【e新海物語349】「海物語」シリーズ初のスマパチが遂に登場!スペックや演出を試打レビュー!

【e新海物語349】「海物語」シリーズ初のスマパチが遂に登場!スペックや演出を試打レビュー! eyecatch-image

こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。

 

今回は三洋物産さんから登場する注目の新台「e新海物語349の試打レビューをお届け。スペックや演出、ラッシュはどんな感じだったか筆者の独断と偏見に基づいて各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。

 

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!

 

「e新海物語349」の解析情報はこちら

 

 

新たな専用筐体は今後に期待!

 

e新海物語349 ギミック・盤面構成☆3

 

e新海物語349 液晶上部 カメ役物

 

e新海物語349 液晶下部 一発告知ランプ

 

まずはギミック面から。といっても本機は昨年登場した「PA新海物語」のスペック違い、ということで基本的にはそちらとほぼ同じ造り。「新海物語」ならではの「カメ役物」、そしてこちらもカメのシルエットを模した一発告知ランプが搭載されております。

 

 

e新海物語349 筐体全体

 

e新海物語349 筐体下パネル

 

甘デジ版と大きく異なる点は、「海物語」シリーズ初のスマパチということで筐体が変更されていること。それにより下パネルを活用した演出が搭載されているのが新要素です。ただ、近年はミドルスペックで登場する最新作で専用筐体のお披露目となることが多かったのですが今回はお預け。パチンコ機としての面白さに直接関わる部分ではないもののこれはちょっぴり残念ですね。いずれスマパチで登場するであろう「大海」や「沖海」シリーズあたりの新作に期待ですな。

 

 

e新海物語349 盤面左上 スルー

 

e新海物語349 盤面中央 電チュー

 

e新海物語349 盤面中央 へそ下 アタッカー

 

続いて盤面構成についてですが、出玉に関わる部分の造りはこんな感じ。「PA新海物語」のゲージ構成を完璧に記憶しているわけではないのでもしかすると細かい変更点があったりするかもしれませんが、「PA新海物語」含む近年の「海物語」シリーズではわりとお馴染みの造りですな。今回の試打では電サポ中を打ちっぱなしの消化でも時短100回転消化時に10~20個程度の玉減りで済んだのでストレスは全くありませんでしたが、ここは各ホールや台によっても異なる部分なので実戦時は各ポイントをしっかりチェックするようにしたいですね!

 

主要ギミックはそのままに筐体が変更されボタンデバイスや下パネルによる演出を追加。ただ、今作では「海物語」専用筐体ではなかったのが少し残念なポイントですね。盤面構成に関しても大きな変更点はなく「海物語」シリーズファンの方にはお馴染みの造りですが、右打ちタイプの台と比較するとチェックすべきポイントが多いことは覚えておいて損はないかと。ここは☆3つで!

 

 

50回転毎にドキドキ!?常識に囚われない新たなゲーム性!

 

e新海物語349 スペック・ゲーム性☆5

 

e新海物語349 サポートCタイム

 

本機のスペック・ゲーム性に関して真っ先にご紹介したいのは、「サポートCタイム」という新機能が搭載されていること。スマパチでは多くの機種で搭載されているCタイムですが、本機では通常時を50回転消化ごとに「サポートCタイムチャレンジ」に突入→20%で「サポートCタイム(時短50 or 100回転)」へと突入…というこれまでにない使い方をしており、他機種に比べて圧倒的にCタイム突入のチャンスが多いのが大きな特徴です。また、他のスマパチ機と同じように時短(「サポートCタイム」含む)終了時ももちろん「サポートCタイムチャレンジ」へ突入し同様の抽選が行われますよ。

 

「サポートCタイム」についてはこちら

 

 

e新海物語349 液晶左上 サポートCタイムチャレンジまであと49ゲーム

 

先発スペックである「PA新海物語」の方でも通常時から約1/199.8で「サポートタイム(C時短)」突入抽選が行われていたので、そちらのような通常時のゲーム性の一旦を担うC時短の使い方を継承しつつアレンジが加わった感じですね。個人的に「PA新海物語」はかなり好きな台なのでそのまま同じゲーム性(当選率は下げる)でも全然良かったのですが、本機の50回転毎に必ずチャンスが訪れるというのもコレはコレでアリ。周期抽選タイプのパチスロのような感じで「Cタイムチャレンジ」1回までという勝負も楽しめそうですな。

