【ぱちんこ 新・必殺仕置人S 】京楽のスマパチ第一弾!「仕置人」シリーズ最新作のスペックや演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回は京楽さんのスマパチ第一弾として注目の新台「ぱちんこ 新・必殺仕置人S」を試打してきましたので、スペックや演出はどんな感じだったかユーザー目線でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
新筐体はサプライズが盛りだくさん!
本機は「CRぱちんこ必殺仕事人V」以来約6年ぶりとなる新筐体での登場。スペックや演出はもちろんのことこの新筐体に注目している方も多いと思いますので詳しくご紹介したいと思います。
まずは特に注目度が高いであろうハンドルから。すでに情報をチェック済の方もいらっしゃるかと思いますが、本機の「レストハンドル」は従来のパチンコとは異なりパソコンのマウスのように上から掴む(包み込む)ような形で操作する形状となっています。
実際に打ち出している姿がこちら。従来のハンドルとは異なり手首を曲げる必要が無いことで疲労感が軽減されている印象を受けました。
ハンドルのバネ感はかなり軽めに設計されており、こんな感じで指で支えるような形で打ち出すことも可能。従来のハンドルより明らかに軽いので最初は違和感があるかと思いますが、これもまた疲労感の軽減に貢献していると思います。また、ストップボタンは手前部分に2箇所搭載。ハンドル自体は右側にあるので活用する方はあまり多くないかもしれませんが、左手で握った場合でも操作に支障のないように設計されていました。
お馴染みの「P-フラッシュ」や「Air-Vib」に加え、新たに「Air-Vib」の新パターンである「Air-Blow」、ハンドレストがバイブする新感覚の「Chance-Vib」予告を搭載。ハンドルを使用した演出の充実度は間違いなく現行機トップクラス…というかナンバーワン。操作感含めこの魅力を一度味わうと、他機種・他筐体では満足できなくなってしまいそうですね。
お次は個人的に一番嬉しかった変更点でして、本機では遂に音量&光量調整の物理ボタンを筐体自体に搭載!これまでは十字キーを操作してサブ液晶で音量&光量調整メニューを開かなければ変更できませんでしたからねぇ。本機ではどんな場面でもこのボタンを操作するだけでOK! ということで、普段から音量&光量調整を多用する方にとっては神進化といえるのではないでしょうか。また、スピーカー性能に関しても強化されているようで、今回の試打でも以前までの享楽系機種でたまに発生していた音割れのようなものが無くなっていると感じました。スピーカー部のデザインもオーディオ機器っぽくてめちゃくちゃカッコイイ。
新筐体の注目ポイントとして最後にご紹介するのは液晶の進化について。本機の液晶は27インチという超巨大液晶を搭載、そして複数の液晶を重ねた「マルチレイヤービジョン」により今までのパチンコとは別次元の迫力や臨場感を実現しております。
「スゲェ・・・」と感じた演出はいくつもあるのですが、とんでもないボリュームになってしまうのでここでは厳選して「問答無用鉄拳CRASH」をご紹介。前作を打った方であればきっとその進化に驚かれると思います。本機の演出はなんだか「奥行き」がスゴイなと感じたのですが、「マルチレイヤービジョン」は一番奥に液晶、その手前にギミック、そのさらに手前にもういっちょ液晶…という構造になっているのだとか。ギミックの奥と手前に異なるエフェクトを映し出すことで今までにない迫力や臨場感を表現できているのだそうです。
また、ここ数年は裸眼でも視認できる3D機能を搭載した機種が多かったのですが、本機は3D機能は用いずにそれ以上の迫力や臨場感を表現できている、というのがスゴイところ。今回は約4時間ほど試打を行いましたが目の疲労感は一切感じませんでした。
続いて盤面構成についてですが、まずは従来の機種に比べて全体的に釘の本数が少ないなというのが第一印象。そして通常時に影響のあるところだとステージが無くなっているというのが非常に特徴的です。結局はホールや台次第ではありますが、ステージからの入賞が望めない分これまでより多少シビアに見る必要はあるかも?
