立った!立ったよ!って何が立った!?TOYOMARUが毎度おさわがせします!【エキスパート 業界の流儀 すしざんまい#2】

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現在も絶賛稼働中である「CR餃子の王将」の正統後継機「Pすしざんまい極上」開発へのこだわりに迫る今回の「エキスパート」

豊丸産業の開発責任者、若林さんと豊丸公式キャラクターのばらちゃんを迎え、ユーザーを激しく一喜一憂させる役モノギミックのこだわりに迫る。

一番のこだわりは「バランス感覚」

「Pすしざんまい極上」開発責任者の若林さん。今回、彼のこだわりが火を吹きます

「Pすしざんまい極上」の開発についてお伺いします。
スペック面で気をつけたことやこだわりはなんでしょう?

一番気を使ったのは、遊技感を重視したバランスの部分ですね。

ギミックがメインの機械って大量出玉のイメージがすごく強いじゃないですか。当然その大量出玉を狙いにいくんですが、出玉が多ければ多いほど確率が重くなるんですよね(笑)

確率を重くしすぎちゃうと、今度は「なかなかデジタル回らない割に全然当らないよね」ってなって、「じゃあこれどうやったら当るんだ」ってなるじゃないですか。

この手のタイプは、大量出玉の部分もあるんですけど、それを「おかわり」で引き戻すっていうのが一つの魅力だと思うんです。確率が遠くなると当然引き戻しも難しくなるので、そのバランスなんですよね。

確率を軽くするのは簡単なんですよ。ギミック辛くしちゃえばいいんで。
ですが、ギミック辛くしちゃうと結局は回らなくなるんで(笑)

1回デジタル回すだけで、大変になっちゃいますからね^^

1回転させるのにすごい時間かかると、「なんだこれ」ってなっちゃうんで。その辺りは今まで「CR餃子の王将」とかで今まで蓄積されてきた知識や経験が役に立ってますね。

遊技感やバランスを損なわないように作ってみた結果がこれっていう感じですね。

だから、今回の「Pすしざんまい極上5700」は、CR餃子の王将3のメガ盛7000の確率とほぼ同じぐらいに確率を合わせてるんですよ。ここまでだったらおかわりに期待して打ってくれるだろうと。結果を出せた機械なんで、そこに合わせにいく。当然、デジタルが回る時間的な感覚も合わせにいってます。

なので、ユーザー様が受ける遊技感の印象っていうのは、CR餃子の王将3のメガ盛7000とほぼ同じになるように機械を作ってます。

では、今まで「CR餃子の王将3」を打っていたユーザーの人はそれに近い感覚で「Pすしざんまい極上」も打てるだろうと。

そうですね。

若林さんイチ押し!「茶柱ランプ」

続いて、色々と特徴的なギミックがあると思いますが、そのギミックで気をつけた部分やこだわりについてお伺いできますか?

個人的なこだわりだと茶柱ランプです。世界最小の可動部で最大級の価値というのを目指してます。

え?これって光るだけじゃなくて動くんですか?

動きますよ(笑)
真ん中の茶柱が立ったら大当り濃厚なんですよ。この小さいのがピコって。そういうバカバカしさにこだわってやってみました。

液晶上部の左右に付いてる「茶柱ランプ」中央の茶柱が立ったら大当り濃厚です

青い悪魔リターンズ

あと、マグロの尾ヒレですかね?あれが前の機種でいう包丁部分になるんでしょうか?僕たちユーザーからするとあそこの動きに一番イライラすると思うんですけど…

そうですね(笑)
それはあるかもしれないですが、それはそれで勘弁してくださいよっていう(笑)
あんまり甘くしちゃうと周りのところがね、アレだったんで。ちょっとそこの部分は…勘弁してください(笑)

包丁ギミックよりイライラ感は軽減されてるとは思いますよ♫

包丁ギミックの時より入りやすくなっているんですか?

いや…ちょっとすみませんっていう感じになってます(笑)

「CR餃子の王将2」の時に青いクリンクリンしてたのがあるじゃないですか。あれがすっごい評判が悪かったんですよ、市場で。「あの青い悪魔を作ったやつは誰だ」ぐらいの反応で(笑)

逆の意味ではすげぇイイ仕事しまくってたんですけどね(笑)
そういった反応を気にしてたら今回も青くしちゃったのがあって、「マグロだし青くてもいいよね」みたいな感じで(笑)

CR餃子の王将でいうところの包丁的なアレです。今回も一番のライバルになることでしょう

「青いイイ仕事するやつ」がまた出てきたっていう(笑)

「茶柱」が立つ音はアレが立つ音だった!?

茶柱ランプのところに戻りますが、茶柱ランプはやっぱり「どうしてもやりたい」っていうそういうこだわりがあってやってたところもあります。だから茶柱が立つ時のSEとかもだいぶこだわってます。

「茶柱ランプが動いた瞬間にやった」っていう感じですか?

