【P中森明菜・歌姫伝説~BLACK DIVA極~】今度の「明菜」はロングST!ラッシュの演出やゲーム性を試打レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
ディ・ライトさんから登場する注目の新台「P中森明菜・歌姫伝説~BLACK DIVA極~」の試打レビューをお届け!スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「ラッシュ編」でございます。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
「P中森明菜・歌姫伝説~BLACK DIVA極~」の解析情報はこちら
コンテンツとの親和性が高い魅力的なゲーム性だが、もうひと頑張り欲しかった!
基本仕様 | |
タイプ | ミドル |
仕様 | VST機 |
大当たり確率 (通常時) |
1/319.6 |
大当たり確率 (高確率時) |
1/91.7 |
RUSH突入率 | 約72%(※1) |
RUSH継続率 | 約80%(※2) |
賞球 | 1&4&15 |
カウント | 10カウント |
ラウンド | 2R/7R/10R |
大当たり出玉 ※払い出し個数 |
2R:約300個 7R:約1050個 10R:約1500個 |
時短回数 | 120回転(※3)/144回転(※4) |
潜伏確変 | 非搭載 |
遊タイム | 非搭載 |
※1…時短引き戻し含む。
※2…残保留4回転での引き戻し含む。
※3…確率変動は特定ラウンドにおけるV入賞が条件。
※4…ST中に特図1で通常当たりに当選した場合はST500回転。
※…コンプリート機能搭載機。
まずは本機の全体的なスペック表がこちら。前作「P中森明菜・歌姫伝説~THE BEST LEGEND~」では最初に登場したミドルタイプが確変ループ機、後発のライトミドル&甘デジタイプはST機とスペック毎にゲーム性が異なりましたが、今作は昨今のトレンドであるロングSTタイプのゲーム性が採用されております。
Daiichi系機種は上位ラッシュを搭載した2段階タイプが多い印象がありますが、本機は上位ラッシュ非搭載でシンプルなゲーム性。演出面は後ほど詳しくご紹介しますが、基本的には演出もしっかりと楽しめるタイプの造りとなっております。このシリーズに過度な爽快感や出玉スピード、そして安定感を引き換えにした爆発力なんかを求める方は多くないハズなので、本機のラッシュのゲーム性は「中森明菜」というコンテンツにかなりマッチしていると思いました。
大当たり内訳
特図2
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R確変 | ST144回転 | 90% |
2R確変 | ST144回転 | 10% |
ST中の大当たり確率は約80%、そして大当たり当選時の内訳(時短中も共通)はこちら。右打ち中の大当たりはほぼほぼ10R(1500個)ですが、10%で2R(300個)が存在している点が特徴です。現在主流の機種ではこの継続率だとオール10Rが当たり前なので、それらと比較すると出玉性能に関しては少々見劣りしてしまいますな。
ただ、2R大当たりである「DIVA CHARGE」はリーチ演出ハズレ後の救済当たり的な役割を担っていたのは好印象でした。スペック面(出玉性能)を考えると「DIVA CHARGE」はラッシュ中における大きなストレスの要因ともなりかねないのですが、ここはしっかりとユーザー目線に立った見せ方を考えられているなと。「DIVA CHARGE」消化中に10Rへ昇格することも珍しくありませんでしたし、ゲーム性という観点で見れば本機のラッシュに欠かせない要素の1つだと納得することができましたね。
今作のラッシュはガッツリと演出を楽しめるロングSTタイプ。昨今はこのタイプの需要がかなり高まっていると思いますし、歴代シリーズや「中森明菜」さんのファンの方たちにとっても理想的なゲーム性なのかなと思います。ただ、やはり継続率約80%で2R大当たりも存在するというのは少々物足りなさを感じますな。前回の記事でご紹介した通り本機は通常時のスペックが非常に優秀なので仕方ないといえばそうなのですが、今回はあくまで「ラッシュ編」ですからね。ここは自分の気持ちに正直に…☆は3つ!