※上からスルー、電チュー(赤いプラ板)、アタッカー(赤いプラ板)
右打ち中に関わる盤面右側の構成はこんな感じ。やはりこちらもめっちゃ釘が少ないのですが、ここで注目したいのはスルー横にある溢しルート。本機は盤面右側の溢しポイントはかなり少なく、右打ち中の出玉に影響する部分はほぼここのみといっても過言ではありません。今回の試打ではST120回転を打ちっぱなしで消化した際の玉減りが10個~20個程度だったので元々はかなり優秀な造りだと思いますが、本機を実戦する際はこのスルー部分はチェックすることをオススメします。
ちなみに本機の右打ち(ラッシュ&時短)中の抽選は昨今一般的になってきている普図抽選タイプ。享楽さんの台でいうと「ぱちんこ 乃木坂46 トレジャースペック」と同じタイプですね。「始」の部分が普図作動口。この横には一応溢しルートがあるのですがほとんどそちらに玉は流れませんでした。スルー横の部分だけは要チェックですが、基本的には前作のラッシュよりも快適に消化することができそうです。
以上がギミック・盤面構成のレビューになりますが、この項目でここまでのボリュームになったのはおそらく初めて。ハンドル・液晶・ギミック・スピーカーetc...どこをとっても京楽のスマパチ第一弾を飾るに相応しい期待以上の進化を遂げておりました。
盤面構成においては気になる部分もありましたが、この新筐体の完成度の高さをもってすればそんなものも霞んでしまいますね。マジで新時代を感じたのでここは文句ナシの☆5つで!
覇権待ったナシ!?高い満足感を味わえる超優秀スペック
通常時
払い出し出玉 | 電サポ | 振り分け |
約2000個 or 約3000個 | ST120回転+死神チャンス | 約1% |
約400個 | ST120回転+死神チャンス | 約56% |
約400個 | 時短100回転+死神チャンス | 約43% |
本機は初当たり確率約1/349.9の一種二種混合機。すでに登場しているスマパチ(e機)と同じくもちろんCタイムも搭載されております。初当たりのメイン契機となる図柄揃い時の大当たり内訳はこちらですが、前作を打ち込んだ方ならメインの大当たりが450発→400発に減っていることに気がつくのではないでしょうか。しかし2000発 or 3000発+ラッシュ突入となるプレミアム的な振り分けの追加、ラッシュ直行の振り分けは50%→57%、そして時短&C時短による引き戻し込みでの実質ラッシュ突入率でも約64%→約74%。
これでもか!というくらい強化ポイントが多彩で、初当たり時の期待感は間違いなく本機の方が上回っていますよ。
通常大当たりでも100回転の時短がついてくるのはめちゃくちゃ嬉しいポイント。基本的なゲーム性は前作を踏襲しているので当然っちゃ当然かもしれませんが、昨今のトレンドを鑑みると時短は一切ナシもしくは回転数が削られるくらいは覚悟していましたからね…やっぱ「必殺」シリーズはこうでないと!
しかも本機では時短100回転で引き戻せなかった場合でも必ずCタイムに突入→1/5(20%)でラッシュ突入。初当たり確率が重くなっているので時短100回転のみでの引き戻し期待度は前作より若干下回りますが、Cタイム契機も含めた通常大当たりからのラッシュ突入期待度は前作以上。通常大当たり当選でもこれまで以上にワクワクできます♪
本機のラッシュ「真仕置CRASH」は電サポ120回転での大当たりを目指すロングSTタイプのゲーム性。ベースとなるゲーム性は前作の「真仕置CRASH」を継承していますが、右打ち中(時短含む)の大当たり振り分けは2000発ボーナスと1000発ボーナスが1:1と出玉のボリュームが大幅アップ、そしてST終了時は必ずCタイムに突入しラッシュ継続のチャンスというスマパチならではの新要素を追加!
唯一前作より劣っている点はラッシュのトータル継続期待度で、約85%(前作)→約84%へと若干ダウン。ここはできれば前作の継続率をキープしてくれれば嬉しかったのですが、実際問題1%程度であれば「前作より連チャンしづらいな…」と体感できるほどではありませんからね。大当たり時の出玉ボリュームが大幅に増加していることやCタイムによる新たな興奮を味わえる本機の「真仕置CRASH」は、間違いなく前作よりも魅力的なラッシュに仕上がっているといえるでしょう。
通常時~右打ち中まで全体の抽選を見て、前作より劣っているのは初当たり時のメイン出玉とラッシュのトータル継続率がわずかに減っていることくらい。これに対し強化されたポイントはラッシュ突入率、右打ち中の大当たり出玉、Cタイムの搭載…などなど挙げればキリがないくらい存在しています。「必殺」シリーズ伝統の通常大当たり時の時短100回転もしっかりそのまま(←超大事)。前作のスペックやゲーム性が好みだった方はもちろん、幅広いニーズに答える超優秀なスペックだと思います!!☆は5つで!