はい。立ったら大当り濃厚なんで。でも音が鳴ったり光らなくても「なんか殺気感じるな」って思ったら、立ってるっていう演出も入れているので、気づかない時もあります。

いわゆる違和感演出みたいな?

そうですね。だからSEとかも、昔のドラマで聞いたことのあるようなSEにしています。

と、言いますと?

立った音ってあるじゃないですか。「ピロリロリン」みたいな。とりあえずあの音をイメージしてと指示を出しました(笑)

それをこちらのSEチームが再現した、ということですか?

SEチームが、「こんなのどうですか」っていう感じで。

あとは演出のパターンで、変動開始時に特殊な音が鳴ると立つというのも入れてます。もう言っちゃいますが、ニワトリが「コケコッコー」って鳴いたら立つっていうのを入れてるんです。

何故ニワトリなんですか?

やっぱり朝って感じがするじゃないですか。朝から打っていただきたいので、そういうのをこだわりで入れてます。

「立つ」ことに尋常ではない程のこだわりを見せてくれる若林さん。

それはスゴイこだわりですね。

でも、それはあくまで個人的な話なんで。プロジェクトとして作りましょうってなった時には、構造系のメンバーとかは「新しいギミックを作るなら今までにないギミックの動きや玉の動きを出したい」っていうので参加してます。

スタート段階でまず「今までにない新しいものをやりたい」っていうのもあり、案出しのところで「今回は当然真ん中のところに木村社長を置きましょう」と。で、「いつものこのポーズはマストだよね」っていう。そこからスタートして、じゃあ「何をやろう?何ができるか?」って色々アイデアを出していって出来上がったのが、これです。

尾ヒレギミックや大トロギミックの動きはちょっとありきたりかもしれないですが、マグロ解体ギミックに挟まれて入っていくときの動きは多分今までにないと思いますし、新しい動き、変わった動きっていうところでバランギミックも作ってみてはどうかっていう感じでしたね。

バランギミックはダイレクトで始動口に入れるためのものだったんです。バランの動きを変えて、確率をうまいこと調整できるようにって、色々試行錯誤しました。

マグロ解体ギミックの真ん中からステージの中心のところがモコってしているんですよ。元々はアイスの棒みたいな物があって、バランギミックがバンって弾いた時に棒と始動口との隙間に入らなきゃ始動口に入賞しないように、ちゃんと確率が出るようにっていう形で作ったんです。その後色々あって今の形になった感じですね。

こだわり要素が結集した中央部分。バランギミックの動きに注目のようです←バランギミックは向かって左のものしか動きません。

ちょいアナGOは国民的ゲームから!?

「ちょいアナGO」もなかなか斬新なネーミングですよね。その辺りについてもお伺いできますか?

ネーミングは僕がしたわけじゃないんですよね。

下のところに「始」って書いてあるじゃないですか。あそこの部分に構造系のデザイナーが勝手にシール貼ってたんですよ。「ちょいアナGO」って書いてある(笑)

テスト島に行ったらそれが貼ってあって、最初「なんだこれ!」って思いましたね。いつも訳わかんないの書いてくる子なんで、「またか」って思ったんですけど、よく考えたらちゃんと寿司ネタだし。

アナゴですからね(笑)

冥王様的な響きもなんかいい感じだし。だから、「これ業界的にウケがいいんじゃないかな」と思ったんで、「よし、これでいこう」ってその場で採用を決めましたね。

じゃあ出来上がった時にはすでに名前が決まっていたと。

決まってました。今回の質問を受けて、そのデザイナーの子に「なんでこの名前にしたんだ?」って聞いてみたんですよ。そしたら当時スマホゲームにハマっていたらしくて、穴にGOだから「アナGO」だなって(笑)

「冥王」とスマホゲームという売れる要素しかない「ちょいアナGO」入ると超気持ちイイらしいです

「何々GO」にしたかったのかな?

「何々GO」にしたかった!(笑)

あと、そのデザイナーの子は当時「CR悪代官 赤鬼X」とかも担当してて、「ちょい悪人」とかでボーナスを表現してたんで、「アナGO」に「ちょい」をつけたら語呂的にいいかなというのをパッと思いついてやったそうです。


役モノ台のキモとなるギミック。面白さ、バカバカしさだけでなく、ゲームバランス、遊びやすさなど、微に入り細を穿つようなこだわりを感じることができた。
ホールデビューした際には、ギミックのこだわりを是非、玉の動きで感じて欲しい。そして是非ホールで聞いて欲しい。「ピロリロリン」を。

次回は、「ウワサのドット風液晶」と「YOKODUNA SUSHI 楽団による豊丸の本気」に迫る!!

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