せせりくんが「P牙狼月虹ノ旅人」ヒットの理由を解説！「納得」を生み出すハンパない作り込みとは？ (2/4)

意外な名機「アバンギャルド」

懐かしい機種の話になりました

そんな26年のキャリアから生涯ベストを選んでいただきましたが、シンフォギアはやはり別格ですね。

そして、動画で拝見しましたがロミオ×ジュリエットは実機を購入した機種ですね。そして、初代牙狼という並びです。

そうです。懐かしいですね。

この並びに倖田來未2やアバンギャルドなどが続いてくる流れですね。

やっぱり絞りきれなかったですか？

シンフォギアは25万回転くらい回したのでダントツなんですけど、2位以降は書ききれなかったですね。

嫌いな台がなかったのでランキングとして優劣をつけるのが難しいんですよ。

だから「ベスト3を出してほしい」って言われた時はめっちゃ悩んで、選定するのに本当に3時間くらいかかっちゃいました(笑)

お手数をおかけしました(笑)

ナツ美さんに機種のお話を聞いた時もやっぱり選びきれないと8機種くらいなっていたので、パチンコで3機種を選ぶのは難しいのかもしれないですね。

あはは(笑)。でもそうなるんですよね。パチンコ好きな方はやっぱり絞れない感じになると思います。

では、シンフォギアに関しては後ほどお伺いしますが、まずは残りの2台や追加で書かれた機種を選んだ基準や理由を教えてください。

やっぱり、昔の台って面白いものばかりだったんですよ。京楽さんも仕事人やアバンギャルドはすごかったなと思いますね。

たしかにアバンギャルドはすごく面白かったですね。

すごく面白かったですね。今考えたら疑似4でも20％くらいしかなかったと思うんですけど、期待感の出し方が良かったんですよ。

アバンギャルドは恋愛的な要素を継続バトルで表現したところが当時はすごいと思いましたね。

たしかに、ああいう演出はアバンギャルドが初めてだったと思います。あの頃の京楽さんって歌手系やアイドル系に力が入っていたんですよね。

華王美空ひばりとかの頃ですね。

そうです。さらにその前の97年くらいに京楽さんから華観月っていうパチンコが出てるんですけど、その台は演歌歌手の田川寿美さんとタイアップしてる台が最初だったと思います。

基本的には花札がモチーフなんですけど、当たると田川さんの花観月っていう曲がカラオケみたいに流れる台なんです。

そこからC.C.ガールズとかが出てくる流れですね。

C.C.ガールズも懐かしいですね。

その台でも同じように歌が流れる演出があったので、そういう面で京楽さんは歌系やアイドル系の先駆けになってきた点がすごいと思いました。

それこそAKBも1週間に1曲ずつ新曲が追加されるなんて、考えた人はマジで天才的だと思いましたね。あの頃の京楽さんは本当に大好きです。

一時は京楽の機種は出せば全部ヒットしてるんじゃないか、という時期はありましたよね。冬ソナもその頃でしたね。

そうですね。ヨン様のイメージ付けなんかもすごく上手かったと思います。

僕、アバンギャルドなど古い台に出ていて、2図柄や4図柄になっているメインじゃなかった人が今どうしているのかと、今のSNSやブログを調べるのが好きなんですよ。

わかります！海川ひとみさんとかですよね。

そうです、海川さんイチオシでした！

僕は井尚美さんが一番好きだったな～。

井さんも懐かしいですね！

昔、大阪のテレビで「P-1ゴールドラッシュ」って番組が夜中にやっていた頃に海川さんが大阪のホールに収録来店していたのを見にいったことがありましたね。

実物はやっぱりかわいかったです！

海川さんは現在ピラティストとして活躍中のようです

全てを知り尽くしたシンフォギア

そして、一番打ち込んだ機種でも挙げられている通りせせりくんといえばやっぱりシンフォギアですね。

ちなみにシンフォギアの魅力といえばどういう点がありますか？

魅力か～。当時は継続率65％ループの規制があった中で、1種2種というスペックとその残保留をうまく使って高継続が実現できているところですね。

このスペックも元祖は大都の吉宗4が先駆けだったんですけど、あまりウケなくてシンフォギアで火がついた感じでしたね。

どちらもいわゆる振り分け式の台なんですけど、シンフォギアは突破の演出を「最終決戦」という5回転で見せたのがすごく面白かったんですよ。

たしかにシンフォギア以降「最終決戦」的な台も増えましたね。

SANKYOさんの台の中でも特に、通常時に色々なところから期待できたり、急に激熱演出が起きたりするところも良いんですよね。

あとは、当たりにプレミアムがそこそこ絡みやすいところも好きですね！

言われてみるとたしかによく見ますね。

それまでSANKYOさんの台はプレミアムがあまり絡まない印象だったんですけど、シンフォギアはそこそこ見られるからコレクションしたくなるんですよ。

他にも、シンフォギアは歌を武器にして戦う女の子たちを描いているんですけど、パチンコと歌の親和性はすごく高いと思っているので、コンテンツの雰囲気とパチンコとの相性が抜群で全部が噛み合った台だなって思いますね。

ホールではシンフォギア初代自体がなくなってきていますが、シンフォギアで意外にまだみんな知ってないことってありますか？

え～なんだろうな。知ってないことか～。意外とないかもしれないですね。

う～ん、ほぼ言っちゃった気はしますね(笑)

全てを知ってるからこそ出し尽くした感じですね(笑)

もう出しちゃいましたね。もしかしたらあるかもしれないですけど。

盤面のデザインに秘密があるとか。

あ、盤面の絵は初代に関しては甘デジを抜くと3つ出てます。初期パネル、ブラックパネル、クリスパネルかな。

そうなんですか！？1種類しかないと思っていました。

一番最初は明るい色系でそのイメージが強いと思うんですよ。

その後に出たパネルがメインの響、翼、クリスが描かれている黒っぽい盤面で、最後はクリスをフィーチャーしたパネルです。

全然気づかなかったですね。

盤面だけじゃなくてイコライザーの役物があるんですけど、あそこのカラーリングも違うんですよ。

最初のパネルは金色っぽくて、2個目のパネルは黒なんですよ。そして、クリスは赤色ですね。赤色だと全然雰囲気も変わってきますよ。

その中でも僕は黒が好きですね。

もちろん、自宅に実機があるそうです