今度はすしざんまい!!あのTOYOMARUがまた色々な意味でスゴイことを始めたらしいので話を聞いてきた【エキスパート 業界の流儀 すしざんまい#1】

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これから陽の光を浴びる新台、今も記憶に残る名機、業界を震撼させるプロジェクト。それらに焦点を当て、作り手の想い、成功に隠された知られざるドラマの神髄に迫る「エキスパート~業界の流儀~」

今回は最新機種「Pすしざんまい極上」のリリースに当たり、その開発に注いだ情熱を聞き出すべく、エッジの効いた機種でお馴染みのメーカー・豊丸産業へ訪れたななプレス取材班。

名機かつ迷機の聖地、豊丸本社。不穏な天気はこれから始まる激しい取材の前触れだったのか…

取材班を待ち受けていたのは、本機の制作プロデューサー若林さんとまさかの「のばらちゃん」だった。

本機の開発責任者若林さん

なぜ「すしざんまい」なのか?

今回「Pすしざんまい極上」のリリースに当たって、なぜ「すしざんまい」なのか?という点についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

これについては、会社から「CR餃子の王将」の後継機を作りなさいというお題のようなものが与えられました。なので、「同じ飲食業界のコラボができたらいいな」と色々検討している最中に、たまたまそういうお話をいただきまして。すぐに検討を進めました。

すしざんまいさんは沢山の方がご存知ですからね!

知名度もそうですし、やっぱり木村社長の存在感というか、キャラクターが際立っていたところがあるので、「これは作りやすいな」と。それで、「もうこれはいくしかねぇだろ」という形で選ばせていただいたというか、モチーフにさせていただいたという感じですね。

こういう異業種のコラボレーションは、今回の場合ですと豊丸さんからすしざんまいさんのほうにオファーをかけたんですか?

王将さんの時には弊社のほうからオファーをかけさせていただきました。今回のすしざんまいさんの場合は、弊社の協力会社さんから「こういう話があるんですけど、どうですか?」というお話をいただきまして。それで「いいですね!」って流れですね。

元々、台の液晶など表示の部分をやっている会社さんからのお話だったので、当然ですけど色々な管理の部分だったり版元さんの監修だったりとか、そういった部分ですごくやりやすいなっていうところもあったので、今回はそういう経緯でやらせていただきました。

では、今回はその液晶の協力会社さんの仲介でこのプロジェクトがスタートしたわけですね。

表示部分を作っている会社さんからも色々提案をしていただけるんですが、その提案の中の1つに本件があった、っていう感じですかね。

ちなみに「CR餃子の王将」はドットだったけど、今回はドット風液晶なんですよ☆

今回のドット部分はドット風液晶だったんですね!

そうです。今回は液晶なんです。

ドットのようでドットでない、ドット風液晶

今回、かなりドットの解像度が上がったなと思ってましたが、液晶だったとは予想外でした。

液晶なんですが、ドット風に見せてあえてそういう雰囲気を出してみました。

なので、今までの「CR餃子の王将」を作っていたスタッフさんを、そのまま「すしざんまい」にスライドさせられると。企画、制作に至るまで全て同じスタッフでやらせてもらったという感じです。

木村社長からのダメ出し

「すしざんまい」がデジパチにならず、役モノ機となったのは何故でしょうか?

豊丸産業で「食べ物」といったら役モノ機のイメージが強いからですかね?

そうですね、だから役モノ機にしました。というのは建前でして、僕は普通のデジパチを作ったこと無いんで(笑)

実際にすしざんまいさんとのコラボで出すとなった時に、すしざんまいさんのほうからの提案やこだわり、木村社長からの指摘や意見などはありましたか?

まず、演出など色々と最初にネタ出しをするじゃないですか。その段階で僕のほうで絵コンテ描いて、「こんな感じでやらせてください」と言った時には特に何も言われませんでした。かなり寛容な形で受け入れていただきました。

ただ、実際に実機ができてから色々とお話をいただいたりしました。何点かあるんですけど、中でも特に印象に残ったのが、おかわりタイム中に「世界の救世主」って演出がありまして。カニとじゃんけんする演出なんですけど、そのじゃんけんの時にすしざんまいのポーズでパッと出すんです。

その時に、男と男の戦いをモチーフにしてるんで、カッコよく「すしざんまい!」ってすしざんまいのポーズを木村社長が片膝をついた形で作ったんですよ。そしたら、「正式なポーズはこれじゃない!片膝ついたらダメ!」ってご指摘を受けました(笑)

木村社長からは「木村社長ギミックの目をパッチリ開くよう」に言われたそうです

やっぱりポーズにはこだわりがあるんですね。

異業種コラボについて

続いて「異業種コラボ」についてお伺いします。実際にこれまで餃子の王将さんやソフトオンデマンドさんなど、色んな企業コラボレーションがあったと思いますが、「やってみよう」となったきっかけは何なのでしょうか?