 

 

基本仕様
タイプ ミドル
仕様 確変ループ
大当たり確率
(通常時)
約1/348.5
大当たり確率
(高確率時)
約1/34.8
確変突入率 62%
賞球 2&4&5&15
カウント 10カウント
ラウンド 2R/10R
大当たり出玉
※払い出し個数
2R:約90個
10R:約1500個
時短回数 50回転or通常大当たり終了後100回転
or次回大当たりまで
サポートCタイム
回数
50回転or100回転
サポートCタイム
チャレンジ成功率
10%
潜伏確変 非搭載
遊タイム 非搭載

 

お次は全体的なスペックについて。本機はスマパチということで初当たり確率は約1/348.5のミドルスペック機で登場。この確率帯での登場は何年ぶりでしょうか。昔は「海物語」シリーズのメインスペックは1/350帯での登場が多かったのでは懐かしい気持ちになりますね。

 

 

ヘソ・電チュー共通

 

e新海物語349 ヘソ・電チュー共通円グラフ

 

ラウンド 電サポ 振り分け
10R確変 次回まで 54%
2R確変 次回まで 8%
10R通常 時短100回転 38%

 

大当たり内訳はこちら。本機は「海物語」シリーズ王道の確変ループタイプとなっており大当たり内訳はヘソ・電チューで共通。これまでの他シリーズ含むミドルスペックの「海物語」と比較して際立った違いはありませんが、一応個人的には2R確変(突然確変)搭載となっているのが注目ポイント。「海物語」といえば「大海シリーズ」「沖海シリーズ」が2大巨頭的な立ち位置ですが、近年それぞれのメインスペックは「大海シリーズ」が2R確変非搭載機、「沖海シリーズ」が2R確変搭載機で登場していますよね。それぞれに異なる魅力がありますが、個人的にはドキドキできるポイントの多い2R確変搭載機の方がゲーム性としては好みです。また、「沖海4」や「沖海5」ではヘソの2R確変内訳が20%&電チューの2R確変内訳が8%と差があったのですが、本機ではヘソ・電チュー共に8%。突然確変搭載によるドキドキ感がありつつも10R比率がアップした本機独自のバランスは、僕が思い描いていた理想の「海物語」そのものといっても良いくらいですね!

 

「Cタイムチャレンジ」の成功率(約10%)や「サポートCタイム」の時短回数が(50回 or 100回)はもう少し強化されると嬉しいなという気持ちはありますが、既存のスマパチとは一味違うCタイムを活用した新感覚のゲーム性を楽しめるのはめちゃくちゃ評価したいポイント。逆に言えば「サポートCタイムチャレンジ」まで無理に回す必要もないですし、これまでの機種で一般的だったいわゆる天井機能的な「Cタイム」も存在しないので、「サポートCタイムチャレンジ」まで残り数回転みたいな状況でなければわりといつヤメてもOKなのかなと。無理な投資を強いられることのないゲーム性は老若男女に愛される「海物語」にピッタリだと思いました!

 

また、基本的なスペック部分に関しても近年の「大海」と「沖海」のイイトコ取りという印象。よってここは☆5つです!

 

 

2R確変&Cタイム搭載で通常時の期待感がマシマシ

 

e新海物語349 通常時☆5

 

e新海物語349 ヘソ 保留8個ラッキーエイト

 

お次は通常時について。この項目では真っ先にお伝えしておきたいことがありまして…それは通常時から保留8個まで貯められること!「PA新海物語」も確かそうだったと記憶しているので驚くようなことではないのかもしれませんが、「沖海」シリーズのように通常時は基本的に(「ウリンチャージ」を除き)ヘソ保留のみ&ヘソ・電チューで大当たり内訳変化、というスペックでの登場となる可能性もゼロではありませんでしたからね。それはそれでまた異なる魅力や楽しみ方もあるのですが、やはり無駄玉を気にせずノンストレスで消化できるこの仕様は最高としか言いようがありません!やったぜ!

