【AT純増速度】歴代でもっともAT中の純増速度が速かったのはどの機種？

2024/08/12 12:000

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「AT純増速度」について。これ5号機は最大でも3枚だったんであんまり早いとか遅いとかなかったんですけど、6号機になってまたぞろ重要になってきた言葉ですな。これは色々と定義が難しそうな気もしますが、ちょっと調べてみましょうかね。

ボーナス枚数をどうカウントするか。

AT純増速度　4号機では純増速度の考え方が少し違っていた

AT・ARTの純増速度。あるいは1Gあたりの期待獲得枚数。これは5号機のある時期からはメーカーも発表するようになってみんな当たり前に受け止めてる数字なんですけども、何気にこれ4号機時代は「時速」とかそういう言い方をしてて1Gあたりの期待枚数はあんまり気にしてなかったんじゃないかなと思います。

それでいうと有名なのはロデオの「サラリーマン金太郎」の「時速5000枚」というキャッチですな。

今はパチンコのほうなんかはもっと早い機種がいくらでもあるので「速さ」という意味ではそこまですげー！　とはならないのですが、「サラリーマン金太郎」は八州連合（暴走族）の元リーダーが主人公である原作の世界観を内包した、パチスロ史上に残る名キャッチだと思いますし、だからこそ当時のスロッターに強烈なインパクトを与え、現在まで語り継がれておるのでしょう。

したがってコレ系の話の際にはサラリーマン金太郎の名前はよく出てきますし、これが純増速度ナンバーワンという意見も出てくるんですけども当然そうではなく、もっと速い機種というのは幾つか存在します。ただ5号機や6号機とは純増速度の考え方はちょっと違って、なかなか統一の数値で比べるのは難しい状況です。言わずもがなこれはシングルボーナスをどう扱うかという話です。シングルボーナスについてはこの辺で解説してるので知らない人は読んでいただくとして、要は今の考え方だとシングルの入賞で1G、ジャックゲームで1Gって分けて数えそうなものなんですけども、言っても5号機時代から現在まで「ボーナス込みの純増枚数」という考え方でスペック表記がなされる機種なんかいっぱいあるんですね。

だとするとシングルであってもボーナスはボーナスなわけだから、ジャックインとジャックゲームを1Gとしてカウントするという考え方もあるはある。んでそっちのほうに条件を統一しちゃうと1Gあたり12枚（3枚がけの15枚払い出し）の限界値を超える機種が普通にでちゃうんですね。特に幾つか例がある「ジャックイン3枚がけ、払い出し15枚・ジャックゲーム1枚がけ、払い出し15枚」の爆裂機なんかは異次元の数値になっちゃって流石に参考にならない。

なのでそれらも今の基準にあわせ、シングルボーナスのジャックインとジャックゲームを分けて2Gと考えた場合、どうやら史上最速のマシンは2003年に平和が出した「陸奥一番星」のようです。その数値、なんと圧巻の13.2枚/1G。ちなみにサラリーマン金太郎と同じくジャックイン1回ごとにナビが消費されるというナビ回数管理になっており、たまに来る6択10枚役ではナビが消費されません。当然シングルじゃない普通のボーナスも搭載しており平均400枚くらいとれるので、それらを合算して考えると1ナビあたりの増加期待枚数はなんと28.3枚との事。今は50枚くらいしか取れない擬似ボーナスとかもあったりするんですけど、それ2ナビで超えちゃいます。なんてこったい。

まあでもこれらはあくまでも4号機の爆裂ATというかなり特殊な例でありまして、こういうのが許される時代というのはもうこないっす。忘れましょう。

じゃあ6号機では？

AT純増速度　6号機の中で純増速度が1番速い機種とは？

では、4号機を除外した場合のAT純増枚数の最速はどれでしょうか。

序盤でも書いたように5号機は最速でも3枚なのでここのランキングには絡んでこないのは明白。またAT純増が速いということはATの滞在時間が短くなるということで、相対的に通常時が長くなるということでもあります。なのでゲームバランス的に「速ければ速いほどいい」というのは正直違うんですけども、あくまでもスペックの話としていうと、これはコナミアミューズメントさんが出した「戦国コレクション4」および「戦国コレクション5」さらに「戦国コレクション5超極楽LOOP」の3機種が横並びで10枚/1Gの大台を叩き出し（多分）トップに輝いています。リプレイやレア役を考えると純増の理論値は多分この辺だと思いますし、今後これを超える機種がでるとしても恐らく小数点の勝負になると思います。

ここまで来ると4号機との差はあんまないというか、一部の度を越した爆裂機を除いた一般的なAT機とほぼ同等あるいは超えてるので6号機の凄さというのを改めて感じますな。

ちなみに今度出るSANKYOさんの「パチスロかぐや様は告らせたい」は純増9枚。スマスロらしいツラヌキスペックで通常ATからこの速度というのはほんといろんな意味で高純増機の時代が来てんなと思いました。エグいよね。はい、今回はここまで！

業界豆知識あしの画像3 繰り返すけど、バランスが大事だけどね！

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