パチンコに向いている人、スロットに向いている人<2019年夏>【ウエノミツアキの業界人コラム#1】

パチンコに向いている人、スロットに向いている人<2019年夏>【ウエノミツアキの業界人コラム#1】 eyecatch-image

2種類の人間


すべての人間は2種類に分けられます。パチンコを打つ者とスロットを打つ者です

「あのぉ、どちらも打たないという人間もいると思いますが・・・・・・」

あぁ、いわゆる“善良な市民”ですね。
あの方たちは「人生、隙あらば全力で楽しんでやろう!」という我々“人間”のようには決して堕落しない、至って真面目で己を律せられる方々なので一緒にしたら怒られますよ!

というわけで我々“人間”というか“健康優良不良中年”は、パチンコを打つ者とスロットを打つ者に分けられます。その違いは何なのでしょうか?

ちなみに“健康優良不良少年”時代から長年打っている人の中には「昔はスロットだけど、今はパチンコ」だったり、「昔はパチで、スロに行ったけど、今はパチだねぇ」だったり、所属が変化する人が少なからずいます。

その多くは法や組合の規制による仕様の変化によるものでしょう。
自分が求めていたものとはまるで異なる仕様になってしまったら、所属を変えるしかありません。パチンコが2分の1継続の5回リミットになったり、スロットが4号機から5号機になったりするタイミングで。

それは人の“向き不向き”によるもの。機械の仕様が変わったら、自分に向いている方を探して寄っていくしかないのです。

“人間”は打つという選択肢以外、与えられていないわけですから。

結果、パチンコに向いている人、スロットに向いている人というのはその時々、時代で変わってきます。

『Re:ゼロ』を打つ人=高校球児説


では、今<2019年夏>の時点でパチンコに向いている人、スロットに向いている人というのはどういう人なのでしょうか?

さらに細分化すると、パチンコを打つ人は「『海物語』を打つ人」「『真・北斗無双』を打つ人」「『シンフォギア』を打つ人」に、スロットを打つ人は「『ジャグラー』を打つ人」「『ディスクアップ』を打つ人」「『Re:ゼロ』を打つ人」になるのですが・・・・・・。

はいはい、異論反論は受け付けますよ。受け付けますけど、とりあえず聞いてください!

その中で、私はスロットの方でいうと「『Re:ゼロ』を打つ人」になりますので、まずはそちらから見ていきたいと思います。

『Re:ゼロ』に向いている人、それは「高校球児」です

朝練でグラウンドに駆けつけるように、朝イチでホールに駆けつけますが、いきなり「まずは200G叩け!」と言われます。

まるで監督に朝練で「まずは20周走れ!」と言われる高校球児のように。

校庭を5周くらいした時点で隣のサッカー部はもうボールを使ったシュート練習を始めています。「俺らもボールを使った練習してぇなぁ・・・・・・」と考えるだけ無駄です。校庭を20周、ひたすら走るだけです。

一方、『Re:ゼロ』。50Gくらい回した時点で隣の『バジ絆』のシマではATに入っていたりします。「俺らもATとか入れてぇなぁ・・・・・・」と考えるだけ無駄です。無抽選の200G、ひたすら叩くだけです。

20周走り終わった後、監督に質問する高校球児もいるでしょう。
「僕ら、陸上部じゃないのになんで20周も走らなければならないんですか? 最初からボールを使った練習をしたいです!」
監督はこう答えます。
「イヤなら辞めろ!」

この理不尽さに辞める高校球児も少なからずいます。

一方、200G終わった後、Yahoo!知恵袋で質問するスロッターもいるでしょう。
「『Re:ゼロ』は朝イチリセット後に有利区間に入っているのに、なんで200Gも無抽選なんですか? 最初からATに入れたいです!」
ベストアンサーに選ばれた回答はこれです。
イヤならヤメろ!

この理不尽さに『Re:ゼロ』をヤメるスロッターも少なからずいます。

20周走り終わった後、レギュラーメンバーはボールを使った練習ができることもありますが、その後もひたすら走らされる高校球児もいます。

200G過ぎた後、高設定は当たることもありますが、その後もひたすらレバーを叩かされる低設定もあります。

腐ることなく走っていると、監督が声を掛けてくれます。
「よし、お前に1イニングやろう。バッター3人に投げ勝ったら試合形式の練習をやらせてやる」

腐ることなく打っていると、画面に「白鯨攻略戦」準備中と表示されます。
「ようやく白鯨攻略戦突入かぁ。白鯨3体を撃破したらATをやらせてもらえるのね」

ピッチャー投げました! 1ストライク! 2ストライク! 3ストライクをカキーンとホームラン! はい、ダメーーーー!!

レバーを叩きました! ミミ! 討伐隊! 白鯨! で、スバルガックシ! はい、ダメーーーー!!

「また校庭20周からね」と監督。
「また無抽選200Gからか」と『Re:ゼロ』

高校球児「この監督・・・・・・」
スロッター「この機械・・・・・・」

2人「鬼がかってますね♪」

それを笑顔で言えるかって話ですよ。理不尽な無抽選200G。白鯨3体を倒さない限り、繰り返される天井。

完全撃破したとしても、最低保証のAT40Gを駆け抜けることもあり、フルウエイトで回したらその時間わずか40G×4.1秒=164秒=3分弱!

その後は、その5倍の時間が掛かる無抽選200Gを叩かないと何も始まらないわけです。
200Gを過ぎてもなーんにもないことがほとんどであり、たまーに高校球児が異性(マネージャー)と準備体操できることが楽しみだったりするように、たまーに異性と異世界体操することが楽しみなくらいで、他は森で狼に襲われたり、酒場でドSの女に弄ばれるだけのレバーオン地獄

まさに、鬼がかった修行。怠惰の許されない苦行の連続。

ひたすら走る練習をさせられ、試合どころか試合形式の練習はわずかしかないのに「野球楽しい!」と笑顔で言える高校球児のように、ATどころか白鯨攻略戦もほとんどできないのに「スロット楽しい!『Re:ゼロ』最高!!」って言えるメンタルが必要なのです。というわけで・・・・・・

『Re:ゼロ』に向いている人、それは「高校球児」もしくは「ドM」

になります。
続きまして、『ディスクアップ』を打つ人ですが・・・・・・

(中略)

・・・・・・以上。いかがでしたでしょうか?

「あのぉ、どちらも打つという人間もいると思いますが・・・・・・」

あぁ、それは“ただのジャンキー”です

ちなみにパチンコも、スロットも、競馬も、競輪も、ボートレースも、オートレースも、宝くじも、ナンバーズも、totoBIGもやるという人がいますが、それは“モノホン”です。

というわけで“モノホン”のウエノがお送りしました! また来月!!

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  • 1:2019-07-11 23:49:02エノマンサイコー 動画での出演も熱望しています

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