後半パートでは3種類から選択可能
「中森明菜」シリーズはこれまでにも何度かSTタイプで登場しておりますが、今作のラッシュはおそらく歴代シリーズ最長となる144回転のロングSTタイプ。そして気になる演出構成は、前半パートの「極DIVA RUSH」、後半パートの「LIVE MODE」という2部構成となっておりました。
まずは前半パート(ST突入~44回転目まで)の「極DIVA RUSH」。こちらは即当たり演出メイン&爽快感重視のパートとなっております。機種によっては即当たりパートはほとんど演出が用意されていなかったりもしますが本機はこの「極DIVA RUSH」中もそれなりに予告演出が充実しており、STタイプならではの楽しみをしっかりと味わうことができました。
そして後半パート(ST45回転目~ラストまで)の「LIVE MODE」。こちらは「ライブモード オリジナル」「ライブモード カバー」「ライブモード ラッシュ」の3種類から選択可能となっております。
まずは「ライブモード オリジナル」。こちらは最後まで歌い切ることができれば大当たりという「中森明菜」シリーズ伝統のゲーム性が楽しめる演出モード。次にご紹介する「ライブモード カバー」も似たような造りなのですが、こちらではリーチ演出の楽曲が「中森明菜」さんご自身の楽曲のみ、そしてリーチ中は「あつ菜」参戦の可能性アリ…という点が特徴。歴代シリーズファンの方ならとりあえずこちらを選択していただければご満足いただけると思います。
お次は「ライブモード カバー」。こちらも予告~リーチまで全体的な演出構成は「ライブモード オリジナル」とほぼ共通ですが、モード名称の通りカバー楽曲のみであること、そしておそらくリーチ中の「あつ菜」参戦パターンは存在しないことが特徴です。この流れる楽曲をモード毎に分けている…というのはかなり関心したポイント。今作はカバー楽曲を多数搭載というシリーズ初の試みが行われておりそれが理由で本シリーズを初めて触れる方もいらっしゃると思いますが、歴代シリーズファンや「中森明菜」さんのファンの方からすれば「本人の歌だけで十分だ!」という意見もあるハズですからね。これが例えば1つのモードで全楽曲が流れるみたいな造りだと「前のほうが良かったな…」と感じる方がいらっしゃるかもしれないので、本機を遊技される全てのユーザーに配慮した素晴らしい設計だと思いました!
最後にご紹介するのが「ライブモード ラッシュ」。本機から新搭載となるこちらの演出モードはなんと「中森明菜」さんや「ちび菜」達が登場しないという画期的なモード。「A」図柄揃いから発展する「タイムラッシュ」リーチで大当たり当選を目指す図柄メインの演出構成となっております。
正直に言ってしまうと、たぶん僕はホールで本機を打つときにこの演出モードを選択することはないかなぁ…。演出の面白さどうこうは一旦置いておいて、僕的にはやはり楽曲だったり「ちび菜」達のかわいらしいアクションが「中森明菜」シリーズの魅力なのでね。できればもう少し「中森明菜」というコンテンツを活かして欲しかったです!
今作はおそらくシリーズ初となる前半&後半パートの2段階構成。そして後半パートの「LIVE MODE」は3種類用意されていますし、演出ボリュームとしては十分でしょう。そしてその「LIVE MODE」ではモード毎に楽曲が変化するというファンへの配慮も本当に素晴らしいと思いました!唯一残念だったのは「ライブモード ラッシュ」の演出構成。好みは人それぞれなのでもちろんこれがツボにハマる方もいらっしゃるかとは思いますが、少なくとも僕が「中森明菜」シリーズに求めているものではなかったなと。☆は4つで!