ワンランク上の映像美。通常時からワクワク感がスゴイ!
抽選システムはすでにご紹介しているので、こちらでは演出面をご紹介したいと思います。まず本機の注目ポイントである「マルチレイヤービジョン」は通常時から大活躍。例えば「必殺」シリーズではお馴染みの「真剣ギミック」。今までは物理的なギミックだったのですが今作では液晶ギミックになっておりまして、通常画面では液晶下部に表示されています。
この「真剣ギミック」の鞘が抜かれ…
「中村主水」が斬る! 歴代シリーズを打ったことのある方には馴染みのある演出の一つ一つが、「マルチレイヤービジョン」によって格段にクオリティが上がっています。写真だとあまり伝わらないかもしれませんが、今までの「必殺」シリーズもといパチンコ機の液晶演出とはちょっとレベルが違うなと感じました。これは絶対にホールで味わって欲しいです!
前兆含む予告演出~リーチ演出までの全体的な演出フローは前作を踏襲。前作含む「必殺」シリーズを打ったことのある方なら初打ちからすんなりと楽しむことができるでしょう。
ただ一つ気になったのはこちら。前作「ぱちんこ新・必殺仕置人」含めこれまでの「必殺」シリーズでステップアップ中の金ってありましたっけ?
僕が「必殺」シリーズを打ち始めたのは「CRぱちんこ必殺仕事人Ⅲ」から。擬似連後のステップアップ演出発生時は赤の泥棒かそれともゼブラか…というドキドキ感を10年以上味わってきたので、ここに金が混ざってしまったのは個人的にはちょっぴり残念でした。僕が認識できていないだけですでに他の「必殺」シリーズで導入されていたのかなぁ。
京楽といえば忘れてはならないのが演出カスタマイズ機能! 演出モードは「ノーマルモード」「先読みチャンスモード」「先読みチャンスモード(裏)」「真剣メーターモード」「メリハリ熱モード」「必殺シンプルモード」の6種類。特定演出のカスタマイズでは「Chance-Vibモード」「Air-Vibモード」「P-フラッシュモード」「プレミアムモード」の4種類が搭載されています。「赤(金)激熱モード」など前作に搭載されていた演出カスタマイズが一部無くなってはいますが、ユーザーからの支持が高い王道の演出カスタマイズは網羅そして「真剣メーターモード」など本機専用の演出カスタマイズも搭載されているので、きっと自分好みの演出バランスで楽しむことができるかと思いますよ。
演出フローや搭載されている演出は基本的に前作を踏襲していますが、「マルチレイヤービジョン」によって映像クオリティが格段に進化。初打ちの時なんかは特に一つ一つの演出に感動してしまうレベルだと思います! 個人的に唯一気になったのはステップアップ演出の金なのですが…これはどうだろう、もしかしたら僕の勘違いで今までの「必殺」シリーズでも存在したのならば他の方は気にならないかもしれません。全体的に見れば間違いなく前作以上、というか今まで打ってきたパチンコ機の中でもトップクラスのワクワク感を味わえたので、ここも☆5で!