 

 

e新海物語349 カメ系演出 図柄停止ボタン3・2・1

 

e新海物語349 ウミガメゾーン

 

お次は演出面について。といっても本機は「PA新海物語」のスペック違いなので基本的にはそちらの演出構成を踏襲。他の「海物語」シリーズと共通の演出をベースに、「新海物語」シリーズ独自の「カメ」系演出などがアクセントとなっている独自の演出構成です。あと、かなり信頼度が高めに設定されていると思うので出現頻度は低いと思いますが、下パネル演出が追加されたことで一応は新鮮味も感じられましたね!

 

 

e新海物語349 通常画面

 

e新海物語349 サポートCタイム中 残り44回 カメ図柄前兆予告

 

演出バランス的なところで言えば他のシリーズに比べると「カメ役物前兆予告」や「カメ図柄前兆予告」といった先読み系演出の重要性が高い印象です。中でも「カメ図柄」の停止数が1匹(リーチ!?)<2匹(スーパーリーチ!?)<3匹(大チャンス!)といった感じで段階的に期待感が増していく「カメ図柄前兆予告(写真はCタイム中)」は本シリーズならではのドキドキ感を味わえる演出になっておりめちゃくちゃお気に入り!「My海カスタム」には「前兆予告」を始めとした豊富なカスタマイズ機能が用意されているので、「先読みがないと期待できないとなぁ…」いう方でも問題なく楽しめますよ♪

 

「魚群予告/カメ系予告などの主要演出」についてはこちら

 

 

e新海物語349 7・8図柄ダブルテンパイ 魚群予告

 

1つ気になるのは「魚群予告」の扱いで、「PA新海物語」の方だと通常時の「魚群予告」は発生時点で大当たりorサポートタイム濃厚だったんですよね。今回の試打では通常時の「魚群予告」は全て大当たりに繋がったので真相は不明ですが、もしかすると10R大当たり or 2R確変濃厚だったりするのでしょうか?本機はCタイムの抽選システムが「PA新海物語」とは異なるのでおそらくここにも変化が加えられているのではないかなと思いますが果たして…。これに関しては「なな徹」で情報が公開されることに期待ですな!

 

「注目演出」についてはこちら

 

 

e新海物語349 通常時 サポートCタイムチャレンジまであと50ゲーム カメが玉手箱を運んでくる演出

 

e新海物語349 玉手箱とPUSHボタン

 

e新海物語349 新海チャンス突入

 

スペック面でも触れましたが、本機は2R確変搭載による豊かなゲーム性も魅力。変動中にいきなりだったり、なんでもない展開のハズレ目停止から2R確変なんてことも珍しくないので常に期待しながら楽しめます。今回試打した感じだとハズレ目停止後に中々次回転が始まらない時はチャンスかも!?

 

 

e新海物語349 オーロラ背景 サポートCタイム

 

e新海物語349 サポートCタイム

 

e新海物語349 サポートCタイム 50回転消化

 

そして通常時の目玉要素である「サポートCタイムチャレンジ」ですが、ジャッジ演出はこのように「サポートCタイム」のロゴが浮かび上がってくるという非常にシンプルな造り。最初は他のスマパチ機でのジャッジ演出に比べるとちょっと味気ないかな…と感じましたが、50回転消化毎という高頻度で訪れること、そして成功率が約10%ということも考えればあまりに煽られるとイライラするかもしれないのでね(笑)。おそらく開発会議ではもっと長ったらしい演出にするかどうかも議論されたと予想しますが、これに関してはスペックに見合った最適な演出構成になっていると思います!

 

基本的な演出構成や流れは「PA新海物語」と大きく変わらず、新搭載の下パネル演出も主張はかなり控えめ。「PA新海物語」が好きだった方なら問題なく楽しめるでしょう。2R確変&「サポートCタイムチャレンジ」があることでドキドキできる場面が多いこと、そして「サポートCタイムチャレンジ」はユーザーに不必要なストレスを与えないサッパリした演出構成になっているのもさすがだなと思いましたね。☆は5つです!

