ガリぞうと梅屋シンの狙いが一致？朝から絆2を打ち続けた結果【収支日記#87：2021年10月26日(火)～11月1日(月)】 (1/3)

今週の収支日記は昨年10月26日～11月1日の1週間です。今回の記事は3本とも様々な「違い」についてまとめてみました。ライトユーザーさんにとっては当たり前に見えている事でも本当は違う見方があったりします。その内容は、収録実戦と地元稼働の違い、他ライターさんと私の立場の違い、そしてタレントとライターの違いの3本立てです。表で見えていない部分の説明などしてほしくないという方には今週の収支日記をお勧めしない事をあらかじめ伝えておきます。

10月27日：収録実戦と地元稼働の違い

今日はSITE777TV「おじさん's ガチ」の収録です。

パチスロ生活者が映像で勝つ為に実戦する場合、普段の稼働とどういった違いがあると思いますか？映像で見ている分には普段通りなんだろうと思って見ている方もいるでしょうが、その中身は大きく違います。しかし、その最大の違いは多くの人に気付いてもらえません。

「地元稼働と違い収録案件の色に寄せられるから勝ちやすい」

店によっては私の収録案件でジャグラーをはじめとするノーマルタイプが強くなる事もあります。では、私はそのおかげで勝てているのでしょうか。例えばAPチャンネルのプロスロシリーズは2022年1月16日現在までに112弾までを撮り終えていて、約80万Gを回し差枚数は+67,227枚。PAYOUTにして102.8%です。この払出率は地元稼働の約半分程度であり、少なくとも私にとって有利と感じた事は一切ありません。むしろノーマルタイプ推しの演者が来店している店で稼働する意識ですから、狙い方としては普段の稼働とさほど変わらず、最大の違いとは言えません。

「来店案件で店割が甘くなっている」

確かに私の収録案件を月イチや年イチの特日として扱う店も稀にあります。しかし、地元稼働では自分だけが高確率でツモれてライバルも少ない環境で打てています。来店告知により自らライバルを増やす収録案件が有利に働いているとは思えません。むしろ、逆に高設定が存在しないだろう状況で「一切打たずに帰る」が最善策の中で収録故に打たねばならない時もあります。そういう点では確かに地元稼働と異なりますが、本質をついたもっと大きな違いがあります。

「タネ明かしをしない」

第112弾まで撮ったプロスロシリーズでの推定ツモ率は、朝イチで19.3%(低っ！)、後ヅモで47.9%、トータル67.1%になります。動画を観て頂いている方は私がどうやって高設定にたどりついたのかを聞いているでしょう。しかし、地元の稼働では店舗名が明らかになっている状態でツモれている手の内を絶対に明かしません。その店でどうやって高設定にたどりつけたのかという情報はパチスロ生活者にとって現金と同一であり、それをわざわざ人に話したりしません。

このツモれるまでの経緯という現金(情報)を収録で伝えてしまっているので、ライバルには手の内がバレますし店にも対策されたり上手く利用されたりしてしまいます。例えば初見の収録店舗で過去2週間分のデータから高設定らしき台の履歴を追うと、延べ30台以上の全てにおいて前日シマのワースト1位・2位じゃない事に気付きました。

おそらくは前日データを見ての上げ狙いをするような客層にツモらせたくないと考える店舗なのでしょう。この情報だけでもかなり有利になりますし、実際に収録当日もこの消去法が例外なく当てはまり、ファンキージャグラーで推定高設定を後ヅモして約+2500枚の勝ちを収める事ができました。

