【押忍!番長4】シリーズ集大成!いいとこどりのシステムで登場する「番長」正統後継機をレビュー!
チワッスあしのです。
こちらはいよいよリリースされる最新作、大都技研さんの「押忍!番長4」のレビュー記事です。番長シリーズは演出こそシリーズで共通の部分が多いですが、なにげにシステム的には毎回新しいことにチャレンジしておりその時代によって「これが番長!」という形は違ってるような気がします。が、今作はそんな作品ごとの「番長っぽい部分」を取り入れて1本にまとめた「いいとこどり」の作品になってる模様です。ここでは、そのあたりを含めて、筆者の独断と偏見で「押忍!番長4」がどんな作品なのかレビューしていきましょう。
なおこちら、まだ内部の具体的な数値などが良く分かってない状態で書いているので、実際に打つ際にはぜひ「なな徹」で最新情報の確認をお願いします! それではどうぞ……!
通常時は「2」でAT中は「3」な感じ!ちょっと複雑な仕様かもしれん。
・通常時はゲーム数・レア役で擬似ボーナスを目指し、そこからATをゲットする仕組み!
・AT中はベル回数で「対決」に突入する「3」に近い感じ。
・混乱する部分も多いけど、一方でいままでの番長の分かりづらかった部分がかなり整理されてる印象。
・「宗次郎特訓」など従来のシステムを上手く使った新要素もいいかんじ。
・「対決」は無駄引きがなくなっててすごくいいかも。
・ベルは隠してない。新要素の「チャンスベル」もガチ抽選っぽいぞ!
今作はどの状態でも基本的には「対決」を目指すゲーム性になってますが、通常時は「ゲーム数とレア役」、AT中は「ベル回数とレア役」でそれに突入する形になっており、仕組みが変わるというかなり独特のシステムを採用しています。いわずもがな、これは「押忍!番長2」と「押忍!番長3」のハイブリッドになっていて、それぞれの面白い部分がそのまま再現されている感じになっていました。とはいえここはちょっとややこしい部分でもあるので、ちょっとまとめておきます。
通常時 | ゲーム数とレア役で 「対決」(恩恵:ボーナス)を目指す |
AT中 | ベル回数とレア役で 「対決」(恩恵:上乗せ等)を目指す |
ゲーム数で 「轟大寺」(ボーナス)を目指す |
※あしの調べ
新要素は多岐にわたりますが、特に目に付くのが「宗次郎特訓」と「対決」の仕様変化。後述しますが、「宗次郎特訓」はおそらく立ち回りにも大きな影響を与えるんではないかと思われます。「対決」の仕様変化についても後述しますが、とりあえず「チャンスベル」の存在はかなりデカい。これはベルとは別フラグで成立する「真ん中の図柄が違うベル」で、通常のベルより強いのはもちろん、これが揃うと問答無用で対決勝利となる(対決相手の)「弱体化」という状態が追加されてます。チャッピー椅子取りやサキ紙相撲のような、勝つのが厳しい戦いでも一撃勝利の可能性が出てくるので書き換えありきの対決システムの楽しさがより強く感じられる新要素だと言えますな。
ちなみに今回のモチーフになってるのは「富士山」です。「逆さ富士モード」や「轟雷光(ごらいこう)」など、富士山用語(?)が多数出てくるほか、富士山周辺をモチーフにしたいろんな要素が出てくるので静岡・山梨県民のみなさまは嬉しいかもしれませんな。ちなみにATのステージは樹海からスタートしますし、終了画面には富士サファリパークっぽい画面もありました(笑)
番長はシリーズごとに色々変わるので「番長らしさ」というのを決めるのはなかなか難しいんですけど、今作はそれを逆手にとって「全部入れる」というのにチャレンジ、そして見事成功してる印象でした。フローを見た時はもっとゴチャゴチャしてそうに見えたんですが、打ってみると結構スッキリ。特に「3」のAT中の、対決もボーナスも両方ベルを契機にしてたのがベルとゲーム数に別れたのはある意味ではわかりやすくなってるのかなと思った次第。3を打ち込んだ人ほど馴れるまで少し違和感があるかもしれませんが、おそらく慣れたらこっちのほうがスッキリすると思います。というわけでこの項目は★5で!
通常時は「宗次郎特訓」に注目!
・通常時は「対決」のシステムをベースにしつつ2の雰囲気に近い印象。
・新要素「宗次郎特訓」がかなり大事!割と頻繁に入るぞ!
・「押忍!番長ZERO」の「ZEROモード」は「押忍モード」に名称変化!
・ただし基本的な仕様は擬似ボーナスを経由してATを目指す「2」の方式。
通常時のフローは3と同じく「対決」を経由して色々目指す形になってるのですが、ベル回数ではなくゲーム数をベースにしてるという意味では「2」に近い。また対決から入るのもATではなく擬似ボーナスなので、打感としては3の要素が入った2、みたいな印象。ただしベル回数は完全に無関係かというとそうでもなく、新要素の「宗次郎特訓」に影響を与えてると考えられます。このへんはまだ具体的な仕様が判明してないので、「なな徹」にて最新情報をご確認ください。おそらくはベルの規定回数に到達すると次回特訓が宗次郎特訓に書き換えられる仕組みだと思います。ちなみに今作は諸々のフローが色々わかりやすくなっておりゲーム数経由の「対決」が必ず(※実戦上)特訓経由になってたり、また対決そのものも基本的には3ゲーム固定になってました。
「宗次郎特訓」経由の「対決」は勝率がアップ。これは対決中のベルにナビが出るようになるためですが、さらに宗次郎特訓中は対戦相手の「弱体化」抽選が行われてる模様。上述のように弱体化している相手と対戦中はチャンスベル1発で勝利となるため大チャンスとなります。ちなみに今作はベルもチャンスベルもわざと外れの押し順ナビを出して隠したりしないのでご安心を!
