【P弾球黙示録カイジ沼5～運否天賦～】高尾らしい個性が随所に存在！ラッシュのスペックや演出を試打レビュー！

こんにちは！　ななプレス編集部のパン君です。

高尾さんから登場する注目の新台「P弾球黙示録カイジ沼5～運否天賦～」の試打レビューをお届け！　スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「ラッシュ編」でございます。

本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください！

「P弾球黙示録カイジ沼5～運否天賦～」の解析情報はこちら

シンプル＆高性能ラッシュへ進化！

※1…大当たり+小当たり(1/73.47)の合算値。
※2…直突入75％と黙示録モード経由のRUSH突入を含めたトータル値。
※3…特図2大当たり発生時の継続率。時短10000回転(継続率99.99％)と時短77回転+残保留4回転(継続率74.52％)との合算値。

まずは本機のスペック表がこちら。今作のラッシュは歴代「沼」シリーズで最も馴染みのあるSTタイプのゲーム性。ラッシュ中の大当たりはオール10R×約81％継続とP機では最高峰の出玉性能となっております。

大当たり内訳

特図2

前作の「P弾球黙示録カイジ沼4 」はST中の大当たりに通常大当たり（時短突入）が存在する少し特殊なスペックでしたが、今作ではST中大当たり（オール10R）は全てST継続というスタンダードなゲーム性に一新されております。やはりSTタイプは大当たりを引ければラッシュ継続というのが醍醐味であり一般的なイメージですからね。前作の玄人好みなゲーム性も高尾さんらしくて嫌いではありませんが他のST機にはないストレスを感じてしまう場面もあったのでね…間違いなく今作のラッシュの方がより多くのユーザーに受け入れられるでしょう。

ST回数は77回転or 10000回転の2パターン。後者は言わずもがな次回大当たり当選濃厚となる振り分け（右打ち中大当たり時の24.7％）でして、これまでの「沼」シリーズにはなかった新要素です。

昨今の機種では次回大当たり濃厚だったり一撃3000発のような上位ボーナスが搭載されている機種は珍しくありませんが、これらが存在することによって通常STの期待感が著しく削がれてしまっている機種もしばしば。しかし本機はメインST（77回転＋残保留）でも大当たり期待度は約75％と十分に期待できる数値になっているのはかなり評価できるポイントです。

今作のラッシュはオール10R×継続率約81％というP機最高峰の出玉性能。次回連チャン濃厚（ST10000回転）振り分けとメインSTでの継続期待度のバランスが良く非常に満足感が高かったです。歴代「沼」シリーズと比較するとクセの少ないゲーム性になっており万人が楽しめるラッシュに仕上がっていますね。☆は5つ！

全パートで高尾の個性が爆発！

本機のSTは前半パート（残り77回～61回）、中盤パート（残り60回～1回）、後半パート（ラスト1回＋残保留）で演出が異なる3段階構成。まずは即当たりゾーン的な役割を持つ前半パートですが、こちらは「運否天賦RUSH」「スーパー沼RUSH」「黙示録RUSH（5連以降で選択可能）」という3種類の演出モードから選択可能となっております。僕の知る限りだと、メインパートではなく即当たりゾーンの方で演出モードが用意されている機種はけっこう珍しい気がしますね。

即当たりゾーンなのでいずれのモードも告知方法はかなりシンプル。ただ、「運否天賦RUSH」に関しては他の機種では見たことのないユニークな演出構成になっていました。ワンパターンになりがちな即当たりゾーンでここまで個性を発揮しているのはさすが高尾さんです。

一方メイン区間である中盤パート（残り60回～1回）は演出モードという概念はなく固定の演出で展開されます。演出ボリュームという観点では最も滞在率の高いメイン区間で演出モードが無いのは残念ながらマイナス要素かも。

この区間は豊富な予告演出＆リーチ演出が用意されており、大当たりまでの過程をじっくりと楽しめるSTタイプ王道のゲーム性。リーチ演出は本機の目玉である「実写沼リーチ」を中心にST中専用リーチも多数搭載されており、バリエーションは非常に豊富でした。残念ながら今回は確認できなかったのですが「アタッシュケース」による大当たり当選告知もある模様。これは初代から打っているファンには堪らない要素ですな！

そしてラスト1回＋残保留の最終パートですが、ここではなんと「P弾球黙示録カイジ5」に搭載されていた「利根川」の「土下座ギミック」を実写映像で再現。「僥倖穴」に玉が入れば大当たりor「レインボーZONE」突入というシンプルな告知ではありますが、今作は実物のギミックではないことを活かし「より攻めた玉の動き」を楽しめるとのことです。実際に今回の試打でも「その角度から入るの！？」みたいな物理法則を無視した玉の動きを確認。最終パート専用演出にするのはもったいないと感じてしまうくらい面白かったです！

