【P大海物語5ブラック】「BLACK」シリーズ最新作がついに登場!通常時のスペックや演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
三洋物産さんから登場する注目の新台「P大海物語5ブラック」の試打レビューをお届け!スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「通常時編」でございます。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
ST突入率100%×オール3R!シリーズ初の組み合わせ。
基本仕様 | |
タイプ | ライトミドル |
仕様 | 一種二種混合機 |
大当たり確率 (通常時) |
約1/199.8 |
大当たり確率 (RUSH中) |
約1/44.0(※1) |
ST突入率 | 100% |
ST継続率 | 約74%(※2) |
GOLDパールRUSH突入率 (ST中大当たり時突入) |
4% |
GOLDパールRUSH継続率 | 約87.3%(※3) |
賞球 | 1&4&5&15 |
カウント | 10カウント |
ラウンド | 3R/10R |
大当たり出玉 ※払い出し個数 |
3R:約450個 10R:約1500個 |
電サポ回数 | 50回転+残保留4回転/ 86回転+残保留4回転 |
潜伏確変 | 非搭載 |
遊タイム | 非搭載 |
※1…大当たりと小当たりの合算値。
※2…通常ST(電サポ50回転+残保留4回転)継続期待値約71.1%とGOLDパールRUSH(電サポ86回転+残保留4回転)継続期待値約87.3%のトータル継続期待値。
※3…GOLDパールRUSH(電サポ86回転+残保留4回転)の継続期待値。残保留4回転での当選は通常STの振り分けになります。
※…小当たり時はV入賞がST突入の条件。
※…コンプリート機能搭載機。
まずは全体的なスペック表はこちら。本機は初当たり確率約1/199.8の一種二種混合機。これまでとは異なり一種二種混合機での登場となりますが「BLACK」シリーズの伝統であるSTタイプのゲーム性はもちろん継承。遊タイムなどの付加機能も非搭載で、大部分は歴代「BLACK」シリーズを継承したシンプルな作りとなっております。
特図1
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
3R | 50回転+残保留4回転 | 100% |
今回は「通常時編」ということで、評価材料となるのは初当たり(特図1)時のラウンド内訳やST(ラッシュ)突入率など総合的な満足感。そして本機のラウンド内訳がこちらとなっております。ここは歴代「BLACK」シリーズにおいて度々変化があった部分ですが、今作では初当たり当選で必ずST突入、そしてラウンド振り分けはなくオール3Rという点が大きな特徴です。
まずはST突入率について。これまでに登場したライトミドルスペックの「BLACK」シリーズは、初代にあたる「CR大海物語BLACK LIGHT(MAXと同時リリース)」、2018年に登場した「CR大海物語4 BLACK」、2021年に登場した「P大海物語4スペシャル BLACK」の3機種。この内「CR大海物語4 BLACK」のみがST突入率50%(通常大当たりは時短突入)、「CR大海物語BLACK LIGHT」「P大海物語4スペシャル BLACK」の2機種はいずれもST突入率100%での登場でした。
まず今作のスペックを知った時の正直な第一印象をお伝えしますと、ST突入率100%タイプでの登場というのは嬉しい気持ちと残念な気持ちが半々でした。というのも、現在ホールに設置されている「海物語」シリーズの主なライトミドルスペックが「P大海物語4スペシャル BLACK」「Pスーパー海物語IN沖縄5 夜桜超旋風」「Pスーパー海物語 IN 沖縄5 桜ver.199」といずれもST突入率100%タイプである為、そろそろ違うタイプのライトミドルスペックが登場すると選択の楽しみが増えるのではないかと思っていたからです。
ただ、シリーズ唯一のST突入率50%タイプだった「CR大海物語4 BLACK」はもう何年も前のこと。おそらく現在の「BLACK」にはST突入率100%というイメージが定着しているでしょうし、ファンの方も初当たりを引けば必ずSTを楽しめるという安心感を好んで遊技されている方が多いハズですからね。であれば、現在の「BLACK」ファンの方が違和感なく楽しめるゲーム性を継承しているのは正しい判断なのかなと思います。
機種名 | ラウンド(払い出し出玉) | 振り分け |
CR大海物語BLACK LIGHT (※全てST突入) |
16R(1664個) | 25% |
8R(832個) | 37.5% | |
4R(416個) | 37.5% | |
CR大海物語4 BLACK | 7R(784個)+ST50回転 | 50% |
7R(784個)+時短50回転 | 50% | |
P大海物語4スペシャル BLACK (※全てST突入) |
10R(1500個) | 30% |
5R(750個) | 30% | |
3R(450個) | 40% | |
P大海物語5ブラック(今作) | 3R(450個) | 100% |
お次はこちらも歴代シリーズにおいて毎回変化があった部分である初当たり時の大当たり内訳について。具体的な数値はこの通り。今作ではラウンド振り分けナシ&オール3R…ということで、初当たり時の獲得出玉はこれまでで1番少なくなっております。個人的にはラウンド振り分けがなくなってしまったというのは非常に残念なポイント。僕は今でも「P大海物語4スペシャル BLACK」をたまに打つことがあるのですが、初当たり時が3Rだった時は「今回は絶対STスルーするワケにはいかないぞ…」だったり、逆に10R→STスルーだったときは「残念だけど初当たりが10Rで良かった~」みたいな感じで、初当たりのラウンド数(獲得出玉)によって様々な心境を味わえるのも楽しみの1つだったんですよね。詳細は次回の記事でご紹介しますが、ST性能がこれまでよりも高くなっているので初当たり時の出玉に関しては仕方ないところではあるのですが、多少なりともラウンド振り分けのドキドキ感は残していて欲しかったなと思いました!
