開発者「新台の評判はまとめサイトでチェックする」　パチンコ業界の今後ついても聞いてみた！ (2/3)

開発のお仕事で必要なこととは？

ゆでさんは開発者に必要な能力のところで、パチンコが好きであること、面白いものを作りたいという気持ちと書かれてますね。

特別こういうスキルが必要っていうのはなくて、仕事のやりやすさ、好きなことを仕事にできるっていう点で「好きである」というのが結構大事かなと思ってます。

それからこれは技術者とか諸々含めてですけど、やっぱり今出てるもので満足しない人、もっと良くしようという気持ちが強い人は開発者向きなんじゃないですかね。

えに氏さんは愛と探求心と多少の筋力ということですね。

仕事にすると結構深いところまでやっていかなきゃならないので、パチンコ・パチスロ愛、遊技機に対する愛は必要ですね。

探究心に関しては、どうなってるんだろうと疑問を抱いたり調べて分かろうとする気持ちが必要だと思って書きました。それらをきちんと理解した上でなければ、良いものは作れないと思います。

それからパチンコ台ってめちゃめちゃ重たいんですよ。大きいですし、開発する時に自分たちで運んだりもしなきゃいけないんで、割と筋肉は大事ですね。

今どんどん台枠が大きくなっていってますが、あれで重さは変わるんですか？

まあそうですね(笑)。色んな要因で重いです。

重いです(笑)

自分の台を打ってほしいライターとして、ゆでさんは木村魚拓さんと書かれてましたね。

はい(笑)。開発に入る前からたくさん動画を見てて好きだったんです。どういう反応してくれるんだろうっていうのを楽しみにする気持ちがありますね。

学生の時に色んなライターさんが集まるチャリティーイベントがあって、会場で4号機、5号機の機種が打てたんですよ。僕は4号機がわからないので5号機のエウレカを打ってたんですけど、魚拓さんに「お前こんなん座ってんのか？出ねえぞ！」って言われたことがありましたね(笑)

ある意味面識があったんですね(笑)

そして、えに氏さんはHYO.さんに打ってほしいそうですね。

そうですね。パッと思いつきました。ゆでさんみたいに実際にお会いしたことはないんですけど、2～3年前くらいに動画を見たのがきっかけで面白い方だなって思ったんです。パチスロがメインだと思いますけど、是非うちのパチンコを打ってみてほしいです。

HYO.さんも個人でYouTubeチャンネルをやられてるので、コラボとかも面白いかもしれないですね。

それができたら最高です(笑)

動画で自分の関わった台が出てるとやっぱり見方が変わったり、テンションがアガったりしますか？

どういう風に思ってるんだろうとか、こういうところが面白いんだけど映ってるかなって見ちゃいますね。

ちょっと「おっ！」って前のめりになります(笑)

そういう意味でDaiichi機種の魅力をよく分かってくれているなという方はいらっしゃいますか？

てつさんとかですかね。

パイレーツとかめちゃくちゃ楽しそうに打ってくれてましたね。

やっぱり嬉しいですよね(笑)

開発者から見る今後の業界というところで、えに氏さんはパチンコのゲーム性が多様化すると書かれていました。先ほどゆでさんも仰ってましたが、やっぱりパチンコがどんどん広がっていきますかね。

そうですね。昔はV-STが主流で50%で確変突入、80%継続とかばかりでしたけど、「シンフォギア」の登場から1種2種混合機ブームがきて、「フェアリーテイル2」とか「ひぐらし廻」のように見せ方や出し方がすごく多様化したんですよね。

今でもビックリするような仕様の機種がどんどん出てきてますけど、今後はそれがもっと増えると思いますし、出てきてほしいなって思います。

1種2種混合の種類が増えてきているというのはトレンド的なものなんですか？それとも規約的なものなんですか？

1種2種の方が色んな規則とかの変更に対して対応しやすいのでそういう機械が多いんだと思います。

そういうことなんですね。ちなみに設定付きパチンコが根づかなかったのはどうご覧になってますか？

僕はプレイヤーとして打ちましたけど、結局自力で当てさえすれば良いので設定とかはあんまり気にしませんでしたね(笑)。

ただ「ヴァルヴレイヴ」は設定で連チャン率が変わるのが面白かったですね。だから高設定は通常時の初当たりが早くなるんじゃなくて、ゲーム性として右打ちの連チャンに対して何らかの変化をつけられるものを考えられたら面白いと思います。

言える範囲で構いませんが、開発者さんは次の仕様、いわゆる6.2号機、7号機的な物の企画ってすでにもらってたりするんですか？

あ～…う～ん…(笑)

…(笑)

ちょっとどういうことかよくわからないです(笑)