単刀直入に言うと、「広告媒体としてのパチンコの可能性」ですね。

要は版権っていう形ではなくて、異業種の企業様をモチーフとしたパチンコの機械を作りますよと。それでパチンコユーザー様に対する広告を常に打ちませんか?というコンセプトなんですよね。これが実現すれば、メーカーとしても版権費用とかそういったものが軽減されたり、あるいは、版権費用そのものがかからずに知名度の高い機械が作れるんじゃないか。それがスタートですね。

それで、結果的に開発費用が安くなれば市場に安価で機械を提供できるという。そういう考えで始めたっていうところがそもそもの始まりです。

いわゆるアニメ版権だとアニメの版権元に対して使用料を払うという形だと思うんですが、こういう企業案件の場合だと、企業さんのほうも予算を持ち寄るような感じになるんですか?

それが、我々が望む理想ですよね。
最終的な理想は、パチンコでの広告宣伝の効果が完全に市場に認知されて、企業様側からコラボのご提案をいただいたり、宣伝広告費や開発費用の一部負担をしていただけるような形になれば、さらに面白くていいものが安価で市場に提供できるという。

それが巡り巡ってユーザー様にも還元されるっていうのが一番理想かな、とは思ってます。ただ、まだそこまでの実績には至ってないのかなっていうのが正直なところですね。

では、「CR餃子の王将」であったり今回の「Pすしざんまい極上」以降も、「異業種コラボ」は続けていかれるということで、他に狙っている業種などはあるんでしょうか?

それは色々と考えてます。そこら辺は景品コーナーなどを色々と見て、「何かいいものは無いかな」と、ネタ探しは結構してますね。

何をやろうとしても、ホールさんのユーザー層と親和性が高い業種を攻めていかないとしょうがないのかなとは思ってます。やっぱり親和性が低いと効果も少ないですし。

ホールさんのユーザー層にマッチする業種である必要があると。

王将さんとのコラボの場合は、「今日遅くなったから、帰りに餃子の王将寄って帰ろう」とかそういう感じになるじゃないですか。すしざんまいさんだと、「今日は沢山当ったから、お寿司でも食べにいこうか」っていう。そういったユーザー様の行動パターンに即すような形で作っていかないと、多分あんまり響かないのかな、なんて思ってますね。

そういうところで考えて予想すると、次に豊丸さんが狙っている業種も見えてくると。

そうですね。やっぱりそういうのを見越してお話をいただいたりとかもするんで、「こんなんも多分好きでしょ?」っていうところで狙ってきたりもするかもですね。

あと、キャラが立っているとか。作りやすいだろうなぁとか思ったら、「ちょっといってみようかな」っていうような感じになったりします。

でも意外性というところも重要ですね!

そう、予想当てられたら悔しいじゃないですか。やっぱり意外性も残しとかなきゃいけないんで。

今回のインタビューで何度も耳にする「意外性」。さすが意外性のメーカー!!

確かに、「すしざんまい」って聞いた時に何事かとは思いました。そして、豊丸さんだと聞いて納得もしました(笑)

よく言われるんですよ。「これを料理できるのは豊丸さんしかいないですよね」って(笑)
という点も踏まえまして、色々考えてるところではありますので、次回以降も注目していただければなとは思ってます。

異業種コラボとして「CR餃子の王将」のヒットがあったと思うんですが、それで次にいきやすくなった、とかある程度方向性が決まったり、などはありましたか?

意外かもしれないんですけど、王将シリーズって社内での評価が低かったんですよ。特に販売系の部署からは役モノ機っていうことで、「売りにくい」とか、「こういうのは需要ないんじゃないの」っていうような意見もあって、最初はアウェーな感じがありました。

ただ、「CR餃子の王将3」でそれなりの結果も出たことで、社内の評価も変わりましたし、市場の評価も変わってきたので、今はある程度作りやすいような状況にはなっているかもしれないですね


「すしざんまい×豊丸」という意外性ジャンルと意外性メーカーがぶつかりあってできた本機。その企画の始点、そして「企業コラボ物」が持つ可能性、と”意外にも”しっかりとした話からスタートした、今回のインタビュー。

次回からは、本機の開発に関してのこだわりに迫る!

「青い悪魔再び」「冥王じゃないアナゴ」「おじいちゃん、久しぶりに立ったね」
謎のキーワードしか出てこない機種開発エピソード。取材班は本当にパチンコの機種開発の話を聞いてきたのだろうか!?

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