AVからパチスロへ！鬼Dイッチーに「松本バッチの成すがままに！」や「バリクズ漫遊記」の誕生秘話を聞いてみた！ (3/4)

バリクズの選考理由は「絶妙に売れてなかったから」!?

続いても番組から、「バリクズ漫遊記」についてお伺いします。

翔さん、マリブさんのお二人はイッチーさんのチョイスなんですか？

そうです。「成すがままに」がちょっとハネたときに「たまたまバッチを見つけて売れたんだよね」ってよく言われていたんです。世の風潮がそういう雰囲気だったんですよ。

でも、こっちは「なんだと？」って思ってて(笑)

悔しいじゃないですか、クリエイターとしては。

作った側としてはそうですよね。

じゃあ、「売れてないヤツを俺が連れて面白い番組を作る」って思って、絶妙に売れてないヤツを選んだっていう。

ホントに売れてないヤツはホントにつまんないから、選んでも面白くならないんで。「面白くなりそうな、絶妙に売れてないヤツ」を選んだんですよ。

磨けば光るタイプ。

まあ、光らなくても「俺が何とかする」という感じのやつですね。まあ、光らなくてもいいと思ってるんですよ。「クズ」なんで(笑)

「光らなくてもいいけど、世の中の人に夢と希望を与える作品を作ろうと。それがバリクズ漫遊記ですね。

お二人を選んだ基準としてはそういうところがポイントだったんですね。

「絶妙に売れてない」というところがポイントでしたね。その頃は翔のTwitterのフォロワーが500人くらいでしたからね。マリブも4000人くらいだったと思うんで、「コイツら絶妙に売れてないな」って。

でも、その中でも色々な候補がいたんですよ。

辞めちゃった矢野キンタとか、「意外とコイツが面白いんじゃないか」と思ったのがスロマガのトニーさんだったんですけど、トニーさんは僕より1つ年上だったので「年下の方がいいな」と思ってやめました。

あとはマッスル峠とか色々いたんですけど、その中でたまたまその二人を選んだんです。

年上だと「グイグイいきにくい」みたいなところですか？

いけなくはないけど、バリクズのテイストでは難しかったかもしれないですね。

あと、貧乏な方がよかったんですよ。年上の人たちはだいたいお金持ちなんで。貧乏がよかったんですよね。

結果、バリクズもヒットして「狙っていこう」と仕掛けたことに対しての評価、評判としてはどうだったんですか？

一応、色んな人には評価してもらえるようにはなりましたね。

これによって、逆に出版社やプロダクション的なところから、「次はウチの演者で…」って売り込みってあるんですか？

ちょっとはありましたね

新人ライターの女の子とか。「使ってくださいよ」はちょこちょこありましたね。

そして、本当に「いけそうだな」って子は使ったこともあるんですよ。でも、やっぱり人から言われた演者ではあんまり上手くいかないですね。

そこはやっぱり自分のセンサーに引っかかる人じゃないと。

人から言われた子でやって、ウケなくてすぐ終わったのって結構あるんですよね。

ただ、世にあまり出回ってないからバレてないだけで、クソつまらないのもあるんですよ(笑)

打率としては10割バッターではないと。

自分で選んでいればイチロー選手の打率の倍くらいはヒットできると思うんですけど「どうしてもやってくれ」って言われたやつはだいたいヒットしないですね。

バリクズといえば、オンラインサロンの「サロン・ド・クズ」がありますが、これについて教えていただけますか？

今はコロナの影響で何もできてなかったんですけど、限定動画をアップしているのがメインです。それで「皆さんから集まった収益で、バリクズの本編を撮る」っていうのは本当の目的でやってて、内容的にはただただみんなでダベってる感じになってますね。

あとは、週2で持ち回りのコラムを上げてたりします。他にもトピックを作って、そのテーマに対してみんなで話したりしてますね。

どういったコラムが書かれてるんですか？

例えば、僕が担当した「オススメ映画のコーナー」で薦めた映画があるんですけど、何本か書いている中で本物は1つしかありません。あとは俺が勝手に考えた架空のストーリーだったりするんです。

映画自体は存在しないんですか？

架空ですね。

あと、自分のやつだと「最近まったくオナニーをしていない」ってコラムを書きました。

まあ、閉鎖された世界でちょっとの人数しか見ないんで、奇想天外なコラムをバキバキに書けるんですよ。

(文面を見て)なるほど、G-STOP状態なんですね。

自慰(G)とかけてるんですけどね。

そこはわかります(笑)

そういった動画やコラムが読めて月額920円、と。

920円が高いのか安いのかも全くわからないんですけど、パチスロでいうなら「お札を1枚投資するより安い」というところですね。

分かりやすいですね。

本当に好きな人たちだけが「新しいバリクズ」を見たいためだけに支援してくれていて、仲間内でもワーワーと仲良くなったりできるような。ホントに小さなコミュニティですね。

続いて、イッチーさんの番組から「ボート」ですね。最近はコロナの影響もあって、ボート系の生配信がすごく増えていると思いますが。

めちゃくちゃ多いですね。

ボート動画に関しては、もう「ほぼ出役」となっているところもありますが、これもディレクターとして、編集とかも携わっている感じなんですか？

編集は他の人に任せています。

自分がしゃべる動画は、基本的に自分で編集しないって決めてるんです。

自分が面白いところだけ編集で選んじゃうじゃないですか。

主観が入り過ぎるみたいな？

そう。だから「客観的にやってほしい」って思うので、僕がしゃべってるやつは後輩に任せています。

ボート動画に関しても、今はもうイッチーさんの動画が本流みたいになっている印象もありますが、ボート動画のきっかけを教えてください。

3年前くらいにたまたまボートレースにハマって、その時にめちゃくちゃ負けたんですよ。それで「これ仕事か何かにして取り返さないと気がすまないな」ってなったんです。

色々ボートの動画を調べたら、3年前くらいはマジでういちさんくらいしかいなかったんですよ。YouTuberみたいなのもいなくて「これは…勝てるな」と。ういちさんがやってたのもブラマヨの吉田さんとやってる番組だったので、そこに勝てなくても「第2のブランドにはなれるな」と思ったんですよね。

「これは大きなマーケットになるぞ」と、すぐにDMMに電話して「ボートの動画を作りたいから営業してこい」「面白い番組を作るから」って言ったらこんな感じになりましたね。

今ではDMMボートというのが一つのブランドになってきてますね。

そうですね、大きくなってきましたね。