森本レオ子の名前は「稀哲子」との2択だった？ガイド編集部員からライターとして活躍するまでに迫る (3/3)

お色気系から絶叫系まで！振り幅の広いお仕事

続いて印象に残ったお仕事2つ目が高尾女学園のお蔵入りツイスターゲームと。

はい。辛いとかアクシデントってわけじゃないけどキャッチーだから書きました(笑)

高尾女学園は高尾の新台を紹介する番組で、その時はセクシー女優の方5人くらいと高尾の新台を打ったりちょっとしたゲームをしたんですけど、私と波多野結衣さんともう1人でツイスターゲームをしたらそれがちょっとエロ過ぎて、撮るには撮ったけどメーカーの公式として流せないってボツになったんです(笑)。私、この時出演していたセクシー女優の方半分とキスしましたよ。

探したんですがYouTubeにはその映像ないんですよね。

そうですね。サイトとか会員制のとこだったらあると思います。

やっぱり今出てきても使えないですか？

たぶん下着とか色々見えてて使えないんだと思います(笑)。結構ノリノリでやってましたからね。

ちなみにお仕事でNGってありますか？

絶叫マシーンは絶対嫌ですね。

ジェットコースター的なものですね。

以前「PPSLタッグリーグ」っていう番組で「女性ライターの動画にありがちな、バトル感がない『仲良くやります』みたいな雰囲気はよくない」ってことで、制作側が最下位のチームに罰ゲームとしてバンジーをさせるってなったことがあるんですよ。

その時はもうやめてやろうかなって思いましたね(笑)

当日「本当に嫌なんです！私ちゃんとバチバチした感じとかやれるし、やってるから！バックレますよ？」って言ったら「それはそれで面白いからいいよ」って。でもそんなことしたら他の仕事も来なくなるじゃないですか(笑)。こんな逃げ道ないことあるの？ってなりましたね。

結局最後の方まで誰がバンジーやるかわからない展開で、私は最後の最後に2～3万発くらい出してなんとか回避して、河原みのりんが飛ぶことになったんです。

みなさん必死だったでしょうね(笑)

はい。でも正直、「なんでちゃんとできるみのりんが飛ばなきゃいけないの？」みたいな腹立たしさはありましたね。でも「やっぱりみのりんは漢(おとこ)だな」って思いましたね(笑)

続いて3番目に挙げられたラジオについてはいいかがでしょうか。

「ラジオ日本」っていうパチンコ界隈じゃない媒体で30分パチンコのラジオ番組をやらせてもらってたんですよ。これちょっと自慢なんです(笑)

それは普通にトークするんですか？

そうなんです。時間帯も日曜の21時半とか22時とか。巨人戦がナイターであるんですけどその後の枠なので、延長戦になったら放送時間がズレたり中止になったりするんです。

ラジオ日本の偉い人がとんだギャンブル狂いな人で(笑)。結構パチテレとか見てくださってるんですけど、パチンコのラジオ番組をやることになった際に「この人にお願いしてみよう」って私に仕事が来たんです。それ自体すごく嬉しかったですね。

週末のその時間帯って本来は中高生向けのアイドル枠ですよね(笑)

ですね(笑)。でも今思えばもうちょっと丁寧にできたなって後悔してるんです。その時はいくつも仕事も抱えていた時期で、昼間は動画の収録、その後原稿書いて夜からラジオ収録っていう一番疲れてる時間帯の仕事だったんですよ。

番組が終わった経緯も子供を出産するから休みたいっていう話で、自分も初めての出産で子供が健康かどうかもわからないし、自分も体調戻るかわからないから「いつ復帰しますとか明確に言えないし、その自信がないから休止っていうより辞めた方がこっちはホッとしちゃう」みたいなこと言っちゃって。

「代打立てられますよ」とも言ってくださったんですけど、その代打として沖ヒカルさんにお願いするって言うんですよ。それはちょっと無理じゃないですか。

恐れ多いですね。

1回沖さんにゲストで来てもらった時もラジオ好きだし喜んでくださってたんですけど、それなら沖さんの番組にしてほしいし、私から「代打お願いします」なんて話できない(笑)。っていうのもありましたね。

あとちょうど私が出産するタイミングと同時期に、DJの坂上みきさんが「53歳で高齢出産するけど2ヵ月で戻ってくる」って言ったらしいんですよ。「そういう例もあるから戻れるんじゃない？」みたいな雰囲気だったんですけど、「ちょっと待って。一端のパチンコライターが、ラジオのみならず地上波テレビ番組でも活躍している坂上さんと同じことできる…？」みたいな(笑)。そんな大物と比べられるのも申し訳ないですし、困惑しましたね。

それで結局終わったんですけど、今もかなりラジオ聞くんで、番組やらせてもらえることの貴重さを身に染みて感じてます。あの時はちょっとバグってましたね。「仕事来た、嬉しいな」くらいの感じに思ってたのがバカだったなってすごく思います。

ちょっとチャンスが巡ってくるのが早かったんですかね。

早すぎました。あちらも先物買いっていうのもあったのかもしれないですけど、辞める時に2ヵ月で戻るって言えばよかったのかもしれないですね。

ただ、沖さんに「代打お願いします」って言うのはやっぱり無理でした(笑)

そして見てもらいたいのはたなちゅうさんとの動画と。「真・牙狼」で出玉総取り対決をしてましたね。出張ホスト豊さんの話とかも面白かったです。

ありましたね(笑)。私自分の喋り方とか見た目とかが嫌であんまり自分の動画見ないんですけど、これはすごい仕事できてたなって思います。

私が動画に出る時は何となく最初は毒舌みたいなのを求められてる感じだし、女性ライターブームみたいなのを腐してほしいみたいな空気が出てるんですけど、外に出て1番好きな感じの自分でありながらちゃんと面白かったから、「こういう感じでやらせてもらえることもあるんだ」って思いました。

あの組み合わせはすごく合ってましたよね。

私もボケかツッコミかでいったらツッコミとか解説とかフォローの立場だと思うんですけど、たなちゅうさんと思いつくことが一緒なんですよ。

意味の分からないことを思いついても、自分だと「でもこれ意味わかんないよな」って口に出さないんです。それをたなちゅうさんは全部口にするから、その解説はできるんですよね。考えてボツにしてたことが生きてきたからすごいいいなって思いました。そういうのがすごい面白かったです。

森本レオ子というポテンシャルの一端がそこで発揮された。

いい感じにハマりましたね。あの時の自分が一番好きです。

「エキスパート」森本レオ子編　第1回でした！

まさか名前の候補が「レオ子」か「稀哲子」の2択だったとは。スタートからなかなか難しい選択でしたね。軽快なトークとキレのある毒舌で人気な森本さんらしく、次週以降も笑いあり、涙あり(？)のインタビューをお届けしていきます。

次回は、レーダーチャートを使った自己分析やライターとしてのお仕事など「ライター森本レオ子」に迫ります。