シリーズ毎に変化してきた初当たり時の内訳ですが、今作ではオール3R(450発)×ST突入率100%という初の試み。初当たりに当選すれば必ずST突入というゲーム性は現行機である「P大海物語4スペシャル BLACK」と全く同じなので、多くのユーザーが安心して楽しめるでしょう。ただ、あのラウンド振り分けによるドキドキ感が失われてしまったのはやはり痛い…。ここは☆3つで!
兄弟機として十分な進化
今作は今年の2月に登場した「P大海物語5」のスペック違い。演出面は基本的には「P大海物語5」を継承した造りとなっておりますが一部新演出の追加、そして前作から継承された演出でも「BLACK」仕様に刷新されたものが存在しております。
まずは今作から新搭載となる「図柄消灯ブラックパール予告」。こちらは図柄が全消灯すると「ブラックパールゾーン」へと突入→ST中と同じく図柄がテンパイすればその時点で…?という演出になっております。「ブラックパールゾーン」への発展頻度自体は高くないものの図柄消灯煽り(前兆含む)がほどよく発生することで、通常時に倦怠感を感じさせないちょうどいいアクセントになっております。
また、今作では「ネッシー」や「ビッグクラブ」といったキャラクター達、そして各ステージの背景などが「BLACK」仕様に変化。直接遊技の面白さに関わる部分ではありませんが、基本的な演出が前作を踏襲している分こういう細かいところで新鮮味を味わえるのは嬉しいポイントですな♪
基本的な演出構成は「P大海物語5」を継承しつつもいくつかの新要素が加えられた本機。兄弟機としては必要十分かつちょうどいい進化を遂げていると感じました。☆は4つで!
新演出の出現バランスが絶妙
詳細は次の項目でご紹介しますが、本機は「my海カスタム」によって主要演出のバランスを自由自在に調整可能なので、ここでは「my海カスタム」を一切設定していない状態についてレビューしたいと思います。といっても基本的にはこれまでに登場した「海物語」シリーズと同じようなものだと考えていただければOK。具体的に言えばミドルスペック版に比べると初当たり確率が高くなった分そのまま各前兆予告や「魚群予告」を始めとした強演出が発生しやすくなっているといった感じで、ミドルスペックの「P大海物語5」と比較して各演出の信頼度が大きく変化しているようなことはないのかなと思いました。
先程ご紹介した通り今作では「図柄消灯ブラックパール予告」という新演出を搭載。今回試打した感じでは発展煽り(一部が消灯)の発生自体数十回転に1度あるかな?といった程度で、発展時点でかなりアツイ演出になっているっぽいです。新演出の搭載はなにも良いことだけでなく、場合によってはバランスブレイカーになる可能性も…という不安要素も孕んでいますからね。ここに関しては「P大海物語5」ファンの方が新たに余計なストレスを感じること無く楽しめるようしっかりとバランス調整が行われていると感じました。
1点気になったのは奇数図柄のリーチ演出について。通常時の大当たりがオール3R&ST突入という1種類のみになったことによりテンパイ図柄によるドキドキ感はほぼなくなっております。まぁこれは本機のスペックに起因することなので演出バランスの調整のみでどうこうできるものではないのですが…。親機である「P大海物語5」は確変ループタイプ、そして「BLACK」シリーズの先代にあたる「P大海物語4スペシャル BLACK」はラウンド振り分けタイプということでいずれもテンパイ図柄に一喜一憂できるタイプだったことを考えると、その楽しみがなくなってしまったのは非常に残念であります。
図柄による楽しみがなくなってしまったことだけが残念でしたが、その他には特に気になるポイントはナシ。「図柄消灯ブラックパール予告」も元々搭載されていた予告&リーチ演出のバランスを大きく崩すことなくほどよい新鮮味を味わえるように最適な調整が行われていたので、多くの「海物語」ファンが安心して楽しめるバランスになっていると思います。☆は4つで!
「前兆予告」の楽しみが増加!
本機に搭載されている「my海カスタム」の内容は「P大海物語5」を踏襲。王道の先読み系や一発告知カスタム、そして「海物語」ならではの「魚群期待度」など幅広いカスタマイズが用意されております。
本機で注目したいのは「前兆予告」のカスタマイズ。というのも前述の通り新搭載の「図柄消灯ブラックパール予告」は基本的に一部の図柄が消灯(先読み予告)→当該回転で全消灯という流れで発展、そして発展時点でかなりの期待度を持っていると思われるからです。僕含め多くのユーザーがこれまでの「海物語」シリーズでもこのカスタマイズは活用されていたと思いますが、本機ではこれまでにないドキドキ感を味わうことができそうですね!
本機から新搭載となるカスタマイズ機能はありませんが、「P大海物語5」の時点でカスタマイズ機能の充実度はシリーズでもトップクラスでしたからね。もしなにか1つ追加するならば今のトレンドである「先バレ」系になるんでしょうが海の先バレはなんかイメージできない(笑)。「海物語」を楽しむ上では何1つ不自由ない十分なカスタマイズが用意されていると思います!☆は4つ!
初当たり時の満足感がもっと高ければ…
ここまでのレビューを振り返ってみるとスペック面のみが☆3つ、演出面に関わる項目は全て☆4つという結果に。スペック面はST突入率100%&ST性能が上がっている分歴代シリーズに見劣りする部分がありどうしても厳しい評価になってしまいましたな。ただ、演出面は新要素が決して「P大海物語5」のバランスを崩すこと無く新鮮味を味わえるバランスで調合されており非常に満足感が高かったので、☆は4つ!次回は大きく生まれ変わったSTの演出や性能についてレビューしますので、そちらも是非チェックしてくださいね♪
今回のレビュー結果
今でも「P大海物語4スペシャル BLACK」を楽しんでいるだけに、やはり初当たり時のラウンド振り分けのドキドキ感は欲しかった…!
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