「宗次郎ポイント(穢れ)・宗次郎特訓の詳細」についてはこちら
なお、今作は「番長ZERO」にあったZEROモードに近い仕様がそのまま搭載されております。名前は「押忍モード」に変化してますが、通常ステージの轟(ZEROは違ったけど)がオーラを纏っていれば滞在確定というのは変わらず。なのでそのケースは即ヤメ厳禁です。
総じて番長シリーズを打ち込んだ方にとっては馴染みがありながらも新しい感じになっており、楽しく打てるハズ。★は5でお願いします!
ゲーム数管理になった「3」といえば近い気もするAT
・ATはゲーム数管理。セット上乗せは未確認。多分ないかな。
・ただし対決上乗せはあり。ストックした対決は勝利確定?(実戦上)
・AT中の対決は勝利後に恩恵アップ抽選が行われてる。無駄引きナシ!
・対決勝利がゲーム数上乗せになってる点に注意。セット上乗せはしてないぞ!
・ボーナスはゲーム数で抽選(大事)
・ツラヌキ要素である「頂RISE UP」は「愛の教育的指導」に注目……!
AT「頂RISE」は通常時と真逆で3の要素が強めのところに2の雰囲気をぶち込んでる感じ。3との大きな違いはセット継続型ではなくゲーム数管理になってる点。なので上乗せもセットストックではなくゲーム数になってます。にも関わらず「対決」を経由して上乗せが発生するという仕組みは持ち越しなので、最初はちょっと混乱するかも知れませんな。また「対決」はただの上乗せトリガーではなく、前作からの仕様変化で勝利確定後にベルやレア役を引くことで恩恵アップ抽選が行われるようになっており、特化ゾーン「轟雷光(ごらいこう)」の入口にもなっています。また対決は勝利確定前の部分でも無駄引きがないようになっており、つまり前作は突入画面でのベルは無駄引きになっていたものが、今作では擬似遊技でMB図柄を出すように変化。次のゲームでベルを引いたようにみせる「小役を後ろのゲームにシフトする」ような超斬新な仕組みを採用しており、ここも無駄なく抽選を受けることができるようになってました。
ツラヌキ要素「頂RISE UP」中は単なるATループにとどまらず、超絶パワーアップした「愛の教育的指導」の突入チャンス。今回の教育的指導は実際に教育を施した生徒数に応じて恩恵がパワーアップしていくという仕組みになっており、全員への指導が完了したら純増枚数アップの「エンブレムモード」が見えるというかなり強力なものになっています。ちなみに実戦中は「頂RISE UP」を経由せずに普通にAT中に「愛の教育的指導」が発動したケースあり。薄いとは思いますが、エンディング未達でも上位AT突入のルートが存在するようです。夢がある……!
AT中は基本的には、完成度が高かかった3と同じような感じで遊べる他、上乗せ特化ゾーンなどの新要素も絡んでより楽しくパワーアップしていました。★5で!
「宗次郎特訓」周りの仕様によっては立ち回りに使えるかも。
・「押忍モード」中は即ヤメ厳禁
・「宗次郎特訓」は多分ポイント式。蓄積示唆もあるのでそれ次第では立ち回りに使える。
・通常時は単純なゲーム数管理での一発抽選じゃないので滞在モード推測などは難しいかも。
・基本はハマり台狙いになるのかな……?
「押忍モード」中の即ヤメが厳禁なのは当然として、立ちまわりの鍵は「宗次郎特訓」まわりになると思われます。ポイント式であるのはほぼ確定なんですけど、示唆がどの程度の発生率、かつ信頼度がどれくらいかなど今後の情報次第では立ち回りが相当変わってくるんじゃないでしょうか。番長3もそうだったんですけど通常時の細かいモード推測などはそこまで効果はなさそうで、ピンポイントでのハイエナなどはしづらいと思います。が、宗次郎特訓狙いはおそらくそれよりは効果的だと考えられますので、周りの台の液晶演出などを逐一確認しとくのも手だと思います。ただこれも蓄積示唆の演出の発生タイミングなどが不明であるため実際に運用するとなると極めて難しく、なんかもっと簡単に見抜ける方法とかがあると化けるんですが、どうなんでしょうね。このあたりは「なな徹」での最新情報確認をお忘れなく……! これを含め、立ち回りは★4で!
「狙い目の詳細(天井狙い・リセット狙い・頂RISE UP狙いなど)」についてはこちら
やや複雑なゲーム性だけどかなり面白いと思う。
本作はゲーム性的にはやや複雑で初心者向けとは言いづらいんですが、「番長シリーズ」に慣れ親しんだ方であればある程度すんなり入る事ができる仕様になっており、初見でも十分楽しめると思います。より楽しく打つためには最低限AT中のベルとゲーム数の役割の違いくらいは押さえておいたほうがよいのと、対決の仕様変更はチェックしとくべきなので、この辺は「なな徹」にて是非チェックを!
番長シリーズはなんだかんだやっぱり面白いですし、特に本作は久々のナンバリングということもあって作り込みもバッチリ。長く稼働する機種になるのはおそらく間違いありません。最終的なオススメ度は★5でいきましょう!
はい、以上が大都技研さんの最新作「押忍!番長4」のレビューでした!
今回のレビュー結果
演出の総数がものすごく多そう。打っててかなり楽しかったです
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