よっしーは自称「養分」？10万円負けでも閉店5分前に追加投資する理由 (2/3)

10万円以上負けてる22時に追加投資

パチンコ・パチスロに大いなる愛(資産)を捧げた男の物語です

ここからは、よっしーさんの大きなパチスロ愛に反比例する「ヒキ弱」についてお伺いしていきます。

なぜか追いかければ追いかけるほどに逃げていくんですよね。

動画でも「パチンコ・パチスロに半生と莫大な資産を捧げている」と仰っていますね。

捧げてきましたね。

そんなパチンコ・パチスロに対する好きな気持ちや当たったときの嬉しさの量や質って、昔と比べて変わってきたりしていますか？

やっぱり勝った時の喜びは若い時の方が大きかったと思いますね。あの時の方がお金がなかったので。

しかもちょっと病的に打っていましたね。借金もしていたくらいです。

ちなみに動画では「20年以上のキャリアで万枚が5回」と仰っていました。

片手で数えられる程度で、それくらいヒキが弱いんです。

猛獣王、猪木自身、初代番長、北斗番長、政宗2、以上ですね。

もうすぐ万枚の可能性のある5号機もなくなってしまいますね。

もう、諦めています(笑)

でも、初代番長での万枚はすごいですね！

そうですね。初代番長での万枚はかなりヒキが強かったと思っています。

あれは自分でも誇れる記録だと思います。11000枚くらいでしたね。

トータルで一番出したのは北斗転生です。

アンケートでは15000枚出たと書いてましたね。

それも逸話があるんですよ。新台導入されてすぐの頃に、次の動画で転生を打とうと決めた収録前日が休みだったので、勉強がてら近くのホールで打ってみることにしたんですよ。そうしたら、最初は天井までいったりしたんですけどそこからボーンって15000枚出たんです。

「こんな爆発力のある機種なら明日の動画もオモロいことになるぞ！」って思ったら、本番で7万円くらい負けましたね(笑)

前日にヒキを全部使い果たしてました。肝心な動画はただのクソ回になっています。

動画以外の場所でやれてしまうのは「演者あるある」ですよね(笑)

ちなみに、クワーマンさんによっしーさんのことをお伺いしたら「よっしーは昔は養分だった」と仰っていました。

今も養分ですよ！(笑)

クワーマンさんからは「10万円負けてる22時でも甘デジに追加投資をしていた」というすごいお話も聞きましたが、これも本当ですか？

それは本当です。僕はもう打つことに関しては頭がどうかしているので、甘デジだけで10万円負けてたやつですね。

正しくは「甘デジで10万円負けていて22:45閉店のホールの22:40の時点で1000円入れていた」です。

もっとすごい話じゃないですか！(笑)

クワーマンさん曰く「お金に関係なく打ちたい」と仰っていたそうですね。

そうですね。ホールから立ち去る理由は「閉店」か「破産する」の2択しかないと思うんです。

それ以外で帰ることはないですね。

勝ち切るか死ぬか、修羅の国とほぼ同じルール

その考え方はかなり危険かもしれないんですけど、僕もどうかしている方なので、かなり共感してしまってるんですよね。

ですよね！ATMの残高がゼロになるか店から「帰れ」と言われるまでは帰る理由がないんですよ！

「21時以降は期待値が…」と言われたりもするんですけど「とりあえず当たってたい」勢もいますよね。

その通り！勝とうとしてるなら最初からそんな打ち方はしてないです。ただ打っていたいだけなんですよ。ただ、パチ屋にいたい！

わかります！

そもそも「養分」ってディスられたとしても何も思わないです。だって「そらそうですよ」としか言いようがないんです。「あなた、人間ですか？」って言われて「そうです」って返すのと同じことですよ。

勝っているからといって、途中で切り上げて帰るのは難しいですか？

難しいですね！パチンコ・パチスロを振り切って好きになったらこうなります。

これだけパチンコ・パチスロが好きで、こういう仕事をしていて、本気で業界を盛り上げたいと思っているやつは基本的にどうかしてますよ(笑)

そういう面から見てみるとパチンコ・パチスロの楽しさは20年以上打っても目減りはしていない感じですね。

全くしてないですね。

もちろん、機種の移り変わりはあるので、今の6号機について聞かれたらあまりポジティブな意見は出てこないかもしれないですけど、それでも面白い機種は出てきているので、悪いことだけに目を向ける必要はないと思うんですよ。

そもそもヒキ弱いから2400枚以上なんてめったに出ないから(笑)

一撃2400枚って相当な枚数ですよね。

だから、6号機の弊害はそんなに感じてないですね。

ただ、一撃万枚を何回も体験しているようなヒキが強い人ほど6号機はダメだって思うでしょうね。

「一撃2400枚で終わるんやな～」って嘆くのもわかります。でも、それは今は仕方がないでしょうし、そこは時代が変わるのを待つしかないでしょうね。

ちなみに、最大負け額18万円は途中からあまり覚えていないということですね。

これはあまり覚えていないというか、何をやっているのか自分でもあまりわかってなかったですね。

たしかに10万円を超えたりすると、いくら使っていくら残ってるかとか数えることを放棄していくことはありますね。

本当に1日にATMに6～7回行くこともあって、手数料だけでいくら取られてんねん！ってなりますね(笑)

これまでに積み上げた手数料だけでも相当ですよ。

「5万円入れて2万5千円返ってきたら勝ち」という考え方ですよね。

その通りです。「終わりよければ」ですね。

それこそ、1日の負けは大きかったとしても日をまたいだらもう忘れてますからね。

強いですね！

勝ったときは良い記憶しか残ってないので、次の日とか「ちょっとメシおごったるわ」ってなります(笑)

ちなみに、動画では「知れば知るほど出ない」と仰っていたのもすごく共感できました。

わかってくれますか！なぜかよく知らないまま打ってる方が出たりするんですよね。

「○が高設定示唆」ということを知ってしまい、追わざるを得なくなって負けるパターンが多いですね。

ありますね。他にもこの特化ゾーンは「実はかなりすごい特化ゾーンだった」ということを知らないで叩いた方が良い結果になることが多いんですよね。

それですごさを知ってからもう一度叩くとめっちゃショボくなるんですよ。

「実は80％ループなんですよ」とわかったら2連で終わるようなやつですね。

そうそう！他にも「このレバーオンの瞬間で抽選しています」というのを知ると意識しすぎてダメになりますね。北斗転生の第3停止をネジって離すのと一緒です(笑)

それまでなら、ケンがある方向を向いてるところで離すって決めてたんです。

でも、「ここで抽選している」ってことを知ると意識しすぎて終わっちゃうっていうのは結構なあるあるだと思うんですよね。

それはありますね。

だから、知らない方がいいこともあると思うんですよ。でも、知った方が面白いのも事実なんです。そこがすごくジレンマですよね。

わかります。僕もこのインタビュー企画でガチ系の方に「どうやったら勝てますか？」と聞いて回ってるんですが、付け焼刃的に身に付けては負けが込んでいくという状況です。

なるほど。でも、それが答えだと思うんです。

動画で勝ち方を教えることってめっちゃムズいんですよ。どれだけガチの人でも、人に勝たせることは難しいと思います。

だから僕は、勝たせるというより負けても楽しめる方法を伝えるということを意識していますね。もちろん勝ちは目指していきますよ。でも、それ以上にどれだけ楽しく過ごせたかということが重要だと思っています。

遊技にはエンジョイも大切ですよね。