ガリぞうがこの半年間で見出した「6号機ジャグラーとの接し方」とは？【収支日記#120：2022年6月14日(火)～6月20日(月)】 (3/3)

6月20日：ストローから学んだ事

今日は出張中ながら、関西から関東への移動のみの日でした。そんな空き日を利用して、私が2001年～2017年の16年間、漫画の原作者として関わらせてもらっていた「スーパーパチスロ777（竹書房）」の面々と久しぶりに会食していました。

私は1999年に初めて記名記事の寄稿&番組出演以降、様々な取引先とお仕事をさせてもらってきました。何処かの出版社や動画媒体に所属した事が一度もないので常にドフリーではありますが、メインで携わらせてもらった会社はいくつかあります。ここ数年だと「プロスロ13」のAPチャンネルになりますが、パチスロライターとして駆け出しの頃から数年前までは間違いなく竹書房さんでした。どちらの取引先も、私にとっては非常に恵まれた会社だったと思います。その2社の共通点を話す前に、少しだけ私の雑感コラムにお付き合いください。

我々夫婦はセブンイレブンのコーヒーが大好きで良く飲んでいます。最近はコーヒーメーカーの棚にストローが置かれていない事も多く、コーヒー購入時に「ストローはお付けしますか？」とレジで聞かれる事も多くなりました。最初の内は聞かれる度に「ストローもお願いします。」と言っていたのですが、さらなる効率化を図ろうと考え、コーヒーをレジに置いた段階で私から「ストローもお願いします。」と言うようにしました。これで店員さんの手間も1つ省けますし、後ろに並ぶ他客達の待ち時間も数秒減るだろうという私なりの配慮だったのですが、意外にもそうならない機会が多いです。レジにコーヒーを持ち込んだ時点でストローを希望する旨を伝えているのに、会計終わりで「ストローはお付けしますか？」と二度手間で聞かれる事が多いのです。

同じくコンビニだと支払い方法でも似た話があります。レジを打ち終わった後に「お支払い方法は？」と聞かれるので、会計中の時点で「〇〇ペイでお願いします。」と伝えても、やはり何割かの店員さんにはレジ打ち後に「お支払い方法は？」と再び聞かれます。はじめは私も困惑していたのですが、最近は理解し始めてきました。さらなる効率化を図ろうとする人もいれば、台本通りが最も効率良しと捉える人もいるのでしょう。確かに台本通りに動かない私のような人がいれば、対応しきれない店員さんも出てくるでしょうし、均すと逆に非効率な場合もあるのかもしれません。

誰もが平均して効率良く進められる台本があり、その通りに全員が動く事で物事が円滑に進む場合もあるのだと。おそらく私は社会の歯車として真面目に働こうとしても、逆効果なケースが多々生まれて上手くいかず問題児扱いされてしまうタイプなのかもしれません。

ただ、クリエイターとしてはどうなんでしょうか。社会人タイプでも問題児タイプでも、各々の商品価値があるんじゃないでしょうか。今から20年ほど昔、その時点で既に業界歴の長いカメラマンさんから頂いたアドバイスがあります。

「俺達カメラマンはクライアントが望む80点の写真を確実に取ることが仕事だけど、写真家と言われる人達は赤点を恐れず常に100点を目指すことが仕事になる。」

なるほど！と、感銘を受けました。このアドバイスから、当時30歳だった私は、同じカメラを持つ仕事でも正解の形は違うのだと学びました。社会で生きる多くの方達は確実に台本通りの仕事を遂行し平均点を高める事が正解であり、より良い作品を作りたいと考えるドフリーの漫画原作者からすればミスを恐れず最高得点を求め続けることが正解なのでしょう。

思えば、竹書房もAPチャンネルも私を限界まで自由にさせてくれました。自由にさせてもらえたからこそ生まれた百点満点を取れたと思える作品もあります。逆に言えば、出版社が竹書房じゃなければ無理だった漫画もありましたし、動画媒体がAPチャンネルじゃなければ成し得なかっただろう動画も多々ありました。きっと今の私があるのは理解ある取引先に恵まれたからなのだろうと、コーヒーのストローの話からつながっていきました。

この話を竹書房の面々との会食中に話そうとしていたのですが、酔ってしまい伝えられたかどうか覚えていません。なので、次に会った時にも二度手間を恐れず再び伝えてみようと思います。

以上です。ちょうどこの記事を書いている最中に「ハッピージャグラーVⅢ」の公式発表を確認しました。来週は新台ジャグラーの事前準備として今の内からできる事を題材にしてみたいと思います。お楽しみに。