【P貞子3D3 RE:BIRTH】これぞ高尾の真骨頂!「貞子3D」シリーズ最新作のスペックや演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回は高尾さんから登場する注目の新台「P貞子3D3 RE:BIRTH」の試打レビューをお届け。スペックや演出、ラッシュはどんな感じだったか筆者の独断と偏見に基づいて各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
個性の光るギミック群。役物のデザインも秀逸!
本機の主なギミックは盤面上部にある「生誕祭」と書かれたプレート型のギミック、そして盤面のいたるところに配置されたスマホのギミック、そして本機の目玉でもある役物の3種類です。
演出面で活躍の場が多いのはスマホ型のギミック。こちらは盤面の左側、右側、上部の3箇所にあるのですが、メインとなるのは左側に設置されたものになります。このように通常時はあまり目立つ感じではないのですが…
予告演出や大当たりの告知として収納されていたスマホ達が一気に出現。スマホや携帯電話型のギミックはこれまでのパチンコ機で度々見受けられましたが、こんなにいくつも連なっている物はなかったと思うので個性的なデザインに仕上っているところもかなりの加点要素。質感が少々チープな感じはするのですが…まぁそれも味があるということで(笑)。
そして本機の目玉である役物がこちら。通常時~ラッシュ中まで様々な場面で大当たり&ラッシュ突入(継続)を賭けたガチ抽選がコイツで展開されます。
抽選方式としては1段目&2段目ではそれぞれ次の段へと進める穴(「呪」の部分)が用意されており、3段目(最上段)でV穴に入賞すれば大当たり&ラッシュ突入(継続)となるゲーム性。1段目は3/5が「呪」、2段目は1/2が「呪」、3段目は1/2がV穴となっています。ガチな役物チャレンジということで具体的な成功期待度は状況によって異なるかと思いますが、穴の配置的に「ここがマジでキツイ」と感じる段がないことでけっこうヤレそうな印象を受けました。
役物チャレンジは一発勝負タイプもありますがここはまぁ好みによるところかなと。個人的には3段目まで到達できエレベーターで玉が運ばれていき、「よし、いよいよここまで来たぞ…!」と感情が高まる本機のシステムはかなり好みでした。デザインに関しても「井戸」を模したものになっており、しっかりと作品の要素を取り入れているのも素晴らしいですね!
続いて盤面構成。まずはアタッカーですが本機はダブルアタッカーを搭載。基本的に各大当たりの1R目や小当りでは盤面右側のアタッカー、2R目以降は盤面右下にあるアタッカーでの消化となりますが、どちらのアタッカーもほとんど零すことなく快適な消化ができました。
続いてラッシュの消化に関わるところ。こちらの写真の上部に見えるのがスルー、その下にある白いプラ板が電チューです。次の項目でより詳しくお話しますが、本機のラッシュ中は電チューに入賞した時点で大当たり(ラッシュ継続)or 小当り(役物チャレンジへ)のどちらかに当選というゲーム性。今回試打した感じだと早ければ一発でスルー通過&電チュー入賞、遅くとも3発で電チューに入賞する感じでした。爽快感のあるラッシュを存分に楽しめるように最適化されたスルー&電チューの構成だと思います。
本機の目玉である役物チャレンジを含めたギミック群&盤面構成共にかなり好印象。特にギミック面が非常に個性的、かつ「貞子3D」という素材をしっかりと活かしたデザインに仕上っているのが素晴らしいと思います。☆は5つ!
