【Pとある科学の超電磁砲 新台レビュー】高い出玉性能に原作ファンも納得な演出!ただ右打ち大当たり中はパンクに要注意!!
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です!
「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品でありながら、高い知名度と人気を誇る「とある科学の超電磁砲」がついにパチンコで登場です!
「禁書目録」では遊びやすい安心スペックが特徴でしたが、本機は最大一撃約4700発大当を搭載した刺激的なスペックとなっています。原作の人気、そしてそのスペックから高い注目が集まる1台となっていますよ。
今回はそんな本機を一足先にショールームで試打してきましたので、ユーザー目線でレビューを行っていきたいと思います。本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
魅力的なギミックを多数搭載するも、目新しさは感じない?
使用筐体は「Pとある魔術の禁書目録(以下、禁書目録)」で使用しているものを基にいくつかのポイントでアレンジが加えられたモデルです。「ラッキーエアー」や「Wスピニングフラッシュ」といった藤商事お馴染みの演出はもちろん搭載。主要ギミックでは「御坂美琴」、そして重要アイテムである「コイン」のギミックなどが搭載されており、チャンス演出や大当たり時などを作品にちなんだギミック群が盛り上げてくれます。
しかし、専用の「幻想殺しデバイス」を搭載したことでも話題となった「禁書目録」と比較すると、版権人気にしては少々目新しさが不足しているかも…ということで☆は3つ。
いずれも原作の魅力を活かしたギミックではありますが、やはり「禁書目録」では専用デバイス「幻想殺し(イマジンブレイカー)」があったところになにも無い、ということに少々寂しさを覚えます。
また、原作を知らない方からすると「この子が主役かしら?」と思うほどに「黒子」のギミックも搭載されています(笑)
演出面でもあらゆる場面で大活躍なので、「黒子」ファンの方には嬉しい作りになっていると思いますよ!
斬新かつ強力なスペックだが、ライトユーザーへのハードルが高いかも!?
初当たり確率は約1/239、初当たり時の約50%で継続率約80%の「ラッシュエクストラ」に突入という通称「ハイブリッドミドル」というスペックになっています。
「禁書目録」と比較すると「遊タイム」を無くしラッシュ突入率を下げた分、初当たり確率とラッシュ性能が強化されたスペックとなっており、初当たり確率に対してラッシュ突入時の出玉感はかなり満足度の高いスペックという印象です。そして最も注目すべきは右打ち中大当たり時の獲得出玉、なんと図柄揃いが成功すると最低600発~最大4700発(払い出し数の目安)が獲得できます。
内部的には図柄揃い成功で大当たり3回分の権利を獲得しており、それらが超高速で消化されるため1回の大当たりで最大約4700発獲得できるという仕組み。ライトミドル帯でありながら最大約4700発の大当たりだなんてとんでもないスペックを作ったな…!と思ったのですが、それと同時にライトユーザーの方が困惑する可能性があるかもしれないという懸念も。
難しいことを考えずに消化すれば普通のV-ST機と同じ感覚で打てますが、見た目上1回の大当たり中にV入賞が3回必要となるなど多少気を使わなければならないポイントがある…ということで☆は4つ。
右打ち中の図柄揃い時は電チューがロング開放し特図2の保留を3個入賞できます。特図2の大当たり確率は1/1となっているため、図柄揃い=実質大当たり3回の権利を獲得。1つの大当たりが終了すると即座に特図2が変動しV入賞を経て次の大当たりが開始するため、右打ちを続行していないとパンクしていまいます。
とはいえラッシュ中に席を立つこともできるので、大当たり中だけは絶対に打ち出しを止めない(V入賞が必要なので)、というのを厳守し変な打ち方をしない限りは大丈夫かなと思います!
継続率約80%で2000発OVER期待度は約50%と、かつてのMAXタイプを彷彿させます。1/239とは思えない強力な出玉性能を秘めており、2000発OVERの大当たりが即連したときは脳汁が止まりませんでした。
まったり遊びたい時は「禁書目録」、刺激を求めたい時は「超電磁砲」という選択で楽しむことができそうです。
原作ファンも納得の演出ボリューム!
