【Pこの素晴らしい世界に祝福を！】「祝福RUSH」突入で興奮は最高潮に！ラッシュのゲーム性や演出を試打レビュー！

こんにちは！　ななプレス編集部のパン君です。

 

豊丸さんから登場する「Pこの素晴らしい世界に祝福を！」の新台レビューをお届け！スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「ラッシュ編」でございます。

 

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

 

「Pこの素晴らしい世界に祝福を！199LT「このラッキートリガーに祝福を！」の解析情報はこちら

 

 

通常時とは真逆の攻めまくったゲーム性

 

 

※1…小当たり経由の場合はV入賞が条件。
※2…残保留による引き戻しを含む。
※3…設計値による払い出し個数。

 

本機のスペック表がこちら。本機では「このすばRUSH」と「祝福RUSH」という2種類のラッシュを搭載。上位ラッシュである「祝福RUSH」が本機最大の目玉である「ラッキートリガー」となっております。

 

 

 

まずはメインのラッシュである「このすばRUSH」から。こちらは77回転（＋残保留4回転）内での大当たり当選を目指すSTタイプのゲーム性。消化中の実質大当たり確率は約1/67.3、そして継続率は約70％となっております。昨今の機種、特に本機のようなSTタイプのラッシュは継続率80％OVERが当たり前なのでそれらと比べると低め。初当たり時のラッシュ突入率が100％であったり上位ラッシュが存在していることなど本機ならではの強みはあるものの、やはりメインのラッシュの継続率が約70％しかないというのは少々キツく感じてしまいますね。

 

 

特図2：このすばRUSH中

 

 

※…設計値による払い出し個数。

 

「このすばRUSH」中の大当たり内訳がこちら。継続率が低めなだけあって出玉ボリュームは中々で、ライトミドルでありながら半数は10R（約1500個）の出玉を獲得可能！　さらにこの内の1％が「祝福RUSH」突入となります。ただ、もう半分は約240個or約330個（いずれも4R）と、良い方と悪い方の出玉の差が極端。通常時の安心感のある設計とは真逆で、ラッシュはかなりの荒波タイプになっていますね。

 

 

 

続いて本機の「ラッキートリガー」である「祝福RUSH」について。まず突入契機ですがこれは2種類存在しており、1つが上でご紹介した「このすばRUSH」中大当たり当選時の1％、そしてもう1つが「このすばRUSH」最終回転or残保留4回転での大当たり当選時の88.6％（「祝福RUSH」中と大当たり内訳共通）となっております。「ラッキートリガー」を搭載した機種自体がまだほとんどないので比較することはできないのですが、とりあえず本機では「祝福RUSH」への突入ルートが2パターン用意されているというのは素直に喜べるポイント。大当たり確率を考えると最終回転or残保留4回転での当選は現実的なので、この5回転はかなり熱くなれますね。

 

 

特図2：祝福RUSH中/残保留中

 

 

※…設計値による払い出し個数。

 

「祝福RUSH」は「このすばRUSH」とは全く異なるゲーム性となっており、まず「祝福RUSH」突入（継続）時点で次回大当たりまで必ず電サポが継続する状態に。ここでの大当たり当選時の88.6％が「祝福RUSH」継続、11.4％で「このすばRUSH」へ転落という確変ループ機っぽい状態になります。ラウンド内訳は「祝福RUSH」同様10R（約1500個）＆継続率約88.6％ということで、「祝福RUSH」単体で見てもミドルスペック機のラッシュに引けをとらない出玉性能。残念ながら転落してしまっても「このすばRUSH」をイチからリスタートですからね！　「祝福RUSH」突入時の期待出玉は不明ですが、これまでのライトミドルスペックとは別次元の興奮を味わえるラッシュに仕上がっているのは間違いないでしょう。

 

DEADorALIVEなラウンド内訳、そして上位ラッシュの存在など、安心感のある通常時とは真逆でかなりの荒波仕様。本機の目玉である「ラッキートリガー」=「祝福RUSH」突入時の興奮やワクワク感は現行のミドルスペック機以上で、打ち手の意欲を非常にそそるスペックに仕上がっていますな。ただ、本機の登場を機にパチンコデビューを考えている原作ファンの方やライトユーザーのことを考えると、もう少しマイルドで楽しみやすい仕様（大当たり種別ごとの出玉の差を少なくし継続率を上げるなど）の方が良かったのかなという気も。ここは☆4つで！

