【eルパン三世 THE FIRST】平和のスマパチ第一弾!「eルパン三世 THE FIRST」のスペックや演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回は注目の新台「eルパン三世 THE FIRST」を試打してきましたので、スマパチになったことでスペックや演出はどう変わったのかユーザー目線でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
ロングSTタイプなのでスルー&電チュー周りは要チェック!
まずは平和さん初のスマパチということで気になる方も多いであろう筐体から。本機の筐体はここ数年のスタンダード筐体「BLAST」をベースに上皿がなくなるなどスマパチ化された筐体です。「ブラストギア」などを使用する遊技性もそのままなので、玉の払い出しが無いことを除けば打感に大きな変化はありませんでした。
演出で活躍するギミック面もP機版を継承しており、多彩な動きを見せるロゴギミックや初代「消されたルパン」を彷彿させる「テラサーチ」などハイクオリティなギミック群をそのまま搭載しております。「Pルパン三世 THE FIRST」のスマパチ版的な立ち位置ということもあり致し方ないところではありますがギミック面に関しては加点要素は少なめになってしまいますね。
続いて盤面構成ですが、こちらに関しても「Pルパン三世 THE FIRST」とおそらくほぼ同じ造り。まずアタッカーに関しては溢しが全く発生しない超優良設計。そしてスルーの部分は左右に溢れる可能性があるので、本機を実戦する際はスルー部分の状況は必ずチェックすべき…というのも昨今の平和系機種の共通事項ですね。
筐体デザインに若干の変更はあったもののその他は特筆すべきポイントはなし。「テラサーチ」を始めとしたギミック群は個人的にかなりお気に入りではありますが、全体的に新鮮味には欠ける…ということでここは☆3つとさせていただきます!
スペック&ゲーム性は前作と丸っ切り別物!
本機は大当たり(図柄揃い)確率約1/349.9の一種二種混合機。スマパチということでもちろん「Cタイム」も搭載されております。初当たりのメイン契機となる図柄揃い時の大当たり内訳は「7R(1050発)+ラッシュ突入」が60%、「7R(1050発)+時短ナシ(通常時へ)」が40%。「Pルパン三世 THE FIRST」では初当たり時からオール10R(1500発)でしたが、本機ではオール7R(1050発)へと変更されているのが大きな変更点です。
前作には無かった本機最大の特徴が「Cタイム」。現在判明している「Cタイム」突入契機は「ラムクリア時」「規定回転数消化時(Cタイム失敗後1329回転)」「ラッシュ終了時」で、突入時は1回転で1/5を射止めることができれば「不死身の怪盗∞(電サポ1329回転)」に突入。実質的に大当たり当選&ラッシュ突入が濃厚となります。前作と比較すると初当たりルート&ラッシュ終了時の引き戻しチャンスが増えたことで間違いなく魅力が増していますね。
しかしスマパチの他機種では初当たりの通常時大当たり時も「Cタイム」の突入契機の一つになっていたりするので、本機の場合通常大当たりを引いてしまうとそのチャンスが存在しないのは残念なポイントかなと感じました。
「Pルパン三世 THE FIRST」の「神速GOLDEN TIME」は転落抽選を用いたゲーム性でしたが、今作の「神速GOLDEN TIME」は電サポ110回転+残保留(最大4個)での大当たり当選を目指すSTタイプのゲーム性(詳細はラッシュの項目にて紹介)になっています。正直本機の登場を知った際には「Pルパン三世 THE FIRST」にスマパチ要素が追加されただけだろうなと予想していたので、ここがガラッと変化していたのは良い意味で驚きましたね!
そしてもちろん規定回転数内で大当たりに射止めることができなかった場合は「Cタイム」に突入。20%でラッシュ再突入に期待することができます。これは本機の魅力というよりかはスマパチ自体の魅力ともいえますが、一度この「Cタイム」での引き戻しを味わってしまうと「もう前作は打てないかも…」と思ってしまうほどのパワーがありますね。
電チュー入賞時
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R+10R | RUSH110回転 | 39.4% |
10R | RUSH110回転 | 60.6% |
そんな本機の「神速ラッシュ」トータル継続率は約85%。前作を打っていた方だと「初当たりはけっこう重くなったのに継続率は1%しか上がってないの?」と感じてしまうかもしれませんが、本機では前作に搭載されていたラッシュ中の2R大当たりが無くなりオール10Rとなっている為バッチリ出玉性能はアップしています。もちろん少出玉の大当たりが搭載されているからこその面白みというのもありますが、昨今のトレンドを考えれば1500発×約84%継続というわかりやすく強力なスペックである本機の方がより多くのユーザーに受け入れられる気がしますね。
すでに導入済もしくは導入が予定されているスマパチの多くはP機で登場したスペックをベースにスマパチ要素が追加されたものがほとんどだったこともあり、ラッシュのゲーム性が一新されたことにより前作とは全く異なる魅力を味わえる、というのがめちゃくちゃ高ポイント。しかしスペック変更に伴い初当たりがオール10Rでなくなってしまった点はスルーできないかなと。
もちろん他の部分の強化があるので全体的なスペックとしては前作より見劣りするなんてことはないんですが…。ST中の演出と全く同じでもいいので通常大当たり後に時短を搭載するなど、どこかでもう一つ本機の強みとなる部分があれば満点評価でしたね。星は4つで!
