【P大海物語5ブラック】歴代シリーズ最大の衝撃！？ラッシュのゲーム性や演出を試打レビュー！

こんにちは！　 ななプレス編集部のパン君です。

 

三洋物産さんから登場する注目の新台「P大海物語5ブラック」の試打レビューをお届け！スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「ラッシュ編」でございます。

 

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

 

「P大海物語5ブラック」の解析情報はこちら

 

 

メインSTのバランスを損なわずに上位STを搭載！

 

 

※1…大当たりと小当たりの合算値。
※2…通常ST(電サポ50回転+残保留4回転)継続期待値約71.1％とGOLDパールRUSH(電サポ86回転+残保留4回転)継続期待値約87.3％のトータル継続期待値。
※3…GOLDパールRUSH(電サポ86回転+残保留4回転)の継続期待値。残保留4回転での当選は通常STの振り分けになります。
※…小当たり時はV入賞がST突入の条件。
※…コンプリート機能搭載機。

 

 

本機のスペック表やゲームフローがこちら。ラッシュの基本的なゲーム性としては、規定回転数内での大当たり当選を目指すSTタイプということで歴代の「BLACK」シリーズを踏襲。しかし本機は上位ラッシュである「GOLDパールラッシュ」の搭載、そして実は一種二種混合機となっておりラッシュ中は右打ちでの消化となることなど、これまでの「BLACK」シリーズにはなかった要素もふんだんに盛り込まれた意欲作となっております。

 

 

 

まずはメインのSTについて。こちらのST回数は電サポ50回転（＋残保留4個）で大当たり確率は約1/44.0となっており、残保留も含めたトータルでの継続率は約71％となっております。先代にあたる「P大海物語4スペシャルBLACK」では約72％でしたのでまぁ若干下がってはいますが体感できるほどの差ではないので、前作を打ち込んだ方も違和感なく楽しむことができるでしょう。

 

 

特図2(ST中)

 

 

 

大当たり内訳はこちら。「P大海物語4スペシャルBLACK」では10Ror5Ror3Rという振り分けでしたが今作では10Ror3Rのみに。大当たり当選時の半数が10R（1500発）になったこともあり、平均獲得出玉は前作を大きく上回っております。上位ラッシュが搭載された分通常STの性能が下がることを危惧していただけに、ここは良い意味でかなり驚きましたね。

 

 

 

 

特図2(GOLDパールRUSH中)

 

 

 

そしてシリーズ初搭載となる上位ラッシュ「GOLDパールRUSH」について。こちらは大当たり確率こそ通常のSTと同じく約1/44.0ですがST回数が電サポ86回転＋残保留4個へ、それに伴い当選期待度は約87％へと大幅アップしております。もちろん1度突入すれば連チャン時は必ず「GOLDパールRUSH」が継続。「BLACK」シリーズ史上最強のラッシュであることはもちろん、ミドルスペック機のラッシュと比較しても決して引けを取らない驚異の出玉性能を実現していますね。

 

 

 

 

 

ST中の大当たり時は1R目に注目。液晶が金色に光り輝けば…！

 

通常ST中大当たり時の4％…という突入条件のみを見るとかなり厳しい印象を受けてしまいますが、ライトミドルスペックかつ初当たり=ラッシュ突入ということを加味すると、ざっくり1日打てば1回くらいは突入が持てる設計。歴代シリーズで継承されてきたSTの出玉バランスは損なわず（むしろ強化）、新要素である強力な上位ラッシュへの突入も現実的に期待できる…シリーズ機の最新作としてこれ以上ない進化を遂げていると思いました！

 

ここまでは大絶賛してきた本機のラッシュについてですが、唯一の不安要素が本機は一種二種混合機である為通常のST＆「GOLDパールRUSH」共に右打ちでの消化を要すること。「海フレンズ」シリーズではいくつか一種二種混合機（右打ち）タイプの機種も登場しておりましたが、「BLACK」を含む「海物語」シリーズではほとんど採用されていなかった（もしかすると初？）ですからね…。ただ、今作ではそれによって残保留での引き戻し期待度が前作よりも大幅に上昇しているという嬉しい要素も存在。スペック＆ゲーム性としては間違いなく前作までより大きく向上していると思いますので、☆は5つで！

 

 

トータルでの満足感はシリーズ最高峰！

 

 

 

まずはメインのSTについて。こちらは前半20回転が「ブラック神殿ゾーン」、後半30回転が「いつものSTゾーン」という2段階構成。過去の「BLACK」シリーズを踏襲した部分も多いものの、前半パートの名称＆演出構成の変化、そして後半パートでは「カウントダウンゾーン」の撤廃などいくつか思い切った変更点も存在しております。

 

 

 

 

 

