【P頭文字D 新台レビュー】ダンバイン以上の爽快感!?ダウンヒルアタッカー搭載のラッシュが最高すぎるけど演出カスタムは欲しかった
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です。
Sammyさんからパチンコの「頭文字D」が登場! 「CR聖騎士ダンバイン」のスペック・ゲーム性を継承した本機は、即当たり偏向型ST「最速夢現ラッシュ」での爽快な連チャンが魅力の一台となっています。
今回は実際に打ってみてどうだったのか、といったところをユーザー目線でレビューしていきたいと思います。本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
レースの疾走感を表現する導光版の使い方が秀逸!
筐体はエイリやんレバーでお馴染みの「真焔枠」。主要ギミックは「ロゴギミック」と「導光板ギミック」の2種類搭載。特に「ロゴギミック」は本機を象徴する重要ギミックになっています。あっと驚く革新的なギミックなどは搭載されていませんが、「ロゴギミック」はむやみやたらに動かさずしっかりと役割を持たせています。
そして何より重要なのが、大好評だった「ZEROアタッカー」を継承させた「ダウンヒルアタッカー」。ほとんどインターバルのないラウンド間に加えて拾いやすい入賞口もあるので、打ちっ放しでも無駄玉が出ない設計になっています。また導光板の斬新な使い方が上手く作品の魅力を引き出している…ということで☆は4つ!
導光板(イルミ)は基本的にキャラクターやロゴタイトルの色によって期待度が変化という演出が一般的。本機でももちろんそのような使われ方もしていますが、バトル系リーチではヘアラインを浮かび上がらせることによってレースの疾走感を上手く表現しています。写真だと伝わりづらいのが残念。
「ダンバイン」にはない魅力を多数追加!
スペックは時短突破型のV-ST機ですが、初当たり時の振り分けに3R確変(ST70回)が1%、3R通常(時短65535回転)が13%あるので、およそ7回に1回は実質ラッシュ突入濃厚の振り分けとなっています。残りは3R通常(時短200回転)が42%、3R通常(時短100回転)が44%。初当たり時は時短100回転以外の振り分けが半数以上となっているので、現実的にラッシュ突入に期待できるのかなと。
ST「最速夢現ラッシュ」は即当たり系演出がメインで疾走感溢れるゲーム性なので、「CR聖騎士ダンバイン」が好きだった方にはズッポシハマるのではないでしょうか。また、高継続率のV-ST機はいわゆる「ヘソ落ち」の恐怖がありますが、ラッシュ中にヘソ(特図1)で大当たりしてしまった場合は基本的に500回転の時短に突入するとのこと。
確変状態ではないので大当たり確率が通常時と同じ(1/256.0)ですが、500回転での引き戻し確率は約86%となっており、「ダンバイン」などと比較してヘソ落ちのショックが大きく軽減されているのは嬉しい改善点ですね。時短65535回&200回が現時点な振り分けに設定されており引き戻しに期待できることやヘソ落ちの救済が設けられているなど、「ダンバイン」には無い魅力が多数あることを評価して☆は5つ!
「闘走モード」100回転目でロゴが作動すれば時短100回転を追加。さらに100回転後にロゴが作動すれば…
「覚醒モード」に突入し時短65535回転だったことが確定! とはいえ時短100回転でも引き戻し期待度は残保留込みで約33.4%。約3回に1回は引き戻しからの「最速夢現ラッシュ」突入となるので大いに期待して消化しましょう!
原作の魅力を上手く表現しているが、カスタム機能非搭載なのが痛い…
通常時は強予告出現から「Dバトルリーチ」への発展が初当たりの王道パターン。色による期待度示唆は赤→金の上に「キリン柄」があるので最低でも赤系予告が絡んで欲しいところですが、緑系予告程度でも「Dバトルリーチ」を含む大当たりに期待できるリーチ演出へ発展してくれるような演出バランスでした。「Dバトルリーチ」中は「頭文字D」といえばのノリノリなユーロビート、そしてイルミパネルに表示されるヘアラインもかなり良い味を出しており、演出のカッコよさや原作再現度に対する満足度はかなり高め。
ただ、非常に残念なポイントが1つありまして…本機は演出カスタム機能が非搭載(オートボタンのみ設定可能)。個人的には必ずしもカスタム機能を搭載する必要はないと思いますが、「P北斗の拳9 闘神」では非常に豊富な演出カスタム設定が可能だったことから、本機にもそれを期待していた方は少なくないハズ。今年打ったパチンコの中でも屈指の完成度の演出面ですが、カスタム非搭載というところを考慮して☆は3つ。
大当たりへのメインルートとなる「Dバトルリーチ」は突入時に獲得する「Dアイコン」の数と色によって期待度が変化。とはいえ白3つで発展した時でも強パターンのジャッジ演出発生→大当たりという流れを確認できたので、「Dバトルリーチ」にさえ発展してくれればワンチャン…といった気持ちで楽しめそうです。
今後登場する機種で演出カスタム機能が搭載されているのかは非常に気になるところですね。
「ダンバイン」で気になったポイントが改善されより爽快感のあるラッシュに!
お楽しみのSTである「最速夢現ラッシュ」は大当たり確率が約1/27.2、ST70回転でトータル継続率は約92.8%(残保留での引き戻し含む)となっています。先読み演出から即当たり系リーチでの当否ジャッジがメインとなっており、打感としてはかなり「ダンバイン」に近いものになっていました。さらに、大当たり時は図柄が揃ってから1秒後にはアタッカーが開放(※要スルー通過)しているようなスピード感、そして「ダウンヒルアタッカー」の横にある入賞口のおかげで無駄玉が出にくい設計になっているので、爽快感でいえば「ダンバイン」以上といってもいいかもしれません!
単純な出玉スピードでいえば即連がウリの1種2種混合機には敵いませんが、せっかくのラッシュなんだから演出でのドキドキ感も楽しみたい…という方にとっては満点のラッシュになっているかと思います。爽快感を高めるべく考慮された無駄玉が出づらい設計もGOOD。ということで☆は5つ!
「強敵バトル」は即当たり系のリーチ演出より若干時間を取りますが(それでも早いです)、大当たり時は10R濃厚という特典があるのでむしろ「強敵バトル」に発展してくださいって感じですね。
ラッシュ中の25%が最大ラウンド(10R)の大当たりといのも嬉しいところ。「藤原ゾーン」や「強敵バトル」での大当たり、7図柄揃いなど10R濃厚となる演出も豊富なので、「ダンバイン」以上の快感を味わえるかと。
本機では通称「ダウンヒルアタッカー」の左下に配置されている入賞口(賞球1個)が大当たり中&電サポ中共に良い仕事をしてくれます。こういう地味な玉減りを気にしなくて良くなるのは嬉しいですね!
カスタムさえあれば☆5評価だったか…
「CR聖騎士ダンバイン」のゲーム性をただそのまま踏襲するだけでなく、進化したポイントが多数見受けられます。演出面でも導光版によって巧みに疾走感が表現されているバトル系リーチなどが秀逸…と非常に魅力的な本機ですが、どうしても気になってしまうのはやはり演出カスタムが非搭載という点。もちろん各種予告演出などの信頼度を覚えて楽しむつもりですしそれを理由に打たないなんてことはないのですが、「P北斗の拳9 闘神」では豊富な演出カスタムが搭載されていたので本機にも期待していたというのが正直なところです。
これさえ満たしていれば☆5評価に値しただけに惜しい気持ちはありますが、1回ラッシュに入るまでは是非打ってみてください。あの爽快感は最高です!
「こういうのを待ってたんだよ!」という仕上がりになっていますよ!
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