【Pフィーバーパワフル】「夢夢」ちゃんたちが新たな姿で帰ってきた!人気シリーズ最新作のスペックや演出を試打レビュー!
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です。
SANKYOさんから登場する最新台「Pフィーバーパワフル」の新台レビューをお届け!スペックや演出の出来がどんな感じだったか筆者の独断と偏見に基づいて各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。
なお、本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
近年の「フィーバーパワフル」シリーズをベースとしつつもより刺激的なゲーム性に!
基本仕様 | |
タイプ | 甘デジ |
仕様 | ST機 |
大当たり確率 (通常時) |
1/99.9 |
大当たり確率 (高確率時) |
1/12.0 |
RUSH突入率 | 100% |
パワフルRUSH 継続率 |
約64.2%(※1) |
トータルRUSH 継続率 |
約68.4%(※2) |
賞球 | 1&5&10 |
カウント | 10カウント |
ラウンド | 3R/6R/10R |
大当たり出玉 ※払い出し個数 |
3R:約300個 6R:約600個 10R:約1000個 |
電サポ回数 | 25回転/50回転 10000回転 |
潜伏確変 | 非搭載 |
遊タイム | 非搭載 |
※1・・・特図2に限る。
※2・・・極パワフルRUSHを含むトータル継続率、特図2に限る。
※・・・コンプリート機能搭載機
本機は初当たり確率約1/99.9のST機となっており、初当たり確率やST中の大当たり確率&ST回数など基本的な設計は近年の「フィーバーパワフル」シリーズを継承。初当たりを引くことができれば必ずSTに突入、そして大当たり当選時はラウンド振り分けにドキドキ…という楽しみは今作でも健在でございます。
といってももちろん前作から何も変化がないわけではなく本機ならではのポイントがいくつか存在。まずは通常時関連ですが、今作では「遊タイム」が非搭載となっているのが前作からの大きな変更点です。「遊タイム」の有無は一長一短なので一概に良し悪しを決められるものではありませんが、「遊タイム」がなくなったことで残り時間などを気にせずに楽しめたり、気軽に少しだけ打ってみることができるようになったのは大きな利点なのかなと。
そしてもう1つ前作から大きな変化があったのが大当たりの種類&電サポ回数について。前作における最上位ボーナスは10R大当たり(1000個)かつ当選時は必ず100回転の電サポ(ST8回+時短92回)に突入ということで連チャン期待度も高まる嬉しいボーナスでしたが…今作はなんと10R大当たり当選時点でさらに大当たり×2回の当選が濃厚!最低でも1600個(払い出し)の出玉獲得が濃厚となる強力なボーナスへと進化しております。
10R大当たり後は必ず「極パワフルRUSH」に突入するのですが内部的には時短10000回転となっており、最低でも大当たりに2回当選するまではこの「極パワフルRUSH」が継続。そしてこの間にもう1度10R大当たりに当選した場合は再度そこから大当たり×2回が濃厚となるので、引き損感も感じない設計となっています。
大当たり内訳
特図1
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R | 10000回転 (ST8回転+時短9992回転) |
約1% |
6R | 50回転 (ST8回転+時短42回転) |
約50% |
3R | 50回転 (ST8回転+時短42回転) |
約1% |
3R | 25回転 (ST8回転+時短17回転) |
約48% |
特図2
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R | 10000回転 (ST8回転+時短9992回転) |
約9.5% |
6R | 50回転 (ST8回転+時短42回転) |
約59.5% |
3R | 50回転 (ST8回転+時短42回転) |
約1% |
3R | 25回転 (ST8回転+時短17回転) |
約30% |
ただ、最上位ボーナスの性能がそれだけ上がったということは当然その弊害もあるワケで。具体的に言うと前作では通常時・ST中共通で10R大当たりの内訳は12%存在していましたが、今作での10R大当たり内訳は通常時が1%、ST中が9.5%となっております。ST中に関しては前作とさほど変わりないので不満はありませんが、通常時はプレミアム的存在になってしまっているのがちょっと残念。今作で初めて「フィーバーパワフル」シリーズに触れる方なら今どきっぽいこのゲーム性はかなり楽しめるかと思いますが、歴代シリーズを打ち込んできた方からするとこの変化には少々戸惑いを感じてしまうかもしれませんね。
甘デジ×ST突入率100%×ラウンド振り分けタイプ…という近年の「フィーバーパワフル」シリーズのゲーム性は踏襲しつつも、新たに大当たり×2回以上の当選が濃厚となる「極パワフルRUSH」を搭載。前作までと比較すると若干荒波仕様になっているので賛否はあるかと思いますが、これまでと全く同じではなくより魅力的なスペック・ゲーム性を追求する姿勢は大いに評価したいですな!☆は4つ!
