを楽しみたいと思います。