【射幸心】なんとなく意味は分かるけど具体的には説明できないあの言葉について!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「射幸心」について。パチンコやってるとちょいちょい耳にする言葉なのですが、1回その意味や使われ方について確認してみましょう。どうぞ!
要するに「ギャンブル性」
射幸という言葉を広辞苑で見てみると「偶然をあてにして利益を得ようとすること」と書いてあります。つまりは「ギャンブルをすること」ですな。射幸心・射幸性についても読んで字のごとくそのまんまの意味であります。心の場合は「そそる・あおる」などと続き、性の場合は「高い」みたいな感じの使われ方をすると。
これに関しては「宝くじ」がものすごいわかりやすい例でありまして、例えば「年末ジャンボ」なんかは「年に1回しかないジャンボなクジです」という風に名前からして思いっきりアレですし、CMでも「1等・前後賞あわせて」という謎の方式でフルMAXの賞金額を用いるのが当たり前になっておることから、ノンルールで射幸心を唆ろうとするとこうなるんだろうな、という見本のようになっています。
んでパチンコにおいてはこの「射幸心」「射幸性」というのは主に「規制」の際に使われる「ハイリスク&ハイリターン、または一撃性が高過ぎる」機種やシステム、方式なんかを指す言葉であり、これは法律のなかでも使われています。たとえば毎度おなじみ風適法の施行規則には「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」というのがあり「どういうものが著しく射幸心をそそるのか」の実例が挙げられています。非常に長いので全部引用はできないゆえ気になる方は各自ご確認していただくとして、ここではベースとなる「最低限これは守れ」というのが記されております。んでそのほか風適法の外縁を固めるものとして「技術上の規格」あるいは「解釈基準」そして「自主規制」といったものがあって、それぞれにおいて「著しく射幸心をそそるというのはどういう機械か」というのを規定してるわけですな。
また「射幸心」という言葉は機械のスペックについてのみを指すものではありません。例えば昨年末に出された「パチンコ営業における広告及び宣伝の取り扱いについて(通達)」という書類には全部で11回も「射幸心」という単語が出てきます。元になる法律にそう書いてあるんで当たり前っちゃ当たり前なのですが、このようにパチンコやパチスロにおいては「射幸心」というのはだいぶネガティブな使われ方をしておるようです。
他にもある「問題となった射幸性」。
パチンコ・パチスロ以外で「射幸性」が問題になった例として有名なものに「コンプガチャ」があります。
これはソーシャルゲーム(スマホ用など)における「ガチャ」の1種なのですが、例えば目玉となるAというアイテムがあったとして、それが直接ガチャから排出されるものではなく、B・C・Dの3種を揃えて初めてゲットできるという仕組みになっているもの。対象となるアイテムを全て揃える(コンプリートする)必要があったため、そういう名前で呼ばれています。
BとCはすぐ出たけどDだけ全然出ねぇみたいなのは簡単に想定できる状況なのですが、例え100回出なかったとしても「あとはDだけ出ればコンプ」という状況で辞められなくなる人が続出するであろう事は想像に難くなく、実際にこれは問題になった直後に全面廃止となりました。んでこれもまた「どこからどこまでがコンプガチャなのか」という線引が明確でなかったため、「これがダメです」というガイドラインみたいなのを監督官庁である消費者庁が出したわけですが、そこで多用されていたのがやっぱり「著しく射幸心をあおる(そそる)」という言葉でした。
あ、パチンコ以外にも射幸心をあおって怒られとる業界あるんじゃなと、なんか知りませんが当時はニュースみて「へぇ!」と思ったもんでした。
当時は親のカードで何百万と課金した人もいたとか
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