シリーズ伝統の3つの演出モードを搭載!
通常時の演出モードは「パワフルモード」「ノーマルモード」「クラシックモード」から選択可能。近年の「フィーバーパワフル」シリーズではお馴染みの3モード構成となっております。歴代シリーズを打ち込んでいる方には当たり前かと思いますが一応ご説明させていただくと、それぞれの演出モードでは搭載されている予告&リーチ演出はもちろんのこと演出バランスも全く異なるというのが本シリーズの大きな特徴ですね。
「パワフルモード」は前作同様多彩な予告&リーチ演出を楽しめる賑やかな演出モード。「ノーマルモード」は「パワフルモード」よりも演出発生頻度が控えめで前作における「シュワシュワモード」に近い作りの演出モードとなっています。両モード共に搭載されている演出は前作から大きく刷新されていますが、全体的な演出フロー及び演出バランスは踏襲している印象。ほどよい新鮮味はありつつも、歴代シリーズファンの方も安心して楽しめる仕上がりでした♪
ファンの方にはお馴染みかと思いますが、「フィーバーパワフル」シリーズでもっとも特徴的なのが「クラシックモード」。このモードではなんと予告演出やスーパーリーチといったものは非搭載。基本的にはノーマルリーチのみとなっているのでリーチがかかるだけでめちゃくちゃドキドキできます。この「クラシックモード」は前作でも大のお気に入りだったので今作でも搭載されていて一安心。本機で初めて「フィーバーパワフル」シリーズに触れる方もいらっしゃるかと思いますが、是非1度この唯一無二の魅力を味わってみてほしいですね!
3種類のモードそれぞれの演出傾向や役割に関しては前作と大きな変化はないのですが、今作ではある意味で衝撃的な変化がありまして…それが「夢夢」「ナナ」「ジャム」のキャラクターデザイン!みんなスタイルがめちゃくちゃ良くなり、顔もかなり「萌」寄りの可愛らしいデザインになっていますな。
これはこれでかなりアリなのですが…スロットも含め20年近く「パワフル」シリーズに触れている身としてはやはり3頭身の愛らしい「夢夢」ちゃん達の姿にもかなり愛着がありましてね…(笑)。一応「群予告」だったり一部の演出ではその姿を確認することができたのですが機会はそう多くないので、もう少し旧デザインの「夢夢」ちゃん達の演出を増やすか、もしくは専用の演出モードがあれば嬉しかったなと思います!
各モードごとの演出ボリュームはそこまで多いわけではないものの、それぞれ演出構成&バランスは全く異なるのでこれまで同様打ち込み甲斐は十分。また、今回の試打ではモードを問わずノーマルリーチハズレからの復活当たりを何度か確認できたのがかなり印象的でしたね。「クラシックモード」でなくともリーチがかかった際の期待感が他機種よりも高く、甘デジとして非常に面白みのある演出バランスになっていると思います。キャラクターデザインについては正直触れるべきかどうか悩んだのですが、やはり僕自身それなりに歴代シリーズに触れてきているので無視することはできず…。新デザインも非常に魅力的ですが、やはりあの愛くるしい姿ももっと見ることのできる機会が用意されていると嬉しかったですね。☆は4つ!
消化スピードは気になるものの、間違いなく前作以上に打ち込み甲斐のある仕上がり!
お次はラッシュ中の演出について。今作のラッシュでは通常時と同じ3種類の演出モード、そして「夢夢チャレンジモード」&「夢夢ブルブルモード」という専用モードを加えた合計5種類の演出モードから選択可能に。「夢夢チャレンジ」モードは専用の予告&リーチ演出が用意されており、リーチ発展で大当たりのチャンスとなる比較的オーソドックスな演出モード。「夢夢ブルブルモード」はレバブル発生や違和感告知がメインとなる演出モードとなっています。前作ではラッシュ中の専用モードは1種類のみだったのでここは紛れもない進化を遂げているポイントですな!
