ガリぞうが地元稼働だからこそできる「ホール移動」のメリットを解説【収支日記#117：2022年5月24日(火)～5月30日(月)】 (3/3)

5月28日：演者として

 

私が収録させてもらっているホールで、いくつか「頭文字D」を推しているだろう店舗があります。明らかに他機種よりも出率が高いのですが、新台でもなければ演者寄せでもないので、おそらくはホール側の推し機種なのでしょう。しかし、高設定稼働の実戦経験に乏しい機種は普段の地元稼働でも避けがちですし、収録案件なら尚更です。地元で培った勝つ為のスキルを見せる事でエンタメとしてきた私からすれば、地元で勝つ為のスキルや実戦経験を培えていない機種だと視野から外れがちです。そんな理由もあり、今月は意図的に頭文字Dを打つ機会が何度かありました。今日もその最終調整です。

 

ただ、こうした稼働をするかどうかについて20年前の私に聞いたなら、きっと否定されるでしょう。「高設定を狙いに行き、その結果として実戦経験を積んでこそ身になる訳で、ただ勉強するだけの稼働に何の意味があるのか」とか言いそうです。今月の何度かの頭文字D実戦は「演者用」の稼働感が否めません。分かっちゃいるので悩みましたが、今はこれが正解と判断し、一応は中間設定まで見込める環境で打ちに行ってみます。

 

朝イチからは家庭の事情により行けず、ホール到着は12時前。お目当ての頭文字Dは……空いていました。

 

 

 

とりあえず2周させてみました。今月の頭文字D実戦で学んだ事は、

 

・出玉につながる設定差の多くはドリフト目状態から

・ボーナス確定画面のフリップ確認を忘れず

・レジェンドバトル終了時には必ずサブ液晶を触る

・AT終了画面の確認を怠らず

・設定6はスピードスターズからでも当たりやすい

 

でしょうか。後は打ち慣れさえできたら合格ですが、それなりに反応できるようにはなりました。ただ、やはり中間設定までしか見込めない環境での深追いには抵抗があり、勉強実戦はここでヤメ。もう1つ、ほぼ触った事のない機種の勉強実戦をしておきます。644G・BIG=2・REG=4のディスクアップ2へ。

 

 

 

15時過ぎ。できればWup等の新しい部分を体験してみたかったのですが、打感は一応得られたのでここでヤメ。そろそろ普段の稼働をしておかねば間に合わない時間帯です。

 

16時前。一路、今日はアイムの色別で寄せ傾向のあるだろう某店へ。とっくに見えてきている時間帯でしょうし。到着して真っ直ぐアイムのシマに入り、早速パネル別のREG合算確率を……と思いましたが、ざっと見ただけで分かるくらいに今日は緑パネルが強いです。そんな中、1382G・BIG=3・REG=9の良さげ緑が空いていたので着席。前半戦の勉強に使ってしまった時間はここで取り返します。

 

 

※*印はチェリー重複の意。

 

ここの状況と経験があれば食いつきが悪くても粘れる自信があるのですが、今日は出足も良いようです。
何れにせよ最後まで打つ事になるとは思いますが。

 

 

 

22時半。最後のデータをまとめる時間が欲しいので、閉店まで少しだけ時間を残しての実戦終了。出玉は差枚で+2547枚。今週は最初から最後までアイムに助けられまくった1週間でした。決して過度の期待は禁物な機種なんですけどね。最後にパネル別の数字や客層を確認して撤退です。

 

 

 

設定推測的には、ブドウが設定6寄りですが推定5としておきます。そもそも今日の緑パネル合算ブドウ確率も1/6.06平均と設定6への歩み寄りが一切見られませんし、これはいつもの事なので。むしろ設定6の可能性が見えた方が「あれっ、これまで通りの戦い方では積めない!?」と、不安になります。

 

今月の稼働のみ月間では演者業用に頭文字Dを何度か打つ機会がありました。そもそもパチスロライターという仕事用に身銭を切って実戦するなど20年前の自分では考えられませんでしたが、社会の中でも生きている今ではこれが正解に思えます。若かりし感覚と社会で生きる今の感覚、そのバランスに思い悩んだ1ヵ月でもありました。

 

 

以上です。今回の稼働のみ月間は上旬に不調だった分を下旬のジャグラー実戦で取り返した1ヵ月だったように思います。ここ数年、演者業が忙しかった最近は地元でジャグラーを打つ機会も少なかったのですが、ジャグを攻められるほど現場に戻れていると前向きに捉えておきます。来週からは再び収録実戦の記事主体に戻ります。