今作の前半パートは「ブラック神殿ゾーン」。歴代シリーズにおける前半パート「ブラックパールゾーン」は図柄がテンパイすればその時点で…というゲーム性でしたが、なんと本機では図柄テンパイでもハズレます。詳細は次の「演出バランス」の項目でレビューしますが、楽しみ方としては通常時や「いつものSTゾーン」に近いものになっている感じですね。ここでは「BLACK」シリーズならではの「骸骨船長出現予告」＆「骸骨船長SPリーチ」、「海獣変動予告」や「財宝の間SPリーチ」といった本モード専用の新規演出を多数搭載。新作らしい新鮮な魅力を存分に味わうことができました♪

 

 

 

続いて後半パートについて。「いつものSTゾーン」の演出については本当に「いつものSTゾーン」という感じだったので省略させていただきまして、ここでは「カウントダウンゾーン」がなくなったことが最大の特徴です。あの緊張感のある10回転が好きだった方にとっては残念な変化であると共に、演出ボリュームという観点でもマイナス要素となるのは間違いないでしょう。ただ、個人的には「カウントダウンゾーン」の変動スピード＆演出バランスがあまり好みではなかったので…完全に主観ではありますがこれはこれでスッキリした造りでめちゃくちゃアリ、というかむしろこれでいいんだよ！とさえ思いました（笑）

 

 

 

 

 

最後は本機から新搭載となる上位ラッシュ「GOLDパールRUSH」。こちらは前兆予告＆即当たり系演出をメインに展開される爽快感重視のゲーム性となっております。予告演出に関しては「チャンス目予告」や「カウントダウン予告」といったお馴染みのものに加え本機からの新予告、そして変動開始時にBGMが消える「無音演出」を始めとした様々な違和感演出なども搭載。リーチ演出らしいリーチ演出というものはないのでまぁ普段のST中と比べるとボリューム不足ではありますが、爽快感重視のゲーム性であることと予告演出の充実具合を考えればさほど問題ではないのかなと。

 

前半パートの刷新、「カウントダウンゾーン」の撤廃、そしてシリーズ初となる上位ラッシュの搭載…と「BLACK」シリーズの歴史の中でもっとも大きな変化があった本機。それぞれで見ると少々物足りなさを感じるところもありましたが、これまでの「BLACK」シリーズにはない新鮮味と高揚感を十分に味わうことができまし、トータルでの演出ボリュームも間違いなく本機がシリーズナンバーワンでしょう。☆は4つで！

 

 

最初は違和感がありそうだが「海物語」の魅力を存分に味わえる神バランス！

 

 

前述の通り今作はこれまでの「BLACK」シリーズのST中と演出が大きく変化。全ステージ（モード）毎や「GOLDパールRUSH」の演出バランスついてそれぞれ細かくご紹介するととんでもないボリュームになってしまうので、ここでは特に印象的だった部分をレビューしたいと思います。

 

 

 

「魚群予告」がアツイのはもちろん、なんでもない展開からのノーマルリーチもしっかりアツイ！歴代「海物語」シリーズファンも納得の演出バランス…なハズ。

 

まずは前半パートの「ブラック神殿ゾーン」の演出バランスについて。先程チラッとお話しましたが今作の「ブラック神殿ゾーン」は予告演出→リーチ演出といういわば通常時や「いつものSTゾーン」に近い流れで進行していくゲーム性。これは「BLACK」シリーズファンの方からするとかなり衝撃的な変化であり賛否両論あるかと思います。ただ、個人的には「海物語」は予告演出～リーチ演出までの様々な法則性が醍醐味であり図柄テンパイを祈るだけのゲーム性は大味すぎる、そしてこれまでの「ブラックパールゾーン」では煽りの頻度が高くストレスを感じる場面が多い…と感じており、端的に言えば「カウントダウンゾーン」同様にあまり好みの演出構成＆バランスではなかったんですよね（笑）。その点本機の「ブラック神殿ゾーン」は「カウントダウンゾーン」に比べて煽りの頻度は格段に少なくなっていますし、「海物語」らしい魅力を存分に味わえる区間が増えたことはめちゃくちゃ嬉しい変化でした！

 

 

 

 

 

「ブラックパールゾーン」自体は完全に亡きモノとなったわけではなく、今作では「ブラック神殿ゾーン」中の演出の1つとして継承。前作までは煽りの頻度が高すぎて…と言いましたが今回の試打では大半が大当たりに繋がり、発生時点でかなり期待が持てる演出になっている印象でした。「海物語」本来の魅力を存分に楽しめる演出構成＆バランスへと進化つつも、歴代「BLACK」シリーズファンの方に馴染み深い「ブラックパールゾーン」はアツイ演出として継承。この前半パートの造りは個人的にシリーズ最高峰の完成度だと思いましたね！

