【ゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅】P機とスマパチが同時に登場！通常時の演出やスペックを試打レビュー！

こんにちは！　ななプレス編集部のパン君です。

 

オレンジさんから登場する「Pゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅」、JFJさんから登場する「スマパチ ゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅SP」の新台レビューをお届け！　スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「通常時編」でございます。同時リリースとなる2機種をまとめてレビューという今までにない試みなので中々のボリュームになるかと思いますが、是非最後までお楽しみいただければと思います。

 

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

 

「Pゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅」の解析情報はこちら

「スマパチ ゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅SP」の解析情報はこちら

 

 

両スペック共に他機種にはない強みが存在！

 

 

まずはスペック面。このあとのレビュー項目である演出系とは異なりここは両機種で大きな違いがある部分なので、それぞれの特徴を隅々までしっかりとご紹介させていただきます。

 

 

Pゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅

 

※1…小当たり経由の場合、V入賞が条件。
※2…c時短は特図2のみ抽選を行い、解放延長なし時のみ発動。
※3…時短中大当たり期待度約70％と、残保留での大当たりまたはc時短当選期待度約35％の合算値。V入賞が条件。
※…コンプリート機能搭載機。

 

 

スマパチ ゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅SP

 

※1…図柄揃い確率は約1/399。
※2…ゲゲゲRUSH直撃率3％と妖怪大戦争成功率約35.8％とRUSH突入チャレンジ(妖怪大戦争失敗後のCタイム)成功率約19％の合算値。
※3…特図2の継続率81％とCタイム成功率約19％の合算値。
※4…特図2に限る。V入賞が条件。
※…コンプリート機能搭載機。

 

それぞれのスペック表はこちら。初当たり確率からラッシュのゲーム性まで異なるポイントの多い両機ですが、今回の記事では通常時関連の数値を評価したいと思います。まず初当たり確率はP機版が約1/319.6、スマパチ版が約1/349.9と、それぞれ現行のレギュレーションにおけるギリギリ一杯の数値。ただ、スマパチ版の初当たり確率に関しては約1/399で当選する「図柄揃い大当たり」＋Cタイム当選を含めた合算値となっていることに注意。これに関してはこの後詳しくご紹介します。

 

 

初当たり内訳(P機版)

 

 

※…V入賞が条件。

 

お次は初当たり時の大当たり内訳、そしてラッシュ突入率＆ラッシュ突入抽選システムについて。ここは両機種で非常に大きな違いがある部分です。まずP機版の初当たり時の内訳はこの通り。初当たり時のラッシュ突入率が70％とかなり高めであること、そして初当たりから約1/3（31％）で約2700発獲得可能であることが大きな強みでしょう。

 

 

 

気になった点は、通常大当たり当選時は引き戻しのチャンスが一切ないところ。ある程度まとまった出玉を得られれば「もう1回当ててやる！」という気持ちにもなれますが、約300個のみで通常時へ…というのは正直かなり厳しい印象を受けます。もう少し最低獲得出玉を増やすか、期待度はさほど高くなくオマケ程度でも良いので引き戻しのチャンスがあれば嬉しかったですな。とはいえ先程挙げたように強みは十分あるので、トータルで見た際にはかなりヤレる感のある内訳になってはいるのかなと。安定志向の方にはオススメできませんが、通常時（初当たり）からヒリツキを感じたい方にとっては最高の仕上がりだと思います！

 

 

 

お次はスマパチ版について。まずは先程軽くお伝えした初当たり確率に関しての補足から。本機はスマパチならではの要素であるCタイムが搭載されており、ラッシュ中だけでなく通常時にも当選の可能性があるというのが大きな注目ポイント。そして初当たり確率は約1/349.9となっておりますが、これは「図柄揃い（約1/399）」とCタイム当選の合算値となっております。「Cタイム」当選時は図柄揃いとは全く異なる専用演出「ゲゲゲRUSH突入チャレンジ」が用意されており、P機版よりもワクワクできるポイントが多いという点は非常に魅力的。ただ、見た目にもわかりやすい大当たり（図柄揃い）という展開が同確率帯のスマパチ機よりも訪れづらい、という点は辛く感じてしまう方もいそうな気がしますね。

 

 

初当たり内訳(スマパチ版)

 

 

※…V入賞が条件。

 

そんなスマパチ版の初当たり時の内訳はこちら。まず注目したいのは初当たり時の大半（87.5％）が約1500発獲得できるということ。P機版では約2/3が約300発だったことを考えるとここは本機の明確な強みです。その分P機版に搭載されていた約2700発の振り分けは存在しないもののそれでも平均出玉は圧倒的にスマパチ版に軍配が上がり、初当たり確率が重い分はしっかりと出玉性能に反映されています。安定志向の方は間違いなくこっちのほうが合っていると思います。

