【パチスロ ファイヤードリフト】ミッション中の予告音が気持ちいい！6.5号機でリメイクの「ファイヤードリフト」をレビュー

チワッスあしのです！

こちらは久々の「サミークラシック」シリーズ、サミーの「パチスロ ファイヤードリフト」のレビュー記事です。親機は4号機時代中期のストック機ですが、6.5号機でどれほど再現されているか、早速チェックしていきましょう。尚こちら、まだ内部の数値がよくわからない状態で打っているので、実際にホールで打つ際には「なな徹」にて最新の情報をご確認ください。

それではいきましょう、全5項目、独断と偏見に基づく5段階評価です。

「パチスロ ファイヤードリフト」の解析情報はこちら

色んな意味でほぼ完全再現！再現度はハドボより上な気がする。

・ゲームフローは初代と全く同じ。
・ミッション中に（演出）カスタマイズ機能が登場。意外といい！
・音楽が大量追加。これもいい！
・リプレイハズシの代わりに高確ゲームの上乗せ抽選に技術介入要素あり。
・完全再現が過ぎて、ややつらい部分もあり。
・再現具合は「ハードボイルド」より上かも。

今作は「サミークラシック」ということもあり、全体の雰囲気は「ハードボイルド」にやや近い感じです。初代の雰囲気やシステムを完全再現しつつ、新しい要素をぶちこむ、みたいな感じ。今作の場合は「スーパーBIG」「チャンスミッション」、そして「ファイヤーモード」がそれに当たりますが、パッと打った感じ、ゲーム性の根幹を成す部分はそこまで変化しておらず。したがって打感は初代「ファイヤードリフト」に非常に近く、フローもとてもシンプルなものでした。めちゃくちゃ分かりやすいです。またCZ（ミッション）中の予告音のアツさなどは当たり前に再現されてる他、メダル増加速度のバランスなんかもよく、特にひっかかる部分なしに打てる感じです。再現度としてはもしかしたら「ハードボイルド」より上かも。

ボーナスは疑似になっているので当然大幅に変わっていますが、いわゆるリプレイハズシは無い代わりに、JAC中に高確状態のG数上乗せ抽選が追加。これは技術介入要素になってます。またJACINとJACINの間の、いわゆる小役ゲーム部分はゲーム数制限みたいなのはなさそうな感じでした。JACIN間でハマればちょっとオトクかもしれません。

明らかにパワーアップしている部分としては「ミッション」中の演出カスタマイズ機能の搭載とBIG中の音楽の搭載。音楽については前作は「テンポアップ」が高確ゲーム数の示唆になっていましたが、今作も当然それを搭載。ただしテンポアップに対応した曲と対応してない曲があるので注意です。てか「ギャルズマジック」の曲とか100年ぶりに聞きました。懐かし！

全体的には本当に好きな感じなのですが、完全再現が極まりすぎてるゆえ、演出のバリエーションなどの意味でやや打っててしんどい部分もあり。ハードボイルドとかだと消灯矛盾でいきなりボーナス入ってARも頂いたぜとかあるんですけど、こちらはどうしてもほとんどのボーナスがミッション経由で出てくる以上、展開が比較的淡々としてた感はありました。繰り返しますが俺は初代も好きだったし確実にホールでも打つんですけども、今の若い人が打ったらどう感じるかというのは未知数かも。なので今回は★4で！　5つけたいんだけどね。4で！

演出も完全再現。完全再現すぎるくらい完全再現。

・当時のトレンドに乗った画風がそのまま現世に復活
・敢えて全く同じに描き下ろしてる？　だとしたら執念すごし
・バリエーションは少ないながらも法則を知ると楽しい演出群
・スイカの後に画面が燃えると「ファイヤーモード」突入。
・「チャンスミッション」はかなりアツい。
・ミッション突入画面の隠しボタン。そしてサミーコマンドの要素もあり……？

まず打った感じ面食らうのが画の古さだと思います。これ初代が出た当時は全然気にならなかったんですが、今見ると結構衝撃。てか筆者「スマスロ北斗の拳」が出た時「なんで絵を新しくしたんだ！」「古い方がよかった！」とか思ったんですけど、一長一短あるなと思いました（笑）　「ハードボイルド」はドット絵だったんでそんなに気にならないんですが、ポリゴンになると顕著にでますね。あと主人公・ブラボーとヒロイン・クリスのデザインも当時のまんま。こっちはポリゴンじゃないのですが今見ると画風がもうレトロ寄りになってまっていて衝撃でした。当時は「可愛いな」「今風のデザインだな」とか思ってたんですけど、よく考えるともう20年前の機種なんですねこれ。ついこないだな気がするんですけど、そりゃ俺も老けるわけですわ。トホホ。

今回はミッション突入時に隠しコマンドあり。突入画面で特定操作を行うことでトップランプ部分発光。先に「そのミッションで出てくるボーナス」の種類が告知されます。上の写真みたいに赤だったらBIGとかね。それだけだったらなんてことはないのですが、実は演出カスタマイズに「先バレ」的なモードがあるので、これを組み合わせると途端にゲーム性が大きく変化。これで当てれば「スーパービッグ」が出てくるぞ、というミッション時に先バレ的なモードを利用すると予告音が激アツも激アツになるという。そういう意味では昔から楽しかった「ミッション」がより楽しくなってます。もちろんそれは演出的な話であって、システムは同じなんですけどね。もとから完成されたシステムなので。

