【Pこの素晴らしい世界に祝福を！】安心感のあるライトミドル！「このすば」のスペックや演出を試打レビュー！

こんにちは！　ななプレス編集部のパン君です。

豊丸さんから登場する「Pこの素晴らしい世界に祝福を！」の新台レビューをお届け！スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「通常時編」でございます。

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

「Pこの素晴らしい世界に祝福を！199LT「このラッキートリガーに祝福を！」の解析情報はこちら

コンテンツにマッチした安心感のあるゲーム性

※1…小当たり経由の場合はV入賞が条件。
※2…残保留による引き戻しを含む。
※3…設計値による払い出し個数。

まずは本機のスペックがこちら。本機は初当たり確率約1/199.8の一種二種混合機。機種名にもある通り話題の新機能「ラッキートリガー」を搭載していることが大きな特徴です。

大当たり内訳

特図1

※…設計値による払い出し個数。

ゲームフロー

本機のラウンド内訳＆初当たり後のゲームフローがこちら。本機の初当たり時はオール7R（約420個）の大当たりということで獲得出玉こそ控えめですが、ラッシュ（ST）突入率は100％。ライトミドルの初当たり確率であることも含め、かなり遊びやすさを意識した設計になっております。「この素晴らしい世界に祝福を！」がパチンコ化するのはこれが初。既存のパチンコ・パチスロファンはもちろん「これを機にパチンコデビューをしてみようなかな…」という原作ファンの方も少なくないと思うので、ライトミドル×ラッシュ突入率100％タイプは最適解な気がしますね！

ただ、初当たり（特図1）時はラッシュ中の大当たり（特図2）時と開放するアタッカーが異なり、7Rでありながら約420個しか獲得できない為大当たり消化のテンポが若干悪いのは気になるポイント。同じ約400個程度の出玉でも、ここは賞球15個のメインアタッカーで2R～3Rの獲得にしてくれた方が気持ちよかったな…というのが素直な気持ちですな。

しかしこれ実はむしろメリットとなる側面も存在しており、消化時間が長いということは当然アニメ映像＆楽曲を楽しめる時間も長いんですよね。それを言うなら10R約1500個の方が尚良し…というのは置いておいて（笑）。スペック設計を先に終えているという前提で可能な限り初当たり当選後の余韻、そして原作の魅力に触れられる時間を設けるべくこのような仕様になっているのだとしたら、それは素晴らしい拘りだなと感じました！

通常時は「当たりやすい」「わかりやすい」「安心感がある」の3拍子が揃った万人が楽しめるスペック＆ゲーム性。最後にお話した大当たり消化時のメリットに関してはあくまで筆者の勝手な予想ではありますが、もし本当にこの通りだとしたら原作ファンに対する素晴らしい配慮だと感じましたので…☆は5つで！

納得の演出のボリューム＆豊丸ならではの拘りが随所に存在！

豊丸さんといえばオリジナルコンテンツであったり、他のメーカーさんでは想像もできない「これをパチンコに！？」みたいな意外性のあるタイアップ機だったりが多く、本機のような人気アニメとのタイアップ作品はかなり珍しい印象。その為、失礼ながら試打を行う前までは「ちゃんとアニメの魅力を上手く表現することができているのかな…」という心配も若干あったのですが（笑）。演出ボリューム・クオリティ共に文句ナシの一言。原作や対する愛情やリスペクトを十分に感じることのできる造りになっていました！

まずは予告演出について。飽きることなく楽しめる十分な演出ボリュームだったのはもちろんなのですが、非常に印象的だったのが主要キャラクターそれぞれが活躍する固有演出の豊富さ。中でも「推しキャラムービー演出」を始めとした一部の演出は、演出カスタマイズ機能によって出現するキャラクターが変化するという仕様になっているのが本機の大きな特徴です。るキャラクターによって信頼度が変化すると「なんでこの子がこんな立ち位置（信頼度）に…」なんて感じてしまうこともありますからね（泣）。様々な演出で各キャラクターのバリエーションを用意していること、そしてそれをユーザー任意で選択できるというのは非常にファン思いだなと思いました♪

「通常時主要予告演出」についてはこちら

本機の予告演出で印象的だったのはいずれの予告演出も基本的には色だったり「チャンス」や「激アツ」といった文字で信頼度（熱さ）を表現しているものばかり。こういったコンテンツだと例えば作中にでてくる「アイテム」なんかによって信頼度を表現したりすることも珍しくないのですが、本機では保留変化なんかも実戦上は色変化のみで「このすば」特有の「アイテム」などは未確認でした。原作を知らないパチンコファンでもわかりやすいのはもちろん、本機でパチンコデビューする原作ファンの方が「パチンコのいろは」を学べそうな感じ。

「保留変化予告/先読み予告」についてはこちら

リーチ演出のバリエーションも非常に豊富。ほのぼのとしたシーンを楽しめる「ミッション系リーチ」が4種類、冒険ものらしい演出を楽しめる「クエストリーチ」が5種類、これ以外にもチャレンジ系リーチや激アツのバトル系リーチなどが豊富に用意されており、原作の名シーンや印象的なシーンをあますことなく楽しめると思います。

ただ、リーチ演出に関しては気になるポイントがひとつ存在。通常時で特に信頼度が高い「ベルディアリーチ」＆「デストロイヤーリーチ」は、テンパイ後直接発展するパターンと「クエストリーチ」や「アンデットナイト撃破ミッション」から発展するパターンが存在。各リーチ演出の変動時間の長さも相まって、この後者のパターンだった際はかなりテンポが悪く感じてしまいました。「ベルディアリーチ」＆「デストロイヤーリーチ」の信頼度はかなり高めに設定されているのが救いですが、もしハズレた際は結果が出るまでの長さにストレスを感じてしまいそうだなと。激アツリーチへの発展パターンが多彩なこと自体は良い要素だと思うので、もう少し発展タイミングが早かったりすれば良かったなと思いました！

