諸積ゲンズブールに「ウルトラマン時代」の話を聞いてみた！執念の片腕スペシウムとは！？ (2/4)

初仕事はウルトラマン!?諸ゲン少年15歳のハローワークはアカレンジャーが関わっていた!?

前職のスーツアクターについて伺いますが、ヒーローショーのようなところでアクションをする、みたいなお仕事なんですか？

3、4年前ぐらいにつぶれたんですけど、熊本県の荒尾市っていうところにウルトラマンランドっていうテーマパークがあったんですよ。そこでずっと僕は働いてました。

もともと中学校を卒業して家を出たんですけど、家を出るにあたって仕事がないとダメじゃないですか？色々あたってはみたんですが、なかなか15歳では仕事なんて無くて。

そうですね、15歳だとなかなか。

僕の実家の向かい側にそのスーツアクターのイベント会社をやってる社長が住んでたんですよ。

アカレンジャーをやってた役者さんのご兄弟なんですけど。

誠直也さんですか？

おお！そう！良くご存知ですね！

すげえ！その名前、僕20年ぶりぐらいに聞いた！東京来て初めて聞いたかもしんない！

ふわっとした記憶だったんですが、正解で何よりです(笑)

そうです、そのイベント会社やってる社長さんがその人のご兄弟なんですよ。

昔から知ってたのでその社長のところに行って「何か仕事ないですか？」って言ったら「毎日仕事したいのか？」って聞かれて「熊本に行けば家を離れることになるけど、ウルトラマンランドっていうテーマパークがあるから毎日仕事できるぞ」って言われて。

それでもう二つ返事で、「じゃあ、行きます」って言ってそこからですね。そこからあっちで一人暮らししながらウルトラマンやって、というのが15歳のときからですね。

スーツアクターのお仕事はどういうルートでなれるのかな？って、昔から見ながら思ってましたね。

確かになかなかないですもんね。

デパートとかでよく土日とかやってるじゃないですか？あんな感じのは佐賀にいてもできたんですけど。

僕は「毎日働く」っていうのが前提にあったんで、そこのウルトラマンランドに行って、っていう感じでしたね。

そこで1日何ステージも、みたいな感じで？

そうです！平日4ステージで。

多いですね！

土日が5ステージでしたね。冬場はちょっと閑散期なんでその時期は3ステージとかになるんですよ。

お客さんがいなかったりすると、そのステージが丸々1回無くなるんですね。でも毎日毎日やってると数ヶ月に1回ぐらい雨も降ってて、閑散期となるとお客さんが来ないステージがあるんですよ。

ショーが始まるオンタイムから15分か20分でお客さんがゼロだったらそのショーが取りやめになるんですね。正直やらんでいいならやらん方が楽ですから(笑)

「来ないなら来ないでくれ！」って(笑)

元ウルトラマンがこういうこと言うのもなんですけど、お客さんが来ないっていう状況が10分ぐらい過ぎると「もう、このままつぶれろ！つぶれろ！」って思ってましたよ(笑)

そこからお客さん来たりすると「よし！気持ち切り替えてがんばろう！」みたいな(笑)