「Cタイム」の搭載以外には目立った変更点ナシ
通常時の演出に関しては「Pルパン三世 THE FIRST」を完全に踏襲。フル3DCGアニメーション作品「ルパン三世THE FIRST」の映像を中心に、従来の2dアニメーション演出も楽しめる構成となっています。
「タイマー」演出を始めとした従来の「ルパン三世」シリーズでお馴染みの予告演出を楽しめるのはもちろんリーチ演出においてはとにかくアニメーション系がアツいという新要素も非常にわかりやすく、これまでの「ルパン三世」シリーズにはあまり触れてこなかったというユーザーでもすんなりと理解して楽しめそうな印象。しかし本機からの新演出などは特に搭載されていないのでここでも新鮮味には欠けるのが残念なポイントですね。しょうがないところなんですけども。
「Pルパン三世 THE FIRST」の演出がドンピシャで好みの方ならば演出はそのままにスマパチスペックを楽しむことができるようになるという利点はありますが、やはり本機ならではの新演出が一つでもあった方がより多くのユーザーの興味を惹くことができたのかなと思います。
演出一つ一つのクオリティや構成が悪いわけではないのですが、やはりつい先日登場した機種から目立った変化が無く新台ならではのドキドキ感が薄いのが残念でした。☆は3つで!
前作とは全く異なるラッシュに!
「神速GOLDEN TIME」は電サポ110回転+残保留(4個)で約1/99.9の大当たり当選を目指すロングSTタイプのゲーム性。トータル110回転での大当たり期待度は約68%ですが、ラッシュ中の大当たりは実質3000発ボーナスとなる時短10000回転の振り分けが約39.4%、そして「Cタイム」によるラッシュ引き戻しパターンもある為、実質的なラッシュ性能はオール10R×継続率約85%というスマパチらしい非常に強力なラッシュになっています。
演出面は前作を踏襲しており、10R大当たり+時短10000回転突入の振り分け当選時は高確率で「不二子3000ボーナス」として告知される「不二子モード」、そして基本的には3000発ボーナスの告知はなくST終盤になっても「不死身の怪盗∞」に突入するかも…というドキドキ感を味わえる「ルパン神速モード」の2種類を搭載。これに「デフォルト」「パトver」「ギアバイブver」といった告知モードを組み合わせて楽しむことができます。
※画像は前作「Pルパン三世 THE FIRST」の「神速GOLDEN TIME」中のもの。
唯一の大きな変更点は、前作で転落煽り&ジャッジ演出として搭載されていた「銭形警部」の演出が無くなったこと。前作では大当たりのチャンスを感じる間もなく「銭形警部」の登場で冷や汗をかくことも多かったので、そういった意味では本機の方がストレスを感じづらいラッシュになっているといえるでしょう。
そして本機の注目要素「Cタイム」。ラッシュ終了時は必ず「Cタイム」に突入し、1/5で「不死身の怪盗∞(電サポ1329回転)」突入となります。ラッシュ終了時の場合はリザルト画面(残保留消化)で必ず扉煽りが発生。扉煽りからの「神速JUDGE MENT」突入期待度が40%、そして「神速JUDGE MENT」自体の成功期待度が50%となっています。
内部的な抽選でいえばいずれの突入パターンでもヘソに入賞した際の1/5(20%)で「不死身の怪盗∞(電サポ1329回転)」突入というのは変わらないのですが、通常時の規定回転数ハマりから突入した際の演出パターンである「扉煽りが発生した時点で…」というのは少々大味すぎる印象を受けました。「神速JUDGE MENT」に発展してくれれば50%でラッシュ復帰という緊張感が堪らなかったので、個人的には全てこのラッシュ終了時の演出パターンにしてくれても良かったのにな、と感じます。
通常時と同じく演出面に関しては前作とほぼ変わらないのですが、抽選システムやゲーム性は一新されている為非常に新鮮な気持ちで楽しむことができました。「Cタイム」のドキドキ感はもちろんですが、「ルパン三世」シリーズとしては珍しいロングSTタイプのゲーム性を楽しめるというのも嬉しいですね。☆は4つで!
よくぞラッシュのゲーム性を一新してくれました!
今のところスマパチの多くはP機のマイナーチェンジ版という印象が強かったので、ラッシュのゲーム性が一新されていることに感動しましたね。今作の「神速GOLDEN TIME」は「ルパン三世」シリーズでは珍しいロングSTタイプのゲーム性ということで、「待ってました!」という反応を示された方も多いのではないかなと思います。一方懸念点はやはり演出面での新鮮味はあまり無いこと。これは他のスマパチ機種も同様である程度仕方のないことなのかなと思いますが、やはり一つでも新演出が搭載されていればかなり印象は変わったと思います。☆は4つで!
今回のレビュー結果
「ルパン三世」シリーズでのロングSTタイプとなると、「CRルパン三世 ~I’m a Super hero~」ぶりでしょうか?いつかはあの台も復刻版として登場してくれるといいなぁ。
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