ういちが「スプラトゥーン」や「漫画」、そしてパチンコ業界のこれからを語る！ (2/3)

編集者視点でも面白い漫画は「吼えろペン」！

「好きな漫画：吼えろペン」が僕もすごく好きで読んでたんですが、「移動のお供」の青年漫画誌とは別のジャンルかな、という印象があります。

そう！島本さんの漫画は何をきっかけに知ったか本当にに覚えてないんだけど、吼えペン、燃えペン、新・吼えペンとかあの辺は大好きで全部あるんですよ。

で、あれに限らず「出版関係の編集者あるある」みたいな漫画は結構好きで、安野モヨコさんの「働きマン」とか。土田世紀さんの…。

「編集王」ですね。

そうそうそう。「編集王」とか。

当時はあんまりなかった「編集者あるある」みたいなので抜群に面白かったのが島本さんの漫画だったな～。すごく気に入って一気に買い揃えたんですよ。

あの人の描くリアルな「あるある」は面白かったですね。

やっぱりご自身が編集部でいた頃のことと共通するものがあるんですか？

うん。すごく共通してたような気がする。結局、大崎さんの話じゃないけど、島本さんの漫画も「飛んだ時に本を読む」みたいな感じじゃん(笑)

そうですね、「アオイホノオ」でも編集者からの飛び方を先輩の漫画家から教わる、みたいなこともありましたね。

そうそうそう！

「超あるあるだ～！」と思って読んでましたね。

2020年は何も変わらない。そして辞める人が出てくるかも!?

では、質問も最後の方になってきましたが「2020年はこうなる！」は「何も変わらない」ということで。

うん。何も別に。何がどうなるって「今のままじゃないのかな～？」としか思わない。

この業界も「進むなりに進むしかないし」っていう感じですか？

まあ、細かい事を言ったら「もっとパチンコ屋潰れるとかかな～？」とは思いますが。

あとは色んな人がバタバタと辞めていくんじゃない？

それはいわゆる「出役の方たちが」ということですか？

雑誌の人間なんで雑誌目線になっちゃうんだけど、雑誌に所属していることが今の時代は強みでも何でもなくなって「お金を稼ぐ」という面においては足枷にすらなりつつあるから、もっとみんな離れていくんじゃないかな？

「自分でやった方が得なんだろうな」とは思いますね。

たしかに、自前でYouTubeチャンネルを作ってる人も増えてきましたね。

そうそうそう。だからますますそういう風になっていくんじゃないのかな。

「ライターのあがり」ってどこですか？

ういちさんから見た「ライターのあがり」ということを聞いてみたくて。

プロ野球選手なら監督や解説者、ボートレーサーなら教官やアンバサダーになったりしますが、ライターで実際に「あがった」人っているんでしょうか？

いないんだよね。

ベンツ(小林)さんが、だいぶ前に一回ゴールしてるんだけど。あの人は稼いだお金で、タイで水牛を貸すビジネスを始めたの。

それでゴールインだと思ったんだけど、最近大崎さんのツイートで「白いたい焼き」だっけ？

ありましたね！「たい焼き屋にベンツさんがいた」みたいな。

「嘘だろ!?」って思いましたね。

そうなると、誰一人ゴールインしてないんですよね。そこまで歴史のある業界じゃないから。トップが大崎さんとかヤングさん。でもヤングさんも業界歴でいったら俺の後輩だしね。

そうなんですね。

業界歴でいえば一番長いのが大崎さんなんだけど、厳密にはもっとありますよ。

ルーキー酒井さんはもっと上だし、グレート巨砲さんもいるし、沖ヒカルさんもその次くらいに入ってくるし。

ただ誰一人、何かになってゴールインした人はいないですね。ゴールインできないんじゃない？

では、このまま走り続けるか、業界を離れて次のルートで。

途中で見切りをつけてメーカー側に行った人とかは、そこそこ良いポジションに実はいたりするらしいけど。

俺はそういう人に仲良くしてる人がいないので、わかんないですね。