ST機に求める理想的な演出バランス
お次は演出バランスについて。まずは前半パートの「極 DIVA RUSH」ですが、こちらは兎にも角にも先読み演出発生に期待するゲーム性。今回試打した限りでは先読み演出が非発生時はほぼノーチャンス。基本的に大当たり当選時は赤保留絡みが多かったものの、点滅保留も複数回大当たりに繋がったのは好印象でしたね。
イルミ演出のピンク(紫かも?)は図柄テンパイさえなく終わることもあるので注意。おそらくもう1段階上の赤が激アツなのですがあまりに格差がありすぎるように感じたので、せめて図柄テンパイくらいは確定にしてくれると嬉しかったですね。
お次は後半パートの「LIVE MODE」。まずはほぼほぼ演出構成が同じ「ライブモード オリジナル」「ライブモード カバー」からご紹介しましょう。こちらも「極DIVA RUSH」同様予告演出面において先読み演出の比重が高く、保留変化やチャンス目といった先読み演出の複合が重要。こちらもやはりリーチ発展や大当たり当選時は赤系演出絡みが多めではあるものの、意外と各演出が緑系止まりでも期待は持てる印象でした。
リーチ中はタイトル色や「あつ菜」参戦の有無(「オリジナル」のみ)が重要なチャンスアップ要素。実戦上大当たり当選時のほとんどは少なくともいずれか1つのチャンスアップは発生しておりました。ただ、チャンスアップが発生しなかった場合でもリーチハズレ→「DIVA CHARGE(2R大当たり)」当選というパターンは確認。チャンスアップなしでも素直に大当たりしてくれることもあれば尚良しではあるのですが、この「DIVA CHARGE」の存在によって全体的なバランスは大きく向上している印象を受けました。
そして最後に「ライブモード ラッシュ」。例に漏れず先読み演出の複合が重要ではあるのですが、こちらのモードでは点滅保留のみでのリーチ発展→大当たりなんてパターンも確認。もしかするとたまたま珍しいパターンを経験してしまっただけなのかもしれませんが…まぁ悪い気はしません(笑)。また、専用演出の「タイムラッシュリーチ」中は制限時間や図柄停止パターンなどチャンスアップ演出が豊富に用意されているのですが、さほど強そうなチャンスアップ演出が発生していなくても大当たりに期待できる印象でした。先程の項目で演出構成に関しては疑問を呈しましたが、演出バランスはかなり好みかもしれません…!
「極 DIVA RUSH」そして3種類の「LIVE MODE」のいずれも、個人的にST機には欠かせない「とにかく発展さえすれば期待できる」をバッチリ感じることが出来ました。中でもそれが1番強かったのは「ライブモード ラッシュ」。先程は厳しいコメントを残してしまいましたが、特に「中森明菜」さんや「ちび菜」に強いこだわりがなければかなりオススメです。全体的に演出バランスはかなり好印象でした!☆は5つ!
ラッシュ中のカスタマイズ機能はなんと…
えーっとここでいきなりですが衝撃的なニュースが。本機ではメニュー画面を開くとこのように「実機カスタム」が表示されるのですが…
なんと各種演出面の「信頼度カスタム」が適用されるのは通常時のみ。ラッシュ中は一切カスタマイズ不可となっておりました。ラッシュ後半パートには複数のバリエーションがあるとはいえ、「先読みタイプ」や「一発告知タイプ」みたいな役割分担があるわけではないですからねぇ…。きっとなにかしらの意図や理由があるのだとは思いますが、正直に言ってこれは残念極まりないですな(泣)。
その代わりと言ってはなんですが、本機には実用的な「サウンドカスタム」を搭載。「ライブ風」は僕の耳が腐っているのかさほど違いを感じることが出来なかったのですが、「歌集中」では余計な音のボリュームが下がり楽曲を聞き取りやすくなっていることを明確に感じることができました。これは全「歌パチ」系機種に搭載して欲しいと思いましたね!
本機のラッシュ中はまさかの演出カスタマイズ機能非搭載。僕は何事も頭ごなしに否定することはしたくない性分なので色々と考えたのですが…「カスタマイズ機能」という項目においてはさすがにどうあがいてもマイナス要素にしかなり得ませんでした(汗)。一応「サウンドカスタム」という本機にマストなカスタマイズ機能が搭載されていたことを評価して…ここは☆2つで。
スペック・演出共にもう一声欲しかった…!
約3年ぶりのシリーズ最新作はロングSTタイプで登場!即当たりゾーンを設けることで程よい爽快感はありつつもメインパートではシリーズ王道の演出をしっかりと満喫できる造りですので、歴代シリーズファンはもちろんのこと演出面での満足感を重視する方にもオススメできる1台となっております。ただ、初当たり関係のスペックが良すぎる分ラッシュの出玉性能は若干控えめ。近年のDaiichiさん系列の機種にはスペック面への強いこだわりを感じるものが非常に多かったので、できればもう少しラッシュの出玉性能も頑張って欲しかったですな。あとは最後にご紹介した演出カスタマイズ機能。これはせめて王道の先読み系と一発告知系それぞれ1種類ずつくらいだけでいいので搭載していて欲しかったですな。☆は3つ!
今回のレビュー結果
「P中森明菜・歌姫伝説~BLACK DIVA極~」の解析情報はこちら
「明菜」のSTはやっぱり楽しい
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