 

 

 

 

お次は上位ラッシュである「GOLDパールRUSH」について。ここは即当り系演出メインなので何よりも大事なのは先読み演出になっております。基本的には先読み演出の連続もしくは強パターンの発生から大当たりに繋がることが多いものの、保0状態以外において先読み演出が一切発生せずにいきなり大当たりに当選するパターンも何度か確認。消化スピードが非常に早いのでじっくりと展開を味わうような時間はありませんが、「どんな状況からでも大当たりに期待できる」という「海物語」の魅力はしっかりと味わえる演出バランスに調整されている印象を受けましたね！

 

 

 

 

ST中全体を通して気になったポイントが1つだけありまして…それは「ブラッククジラッキー図柄」揃いや「骸骨船長SPリーチ」での大当りなど、その時点で10R大当たり濃厚となる演出の発生割合が少々高く感じられたこと。今回の試打ではだいたい10R大当たり時の1/3～1/4くらいがこれらの演出絡みでしたね。まぁこのあたりのバランスの好みは人それぞれですし、それらの煽り演出発生時のドキドキ感も捨てがたいので僕としても非常に悩ましいところなのですが…。これまでの「BLACK」シリーズでは大当たり（図柄揃い）してから「さぁ何ラウンドだ…！？」というワクワク感がすごい好きだったので、もう少しそれに近い楽しみを味わえるバランス感だと尚良かったですね！

 

最後に1つだけ気になったポイントをお伝えしましたがそれ以外は概ね好印象。これまでのシリーズからの変更点が多いため様々な意見があるかと思いますが、個人的には演出バランスに関していえば「海物語」のSTとして完璧に近い造りだと思いました。☆は5つで！

 

 

ST状態＆多彩なカスタマイズの組み合わせで楽しみ方は自由自在！

 

 

 

本機に搭載されている「my海カスタム」はこちら。カスタマイズ機能は通常時とST中で共通、また全てのカスタマイズ機能は自由自在に組み合わせることが可能となっております。

 

 

 

 

 

前半パートの「ブラック神殿ゾーン」は「魚群期待度」→「100％」、告知頻度→「100％」、「予告頻度」→「控えめ」といった感じのカスタマイズをオススメ。この組み合わせでは何かしらの予告演出が発生すればほぼ図柄テンパイ→あとは「魚群予告」か「ブラックパールフラッシュ」の勝負…といった演出バランスに変化。「ブラックパールゾーン」とまるっきり同じとはいきませんが、それに近いメリハリのあるゲーム性＆緊張感を味わうことができますよ♪

 

 

 

 

「GOLDパールRUSH」中は先読みメインのゲーム性なので、前兆演出が多すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は「前兆予告」を「少なめ」にすれば万事解決。いずれかの「前兆演出」発生でほぼ大当たり…！？というメリハリのあるゲーム性に！また、「前兆演出」＆「予告頻度」を「控えめ」ではなく「出ない」にするのもオススメ。超高速消化＆毎回転ほぼ全く同じ期待感という他機種では味わえないエクストリームなゲーム性を楽しむことができました。「海物語」王道のゲーム性とは全く異なるので好みは分かれると思いますが、「GOLDパールRUSH」が大連チャンした際には是非1度は試してみてほしいですね♪

 

カスタマイズ項目に関しては「P大海物語5」と全く同じ。本機ならではの独自要素はないものの主要なカスタマイズ機能は一通り揃っているので不満を感じる方は少ないでしょう。各状態において様々なゲーム性＆演出バランスを楽しむことができかなり満足感が高かったですね。☆は4つ！

 

 

シリーズ最強のSTがここに完成

 

 

「BLACK」シリーズ最新作として登場する本機は右打ちでの消化となったことや上位ラッシュの搭載、ST前半パートのゲーム性の変化や「カウントダウンゾーン」の撤廃などなど…これまでには考えられないほどの変更点が存在。前情報段階では期待と共に不安要素もいくつかありましたが、実際に打ってみると本機からの新要素はいずれも非常に魅力的かつ守るべきものはしっかりと守られており、間違いなくシリーズ最強の「BLACK」に仕上がっていると思いました。

 

ただ1つだけユーザー層を考えるとやはり右打ち専用機になってしまったのは残念ですが…昨今はほぼ全ての機種のラッシュが右打ち消化であることを考えればそこまで悲観することではないのかもしれませんね。本当によくぞここまで魅力的なST（ラッシュ）を作り上げてくれました！☆は5つ！

 

 

今回のレビュー結果

 

 

「P大海物語5ブラック」の解析情報はこちら

 

 

ライトミドルスペックの時代がやってくる予感