【BGM停止】1番うれしい瞬間?突然BGMが消えると大当たり濃厚というお約束を最初に搭載したのはどの台?
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「BGM停止」について。AT中やART中など、音楽がBGMが停止すると良いことがある系の演出(?)について。最初にこれを採用したのはどれか知ってる?
1番最初はパイオニアの機種だった。
はい、BGM停止=当たり、というギミックを最初に搭載したのはパイオニアのCT機「アバロン」でした。発売年は1998年なので、99年から打ち始めてる筆者もギリギリで見たことがあっても良さそうなもんですが実際はナシ。どうやら製造台数が極めて少なかったそうで、目撃したことがある人の方がレアな珍台だったそうです。んでこれCTというのは「チャレンジタイム」の略で、5号機以降のそれとは別のもの。ざっくり「規定枚数の差枚を超える・規定ゲーム数まで続く」第3のボーナス的なものだったのですが、リール制御がフリーになってるのを良い事にうまいこと3枚インの3枚アウトを狙い続け、規定ゲーム数限界までひっぱってメダルを減らさず遊技できる、というところに旨味がありました。
のちのRT機とかAT機みたく、その状態にいる限りは追加投資なしで(あるいはメダルを増やしつつ)ボーナス抽選を受け続けることができるわけで、ここでボーナスが成立した際の告知というのに、『BGMの停止』が使われたわけですね。ただこれも狙ってそうしてたかどうかは今となっては不明。ボーナス成立はすなわちCTの終了なので、単純に揃える前にCT抜けの処理がなされて音が消えてただけなのではないかという気もしますが、なんにせよ現在では当たり前の「BGMストップ=鉄板(あるいは大量上乗せ)」というのはここで誕生し、CTの文化として広がっていった感じですな。
ちなみに最近でいうとスマスロの「Lマクロスフロンティア4」でも「BGMを止めろ」という演出あり。止まったら当然いいことがあります。これなんかうまいことBGM停止を演出に落とし込んだ例ですな。
やがて違和感演出へ。
CTで生まれたBGM停止ですがこれはやがてブームになるATにも引き継がれ、5号機のRT・ART機にも当たり前に載るようになり、その流れは未だに続いています。んでこれは今の時代には「違和感演出」と呼ばれるカテゴリの激アツ演出に組み込まれており、個人的な見解ですが「パネル消灯」「無音」と並ぶ激アツ系の演出の1つになってる気がします。でこれそれぞれの初出を別にまとめちゃっても良いんですが、小ネタなんでまとめていきましょうかね。以下、代表的な違和感演出の初出。「液晶に何かがうつる」系の違和感演出は言い始めたきりがないのでここでは取り上げてません。あしからず!
演出名 | 発売年 | メーカー名 | 機種名 |
パネル消灯 | 1999年 | サミー | トリプルライダー |
遅れ | 1985年 | ユニバーサル | アメリカーナXX |
無音 | 2000年 | 平和 | ホットロッドクイーン |
ウェイト音変化 | 1999年 | ダイドー | 迷Q |
メダル払出し音変化 | 1997年 | 尚球社 | ポコリン |
まあ大体こんな感じ。あとはひっそり点灯系の演出であるとか、バウンドストップ、リール始動順変化とかですな。どこまでを違和感とするかはなかなか難しいところですが、有名どころでいうと上記の通りだと思います。こう考えると「BGM停止」というのはなかなかインパクトがありますし、意図してかせずかはおいといてアイデアとして非常に独特なので、ひとつの「決まり事」として広がっていくのも頷ける話ですね。
鳴ってる音が消える、という逆転の発想は見事
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