「絶ノ底BONUS」の扱いさえもう少し良ければ…
本機は役物機タイプの一種二種混合機。役物チャレンジ(小当り)である「器への挑戦」経由、そして直撃大当たり(特図当たり)である「絶ノ底BONUS」という2通りの初当たりパターンが用意されているのが特徴です。それぞれの当選確率は「器への挑戦(小当り)」が約1/57.8、「絶ノ底BONUS(特図当たり)」確率は約1/159.4。合算すると約1/42という「ちょいパチ」レベルの超高確率なので通常時から退屈することなく常にドキドキ感を味わうことができました。
本機でラッシュ突入のメイン契機となるのは「器への挑戦」ということでこちらの方が当選機会が多く設定されている当選バランスは好印象。しかし問題は直撃大当たりである「絶ノ底BONUS」です。具体的な数値は明らかになっていませんが「絶の底BONUS」からのラッシュ突入はかなり稀な模様。これに関してはメーカーさんとしても本心ではないと思うので、おそらく本機のゲーム性や出玉性能を実現する為には避けられない仕様だったのかなと。あくまで「器への挑戦」を楽しむゲーム性だと割り切ることができれば良いのですが…残念ながら「絶ノ底BONUS」当選時のガッカリ感は本機の明確なウィークポイントだと感じてしまいました。
続いてラッシュについて。先程も軽くご紹介しましたが、本機のラッシュ「貞子生誕祭」は電チューに入賞した時点で必ず大当たりor小当りのどちらかに当選。大当たりならばその時点でラッシュ継続、小当りだった場合でも役物チャレンジに挑戦することができ、トータル継続率は約97%という超高継続ラッシュとなっています。ラッシュ中の大当たりは9割近くが2R(約155個)という点は少々厳しい印象を受けますが、現行機最強クラスの継続率を考えればそれも納得できるかなと。100連OVERも現実的に目指せますし、こんなイケイケ感を味わえるラッシュは中々ないと思います!
個人的に「貞子生誕祭」で1番気に入ったポイントは最後に必ず「器への挑戦 RE:BIRTH」というチャンスが用意されていることです。これまでにも継続率90%OVERの超高継続ラッシュを搭載した機種はいくつもありましたがそれらの多くはSTタイプのゲーム性。本機のように最後の最後にじっくりとしたヒリツキを味わえるゲーム性はかなり貴重です。STタイプでスンッと終わってしまうとなんだか物足りなくてそのまま続行してしまうこともあると思いますが最後に本機最大のお楽しみが用意されていることで、仮に失敗しても「十分楽しめたし今日はここらで終わるか!」と気持ち良くヤメることができそうです。
本機の目玉である「器への挑戦」を高頻度で楽しむことができる通常時、そして現行機最強クラスの継続率&小当り当選でも必ず「器への挑戦 RE:BIRTH」に突入という個性的なゲーム性の「貞子生誕祭」など、全体的な満足感は非常に高かったです!ただ、「絶ノ底BONUS」の残念な扱いはかなり打ち手を選ぶ要素になってしまうかなと思いますので…ここは☆4つで!
初当たり確率に最適化されて演出バランスもいい感じ!
通常時の演出は歴代シリーズ同様「貞子3D」という作品のホラー感を上手く表現しながら新演出が多数搭載されていること、そして演出フロー&バランスが大きく刷新されたことで非常に新鮮な気持ちで楽しむことができました。特に演出フローや演出バランスに関しては、本機の通常時は合算約1/42で「器への挑戦」or「絶ノ底BONUS」に当選するということでおそらく皆さんが想像している以上に激変しています!