今作のラッシュは3段階構成になっていることに加え、前半パートでは3種類の演出モードから選択可能。ラッシュの演出ボリュームは歴代シリーズ随一ですな。メインパートに演出モードがないのは残念な要素ではありますが、全パート高尾さんの個性が発揮しておりめちゃくちゃ面白かったので…ここは☆5にしちゃいます！

予告演出の重要度は低め？リーチにさえ発展すれば熱くなれる！

前半パートと最終パートに関しては特に語ることがないので、ここではメインパートの演出バランスについてレビューしたいと思います。まず予告演出に関しては保留変化、扉煽り（成功でリーチ演出発展）、キャラカットインの3種類がメイン。この中でも特に重要なのは扉煽り演出で、発生時の半数ほどはリーチ演出へと発展しました。特に他の強い予告が絡まずに発展することも珍しくありませんでしたし、「とにかく扉煽りさえ発生すればドキドキ…！」というわかりやすいバランスはかなり好みです。

逆にネガティブな印象を受けたのがキャラクターのカットイン演出。これが大当たりはおろかリーチ演出にも全然発展しなくてですね…単なる賑やかし的な演出になってしまっている印象を受けました。ただ、普通に考えればそんな無意味な演出は作らないと思うので、何か法則があるのかもしれません。残念ながら今回のレビューではどうしても減点対象となってしまうのですが、本演出が持つ本来の役割や信頼度といったところはいずれで公開されるであろう「なな徹」の解析情報をチェックしていただければと思います。

ラッシュ専用リーチ演出も多数搭載されていますが、メインとなるのは「実写沼リーチ」。この「実写沼リーチ」は通常時だとチャンスアップが発生しないとあまり期待が持てない印象だったのですが、ラッシュ中には関してはチャンスアップ無しでもバンバン大当たりに当選。最大のチャンスアップである「大本命クルーン」には1度も発展しなかったので、通常時とは全く異なる演出バランスに調整されているのだと思われます。

また、1度だけではありますがなんとノーマルリーチでそのまま大当たりするパターンも確認。これぞまさに僥倖…！めちゃくちゃ薄いところを引いてしまっただけの可能性もありますが、こういう意外性のある大当たりを経験するとめちゃくちゃ良い印象になりますな。

過剰とにかくリーチに発展さえすれば大当たりに期待できるという造りはもろに僕の好み。その一方で目に見えてわかりやすい激アツ演出があまり発生せず感情が大きく揺さぶれる場面があまりないので、人によっては退屈に感じてしまうかもしれませんね。ありきたりなSTとは異なる個性的な演出バランスに仕上がっているように感じたので好みは分かれるかもしれませんが…僕的にはアリ。☆は4つです！

ラッシュ中はカスタマイズ機能非搭載

演出モードは十字キーの中央ボタンで選択可能

本機は通常時だと「おすすめモード」「先読みチャンス」「シンプルモード」「プレミアアップ」というカスタマイズ機能を搭載。めちゃくちゃ種類が多いわけではないものの主要カスタムは一通り揃っているので、まぁ特に不満を感じる方は少ないかと思います。

しかしラッシュ中は残念ながら演出カスタマイズ機能非搭載。個人的には本機の演出バランスはかなり好みだったのでさほど気にはなりませんでしたが…これは厳しい評価をせざるを得ませんな。

カスタマイズ非搭載なので特に言うことはナシ。ラッシュの演出自体はかなり好みなので心苦しいのですが…ここは☆1で。

カスタマイズ機能さえ搭載されていれば☆5になりえた逸材

最後の項目だけ残念ながら最低評価となってしまいましたが…その他に関してはかなり満足感は高かったです。ここではけっこうスペック面の魅力を語ることが多いのですが、本機最大の魅力は個性に満ち溢れた演出面かなと。特に、バリエーション豊富な「実写沼リーチ」や「ファイナルチャレンジ」は全て実写映像で展開。玉の動きは実に数百パターンも収録されており当落ジャッジまでの時間もまちまちなので、リーチ発展時は毎回画面に釘付けになりますね。

演出バランスにおいても過剰な煽りが少なかったり、ノーマルリーチでの当選もあったり…と昨今の機種とは一線を画すかなり個性的な造り。ハマる人はとことんハマるラッシュに仕上がっていると思いまし、僕としてもかなり楽しめました！☆は4つ！

今回のレビュー結果

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初代がめっちゃ好きだったので「アタッシュケース」を見れなかったのが心残り