ファンの期待に応える圧倒的な演出ボリューム、そして様々な演出で各キャラクターのパターンを用意＆カスタマイズ機能によって任意のキャラクターを出現させることが可能…という豊丸ならではの素晴らしいこだわりを感じました。演出が少ないと「またこの当たりパターンか…」みたいに感じてしまうこともありますが、本機ではそんな心配は一切なく非常に打ち込みがいのある仕上がりだと思います！☆は4つ！

熱い展開の発生頻度はかなり高め？

本機の演出バランスの印象はズバリめっちゃ賑やか（派手）で、具体的に言うと初当たり時は熱い演出がかなり複合する、そして激アツハズレ的な展開もそれなりに…といった感じ。まず初当たり当選時は先読み予告や連続予告×3回が起点となり、そこから見た目にもわかりやすい金系や「激アツ」と表示されるような演出が1～2個は必ず複合。特に本機の代表的な演出である「推しキャラムービー予告」が絡む割合はかなり高く、これがないとその時点でかなりピンチとなる印象です。

タイトルやテロップ、カットイン色や図柄変化にゾーン系演出突入などなど…リーチ中のチャンスアップ演出も非常に多彩。初当たり当選時はリーチ発展前の展開は当然として、このリーチ演出中にもチャンスアップが2個～3個くらいは出現する感じでした。青保留や緑保留で発展した際もリーチ中に「ランクアップ（保留変化対応演出？）」が発生し最終的に赤保留になっているパターンが目立ちましたね。

「SPリーチ演出一覧」についてはこちら

熱い演出がしっかりと熱く初当たり時だけめちゃくちゃ賑やかなのであればさほど問題ではないのですが、今回の試打では激アツ演出がいくつも複合しハズレてしまうパターンを何度か確認。各演出の信頼度をしっかりと把握した上でならさほどショックを受けるような展開ではなかったのかもしれませんが、初打ちだったりまだあまり打ち込めていない段階では「これでハズレるの！？」とショックを受けてしまうことが多いような印象を受けましたね。

通常時を回せたのは数百回転程度なので演出バランスを完璧に把握できたわけではありませんが、ひとまず今回の試打においてはかなり派手という印象を受けました。変動開始時からいかにもな熱い演出が立て続けに出現する流れはテンションが上がるので好きな人にはかなり刺さるのかなと。ただ、残念ながら筆者は基本おとなしめでメリハリのある演出バランスが好みなので…ここはけっこう厳しい評価になってしまいますが、☆は2つ！

カスタマイズ機能でも豊丸ならではの個性を発揮！

本機のカスタマイズ機能はこちら。「先読み演出」や「先バレ演出」といった現代の必須カスタマイズ機能、そして「SPリーチ中演出チャンスUP演出」や「推しキャラムービー演出」といった個性的なカスタマイズ機能も搭載。これらは全て複合して設定することも可能となっているのが嬉しいですね。

「ゲーム性カスタマイズ/推しキャラ選択機能」についてはこちら

ここで真っ先に触れたいのは「SPリーチ中演出チャンスUP演出」の項目で、「ノーマル」「なし」「チャンス」の3種類から設定可能。「なし」ならチャンスアップは一切発生しなくなり、「チャンス」ならチャンスアップ演出の出現率ダウン＆信頼度アップとなります。演出バランスの項目ではちょいと厳しい意見を述べましたが、これを活用すればその不満は感じずに自分好みのバランスで楽しめますね！素晴らしい！

そして、上でご紹介した演出カスタマイズ機能の項目とは別に、本機ではメニュー画面から通常時の「推しキャラ」を選択することが可能。こちらは演出ボリューム・クオリティの項目でも少し触れましたが、通常時に搭載されている一部の演出がその「推しキャラクター」のものに変化するというものになっております。わかりやすいところでは「推しキャラムービー予告」やゾーン系演出なんかがそれに該当するのですが、何気ない予告演出でも様々なところに変化が。自分の推しキャラが活躍する演出を多く見れるということで原作ファンの方にとっては嬉しい機能なのではないでしょうか。

カスタマイズ機能のボリュームだけでいえば最近のパチンコ機の中では並程度ではありますが、主要カスタマイズ機能は一通り搭載。そして通常時の様々な演出が「推しキャラ」ver.に変化するという豊丸さんならではのカスタマイズ機能があるのも評価できますな。☆は4つ！

原作ファン以外の方も1度は触れるべき！

大人気作品「この素晴らしい世界に祝福を！」がついにパチンコで登場。最近はミドルスペックかつラッシュ性能に特化したタイプの機種が主流ですが、本機は初当たり確率約1/199.9のライトミドルスペック×ラッシュ突入率100％タイプ。原作ファンの方はもちろんのこと、最近のパチンコはちょっと荒すぎる…と感じていた方にも全力でオススメしたい1台となっております。演出バランスだけちょっと厳しいレビューをしましたがカスタマイズ機能を使えばさほど気にならないハズなので、好みの演出バランスを見つけて楽しんでほしいですね。☆は4つ！

今回のレビュー結果

「Pこの素晴らしい世界に祝福を！199LT「このラッキートリガーに祝福を！」の解析情報はこちら

スペック違い（兄弟機）などではなく、1発目からライトミドルで出してきたのが素晴らしい！