【掃除】日本全国のパチンコ店が公園や海岸を掃除しまくるのはなぜなのか？

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「掃除」について。パチ屋さんはホントにいろんなところを清掃しまくってるイメージがあります。一体それは何故なのか、1回考えてみましょう！どうぞ！

マジで掃除しまくってる。

はい、パチ屋さんと掃除。ここでいう掃除というのは自店舗のクリンネスという意味ではなく、店舗の外を含む近隣など「地域清掃」を指します。例えば店舗前の国道沿い、あるいは公園、それから川や水路、さらには海岸や登山道などなどなど、パチ屋さんはデカい所から小さいところまでひたすら色んなところを掃除しまくっており、業界系のニュースではマジでしょっちゅう「どこがどこを掃除した」というニュースが飛び交っております。なのでそういうのをちょいちょい見る人にとっては「パチンコホール＝掃除しまくり」のイメージがあるハズ。

んでこの活動がたまに一般の新聞や地方局のニュースに取り上げられる場合もあり、例えば中日新聞Web版にはこんなニュースが残ってたりします。

　石川、富山両県でパチンコ店を展開する「DSGグループ」（野々市市）の従業員らが25日、白山市の松任海浜公園近くの海岸で清掃ボランティアをした。

　活動を通じて地域社会に貢献するとともに、各店舗の交流サイト（SNS）で報告し、客に環境問題に目を向けてもらう。

　同グループは10年以上前から、県内の海岸で清掃活動をしている。今回はコロナ禍のため3年ぶりの活動で、県内外11店のスタッフ約50人と家族が参加。

　3連休の最終日ということもあり、バーベキューなどに使われたプラスチック容器や、花火の燃えかすが目立ち、スタッフらはトングを使って、次々にごみ袋に入れていた。

　参加した同市の米林義晃さん（45）は「海岸をきれいにすることは仕事とは違った感覚で、楽しかった」と話した。

中日新聞2022年9月26日「「環境問題に目を」従業員ら海岸清掃　DSGグループ」より引用

これっすな。DSGさんは石川県を中心に展開するホールさんです。そして文中にSNSうんぬんと書いてあるので掘り返した所、こんなポストを発見しました。

今日はDSGグループスタッフみんなで
海岸清掃を実施いたします😆#地域清掃 #海岸清掃 pic.twitter.com/uukLDjflTy

— FMボーイ（DSGワールド豊田店） (@FMboy_dsg) September 24, 2022

はいこれ、スゴイっすな。出玉強化とか入れ替え強化とかそういう話じゃなくて「地域清掃」の強化月間です。少なくともこんな事やってる会社さんは多分他の業界には滅多にない。この活動を見てこのホールさんが嫌いになる人はまずおらず。どうせ打つならこういう活動してる所で打ちたいなと思う人は多いでしょうし、俺も石川県に観光に行くときにその辺の店舗さんの情報をかき集めたとして、このニュースが出てきたら多分DSGさんで打つと思います。

あと「地域清掃」といえばマルハンさんがものすげー勢いでやっておられるのも有名。「マルハンがあるだけで街がきれいになる」と言われるくらい（マジかよ！）日常のルーティンとして清掃活動に取り組んでおられることで知られてますな。例えばこんなポスト。

✨地域社会貢献✨
🌈アピタパワー新守山
　　　　×マルハン新守山🌈
合同ゴミ拾い実施😆‼️

地域の皆様への感謝も込めて#アピタパワー新守山店 様と
合同でゴミ拾いを行いました‼️

清掃するって気持ちいい😌✨

綺麗な状態を維持できるように
頑張ります😊‼️#地域清掃#アピタパワー#マルハン pic.twitter.com/RMUTQFkuN4

— マルハン新守山駅前店 (@shinmoriyama) February 22, 2024

こんな感じで近隣の施設や館と合同で清掃されてるのもすげ～ことだと思いますが、元ポストの掃除場所もとんでもねぇっす。ただ道路に落ちてるゴミを拾うのではなく、俺なんかが生理的に絶対立ち入りたくないようなところにガッツリ入ってガチで掃除されてますからね。これはマジで意識が高い。近隣の地域に向けた「ポーズ」だけじゃない凄みを感じますな！

ちなみに、パチンコ業界を挙げてみんなで掃除しましょうねという「掃除の日」を日遊協が主催しており、これを「全国グリーンデー」といいます。上のマルハンさんもそうなんですが、これは日本全国のホールさんが参加しており、ホール数No.1の「ダイナム」さんも、なんと「全店で」参加されてます。去年の9月15日には全397店、1500名が地域清掃をしたとのことで、もはやこうなると地域というより「日本をきれいにしとる」という話ですな。以下、ダイナムチャンネルさんより一昨年の報告動画。

>>【動画】「全396店舗が地域清掃を実施」日遊協主催　第5回全国クリーンデーに参加

スゲーぜ！　というわけで、なんでこんな事しとるん、という話を少々。

野積み問題とかあったからなァ。

こっから先は特にエビデンスがない俺の妄言にすぎんのですが、おそらくはそんなに外してないと思われ。

はい、パチ屋さんがやたら掃除しまくるのは、もちろん「地域への恩返し」というのも当然ありますが、やっぱり「そもそものイメージが超悪いから」というのが大きいと思います。勝ち負けが存在する遊びであり、構造的にトータルでは胴元が勝つゼロサムゲームである以上、イメージは常に下方向のベクトルに負荷を受け続けるわけですな。

これは別に悪いことじゃない。そうであって当然。当たり前の話です。

これはほっといても日々の売上が下がったりするものじゃないのですが、長い目で見るとジワジワと新規出店や人材の確保等に影響してくる話になっちゃう。なのでパチ屋さんは絶対の義務のごとく、地域貢献などイメージアップのためのアクションを常に取り続けねばならず。これは遊技場経営を行う上では、もはや「宿命」といっても良いものになってると思います。

掃除、というのはそういう意味では誰の目から見ても明らかな「地域貢献」ですし、これを非難する人は多分いません。間違いのない善行です。そもそも「野積み」の問題とかでパチ屋は「環境に悪い」というイメージを持ってるお年寄りもいるわけで、そういう方への「そうでもないんですよ」という説明にもなると思いますし。そう考えると、パチ屋さんがめちゃくちゃ掃除するのは、「そうするに足る理由がある」というのが分かると思います。

とはいえ、俺はこういう活動はすごく応援しますし、「カネのためだろ」とかそうい斜に構えた言説は好きではないです。やらない善よりやる偽善っていう言葉もありますし、掃除してる人たちがエライのは動かしようもない事実です。

掃除はガチでやると楽しいしな！