 

 

全く異なる楽しみ方ができる4つの演出モードを搭載！

 

 

 

 

まずはメインである「このすばRUSH」ですが、こちらは前半27回転の「このすばZONE」と後半50回転の「このすばRUSH」の2段階構成。「このすばZONE」は即当たりメイン、「このすばRUSH」は予告＆リーチ演出をしっかりと楽しめるという近年のSTタイプにおける王道ともいえる演出構成になっております。程よい爽快感と演出での満足感を両立したこの造りは個人的にもかなり好みですね。

 

 

 

「このすばZONE」の方はよくある即当たりゾーン的なので割愛させていただきまして、メインパートである「このすばRUSH」の演出について。こちらは4種類の「推しキャラ（演出モード）」から選択可能となっており、選択したキャラクターによって演出傾向やゲーム性が大きく変化！　また、それぞれのキャラクター選択時にしか出現しない専用演出も豊富に用意されております。

 

 

 

 

それぞれの特徴はこちらの通り。保留変化予告は「カズマ」＆「めぐみん」選択時に出現を確認しましたが、「カズマ」では保留変化予告がラッシュ中の主役であることに対し「めぐみん」ではアクセント的存在になっている印象。そして「アクア」「めぐみん」「ダクネス」では各モードの専用演出が主役になっている感じなので、それぞれ全く異なるゲーム性のラッシュとして楽しむことができました。

 

 

 

 

リーチ演出に関しては基本的に共通ですが、その共通のリーチ演出でも選択した「推しキャラ」の映像に変化したり各モード固有のリーチ演出も存在。いくつかのモードが用意されていても搭載されている演出は共通で演出バランスが変化するのみ、という機種も珍しくないことを考えると、本機の「このすばRUSH」の造りはかなり力が入っているなと思いましたね！

 

 

 

お次は「祝福RUSH」について。こちらは「このすばZONE」以上の超高速消化、そして演出に関してもおそらくいくつかの先読み演出のみ、大当たりは全て即図柄揃いといった感じでした。「祝福RUSH」中に関してはSTではなく大当たり当選が濃厚の状態ということで、最上位状態ならではの高揚感や爽快感を存分に味わえるよう最適化されたラッシュでした。

 

 

 

図柄揃いは3図柄or7図柄揃いならその時点で10R大当たり＆「祝福RUSH」継続が濃厚。それ以外なら図柄揃い直後の昇格演出に期待…といった感じ。今回の試打では3or7図柄が直接揃うパターンはほとんどなく、昇格演出による告知がメインでした。残念ながら「このすばRUSH」中と比べると演出面での楽しみには物足りなさを感じてしまったので、先読み演出＆「祝福RUSH」継続濃厚演出のバリエーションを増やしもう少し毎回転の演出にドキドキできる造りだと良かったなと思います。

 

メインである「このすばRUSH」の造り込みは素晴らしく、かなり打ち込み甲斐のあるラッシュに仕上がっていると思いました。モード毎に専用演出がいくつも用意されているので長いこと飽きずに楽しめそうですな。ただ、その分「祝福RUSH」中の演出がかなり淡白に感じてしまったので、こちらももう少し手の込んだ造りになっていると嬉しかったですね。☆は4つ！

 

 

「いきなりテンパイリーチ」かそれ以外かで信頼度は激変！

 

 

 

前述の通り本機のラッシュは「このすばZONE」「このすばRUSH」「祝福RUSH」で演出が変化。ここでは「このすばRUSH」中の演出バランスに関してレビューしたいと思います。といってもその「このすばRUSH」にも4種類の「推しキャラ（モード）」が用意されておりそれぞれで発生する演出なんかが変化しますからね。全てのモード毎の演出バランスなんかを語るととんでもないボリュームになってしまうので、ここでは特に印象的だったところをピックアップしていきたいと思います。

 

 

 

まずは全「推しキャラ」の共通項目として気になったのがリーチ演出発生率。「このすばRUSH」の滞在回転数は50回転ですがだいたい2～3回くらいはリーチに発展する印象で、STタイプの機種としてはかなりリーチ発展率が高めに設定されている印象でした。特に目立ったのが俗に言うノーマルリーチあるいはロングリーチっぽい演出である「いきなりテンパイリーチ」への発展率。これが50回転の間に何回も来たりすることがあったことに加え、大当たりに繋がることもほとんどなかったんですよね（泣）。もう少し大当たり時の占有率が高いならば発展頻度が高くても気にならない…というかむしろ発展して嬉しいと思えるのですが、ここはちょいとバランスが悪いなと感じてしまいました。