 

 

 

しかし、振り分け表を見ると初当たりからのラッシュ突入率はなんとわずか3％のみ。P機版の方は70％もあったことを考えるととんでもない数字に見えてしまうと思いますが、こちらでは初当たり時の84.5％が約1500発＋「妖怪大戦争（時短1回転）」突入、そして残る12.5％は約300発＋Cタイムに突入。P機版とは異なりそもそもラッシュ直行ルートはあくまでオマケ要素であり、基本的には「妖怪大戦争」成功でラッシュ突入が王道ルートとなっているんです！

 

 

 

 

「妖怪大戦争」は約35.8％、Cタイムは約19％で成功（ラッシュ突入）に期待できるとのこと。初当たり時の3％で当選する「約1500発＋ラッシュ突入」＆これらの引き戻しルートを含めたトータルでのラッシュ突入率が約50％となっております。ラッシュ突入率だけで見ればP機版よりも明らかに低いのですが、パチンコ全体で見ればラッシュ性能の高い機種はむしろこのくらいがスタンダードですからね。初当たり（Cタイム含む）さえ引けば必ずチャンスが味わえる…というのは大きな魅力なので、個人的にはP機版よりもこちらの抽選システムの方が面白いと感じました！

 

大当たり内訳からラッシュ突入抽選システムまで同じタイトルを関しているとは思えぬほどまるで別物。初当たり確率以外のところでここまで差別化が図られているというのはかなりの衝撃を受けました。良いところも悪いところも述べましたが…どちらもありきたりなスペックではなく他機種にはない本機ならではの強みがしっかり存在しているのはさすがの藤商事グループといったところでしょうか。☆は4つで！

 

 

イメージ一新！アニメ第6期の魅力をパチンコで見事に表現！

 

 

ここからは演出面について。スペック＆ゲーム性とは異なりほぼ共通だと思われますので、これ以降の項目は基本的に両機種を分けること無くレビューしていきたいと思います。

 

 

 

前作にあたる「CRゲゲゲの鬼太郎 墓場からの招待状」の登場は2014年。実に約9年ぶりの新作なので演出面もある程度は変わっているのだろうなとは思っていましたが、本機は2018年から放映開始となったテレビアニメ第6期との初のタイアップ！「ある程度」なんてものではなく、予告演出からリーチ演出までなにもかもがこれまでに登場した「ゲゲゲの鬼太郎」から一新されておりました。

 

 

 

 

 

保留変化演出も…

 

 

 

 

連続予告（1番スタンダードなやつ）も…

 

 

 

 

スーパー発展時の映像も…全ての演出は掲載しきれないのでここでご紹介できるのは極一部になりますが、今作の演出はなにもかもがめちゃくちゃスタイリッシュ。試打を開始した直後には思わず「カッケェ…」と独り言が漏れてしまいました（笑）。これまでの「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズを打ってきた来た方が衝撃を受けるのは間違いありませんが、今までほとんどorまったく打ったことがなかった方でもこれは是非1度ご体感いただきたい！

 

 

 

そんなカッコイイ演出がもりだくさんの本機ですが、「ヒロインモード」なる特殊ステージだったり…

 

 

 

胸がトキメクこんなリーチ演出も搭載。いやマジで、これがあの「ゲゲゲの鬼太郎」だなんて未だに信じられません…！今作は通常時の演出から、間違いなく今まで以上に幅広いユーザーが楽しめる造りになっているなと感じました。

 

 

 

先程ご紹介したもの以外にも多彩な連続予告演出があったり…

 

 

 

 

 

そして王道のバトルリーチ演出以外にも様々リーチ演出が用意されております。通常時の演出は十分なバリエーションが存在しており打ち込み甲斐十分。藤商事グループさん…これはマジで気合が入ってますな！

 

約9年ぶりに登場する「ゲゲゲの鬼太郎」は通常時の演出から一新。アニメの映像がふんだんに使われているのでもちろん素材の魅力あってのものではありますが、いずれの演出も本当にクオリティが高くアニメ第6期という新たな素材の魅力を120％引き出しているように感じられました。演出ボリュームも文句ナシですし…ここは☆5つです！

 

 

演出バランスはかなりメリハリ系！？カスタマイズ機能を考慮してもう少し賑やかでも良かったかも

 

 

 

搭載演出に関しては大きな変化があった本機ですが、演出バランスにおいても新たな試みが行われている印象。具体的に言うとこれまでの藤商事系機種はそれなりに賑やかな印象があったのですが、本機は過度な煽りが発生せずかなりメリハリの効いた演出バランスに仕上げられていると感じました。