通常時は原作の魅力を存分に活かした演出を豊富に搭載。原作ファン納得のクオリティでした。なんと本機は「禁書目録」以上の演出ボリュームになっているとのことです。
そしてもちろん「シンプルモード」「プレミアムアップモード」といった演出モードや「ラッキーエア」のON/OFFといった演出カスタムも完備しており、自分好みの演出バランスで遊技することが可能。パチンコ玄人の方も「超電磁砲」のファンも満足のできるハズ…ということで☆は5つです!
「禁書目録」では「シンプルモード」時に先読み発生で「VS系リーチ」後半以上、保留変化発生時は必ず赤保留以上にといった様々な法則が存在していたので、きっと本機でも知れば知るほど楽しめるアツい演出法則が搭載されていることでしょう。
今回の実戦で見つけた僕の激推しポイントがこちら!
「禁書目録」ではST中の特定条件達成時にスペシャルエピソードが流れていましたが、本機では通常時から特定リーチ経由の大当たり時にスペシャルエピソードが発生!原作を見たことの無い方でも感動すること間違いナシ。本機を実戦する際はハンカチをお忘れなく!
「禁書目録」と比べて演出モードが減ったが、右打ち中もカスタム可能に!
ラッシュ中は「超電磁砲ラッシュエクストラ」「学園都市ラッシュエクストラ」という異なる2通りの演出タイプで満足できる…と言いたいところなのですが、どうしても比較対象となってしまうのが「禁書目録」です。あちらではバトル系演出を楽しめる「上条当麻ST」「御坂美琴ST」、一発告知を楽しめる「一方通行(アクセラレータ)ST」「ヒロインST」と実に4種類もの演出タイプが用意されていましたからね。
「とある科学の超電磁砲」という作品の魅力は十分に詰め込まれていて面白いものの、「禁書目録」と比較してしまうと…ということで☆は4つ。
「限界殺し(リミットブレイク)チャンス」や「一方通行ST」「ヒロインST」での一発告知が好きだった方は少々残念に感じてしまうかもしれません。しかし今作ではラッシュ中も演出カスタム可能になったという嬉しい改善点もあるので、一発告知がお好きな方は演出カスタムを活用するとそれっぽい楽しみ方ができると思いますよ。
今回行った試打では最大10連チャン(約20000発)を記録!初当たりから10連目の大当たり終了までの所要時間は約1時間ほどでした。
「禁書目録」でも「限界殺し(リミットブレイク)チャンス」を除けば出玉スピードが速い部類ではなかったので、そのあたりは本機でも継承されているという印象。ラッシュ中も「とある科学の超電磁砲」の魅力を存分に味わいながら楽しむことができそうです。
パチンコファンも原作ファンも楽しめる納得の完成度!
「禁書目録」と比較して良いところも悪いところも(個人的な好みとなりますが)見受けられましたが、全体的な満足度は非常に高く原作を知らない方でも楽しむことのできるように配慮された素晴らしい設計だと感じました。特にラッシュ中も演出カスタム可能になったのは嬉しいポイントですね。
唯一どうしても気になってしまうのが大当たり中のシステムですが、大当たり中に絶対打ち出しを止めないという1点だけを守れば特に問題なく遊技していただけるかと思います。
この初当たり確率帯でこれほどの出玉感を味わえる機種は少ないので、手軽な初当たり確率&刺激的な出玉性能を求めている欲張りさんに持ってこないな機種になっていますよ!
今回のレビュー結果
本機の詳しい解析情報はななプレス監修の解析情報サイト「なな徹」にて随時更新予定なので、是非こちらもチェックしてくださいね!
本機がホールの主力機種になる可能性も十分あるのではないでしょうか、というかなって欲しい。実戦した際はTwitterなどで普及活動に勤しみたいと思います。
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