 

 

 

 

 

通常時同様に多彩なリーチ演出が用意されていますが、「いきなりテンパイリーチ」以外のリーチ演出に関してはトータルでは半数近く、チャンスアップが発生した際に限って言えば7～8割は大当たりに期待できる印象。試打の序盤では「いきなりテンパイリーチ」のハズレが頻発しかなり不穏な空気を感じていたのですが、全体で見ればリーチに発展すればドキドキ…というSTタイプに求められている演出バランスになっていたと思います。ただ、それだけに「いきなりテンパイリーチ」が悪目立ちしてしまっていたなと。

 

 

 

 

もう1つ気になった点が保留変化演出のバランスについて。「カズマ」選択時は通常時と同じ「ランクアップ」による保留昇格がメインのゲーム性となっていますが、緑までは図柄テンパイに成功しても「いきなりテンパイリーチ」止まりが多く、その他のリーチ演出に発展した場合でも最終的にリーチ中にもう1度「ランクアップ」が発生し赤まで昇格しないと中々大当たりに繋がらない印象。「アクア」選択時での保留変化も2種類確認できましたが、上位保留変化（炎キャラ）でないと信頼度はさほど高くない印象でした。一昔前のST機だと緑系演出は単なる賑やかしみたいな機種も多かったのですが、最近は激アツと言って差し支えない信頼度に設定されている機種も珍しくないですからね。もしかすると今回は少々悪い方に偏ってしまったのかもしれませんが、もう少し保留変化の全体的な信頼度を上げてくれると嬉しかったですな。

 

全体的に見れば赤系演出などがしっかり熱い、そしてリーチに発展すれば半数近くが大当たりに期待できるというST王道の演出バランスになっています。ただ、今回は2点気になったところを紹介しましたが、特に「いきなりテンパイリーチ」の発展頻度＆当たらなさには辟易してしまう方も少なくないのかなと。ここのバランスだけしっかりと調整してくれれば満足度はグッと高まったと思うんだよなぁ…。☆は3つで！

 

 

「SPリーチ中チャンスアップ演出」カスタムが面白い！

 

 

 

本機に搭載されているカスタマイズ機能はこちら。この内「推しキャラムービー演出（通常時専用予告）」を除く4つの項目がラッシュ中も選択可能なカスタマイズ機能となっています。

 

 

 

 

中でも個人的に気に入ったのが「SPリーチ中チャンスアップ演出」で、こちらは「ノーマル」「チャンス（出現率ダウン＆信頼度アップ）」「なし（チャンスアップ非発生）」の3種類から選択可能。通常時のリーチ演出と比べると幾分マシですがラッシュ中もチャンスアップがないと「ヤベッ…」となってしまう印象だったので、ここを調整できるのは嬉しいですな。期待感を削がれることはなく最後までドキドキできる「なし」が個人的にはオススメです♪

 

演出カスタマイズ機能の充実度でいえば最近の機種としてはそこまで多い方ではないものの、先読みや先バレ、そして一発告知といった主要カスタマイズ機能は一通り揃っているので大半のユーザーは満足できるはず。他の機種ではあまり搭載されていない「SPリーチ中チャンスアップ演出」という痒いところに手が届いたカスタマイズ機能があるのも評価できるポイントですね。☆は4つ！

 

 

ライトミドル界期待の星

 

 

遊びやすさや安心感に重きを置いた通常時の設計とは異なり、ラッシュのスペック＆ゲーム性はかなりの荒波仕様。数回打っただけでは中々本機の面白いところを味わえない可能性も十分にありますが、10R大当たりの連打や「祝福RUSH」を体験してしまったらきっと本機の虜になることでしょう。演出面においても気になるところはいくつかありましたが、メインである「このすばRUSH」中の演出は飽きることなく楽しめるようかなり作り込まれていたのでね。ライトミドルスペックでの覇権を握るポテンシャルを秘めた1台だと思います！☆は4つ！

 

 

今回のレビュー結果

 

 

「Pこの素晴らしい世界に祝福を！199LT「このラッキートリガーに祝福を！」の解析情報はこちら

 

 

「祝福RUSH」中のイケイケ感はヤミツキになる