【秘宝伝 解き放たれた女神 新台レビュー】通常時は単調さを感じるも、「秘宝ラッシュ」のイケイケ感が圧倒的!
「秘宝伝」シリーズ最新作がついに登場です!
本機は「伝説モード」によるチャンスゾーンと疑似ボーナスのループや強力なAT「秘宝ラッシュ」などなど、歴代シリーズの伝統がギュっと詰め込まれた期待の1台となっています!さらに、本機のストーリーは5号機で登場した「秘宝伝 封じられた女神」の続編となってるので、新キャラを交えて展開する新たなストーリーにも注目です!
今回は一足先にショールームで試打してきましたので、実際に打ってみてどう感じたかをレビューしていきたいと思います!
歴代「秘宝伝」に搭載されていた各要素がどっさり。
まず全体的なスペックやゲーム性についてレビューします。通常時のゲーム性はざっくり以下の通り。
①疑似ボーナスである「秘宝ボーナス」当選を目指す
②ボーナス終了後は必ずCZ「伝説ロード」に突入
③「伝説ロード」でAT「秘宝チャンス」を抽選
④「秘宝チャンス」終了後は再度「伝説ロード」 or 「高確率」へ突入
チャンスゾーンとATのループで出玉獲得を目指すのは初代「秘宝伝」から継承されるシリーズの伝統ですね。昨今のように分かりやすいATが多い中ではそれなりにステップを踏むゲーム性となっています。
「秘宝チャンス」終了後にはお馴染みの「高確率」突入の可能性があり、ここでは上位AT「秘宝ラッシュ」突入を抽選しています。「秘宝ラッシュ」中は純増枚数増加に加え差枚数上乗せ&疑似ボーナスのW抽選が行われるため、「秘宝ラッシュ」まで到達すれば獲得期待出玉は大幅にアップ。そしてエンディングの大チャンスとなる「超秘宝ラッシュ」も搭載…とAT機における要素が全部盛りといったボリュームで非常に打ち込み甲斐のある機種だと思います。
しかし、シリーズの伝統である「秘宝ラッシュ」突入のハードルが高くなっている点は少々残念…ということで☆は4つ。
異なるゲーム性を持つ2つのATを搭載
それでは次に1番のお楽しみ要素であるATについて。
本機は性能の異なる2種類のATを搭載しており、メインとなる「伝説ロード」と「秘宝チャンス」のループは4号機から続く「秘宝伝」ならではのドキドキ感、上位版の「秘宝ラッシュ」突入後は各種上乗せ抽選&減少区間無しという爽快感のあるゲーム性を味わうことができます。「秘宝ラッシュ」が上位AT扱いとなったことで突入までのハードルが上がってしまったのは残念ですが、常に目指すべき目標があり退屈を感じないとプラスに捉えることもできるかもしれません。
見覚えのある懐かしい演出も多数搭載されているので、歴代シリーズファンの方も昔を思い出しながら楽しむことができるかと思いますよ!
「秘宝チャンス」はベルナビ回数管理型のATで、ナビ回数の上乗せによる「秘宝チャンス」自体のロング継続、そして液晶下部に表示されているメーターMAXで獲得できる報酬(「高確率」含む)を目指すゲーム性となっています。
このメーターは「秘宝チャンス」終了後も引き継ぐので、もう一回ATに入ればおそらくメーターMAXに…という状況での「伝説ロード」はかなり叩きどころ。そういった明確なアツいポイントがいくつもあるので、AT中はただの消化ゲームというような印象は全くありませんでした!
