【パチンコ・パチスロの音がデカすぎる】遊技機の「音」に関する意外と知らないことを解説!
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「パチンコ・パチスロの音がデカすぎる問題」について。最近やたら音がデカくて耳栓しながら打ってる人が増えてきてる気がしますが、これってルールとかないの? という所について一緒に勉強していきましょう。どうぞ。
「うるさい」がネガティブ印象のトップ
音に関しては個人の感覚というか感じ方がそれぞれ違うのでなんとも言えない部分があります。筆者は正直「最近の台の音はデカすぎる」と思ってますが、一方で「コレくらい賑やかな方がいい」と思ってる人も多分いることでしょう。個々の判断なのでなんとも言えませんが、これに関してはちょっと面白いデータがあります。
実は昨年メーカー団体の日工組が大正大学との産学共同調査を行いました。その名も「パチンコのイメージ向上を考えるプロジェクト」。主にZ世代の若者がパチンコやパチスロについてどう思ってるのかを調査し、その結果からイメージアップのための方法を考えていこう、というものです。
プロジェクトでは20代の「主にパチンコをやったことがない」人を対象に「パチンコのイメージ」をアンケート形式で答えて貰ったそうなのですが、そこで一番回答が多かったのは「ギャンブル」だったとの事。……これは仕方ない。じゃあそれを除外した場合のトップはなんだったか。はい、それが「うるさい」だったんですね。
というわけで、パチンコ・パチスロに関して、少なくともZ世代の若者は「うるせぇ」と思ってるのは、これはもう間違いありません。
さらにもう一つ。環境庁が発表する「騒音の目安」です。ここでは住宅地において「騒音」とされる基準を夜間で45デシベル以上と定義しており、目安でいうと「霊園」「美術館の館内」相当とされています。これよりうるさかったら「騒音」です。上を見ていくと「ファミレスの店内」で60デシベル。「バスの車内」で70デシベル。「ゲーセン店内」で80デシベル。そして目安の中で一番上に位置する、マックスうるさい場所として挙げられているのが「パチンコ店」で、数値としてはなんと90デシベルになっていました。もちろん工事現場とかカラオケ室内とかもっとうるさい場所はあるんでしょうが、わかりやすい目安としては一番上に挙げられとるという事です。
対応はどうなっとる
はいここまでうるさいうるさい言っとりますが、もちろん業界団体もただ手をこまねいて見てるだけではありません。
これももう既報なのでご存じの方も多いと思いますが、かねてより全日遊連(ホール団体です)は「お客や従業員が突発性難聴になるから音をちっちゃくしてくれ」とメーカー団体に対し要望書を提出しておりました。それに対し昨年12月、日工組と日電協は連名にて回答を送付。内容はざっくり、今後は85デシベル未満におさえるようにしていきます、というものでした。これをうけ全日遊連側も「音量設定機能の運用を見直し、騒音に努めるよう(各組合員ホールに)求める」としているので、つまりはデフォでマックス音量にするような運用は辞める方向で動いていく模様です。
個人的にはパチンコ・パチスロの音量は、いまの「音量2」くらいがマックスでも全然いいと思っています。もちろん現代の遊技機においては「音」も大切な要素のひとつなので聴こえないのは困りものなんですけども、正直「デカすぎる」よりは「聴こえない」ほうがまだマシだとすら思っています。最近はおじいちゃんですら機械の音量をまず下げるとこから遊技を始めてる姿をよく見ますし、この「小音化」の動きは、そうなって然るべきだよなぁと、そういう風に思ってます。
隣に音量マックスの人が座ったら対抗してマックスにするスタイル(ただし相手は耳栓装着なのでノーダメ)
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