ショートSTタイプの機種において個人的に重要視しているのが、保留内で大当たりを引いていた場合(=保留連)の告知バランス。本機には「Vストック」告知や「ストッキー」出現、「夢夢開封の儀」発生など多彩な保留連告知が存在しておりますが、今回の試打における保留連時の告知演出発生率は10%~20%ほどという印象。ほどよく保留連告知による興奮を味わいつつも、毎回のSTにもしっかり期待が持つことができるかなり僕好みの演出バランスでしたね!
新搭載の「夢夢開封の儀」は保留内での10R大当たり当選が濃厚となることに加え、大当たりの複数ストックにも期待が持てる超激アツ演出。中々お目にかかれることはありませんがこれまでのシリーズにはない興奮を味わうことができるでしょう。本機を打ち込むなら「夢夢開封の儀」を見るのを1つの目標として楽しみたいですね♪
全演出モードの共通事項としてひとつだけ気になったのは消化スピードがかなりゆっくりめの設計であること。特にSTを終えた後に突入する時短(17回転or42回転)中の変動スピードは通常時とさほど変わらないので連チャン時の爽快感に欠ける印象でした。まぁこれに関しては歴代シリーズファンの方からするとむしろ嬉しいことだとは思うのですが、近年は高速消化タイプのゲーム性が主流になってきていることを考えると受け付けないユーザーも少なくないのかなと。
ラッシュ中は前作を上回る全5種類の演出モードを用意。新たな保留連告知演出なども加わり、間違いなく前作以上のに打ち込み甲斐のあるラッシュに仕上がっていると思います!ただ、最近の機種に慣れているとやはりラッシュ全体のテンポがどうしても悪く感じてしまいました。本機で1番ドキドキできるST8回転はこのままでいいと思うのですが、時短の方はもう少し消化スピードを早くしてくれた方がより多くのユーザーに受け入れられたのかなと思います!☆は4つで!
カスタマイズ機能は必要最低限。
本機に搭載されている演出カスタマイズ機能は「先読みカスタム」「レバブルアップ」「V-フラッシュアップ」の3種類。いずれも通常時&ラッシュ中共に設定可能となっております。
全演出モードで一通りのカスタマイズ機能を試してみましたが、「パワフルモード」と「ノーマルモード」はかなりカスタマイズ機能との相性が良い印象。特に豊富な先読み演出が用意されている「パワフルモード」は、「先読みカスタム」を「熱」or「チャンス」に設定するとメリハリのあるゲーム性を楽しむことができるのでオススメです!
「クラシックモード」はそもそも先読み演出が存在しないので、設定するなら「レバブルアップ」か「V-フラッシュアップ」。ただ、「クラシックモード」ではリーチがかかるだけでドキドキできるというのが大きな魅力ですからね。「クラシックモード」に関しては是非、まず1度はカスタマイズなしで楽しんでみて欲しいですね!
先読み系カスタマイズにみんな大好き「レバブル」、そして一発告知系…必要最低減のカスタマイズ機能は一通り揃っていますが、最近のトレンドである先バレ系だったり本機オリジナルのカスタマイズ機能なんかが搭載されていないのは少々残念ですな。ここは☆3つ!
甘デジコーナーになくてはならない存在
SANKYOが誇る人気シリーズ「フィーバーパワフル」の最新作が約3年ぶりに登場。スペック面ではかつてない期待感を生む「極パワフルRUSH」、そして演出面では新たな演出モードの追加やキャラクターデザインの刷新…と、かなり意欲的な1台に仕上がっておりました。僕自身これまでの「フィーバーパワフル」シリーズはそれなりに触れてきているので戸惑いを感じる部分があったのは否定しませんが、スペック・演出共に根幹の部分はしっかりと伝統を継承しているのですぐに馴染むのかなと。今作もきっと長期間に渡り甘デジコーナーを盛り上げてくれることでしょう。☆は4つ!
今回のレビュー結果
本機を実戦する際は10R濃厚演出を頭に入れておくとより楽しめると思います!
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