POKKA吉田が8月以降の遊技機市場を考察!ガンダムSEEDの成否がパチンコの今後を左右する?

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8月商戦以降



車内乳幼児放置死亡事件を防ぐため全国のほとんどすべての駐車場を持つホールが巡回や啓発ポスター貼付及び呼びかけ等の対策をするようになって約20年ほどになる。今年もつい最近、愛知県と兵庫県で事件として親が逮捕されているが、放置された乳幼児はいずれも保護され命に別状はなかった。そもそも巡回に頼って助かった、ではなくて、親が乳幼児を車内に放置しないように、である。これは別にぱちんこに限らない。近所の小売店等での買い物でも同じだ。夏に限定しないが特にこのところ災害級の危険な暑さが続いていることからくどいようだが気をつけたい。こんなことは業界文脈以前の話だと思う。



それはさておき。



夏本番となってきた今、遊技機市場が少し慌ただしくなりそうだ。

 

基本的には8月7日に注目新機種の導入初日が集中しているというのがポイント。スマスロだけで4機種あるし来週導入のバイオハザード:ヴェンデッタを含めるとスマスロ新機種が5機種となる。これはかなり多い。また、今最もホールの需要が集中したガンダムSEEDもこの日だ。5万台に届いたかどうかは詳しく聞いていないが発表会当時の「当初準備の3万台からさほど台数上乗せは今の市場だと厳しい」という大方の業界関係者の予想を覆しているのは間違いない。ほぼ咆哮レベルの初期導入台数になりそうである。すなわち、少なくとも5万台に近づいている。

 

現状、パチスロは機種ごとに良し悪しはあれど、そろそろ機種選定さえ間違えなければ将来はあるという考えに多くのホール関係者が変わってきた。ちょうど一年前の今頃に犬夜叉が導入される「まで」は、ほとんどのホール関係者が将来を悲観していたことを考えると、変化の速度はとてもはやい。ただ、注目機だからといって安心はできずスマスロだからといっても安心はできない。機種選定眼に加えて導入台数確保競争も重要だ。欲しい機種を欲しい台数だけ導入できればおそらく8割くらいのホール法人は収益が劇的に改善することは間違いないと思われるが、つまり「欲しい機種を欲しい台数導入できない」のが現状である。台数確保競争もあるしそもそも導入可否競争もある。ここは業界の大きな課題ではあるが、営業データ上の成否は遊技機単体で観るから遊技機市場は好転してきた、という評価をしてもいいかとも思っている。



一方のぱちんこ。今月の慶次については今までのスマパチの中では現時点では最高評価と言ってもいい。が、慶次がとても良い「わけではない」。今まで登場したスマパチと比較すれば最もマシ、という印象である。導入からさほど期間も経っていないことから今後の推移はまだ不透明だが、このままSEED登場の8月7日までは少なくともこの現状評価を維持してほしいところである。



ぱちんこの注目機種だけで言えば、来月のSEED、再来月のSAOとさらにその翌月の新海というスマパチ2機種がある。



今年登場したぱちんこの中では間違いなく大海5が最高評価になる(甘系等は除く)が、SEEDにホールが寄せる期待感はそれを超えているかもしれない。設計的にはユニコーンに寄せ気味でトータル的には咆哮との良いとこどり、かもしれないが、現状まだ業績好調の咆哮やRe:ゼロに続くP機として成功してくれればRe:ゼロ登場から1年半以上経過してようやくP機復活ということになるだろう。台数が上乗せされたという点があるので成否は重要だ。成功すれば一気にぱちんこ市場は盛り上がるし、失敗すればその逆まである。初期の導入台数は仕置人の比ではないので成否によって市場に与える影響はかなり大きくなる。もちろん成功してほしい。



京楽のスマパチSAO(ソードアートオンライン)は、319.9分の1。既に京楽によるホールへの実機プレゼンは始まっている。そもそも鳴り物入りで登場した仕置人の結果を踏まえれば、いくら強いコンテンツだからといってもホールからはスルーされがちなのが業界レートなのだが、この機種の注目度は低くはない。今から8月7日ガンダムSEEDの導入台数上乗せなんてほとんどのホールには無理ゲーなのでそれ以降のスケジュールを考えているわけだが、9月の主戦機の一つという評価が多い。仕置人のときはスマパチ登場前夜だったこともあって私もいろんなところで演出等について言及してきたが、今回は(既に実機は見せてもらったが)控えておこう。スペックは既に流布されているとおりである。



そして10月予定の新海。こちらは348.5分の1と初当たり確率はスマパチレート。だが、周期Cタイムというスマパチならではのc時短を活用した設計になっている。これは50回転に一度c時短突入チャンスが訪れ、成功すればc時短が発動する。この辺の詳細仕様はぼちぼち販売営業も始まっているのでホール関係者には周知されつつあるが、現在、詳細までは流布されていないようなので控えておこう。とまれ、349系であるが初当たりまでの投資額を抑える工夫、みたいな設計と言えるだろう。「大」と「沖」が主流となっていた海に「新」が久しぶりに登場する点、今年のP機は大海5が最高評価だった点を踏まえると、これまた主戦機としてホール関係者から注目されている。



これらに加えて、間に合えばライトミドルや甘系の新内規対応機が登場するし、他にもP機やスマパチも控えている。また、スマスロの機種数は増えているがメダルのパチスロもあるし、こちらも現在明らかに回復・好調気配を維持していることから、多くのホール関係者の期待は案外集まっている。それを公言するホール関係者が少ないのは単純にこれまた業界レートのような気もする。



まずはSEEDの成否。こちらが成功すれば、というのが現在の私の想いというか、全国の多くのホール関係者の願いだ。

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  • 1:2023-07-20 12:21:33しばらく遠ざかっていた人間こらすると海にそんなに種類があるのに驚くとともに、どれも見分けがつかない、海でさえ遊び方がわからなくなってしまった。

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