具体的なところでいうとまずは全体の変動時間。最も長いリーチ演出でも数十秒程度とかなり短めに設定されており、擬似連を経由して激アツリーチに発展した場合でも1分強で決着がつく感じのテンポに仕上っています。通常時の当選のメインは役物チャレンジでありその時点では大当たりは未確定。また、「絶の底BONUS」に関してはラッシュ突入の望みが薄くそこまで喜べるものではありませんからね…(笑)。通常時の抽選システムを考えると、必要以上にもったいぶることなく抽選の結果を知ることができる演出設計はかなり好印象でした。
予告演出では「狂宴の刻」や「バリ3ランプ予告」を始めとした強予告の発生、そしてより上位のリーチ演出に発展してくれた方が嬉しいのはもちろんなのですが、これといった予告演出はなく図柄同時停止テンパイ→「突役物SP(信頼度は中程度?)」発展での大当たりなんかも確認。実戦上「器への挑戦」当選時の半数は「え?これで当たってくれるの?」みたいな流れからでした。
変動時にBGMが無音になる違和感演出や、「スマホギミック」のルーレット演出で「☓」に停止したのに「器への挑戦」に当選するパターンなども確認。これ以外にも思わず「えっ?」となってしまうサプライズパターンが豊富に用意されております。普通では考えられない予期せぬ展開からの「器への挑戦」告知…というある種不気味な演出構成はホラー作品の魅力をうまくパチンコで表現しているなと感じました。
抽選システムやゲーム性が変化したことに伴い演出面も大きな変化を遂げた通常時。。普通に打ってもめちゃくちゃ楽しかったですし、演出カスタマイズ機能を活用して「味変」すればより長期間飽きること無く楽しめるでしょう。ここは文句ナシの☆5つ!
終了煽りが発生しても怖くない!?満足度100点満点のラッシュ
前述の通り本機のラッシュ「貞子生誕祭」は、電チュー入賞で大当たり(ラッシュ継続)or小当り(役物チャレンジ突入)のどちらかに当選。大当たり当選時は即告知がメインで非常にスピード感のあるゲーム性になっています。
大当たりか小当りかは1回転で決着! 小当りの可能性があるのは扉煽り発生時のみとなっているので、このように扉煽り以外の演出(主にキャラクターカットイン)が発生した際は大当たり+ラッシュ継続となります。といっても電チュー入賞から大当たり開始まではほんのわずか1秒程度、大当たり~大当たり間で考えてもほとんどインターバルはないので、ここでは演出を楽しむほどの余裕はないというのが正直な印象です(笑)。
演出面でのドキドキ感を味わえるのは扉煽り発生後。こちらは扉が閉まらずに「貞子」出現や、扉が閉まってしまった場合に必ず突入する「復活の刻」で成功すれば大当たりとなります。本機のラッシュ継続率は「器への挑戦」からの引き戻しを除いた純粋な振り分けだけでも約96.6%。今回の試打ではこちらの扉煽りが発生してしまっても半数は大当たり当選に繋りました。もちろん扉煽りが発生しないのが1番ではありますが、そうなってしまっても十分大当たりに期待できるバランスはかなり好みでした。
そして小当りに当選してしまった際は「器への挑戦 RE:BIRTH」に突入。スペック&ゲーム性の項目でもお伝えしましたが、やはりこの「器への挑戦 RE:BIRTH」存在することによって非常に満足感の高いラッシュに仕上っているなという印象です。実際に役物チャレンジに成功し引き戻しとなるパターンはそう多くないかもしれませんが、この楽しみが最後に用意されているというだけでもめちゃくちゃ嬉しいですね!
ゲーム性上即当たり演出の比率が高めではあるのですが、扉煽りが発生しても逆転パターンに十分期待できますし、それがダメでも役物チャレンジ突入…と本当に終わる気がしません。この継続率でもし単発で終わったら…きっとそれはそれでネタにできるかなと(笑)。ここも☆5つです!
中毒者続出の予感!
約3年ぶりの登場となるシリーズ最新作は、通常時からラッシュ中のゲーム性そして演出面も一新。全てがあまりにもガラッと変わっておりスペックも尖りまくっているので賛否両論あるかとは思いますが、本機ならはの魅力というものを随所に感じる素晴らしい1台でした。好みにぶっ刺さればもうこの台以外は打てない体になってしまうかも!?
しかし☆5つにならなかった要因はただ1つ、やはり「絶ノ底BONUS」の残念感だけは無視できなかったですね(笑)。本当にめちゃくちゃ面白かったのですが…☆は4つで!
今回のレビュー結果
ゲーム性から演出まで高尾らしさが遺憾なく発揮された1台
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