触って、押して、震えて、気持ちいい~(涎)「俺も頑張って出そう!」地球を救う最高の快楽、貴方はバイブ好きですか?

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ウエノミツアキ プロフィール

快楽探求&人間観察を主とするジャンル不問のフリーダムなフリーランスライター。四半世紀に渡ってパチンコ&パチスロ攻略誌に原稿を寄せている。CS番組、動画配信コンテンツなどにも出演中。

バイブは地球を救う

 

パチ屋でこういうこと、ありませんか?

 

「ちょっと触っていい?」

 

……あ、いや、痴漢とか変態の類ではなくて、連れ打ちしている知人友人がボタンバイブ告知を見て頼んでくるお願いです。特に確定演出でのバイブ告知を触りたがります。聞かずにいきなり触ってくる輩もいます。レイプ同然、「激押し!!」と書かれているボタンを先に押しやがる畜生もいます。そうして押したり、触ったりした挙げ句……。

 

「気持ちいい~(涎)」

 

……やっぱり変態の話でしたね。他人のバイブで気持ちよくなれちゃうわけですから。そんな輩や畜生が最近、わりとたくさんいると思いませんか? かく言う私も他人のバイブを触ったり、押したりしちゃったりするド変態なわけですが、そうするたびにパチンコやスロットの告知も行くところまで行ったなぁと思うわけです。

 

というわけで今回は“告知”の話。

 

私が認識している最初の告知は、沖縄のスロット島にあったパトランプですかね。マシンに搭載されているものではなく、台上にズラッと並べられたパトランプ。ボーナスが揃うとクルクルッと光って回り出す。音はないけど激しい光に島の人たち全員が打ち手に注目。親指を立てればBIGなんだけど……スッと小指を立てて苦笑い。「なんだよベイビーかよぉ~」とバケ=REGだったことをみんなで笑い合う。パチ屋の楽しいコミュニケーションの1ギミックとしての役割も果たしていたわけです。

 

その流れもあってかスロットに告知ランプが搭載されるようになり、特に沖スロと呼ばれる30パイの機械には告知ランプが必須に。パイオニアはハイビスカスランプを搭載してメーカーの色を出し、オリンピアも同様にパトランプを搭載する。そちらには「キュイン」という音まで付けやがった。

 

視覚だけじゃ飽き足らず、聴覚にまで訴えるようになったPSの告知。それに慣れ親しんでくると、鳴ってない音が聞こえてくるようになるのが人間の脳。GOGOランプが光っているだけなのに「ペカッ」て音が聞こえてくるんだから、どうかしてる。それなら実際に音を付けちゃおうって「ガコッ」と鳴るようにしたわけです。

 

ていうか、なんでアレ、「ペカッ」にしなかったんでしょうかね?
ちなみにその上に「キュイン」と鳴る装置を付けている店が結構ありますが、アレはちょっとtoo much。無粋だと思うのは私だけでしょうか?

 

いやいや、盛って盛って盛りまくるのがこの業界の常。視覚、聴覚と来たら、次は味覚かと、「当たるたびにケーキが出るようにしろ!」と、どこぞのメーカーの社長が言ったとか言わないとか。それはまあ、不当景品類及び不当表示防止法、すなわち「景表法」に抵触するっていうか、そもそも食品衛生法に引っかかるか、ていうか、そんな噂はひとっつも聞いたことないので、さすがに味覚はあきらめているようですが、嗅覚に関しては実際に動いていたようで。2017年頃、「香りの出るパチンコ」は不適合になっております。保通協曰く……。

 

「遊技機の前面の構造物から香りを放出する機能を有するが、香りの元となる材料は芳香性能が低下することから、耐久性を有しない装置であり、また、部品の材質が温度または湿度の通常の変化により変質する性能であった」

 

とのこと。要するに耐久性のある素材を使えば可能ってことで、いずれF商事辺りが出してきそうです。映画では4DXⓇで香りが出ますからね。PSもいずれ椅子から動かして来そうですが、風が出るという演出はPSのほうがたぶん先にやってます。たしか藤S事辺りが最初に。

 

その風と同様、触覚に訴える演出として、“バイブ”があるわけです。

 

ちなみに風とバイブ、どちらが気持ちいいですか?

 

恐らく圧倒的大差でバイブのほうが気持ちいいという人が多いでしょう。

 

それはバイブが主に能動的行為によって発生し、それが大当たりに直結する演出という認識がなされているからだと思われます。風はハンドルからいきなり手に吹き付けてきたり、台の上部から顔に吹き付けてきたり、受動的な演出です。構えてないので「ドキッ」とするけど、気持ちいいという体験にはならない。

 

一方、バイブは主にボタンを押して発生します。しかも大当たりが決まる、最後のボタン押下演出で発生することが多いです。押して大当たりが決まって、それを祝福するかのようにブルブルブルブルとバイブレーション。その成功体験が増えれば増えるほど、バイブレーション=大当たりの快感という回路が脳内で強固になり、他人のバイブレーションを見ただけで「気持ちよさそう~」と思ってしまい、実際に触ってみると、やっぱり「気持ちいい~」となるのです。

 

他人のバイブで気持ちよく、幸せになれるのです。

 

例えば隣で打っている友人がハマってゲンナリしているときに「触ってみる?」とバイブを差しだしてみてください。「やっぱバイブって気持ちいいなぁ~……俺もがんばって出そう!」と再びやる気を取り戻してくれるはずです。

 

例えば隣でハマりまくって台をガンガン叩いている人がいたら「まあまあ、落ち着いて。おひとついかがですか?」とバイブを差しだしてみてください。「なんで俺がてめぇのバイブを……あ、うん、やっぱ気持ちいいね。コレ。うん、なんか、1回当たった気持ちになれたよ! ありがとう!」と感謝の気持ちを述べてくれるはずです。

 

例えば隣でトランプ大統領が「北朝鮮とかイランとか、もうキレた! マジでこの核のボタンを押したろかい!!」となっていたら「まあまあ、まずは私の『激押し!』と書かれたボタンを押してみませんか?」とバイブ確実なボタンを差し出してみてください。「『激押し!』? 激しく押せって意味か? よっしゃ! わかった! うぉりゃぁぁぁぁ!!!!……うわっ、なんだコレ!? ブルブル震えるよ! ブルブル震えて、気持ちいいよ! たまらんな、コレ! おーい、ペンタゴンに至急連絡して、ステルスはもういいからそのカネでこのボタンを大量に作らせてくれ! ハリーアップ!!!!」

 

となるわけです。

 

バイブは地球を救う。

 

PS史上、最高の告知演出であるバイブをこれからも存分に味わっていきましょう。

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