「ミッション」についてはこちら

それ以外の演出は打った感じほぼ変更ナシ。新規収録だよね、というのも無かった気がします。バリエーション自体は少ないのですが、「モード示唆」あるいは「モード推測」に繋がる演出法則を知って打つと「数的にはこんなもんでいいか」ってなると思われ。ただ最近の台に比べるとかなり静かなのは間違いないので、そこをどう判断するか……。筆者なんかは未だにハードボイルドばっか打ってるんで全く気にならんのですけどね。というわけでここは★4で！

いつまで続くか分からなすぎる高確率がバッチリ再現されてるッ！

・有利区間はどこで切れてるのか全く分からなかった。
・1回長い高確率に入ると終わる気がしない。
・JAC中の増加速度が6.0枚あるのでかなり快適。
・ボーナスが即当たりでループしてる時の出玉感は「カバネリ」に似てるかも。
・もしかして6.5号機の中では随一の出玉力なのかも？

これ、試打でそういう展開になったからそう思うだけかもしれませんが、今作はもしかしたら出玉力が相当強いんではなかろうかと思っています。まだちょっと有利区間周りのシステムが良く分かってないんですが、少なくともどこで有利区間が切れてるのかさっぱり分からなかったッス。んでそれもあって、前作を打った方なら分かるであろう「1回ツボると一生続くんじゃないかくらいミッションが連チャンする」という状態がバッチリ再現されてる感じ。また試打データ公開記事は別にアップしますが、実は今回は開始48Gで入ったボーナスから約3000Gの試打の最後まで獲得枚数の引き継ぎが発生するというイレギュラーもイレギュラーな「出っ放し」状態になりました。これ実は前作のファイドリもツボったらほんとにこんな感じでして、まさかのその部分が再現されててちょっと驚いた次第。

ただ「出っ放し」とはいえ「高確率」中の「ミッション発動」からの「ミッション成功」、さらにBR振り分けを突破しないとまとまった出玉は出てこないんで、ある意味では「減少区間がめちゃ長いST機」ともいえます。その分ボーナス中は快速でJAC中の増加枚数は1Gあたり約6.0枚/Gなんですけども、その辺を含めてなんとなく「カバネリ」を意識したチューニングになってんのかなと思ったり。もちろんシステムはぜんぜん違うんですけどね。

今回は試打で炸裂したってのもあるのですが、とにかく出方というかグラフがかなりかなり独特なものになっており、今の段階では「これもしかして6.5号機ではトップクラスの出玉力を持ってんじゃないのかな」とか筆者は思ってます。ただ出る速度的にはゆっくりなんですよ。待機が長いんで。その代わり連チャンの長さとか「どこまで続くか分からない」感じなんかは、非常によく再現されてるなと思いました。というわけで「出玉力」の項目は、これ期待を込めて5で！

「内部状態（ミッション高確）・ミッション抽選」についてはこちら

立ち回り？　それよりヒキだろ！

・前作もそうだけど、立ち回りよりヒキの側面強し。
・高確に上がるか、ミッションを引けるか、クリアできるかなど多数のファクターがあり、数値が暴れる。
・特殊終了画面などは未確認。トロフィーも未確認。あるのか？
・結論、立ち回りはかなりムズい。

立ち回りについてはこの機種はぶっちゃけ「ヒキの方が大事じゃねぇかな」と思います。初代もそうなんですけど基本的には「高確率ゲーム数」の上乗せが重要でありまして、設定差のメインはそこにある感じでした。今作もCZ非経由のボーナスが1回しか無かったことを考えるとその辺は変わってないハズです。んでこの「高確率」はそのままボーナスを抽選してるわけではなく「ミッション」を抽選し、そしてミッション中に「ボーナスの放出抽選」をしているという仕組み上、むちゃくちゃ暴れます。低設定でもミッション成功率が高ければ何とかなるでしょうし、高設定でもミッションに10連続くらいで失敗すると何も出来ないまま涙で前が見えなくなるでしょう。実はこの辺も初代と全く同じ。逆に言うと低設定でも全然夢がありますし、実際筆者の隣で当時の彼女が初代で万枚出したときも、下手したら設定1だったんじゃないかと思います。

ちょっとまだ具体的な数値が出てないんで下手なことはいえないのですが、俺はこれ立ち回りは「ムズい」と思います。したがって★4で！

俺はなんだかんだ引退まで打ち続けると思う。

試打でハードボイルドを打った時にも「コイツはホールでみかけるたびに延々と打つことになるんだろうな」という予感がありましたし、実際に未だに2日に1回は打ってるんで、なんだかんだ俺はサミーのこの辺の機種をこよなく愛してるんだろうなと思います。で、それと全く同じ予感がビンビン来たんで、俺はこの「パチスロ ファイヤードリフト」も2日に1回くらい打つのでしょう。そうなるともう俺は今後ハドボとファイドリしか打たない事になるんですが、それもやぶさかではないかなと思ってます。というのは冗談で、実際はハドボも丸1日打つわけじゃなく「見かけたらちょっと座っちゃう」という感じなんですけど、この機種はほんとにそういう付き合いでも全然楽しいと思いますし、むしろそれでガッツリ高確率ゲーム数を乗せてアホみたいに伸びたら万々歳。全然良いと思います。

完全再現が過ぎてややつらい部分もあり、とか上で言ってるのにどの口がほざくかという声もありそうですが、最終的なおすすめ度は★5です。いいんです。サミーのこの辺の機種は全部★5です。

今回のレビュー結果

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ギャルズマジックの曲だと……まさか次回サミクラは……？