出玉性能は大幅にパワーアップ!抽選システムの変化は一長一短。
「真仕置CRASH」は前作と同じく、電サポ120回転での大当たりを目指すロングSTタイプのゲーム性。右打ち中の実質大当たり確率は約1/76.1で120回転での大当たり期待度は約80%ですが、ST終了後は必ずCタイム(1/5でラッシュ当選)に突入するためトータル継続期待度は約84%(前作は約85%)となっています。スペック・ゲーム性の方でもレビューしていますが右打ち中の大当たり出玉増加やCタイムによる引き戻しの追加など明確に強化されたポイントがあまりにも多いので、1%程度の継続率の低下は全く気にならなかったですね。
ベースとなる演出は共通ですが、演出バランスの異なる「念仏の鉄(デフォルト)」「鋳掛け屋の巳代松(先読みチャンス)」「中村主水(Air-Blow告知)」の3種類から演出モードを選択可能。これに加え液晶メニューの方からも各種カスタマイズを設定可能…と、演出バランスに関する機能は至れり尽くせりですな。ただ最近は予告演出&リーチ演出も丸っ切り異なる複数のモードを搭載している機種が増えてきているので、それらに比べるとラッシュ中の演出ボリュームは少なく感じてしまいうかもしれません。
通常時と同じく全体的な流れは前作を踏襲。昨今はロングSTタイプといっても超高速タイプが大多数ですが、前作「ぱちんこ真・必殺仕置人」そして「必殺」シリーズの方と同じく予告演出~リーチ演出までの過程をじっくりと楽しめるゲーム性となっていますよ。もちろんこちらも各種演出のクオリティが劇的に進化。リーチ発展時のドキドキ感や大当たり時の高揚感は前作とは比べものになりません!
前作のラッシュ中と大きく異なるのが大当たり当選時。まず前作では10R(1500発)が60%、3R(450発)だったのに対し、今作では10R×2(1000発)と10R×1(1000発)が50%ずつ。最低出玉、最大出玉、平均出玉の全てにおいてパワーアップしております!
そしてここが注目ポイント。前作では液晶で図柄が揃った時点ですでにボーナス種別(ラウンド数)も決定していましたが本機は普図抽選タイプということでこのタイミングではまだボーナス種別は決定しておらず、図柄揃い後にスルー通過→電チュー入賞を経て決定します。「ぱちんこ乃木坂46トレジャースペック」と同じような流れですね♪
電チュー入賞後は大当たりが開始しアタッカーが開放。ここでついにボーナスが告知され、「仕置BONUS」なら10R×1(1000発)、「HYPER仕置BONUS」なら10R×2(1000発)となります。ただ、今回実戦した限りでは「HYPER仕置BONUS」がいきなり告知されることはほとんどなく、一度「仕置BONUS」が表示されてからお馴染みの「X斬り」が発生しての昇格告知がメイン。これがまためちゃくちゃカッコいいんだよなぁ…。アームレスト&ボタンのバイブも同時に発生しマジで脳汁が溢れ出ます。
ただこのゲーム性だからこその懸念点も存在。それは図柄揃い時点では大当たり種別が決定していない=ラッシュ中の演出による「HYPER仕置BONUS」演出などは存在しないということです。個人的には最近「ぱちんこ乃木坂46トレジャースペック」にハマっていますし電チュー入賞の瞬間に気合が入るゲーム性を非常に面白く感じているのですが、前作と比べるとやはりラッシュ中の演出法則性などの楽しみは多少減ってしまっていますね。
前作の「真仕置CRASH」をベースに演出・出玉性能共に素晴らしい進化を遂げており、間違いなく現行機トップクラスに魅力的なラッシュに仕上がっていると思います。ただ、最後にご紹介した普図抽選になったことによる変化は、ラッシュ(右打ち)中は演出法則を一番の楽しみに前作を打ち込んでいた方にとっては気になってしまうポイントなのかなと思います。いやホントめちゃくちゃ面白いんですけどね…ここはシビアに☆4つで!
この衝撃的な進化は絶対に味わうべき!
京楽のスマパチの初陣を飾るのは約4年ぶりのシリーズ最新作「ぱちんこ 新・必殺仕置人S」。スマパチの強みを活かしたスペックはもちろんのこと筐体や演出の進化も凄まじく、新たな時代の幕開けに相応しい一台でした。
これまでに登場していた機種はP機版のマイナーチェンジという印象が強かったのですが、本機の登場により今後のスマパチではいったいどんなスゴイ新台が出てくるのだろう…という期待感が一気に膨れ上がりましたね。今後も続々と新台が登場するので全てに触れる機会を作るのは難しいと思いますが、この台だけは絶対に一度は打っておくべきだと思います。☆はもちろん5つで!
今回のレビュー結果
演出でここまでの衝撃を受けたのは久しぶりでした。早くホールで打ちたい…!
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