>>【動画】プロスロ13 第13弾 メガコンコルド1280稲沢編【前編】
>>【動画】プロスロ13 第13弾 メガコンコルド1280稲沢編【後編】

しかし、同店舗での二度目の収録はライバルが増え、店側にも対策されて消去法は使えなくなっていました。では、私が動画内で「何となくこの良さげファンキージャグラーが高設定のような気がします。」とだけ言っていたらどうでしょうか。ライバルは増えないでしょうし、しばらくの間は対策もされずに美味しく稼げていたんじゃないでしょうか。こうして自分だけが有利になる情報を見つけ、それを「誰にも伝えない事」が地元稼働の稼ぎの礎であり、手の内をバラし自らの首を絞める収録案件との最も大きな違いです。

かと言ってツモれている理由の説明もないまま打つだけじゃ私の商品価値は担保されないので、今日の収録でも手の内をバラしていきます。今日は全台系が1ヵ所以上ある傾向のある取材があり、これをワサビさんとのノリ打ちで探していきます。

こちらの店での実戦は今回で2回目なので、多少は情報も得られています。

・元々ノーマルタイプ推しの店

・新台でファンキージャグラー2が入ったばかり

・前回の全台系は5号機ハナビ

以上の理由により、私はファンキー2、ワサビさんは5号機ハナビから入ってみる事に。

ファンキー2に限らずジャグラーは700Gちょい回したくらいじゃ何もわかりませんが、機種全体を見ても1台たりとも良さげが見られないので一旦ワサビさんに相談してみる事に。ここは一旦放流し、1でも甘い系のアクロスから掘り直してみようという結論になりました。

※BIG後は全て累計値で「BIG中ゲーム数.逆押し斜めベル回数」。

リボルトも500Gちょい回したくらいじゃ何も分かりませんが、圧倒的に悪すぎる通常時ベルと設定1以下のREG確率、そして他台も微妙なのでこちらも一旦放流。ここで再びワサビさんと相談し、まだ手付かずで見えていない唯一の機種、もっとクレアを2人で掘ってみる事にします。

やはり2人共に中身が悪くて粘れません。ある程度の読み筋を立てられているなら話は別ですが、やはり稼働もさほど高くないこの状況での掘り起こしは厳しいと感じます。それでも諦める訳にもいかないので、出玉のついている人がいるバーサスを2人で掘ってみる事に。

※BIG後の数字は全て累計数で「VC中ゲーム数.VC中ハズレ回数.VC中リプレイ回数#VG中ゲーム数.VG中ハズレ回数.VG中RTリプレイ回数」。

やはり2人共に良くありません。しかし、幾度となく各シマを見ても全台系があるようには思えません。しいて言うならSアイムが悪くなさそうですが、全台系と呼ぶには合算値が少し足りません。シマの左半分がもう少し回復してくれたら飛び込めそうなのですが、現段階では躊躇してしまう内容です。

……あれっ。このSアイムのシマ、左半分と右半分でパネルの色が違います。もしや今日の全台系はSアイムの右半分の赤パネルのみ？試しに左半分の緑パネルを除き、赤パネルだけの合算REG確率を計算してみると、1/204と圧倒的設定6以上の数値を示しています。これなら打てるんじゃないかとワサビさんに相談し、賛同を得て残り1時間で最後の勝負に挑みます。

他で得られた出玉を少し減らしたところで時間切れに。ドル箱の出玉を流すと836枚。投資は3K(138枚)のみなので、一応は弱日当を得られました。ノリ打ちによりチョイ負けでしたが、状況の見えにくさに抗えた感はあったので、立ち回り的には及第点だったとしておきます。

例えば、こうして「パネルの色違いで全台系を入れ分ける可能性がある」という情報も、わざわざ言わなければライバル達にはバレないかもしれません。パチスロ生活者は手の内を明かした時点で稼ぎのネタのほぼ全てを放棄している訳であり、その時点でどんなガチ系番組であってもエンタメにしかなっていない事は意外と伝わっていないように感じます。観て頂いている方々におかれましては、何かしら参考になる情報のみをチョイスして自らに取り入れていく視聴感が賢明かと思います。

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

>>【動画】おじさん's ガチ 第8話【前編】

>>【動画】おじさん's ガチ 第8話【後編】