レビンが恥じらう「はじめて」の話。軍団長も若手時代は色々あったようで… (3/5)

あのレビンが機種説明で真っ白!?まだあった「はじめての失敗」

続いても初の機種解説収録でサイバードラゴンを解説したけど、頭が真っ白にっていうことなんですが。

そうなんですよ。それも「急にやってくれ」って言われて。

そういうのを俺が嫌いなのは知ってたけどネギさんが「もうそろそろやってみろ」っていうので急遽駆り出された、みたいな感じ。

マイクに続いて(笑)

同期にてつとふみっていたんですね。てつとかも獣王の解説で出るから、じゃあレビンもサイバードラゴンでやってみよう、ということで。

だから、今思えばありえないですよね。機種の前情報の勉強してないですし。何も知らずにそのまま現場に行って解説。

それで解説のいろはも全くわからないままで、そこにネギさんもいなかったんですよ。それでディレクターさんとカメラの前に立たされて、もう挨拶もできないんですよ(笑)

何も知らないし、緊張はする(笑)

「レビンです」って言った瞬間顔真っ赤になって(笑)

機種解説だから機種のことは俺らが喋らなきゃいけないんだけど「大丈夫ですか？今の」ってディレクターにすぐ聞くんですよ。「この演出、これ大丈夫ですか？」って。

それで、ディレクターさんがさすがにキレまして「さすがにこれは撮れない。こっちに聞かれても困るんですよ。」って、そりゃそうですよね(笑)

「お前が説明しに来たんだろ」って(笑)

後輩のルート菊島が見守ってくれてました。俺はそれもはっきりと覚えてます。でも「あー…、頑張ってください」みたいな。カメラの横で応援されて(笑)

今なんて「新台解説といえばレビンさん」じゃないですか。だから想像がつかないですね。

それが原点です。

そこの後悔と、それを教訓にして「これじゃだめだ」っていうところからですよね。

その後に「最強伝説」っていうネギさんの番組に出させてもらえるようになって、そこで解説のいろはを教わって自分なりに構築していって何十年も経て、今やっと洗練されてきたかな。

今の完璧な機種解説の最初にさかのぼると「頭が真っ白」にたどり着くと。

そう、真っ白ですね。

だからその後、後輩に言う時も優しかったですよ。

緊張関連も含めて、すごい優しかったです。色々教える中で「すごいな！逆にすごいな！一発目でそれはすごいな」って褒めることが多かったです。自分のことがあるから(笑)

自分の前例があるから言えないわけですね。

言えない。言えないです。だって調べりゃ出てきますから、映像が(笑)

真っ白になってる映像が(笑)

もちろん超編集されてなんとか見れるようになってるかもしれないけど、それでもわかっちゃいますよね。

「なんでこんなに緊張してんの？」みたいな感じだと思います。

もう1点が「吉宗増刊の企画で新幹線のぞみに乗車する」とありますが、これはどういった仕事だったんでしょうか？

「BIGを1回引くと1駅」って感じで新幹線を各駅停車で移動して和歌山にある吉宗の銅像を目指す、っていう企画があったんですね。

ホテルに泊まったりして何日かかけてたどり着くっていう企画で、その時に同行していてたのが今のトニーなんですね。

トニーは最初は軍団ではなくて編集部員だったんですよ。

そんな頃があったんですね。

その時は編集部員で僕の企画に同行していたんですけど、お互いに新幹線に乗ったことがほぼなくて。

今みたいにバンバン取材だイベントだってなかったので。乗ったことない状態で行っちゃってたんですよ。

本当はこだまか何かで一駅ずつ進まないといけないのに、のぞみに乗って「次は名古屋」ってアナウンスが流れた瞬間にバッと2人で顔見合わせて、3時間半のロス(笑)

新横浜-名古屋の1番長い区間を(笑)

自由席も埋まっててデッキで2人立ち尽くして。

「もうどうしよう･･･」って(笑)

どうしようもない(笑)

当時は連絡もできなかったんじゃないかな。

移動中は携帯がつながらなかった時代ですよね。

だからもうバクバクして「どうしよう？企画やってんのに」

ライターも同行も一緒に乗っちゃってますからね。

そうなんですよ。でも、トニーに当たるのも違うなって。

お互いに新幹線も詳しくなかったし。

でも内心「ポンコツだな」と思いました(笑)

普通、何に乗るかを教えてくれる同行者がわからないって、何のために一緒に同行してるんだろう？って(笑)

でもまあ、今でも仲良くやってますけどね。