ガリぞうがこの半年間で見出した「6号機ジャグラーとの接し方」とは？【収支日記#120：2022年6月14日(火)～6月20日(月)】 (1/3)

今週の収支日記は6月14日～20日の1週間です。この1週間は、北海道から始まり、福岡・関西・関東と、目まぐるしく移動した7日間でした。こうした移動過多の生活もあと数年かと思うと、楽になると感じる一方、寂しさも覚えます。

6月17日：6号機ジャグラーとの接し方

皆様は5号機時代と同様ないしそれ以上に6号機ジャグラーでも好成績を残せていますか？正直に言えば、私の6号機ジャグラーの入り口は散々でした。スペックは十分なのに、5号機の感覚をそのまま流用した私自身の押し引きの判断基準がズレていたようで、何度も高設定を捨ててしまっていました。高設定を捨ててしまう機会が多かった最大の理由は、単純に「反応しなかったから」です。ちゃんと高設定だろう根拠を用意して打ち始めても、あまりの展開の悪さに信じきれず捨ててしまっていました。

ただ、私の判断基準だけが悪かった訳じゃなく、6号機のジャグラー自体の難易度が上がっている事も確かです。例えば、5号機・6号機共に高稼働の「マイジャグラー」を例にしてみましょう。マイジャグラーⅣ（5号機）とマイジャグラーV（6号機）それぞれで1000Gを回し、BIGもREGも1回ずつしか当たらなかったとします。

ブドウ確率もちょうど設定1の数値だったとして、その場合の設定6の可能性はマイVの方が高くなります。5号機・6号機共に高設定域の割はそのままで低設定のみ6号機の方が甘くなったのですから当然です。理論上で見ても、6号機の方が出玉率の設定差は小さく、低設定で起こる事が高設定でも起こり得やすくなりました。

もっとライトユーザー向けに分かりやすく伝えるならば、今までよりも「高設定でも低設定挙動になりやすい」とか、「低設定でも高設定挙動になりやすい」と言えます。今まで以上に目の前の数字が頼りになりにくくなったとも言えるので、よほど高設定である根拠を突き詰めるか、相当な粘り強さを持って挑まないと勝ちにくくなりました。今年2月にほぼ全てのジャグラーが6号機へと変わり、勝ちにこだわっていたヘビーユーザーほど「見える期待値だけを追う勢」と変わり、離れていったように思います。

では、6号機に切り替わってから半年経った今、ヘビーユーザーの私はジャグラーをどう捉えているのでしょうか。答えは「相変わらず押し引きは難しいけどツモってしまいさえすれば6号機の方が楽」です。今回のコラムは、6号機ジャグラーに対し、そう感じ始めた頃の収録実戦記です。

今日は福岡県久留米市で「プロスロ13」の収録です。こちらの店舗では稼働のみ月間を除いた毎月17日に何度も収録実戦させてもらっていて、凡その傾向も把握しているつもりです。

・メイン通路のマイジャグラーと番長は推定半5。

・店内の何機種かが全台系の場合あり。

・店内の何ヵ所かで3台並び高設定の場合あり。

・店内の一部で末尾統一高設定の場合あり。

・各機種に高設定が散りばめられている場合あり。

・新台が強めな場合あり。

こんな感じです。朝イチから確信を持った台選びこそ難しいですが、状況分析さえ正しければ後ヅモもさほど難しくありません。こちらの店舗での私の推定ツモ率も高く、後ヅモも含めると8割を超えます。……が、6号機に替わって以降は内容・結果共に微妙な回が続いています。

ジャグラーが全て6号機に替わってから初となる2022年3月の収録では、朝イチから打ったマイVが状況含め微妙すぎまして。捨てて他で頑張っていたら、閉店時には私の捨てたマイVがガチ高設定挙動に変貌していてガックシな回でした。

>>【動画】3月17日実戦「プロスロ13～第125弾」【前編】

>>【動画】3月17日実戦「プロスロ13～第125弾」【後編】

続いて翌月4月17日の収録でも入場抽選が良くメイン通路のマイVを取れるも、やはり午前中は圧倒的設定1以下の挙動で不安に。
それでも先月の失敗を繰り返すまいと粘り続け、最後には推定高設定挙動にまで回復しましたが、不安な気持ちは稼働量に表れ、6700Gしか回せずじまいでした。

>>【動画】4月17日実戦「プロスロ13～第113弾」【前編】

>>【動画】4月17日実戦「プロスロ13～第113弾」【後編】

やはり6号機ジャグラーの押し引きは難しいと感じています。ただ、こうした経験を積んで、私も少しずつ対応し始められていると自負しています。

そんな今日の入場抽選は……21番。推定半5と思われるメイン通路のマイV射程圏です。

朝10時、入場。私は真っ直ぐメイン通路のマイVへ向かい、前述の傾向が複数かぶるだろう狙い台の確保に成功です。この時点でかなり深掘りできるハズ。6号機ジャグラーへの対応を間違いさえしなければ、の話ですが。

初ペカリは投資12本の482G。私が打っている片列9台中では圧倒的最下位です。

「確率の4倍以上ハマる割合は約1%。もし設定6の確率（1/114.6。4倍だと458G）で抽選しているなら、朝イチから約1%をひいたって事？」

「ニブイチレースとして見るなら開店から1時間足らずで圧倒的最下位じゃん」

「久留米では何で毎回こうなのだろう？」

様々な邪念が頭をよぎります。それでも、この半年で「6号機は高設定でも低設定挙動になりやすい」とか、「低設定でも高設定挙動になりやすい」と散々学んだので、自身の読み筋を信じて当分は続行です。

2桁10連で一気に収束してくれました。

周囲を見回しても、やはり今日も過去の傾向通りの状況の模様。だとしたら多少の浮き沈みには目をつぶってブン回すのみです。

22時過ぎに実戦を終了。3000枚overの出玉を流し、今日の答え合わせも一通り終えて撤退でした。

推定設定は5。高設定が入るだろう根拠を3つ重複させられた事もあり、後半は自信を持って回せていました。今回も視聴者さんからのお声掛けが非常に多く、普段ほどは回せませんでしたが、少なくとも「不安で手が止まる」という事はなく、前回よりも800Gほど多く回せて稼働量的にも満足です。

6号機ジャグラーは少ない試行で設定を断定できると思わない方が良いと改めて思い直した1日でした。いや、むしろ1日打っても数値のみでの断定はできないでしょう。様々な状況や根拠を重ねて、はじめて「勝つ為に打てる」と言えるのかもしれません。やはり6号機ジャグラーは簡単じゃない……けど、それでこそ「見えない期待値は追わない勢」のいないシマで高設定を狙えるメリットもあるのだと思います。