 

 

1つ1つの演出に一喜一憂できるゲーム性は健在!しかし気になるポイントも…

 

e新海物語349 確変・時短中☆4

 

e新海物語349 大当たり終了後 ウリン、マリン、ワリン画面 もう一回

 

e新海物語349 電サポ中 8・4・9図柄

 

お次は電サポ(確変&時短)中について。といっても通常時と同じく搭載演出はほぼ「PA新海物語」と変わらないので特に語ることは…と思いきや、スペックが変わったことで演出面の楽しみにも大きな変化が生まれております!「海物語」ファンの方であればお察しかと思いますが…それはズバリ大当たりまでの過程で味わうドキドキ感。「PA新海物語」はSTタイプだった為、ラウンド数や電サポ回数の違いはあれどまずはとにかく大当たりに当選させることが最重要課題でした。しかし本機は確変ループタイプである為、立て続けに確変大当たりを射止める勝負。その為、どのような演出を経由して図柄揃いの瞬間までたどり着くのか…という「海物語」王道の楽しみを存分に味わうことができます。

 

 

e新海物語349 リーチ中 疑似連

 

e新海物語349 3図柄テンパイ 魚群 左下にPUSHボタン

 

例えば今回の試打では「カメ役物前兆予告」や「カメ図柄前兆予告」などの先読み系演出経由での大当たり時、「ウミガメゾーン」経由での大当たり時、そして「カメ図柄」テンパイ時などは全て確変大当たり。今回の試打だけでは断言できませんが、他シリーズの確変中でもアツい先読み系やこういった「新海物語」専用のチャンス演出なんかは「レバ確」or「確確」演出になっている可能性は高そうですよね。過去の「海物語」シリーズでの経験から予想して楽しむもヨシ、いずれ「なな徹」で公開されるであろう演出情報をチェックして楽しむもヨシ。確変中は間違いなく「PA新海物語」よりも楽しみが増していると思います♪

 

 

e新海物語349 電サポ中 8・4・2図柄

 

逆に気になったところは変動スピード関連。まず1つ目は電サポ中(確変・時短共通)のハズレ変動時は基本的にピタッと上中下段が一斉に停止すること。「P大海物語5」の電サポ中と同じような感じですね。もちろんこっちの方が好みの方もいらっしゃると思うのですが、昔から「海物語」を打ちこんでいた方なら確変中は毎回転、上段→下段と視線を移し停止図柄に一喜一憂していた方は少なくないハズ。昨今重要視される出玉スピードや爽快感を意識された設計なのだとは思いますが、僕としてはこれは是非…特にミドルスペックの「海物語」に関しては以前までの仕様が復活してくれると嬉しいな、と。

 

 

e新海物語349 オーロラモード背景

 

もう1つは保留個数に関わらず「長変動→無演出ハズレ」があること。これも理由は上と同じようなもので昔は電サポ中の長変動がかなりアツく、発生したらその瞬間に打ち出しを止め当たりに期待する感じだったんですよね。たしか「Pスーパー海物語in沖縄4」あたりからはどの「海物語」でもこの長変動ハズレが見られるようになった気がするのでこれはきっと規則の問題があるのでしょう。そういった分野にあまり詳しくないので認められるのかわかりませんが、可能なのであれば最短変動時間を少し長くしたり、リーチ発生頻度を上げたりしてでも「長変動→無演出ハズレ」にガッカリする機会が減ってくれたら嬉しなと思いました。

 

最後につらつらと述べたのは本機というよりか昨今の「海物語」全般に対してですが、やはり昔を知っているとこのあたりはまだ受け入れがたい気持ちがあることは隠せませんな。昔から大好きな「海物語」だからこそやはりあのワクワク感をまた味わいたくなってしまうので、今後の機種で調整が加えられることを説に願っております。ただ、今作でも「海物語」元来の魅力である「法則性」は存分に堪能できるので、今後の演出関係の解析情報が非常に楽しみになりました!ここは☆4つで!

 

 

スマパチになっても「海物語」の安心感は健在

 

e新海物語349 オススメ度☆4

 

シリーズの中でも珍しく(というか初?)甘デジ版の後発スペックとしての登場となった本機。しかしただ単にミドルスペックとしての調整を行っただけでなく、Cタイムを活用した新感覚のゲーム性を実現しており、今後のパチンコシーンに多大な影響を与える可能性のある要注目の1台ですね。スマパチになっても大当たり当選時は必ず1度は10R(1500発)当選という安心スペック、そして50回転ごという今頻度で訪れる時短突入のチャンス。

 

一撃性能に特化した昨今の流れが肌に合わないな…と感じていた方には是非1度お試しいただきたい1台でした。☆は4つ!

 

 

今回のレビュー結果

 

e新海物語349 総合レビュー☆4.2

 

「e新海物語349」の解析情報はこちら

 

 

パン君 アイコンスペックがマジで理想的

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