ガリぞうが「自ら負けに向かう行為」の排除を意識して立ち回った結果【収支日記#160：2023年3月21日(火)～3月27日(月)】 (2/3)

3月23日：漫画プロスロの原点

APチャンネルの「プロスロ13」第1弾を撮ったのは、確か2018年4月末だったハズです。当時は16年続けた漫画の連載も終わり、来店案件も月に1つあるかないか位だったので、ライター収入だけで見れば月収数万円程度でした。何軒かネジロを抱え、週に数回サザンアイズの設定Cを打てる可能性があり、ノーマルタイプの定量制という美味しい種もあったりで（詳細は割愛）、生活費のほぼ全てを稼働収入で賄っていた頃です。

「漫画が終わったなら同じタイトルの動画をやってみないか」

そう言われ、私が自ら竹書房に確認と許可を得て始まったのが「プロスロ13」でした。漫画のプロスロは私が地元のピン稼働で得られた知識やスキルを伝えて読者の方々の参考にしてもらうというコンセプトだったので、動画でもそうあろうとして、第1回は高設定狙いよりもリアルタイムで良く打ち込んでいて伝えられる情報も多いだろうサザンアイズかゴーゴージャグラーを狙おうと決めていました。何がウケてくれたのか確信を持てないまま視聴数が伸びてくれて、第1回は前編だけで267万視聴だそうです。

>>【動画】『プロスロ13 第1弾:前編』

今日は、そんな記念すべき第1弾を撮ったホールで「プロスロ13」の収録です。当然ながらあれから5年経っているので、私が狙っているようなところは並ばれている誰もが知っていて、入場抽選が悪ければ戦いの場にも立てない状況です。

入場抽選は240人中142番。抽選弱者の私にしては悪くないですが、だからと言って狙い台を確保できる番号でもありません。このお店は決まった場所や末尾に高設定を使いたがる傾向があるのですが、この番号だと厳しいかもしれません。

10時、入店。まずはマイVの5台シマやアクロスの末尾3or9の空きを見ますが、1台たりとも空いていません。ならば仕方なしと、前回このお店では正解だったドンちゃん2の末尾9番の隣に着座し、実戦内容を伺いつつ全台系の可能性も追う作戦でいこうかと思います。

※BIG後は全て累計値で「RTゲーム数.RT中ハズレ回数.RT中リプレイ回数」。

私の台は通常時の提灯こそ良いのですが、他が全て設定1以下で推移しています。ただ、毎回アクロスのシマの平均設定は高いので、やはり後ろ髪は引かれます。ちなみに、ドン2のシマは6台中、半分の3台が調子良く出ています。隣の末尾9番もボーナス確率は1/158と微妙ながら、ユニメモを取りつつ続行しているので、中身は良いのかもしれません。ならばもう少し打ってみましょうか。

迷っていたところ、バーサスリヴァイズがBIG=9,REG=6、かつグラフがプラス域でヤメていきました。よほど中身が悪かったのでしょうか。ただ、バーサスリヴァイズは終日打っても設定が見えてこないほど分かりにくい機種ですし、虎の子のRTリプ判でさえ有効とは言えないくらいに押し引きが難しいので、この時間で判断するには精度的に疑問です。シマ全体ではドン2よりバーサスリヴァイズの方が優秀ですし、どの道アクロスのシマの平均設定は高いのでしょうから、ここは台移動しておきます。

ちなみに。バーサスリヴァイズに関しては、RTリプ判を諦めました。設定推測要素としては役立つのですが、その効果の低さと常時2コマ目押しの手間を天秤にかけ、リヴァイズではあまり意味がないという判断に落ち着きました。これからはバーサスチャンス（VC）中の比率判別のみ計測していきます。

※BIG後の数字は全て累計数で「VC中ゲーム数.VC中ハズレ回数.VC中リプレイ回数」。

軽快に2桁連させて良い気になっていたら、スコーンと特大ハマリをくらってしまいました。現状、ベルAは1/10.3で設定6の近似値、VC中の比率判別も設定6以上、ただバーサスゲーム（VG）中のハズレ確率は1/13.5で設定1以下、と。はい、やはり分かりません。ただ、リヴァイズのシマは軒並み優秀ですし、過去の傾向と状況込みだとヤメられません。機種単位だと新ハナビが1台以外全員ドル箱を使っていて調子が良さそうですが、空き台は無し。となると選択肢はリヴァイズ続行のみです。

大ハマリの3連発で出玉は全のまれに。ただ、中身はそこまで悪くありません。ベルAは1/10.53と設定5の近似値で、BIG中は奇数挙動。VC中はちょうど設定6並みで、VG中は設定1以下。設定別信頼度は設定5寄りですが、正直打ち続けたいかと聞かれれば首を横に振りたいです。このホールでアクロスに高設定が入っている場合、過去の傾向だと「末尾orニブイチor全台」しか前例を知りません。現状、末尾3番は別積みで出ていて、他にもう1台ありそうです。となると、後1台あるか全台か。そんな中、新ハナビに1台空きを発見。新ハナビのシマで唯一死んでいる台です。ただ、シマ単位で見れば新ハナビの方が優秀。単体同士ではリヴァイズを追っても良いのですが、シマ単位での比較を優先してここは移動が正解でしょうか。

※BIG後の数字は全て累計数で「HC中ゲーム数.HC中ハズレ回数.HC中リプレイ回数#HG中ゲーム数.HG中ハズレ回数.HG中RTリプレイ回数」。

ここで新ハナビの台別でボーナス合成確率を見てみます。

やはり私の台を除けば平均設定5くらいありそうです。ただ、このお店で「1台だけ違いました」は前例を知らないので、当然ながらの続行です。

ここで隣の台が空いたので、万が一を考え台移動します。

閉店1時間前にピース花火が出てくれました。現状は偶数挙動ですが、シマでワースト2位の台でさえ設定2以上なのですから、過去の傾向も踏まえ全台系の可能性を見て良いんじゃないでしょうか。

22時過ぎまで粘っての実戦終了。最後の台は設定2以上までしか確定しませんでしたが、状況を見るに今日の全台系に一番近いシマは新ハナビだったと思われるので、おそらくあったのだろうと思っておきます。

簡潔に言えば、今日はシマ状況の甘さに助けられた1日だったように思います。さほど甘い状況じゃなくとも読み筋と状況判断で勝てる事を示したくて始めた番組が、いつの間にか甘い状況を作る企画に変わってしまいました。これを「厳しい状況でもツモって勝ち続けてきた貴方の功績が集客と甘さを作り上げた」と称えてくれる方も少なくなく、それ自体はありがたい話なのですが、やはり漫画プロスロの原点はそこじゃなく。やはり10万枚とか言わず、スパッとヤメてしまって残りの日程は他番組を用意すべきだったのかなぁと悩む昨今です。

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

>>【動画】『プロスロ13 第175弾:前編』　

>>【動画】『プロスロ13 第175弾:後編』