 

 

 

1番特徴的だったのが先読み系演出の発生頻度。中でも王道の先読み演出である保留変化はかなり発生頻度がかなり抑えられている印象で、今回の試打では100回転回して1度も保留変化が発生しないようなこともありました。どんな機種でも先読み系のカスタムを必ず活用する（デフォルト状態だと多いと感じてしまう）僕としては好印象でしたが、この頻度だとちょっとワクワクできる場面が少なすぎるような気も…。詳細は次の項目でご紹介しますがもちろん本機でも先読み系のカスタマイズ機能は用意されているので、デフォルト状態はもう少し発生頻度が高いほうが多くのユーザーが楽しめるんじゃないかな、と感じましたね。

 

 

 

大当たりの鍵を握るであろうバトル系リーチへの発展頻度もかなり抑えられている印象。例によって対戦相手によって期待度が変化しますが、期待度の低い相手でも発展前にしっかりと激アツ演出が発生しリーチ中のチャンスアップが複合した際にはしっかりと大当たりに当選。逆にハズレるときは前段階がアツくてもチャンスアップがほとんどナシ…ということが大半だったので納得感がありました。元々の発展頻度の少なさもあって、バトルリーチに発展さえしてくれればワンチャンを感じられる…といった点ではかなり好み。

 

ただ、なにも起きないときは本当に淡々と時間が過ぎていく感じなので、賑やかな台が好きな方にはとことん合わない可能性も…。カスタマイズ機能も搭載されているので、デフォルト状態ではもう少し賑やかな造りでも良かったのかなと思います！☆は4つで！

 

 

基本的なカスタムは全て搭載！

 

 

 

通常時に用意されているカスタマイズ機能はこちら。昨今の藤商事系機種で標準搭載となっているものは本機でも一通り搭載されておりますね。

 

 

 

個人的に注目しているのはこちらの「先読み期待度カスタム」＆「予告出現率カスタム」。残念ながら時間の関係上試すことができなかったのですが、前述の通り本機はデフォルト状態でもかなりメリハリのある演出バランスに仕上がっていると感じだったので、この2つを組み合わせた際には好きな人はとことんハマるかなりピーキーな演出バランスになるのではないかなと。これは実際にホールで打つ際に是非試してみたいなと思っております！

 

 

 

昨今の必須カスタマイズ機能ともいえるいわゆる先バレ系の藤商事グループ版、「先ローリングモードカスタム」ももちろん搭載。ちなみにこちらに関しては皆さん気になるであろうカスタム設定時の「先ローリング」出現率＆信頼度がすでに判明しており、P機版では出現率1/130.0＆期待度約40％、スマパチ版では出現率約1/168.9＆期待度約38.7％となっているようです。スマパチ版は初当たり確率が重い分「先ローリング」の出現率が下がっておりますが信頼度はほとんど変わらない為、他の先バレ系演出とそう変わらない感覚で楽しめそうです。

 

「先読み期待度カスタム」を始めとした王道系や近年のトレンドである先バレ系カスタムも搭載されており、必要十分なカスタマイズ機能が備わった本機。ただ、個人的に大好きだった「PストリートファイターV」で実装された前代未聞のカスタマイズ機能、そして最近では「Pリング 呪いの7日間3」での「入賞時手落下」といった個性的なカスタマイズ機能が搭載されていましたので…それらと比較してしまうと少々物足りなさを感じてしまいますね。普通に楽しむ分には何1つ不満は生まれないと思いますが、魅力的なカスタマイズ機能を生み出してきた藤商事系機種だからこそもう一声…！ということでここは☆4つ！

 

 

一切の手抜きナシ。それぞれの機種に藤商事ならではの拘りを感じた！

 

 

これまでの「ゲゲゲの鬼太郎」のイメージから一新された演出群も非常に印象的でしたが…やはり最大の注目ポイントはスペック面。両機種は初当たり確率の差だけに留まらず、なんとラッシュ突入抽選システムやラッシュのゲーム性までなにもかもが違うので、ただのスペック違いではなく全く別の機種といっていいでしょう。いずれもキラリと光る独自の魅力をしっかりと備えておりますし、これは「ゲゲゲの鬼太郎」ファンだけでなく全パチンコファンが注目すべき1台なのかなと思います。☆は4つ！

 

次回は両機種で全く異なるラッシュに関してのレビューをお届けしますので、そちらもお楽しみに！

 

 

今回のレビュー結果

 

 

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「スマパチ ゲゲゲの鬼太郎 獅子奮迅SP」の解析情報はこちら

 

 

一新された演出（映像）がマジで衝撃的。