主に「高確率」を経由して突入する「秘宝ラッシュ」は純増枚数約2.5枚/G、差枚数管理型のストレートAT。実際に「秘宝ラッシュ」を消化してみましたが、20~30Gに1回は上乗せが発生&3桁にもそこそこ期待できる…といった印象で、突入へのハードルの高さに見合うだけの出玉性能はあるのかなと思いました。
「1枚役(リリべ)」の連続成立でも上乗せ抽選が行われているので、やっとの思いで「秘宝ラッシュ」に突入したのに「レア小役」を引けずにイライラ…といったことが無さそうです。
通常時はシンプルなゲーム性ゆえに単調に感じる可能性アリ
通常時は「秘宝カウンター」での周期抽選が初当たりのメイン契機となっているので、基本的に毎ゲームポイント獲得を目指すゲーム性。規定ポイント到達時は基本的に前兆ステージ「ダンジョンマップ」へと突入し最終的に発展する「ボスバトル」でボーナスやATを告知…と、「HEY!鏡」を打ったことのある方ならすんなりと理解できるゲーム性です。
演出面でも「秘宝伝」の魅力でもあるコミカルな演出、「アイテム」といった「秘宝伝Rev.」のようなゲーム要素も詰め込まれており、ユーザーを退屈させない工夫を感じました。しかし、周期抽選がメインとなったことにより初当たりシステムは少々シンプル過ぎる印象も。一応通常時の「チャンス目」成立時は強制規定ポイント到達での周期抽選&「秘宝チャンス」抽選が行われているものの、今回の試打ではそれらしき挙動は確認できなかったので当選率はかなり低めかも?
「チャンス目」さえ引ければ…!というワクワク感が過去作に比べて若干弱まってしまったので、通常時のレア小役にもう少し期待感があれば…ということで☆3つ。
小役成立時は各小役に対応した色の「べカンキー」を獲得し、合計3つ獲得毎に「宝箱」を開封。「秘宝カウンター」のポイントやアイテムを獲得することができます。10Gも回せば「べカンキー」を3つ獲得できる印象なので、常に「次は何を獲得できるかな?」と常にドキドキしながら楽しむことができました。
実戦上、レア小役成立時に獲得できる「べカンキー(紫)」が多いほど「アイテム」獲得率がアップしていました。しかし「紫」を2つ獲得した状態でも「アイテム」を獲得できないパターンがありました。おそらく「紫」×3なら「アイテム」濃厚か!?
本当の評価は「秘宝伝」ラッシュ突入率次第!?
それでは次に肝心の出玉感についての感想です。
一番評価に悩んだのがこの項目でした。というのも本機は中々お目にかかれないであろう「超秘宝ラッシュ」を除くと、「伝説ロード」と「秘宝チャンス」をループさせてじわじわと出玉を増やしている状態と、純増枚数約2.5枚/Gかつ減算区間の無い「秘宝ラッシュ」では出玉感がまるで異なるためです。現時点では判明していない「秘宝ラッシュ」突入率によって大きく印象が変わる可能性があるので、☆1つにも☆5つにもなり得るという意味を込めて☆3つ。
「秘宝ラッシュ」突入のカギを握るのは「秘宝伝」の代名詞でもある「高確率」。「高確率」滞在ゲーム数は15Gor30Gor無限となっており、トータルでの「秘宝ラッシュ」当選期待度は約70%もあるので、成功時の恩恵を考えても歴代トップクラスにアツい「高確率」になっています。ついつい毎ゲームのレバーオンに力が入ってしまいました。
「神の声演出」を見たいがために「秘宝伝」シリーズを打っていたという方も少なくない…ハズ。
「伝説ロード」や「高確率」では過去シリーズの演出や、「伝説モード」滞在を示唆する演出法則なんか確認しました。楽しい機種はしっかりと演出法則も覚えたくなるものなので、そういった作り込みにはかなり期待できると思います!
新生「秘宝伝」と考えれば十分魅力的なゲーム性
通常時が周期抽選でチャンスゾーンがないこと、「秘宝ラッシュ」突入のハードルの高さに不満を覚えるユーザーも0ではないでしょう。しかし、これまでの「秘宝伝」を構成していた重要な要素は一通り揃っていますし、「秘宝ラッシュ」は大量獲得に期待できる上位ATである、ということをしっかりと理解できれば「ちゃんと秘宝伝だ」となるハズです。
いかんせんストーリーが「秘宝伝 封じられた女神」の続編ということで、ゲーム性や出玉感も5号機のイメージが先行してしまうかもしれませんが、6号機で登場する新生「秘宝伝」と考えれば十分楽しめる台になっていると思いますよ。
今回のレビュー結果
本機の詳しい解析情報はななプレス監修の解析情報サイト「なな徹」にて随時更新予定なので、是非こちらもチェックしてくださいね!
色々と変わっている点はありますが、普通に「秘宝伝」として面白かったです。個人的には「秘宝ラッシュ」突入率がどんなものなのが気になるところ。
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